Pixel Foldのほぼフルスペック判明。完成度が高く超欲しい

先日にGoogle Pixel 7とPixel 7 Proを購入して開封レビューをしてみましたが思っていた以上に前モデルのデメリットがしっかり改善されておりかなりの完成度に仕上がった印象を受けます。

詳細は「Pixel 7とPixel 7 Pro 開封レビュー。発熱が想定以上に改善でめっちゃいい」をご参照下さい。またPixel 7 Proの満足度が高い理由としてPixelの周辺アクセサリーが充実してきたことでPixel自体の満足度がより高くなっている印象を受けます。

詳細は「Pixel 7 Pro 長期レビュー。これで約3万円ってめっちゃコスパいい」をご参照下さい。さて今回Evan Blass氏がGoogle Pixel Foldのほぼフルスペックについて言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

デザインを確認。

昨年の11月にはCADに基づいて作成されたレンダリング画像が公開されAndroidの内部コードから一部スペックもリークしていたので全体的なイメージができる状態でしたが今回より詳細が判明。

まずデザインを確認すると開いた状態における本体サイズは139.7×158.7×5.8mmです。

中華メーカーの折畳式機種は何方かと言えば正方形に近いメインディスプレイ採用しており国内でも発売されているGalaxy Z Foldシリーズは何方かと言えば縦長のディスプレイを採用。

横長のディスプレイを採用しているのは中国限定となっているOppo Find N2くらいと珍しい。

またプレス画像からも確認できるようにメインディスプレイの上下ベゼルの太さは気になるかも。そして閉じた状態における本体サイズは139.7×79.5×12.1mmであることが判明しました。

メインディスプレイ横長の形状からも閉じた状態においてもサブディスプレイは幅広になると予測できましたが横幅がギリギリ80mm以下と多くのユーザーにとっては持ちにくいサイズ感かも。

横幅が80mm近くあるのはGalaxy S23 UltraやiPhone 14 Pro Maxなど大型モデルのみ。

ただ個人的にはメインディスプレイはタブレットのような感覚で使えサブディスプレイは従来のスマホのように使えることが理想的だったのでPixel Foldのデザインはまさに理想的です。

先日にはGalaxy Z Fold 5のほぼ確定的なデザインがリークしており改めて比較してみると縦長過ぎるGalaxy Z Fold 5と横長過ぎるPixel Foldの差は一目瞭然という感じです。

特にGalaxy Z Fold 5は水滴型ヒンジの採用でヒンジ部分の隙間がなくなり厚みも13.5mmと現行モデルの15.8mmから大幅に薄型化されるとはいえPixel Foldは12.1mmと圧倒的に薄いです。

そして重さに関しては283gとなっておりXiaomi Mix Fold 2やGalaxy Z Fold 4などと比較するとちょっと重めです。先日発表されたHuawei Mate X3は折畳式機種でありながら239gとかなり軽くなっており折畳式機種のトレンドとして薄型化/軽量化がある中Pixel Foldはちょっと重めでvivo X Fold 2と同程度です。

Googleにとって初代であることを考えると仕方ないのかもしれず後継機種に期待です。ただPixel Foldはスペックだと分かりにくいですが思っていた以上に大きい可能性がありGalaxy Z Fold 5より明らかにデカいので仕方ないかも。

カラバリは白系のポーセリンと黒系のオブシディアンの2色展開で公式プレス画像を見る限りは光沢仕上げを採用している可能性。またバックパネルはGorilla Glass VictusにサイドフレームはアルミフレームとされておりPixel 7の質感に近い印象を受けます。

リアカメラはPixel 7シリーズと同じく並列型のカメラデザインでトリプルレンズカメラを搭載。サブディスプレイはパンチホールデザインを採用ですがメインディスプレイは上下のベゼルが太めで上部ベゼル部分にインカメラを搭載。

リークしていたレンダリング画像ではベゼルの太さがかなり気になっていましたが実機画像をみる限りはそこまで気になるような感じではありません。

ディスプレイを確認。

次にディスプレイを確認するとメインディスプレイは7.6インチで表示解像度は2208×1840で画素密度は380ppiと普通でリフレッシュレートは120Hz表示に対応と個人的には文句なし。

そしてアスペクト比は6:5と思っていたよりは正方形に近い感じでベゼルで調節されている感じ。また意外だったのがディスプレイ輝度は最大で1450nitsに対応とされておりPixel 7以上。

水滴型ヒンジを採用していることからもディスプレイの折り目は控え目の可能性もありますが今回の情報によるとUTGは採用せず初代Galaxy Foldのようにプラスチックレイヤーとしています。

翻訳ミスであれば幸いですが仮にUTG採用でなければディスプレイの手触りはよくないかも。

また水滴型ヒンジ+UTGの組み合わせだとディスプレイの折り目やシワは目立ちにくいですが水滴型ヒンジ+プラスチックだとどんな感じになるのか正直予測がしにくい状況にあります。

ちなみに折り目やシワが全くない機種は存在しないと思っており見る角度によって目立ちやすいかそうではないかの2択で今後どんなに技術が進化しても完全に折り目がなくなることはない可能性。

ただ今まで折畳式機種を使ってきて折り目やシワが本当に気になったのはGalaxy Foldなど折畳式機種が出始めた頃で今は慣れたこともあるかもしれませんあまり気にならないです。

なので個人的にはPixel Foldもそこまで心配しておらず気になっても手触りくらいでしょうか。

そしてサブディスプレイを確認すると5.8インチで表示解像度は2092×1080で408ppiです。Gorilla Glass Victusを採用していることからも耐久性は他のスマホと変わらずという感じ。

120H表示にも対応しており十分に快適に使える可能性が高くアスペクト比は17.4:9と独特です。Oppo Find N2でさえ18:9を採用している中Pixel Foldはさらに横長ということになります。

またディスプレイ輝度は最大で1550nitとなっておりPixel 7 Proより明るいディスプレイです。今回の情報では言及していませんがHDR表示で最大1000nitsになる可能性があり折畳式機種ですが十分に明るく見やすいディスプレイを採用している可能性。

また一部情報によるとメインはSamsungのM13と最新世代を採用との予測。

Galaxy Z Fold 5やiPhone 15 ProシリーズですらM12を採用すると予測されている中Pixel FoldはSamsung製のディスプレイの中でもかなり高品質なものを採用している可能性。

だからこそ余計にUTG不採用だったら残念に感じます。とはいえディスプレイのスペックはメインもサブもPixelの中では最強クラスに違いはないです。

基礎スペックを確認。

そして基礎スペックを確認するとAndroid13を標準搭載しておりTitan M2チップを搭載しています。なのでメジャーアップデートは3回にセキュリティアップデートが最大5年といつも通りの可能性。

発売されてからすぐにAndroid14のアップデートが配信される感じであとは他のPixelと同じです。容量構成を確認するとRAM12GBでストレージは256GBと512GBでSDカードスロットは非搭載です。

512GBモデルは現時点でカラバリに制限があるのか不明ですが地域で制限される可能性あり。ちなみにストレージはUFS3.1を採用としており他社が採用しているUFS4.0を採用していないです。

そしてGoogle Tensor G2を搭載。

一部情報によるとSamsungが5nmプロセスルールを採用した半導体の製造プロセスを大幅に改善したことからもGoogle Tensor G2もその恩恵を受けるかも。ただ現時点では不明で同じGoogle Tensor G2でもそこまでパフォーマンスに差が出るのか不明。

発熱など含めたチューニングがPixel 7シリーズと異なるのか不明でこれは今後のレビュー待ち。

バッテリー容量は4821mAhとしており事前情報ではGAalxy Z Fold 4以上で5000mAhには遠く及ばないとされていたことからも4500mAh前後かなと思っていましたが地味に大きめの容量。

筐体がかなり薄いことを考えるとこの容量のバッテリーをよく搭載できたなという印象です。充電速度は有線の場合は30Wとしており現状ではPixelの中で充電速度が激強です。

ただ残念なことにワイヤレス充電に対応しているか不明ですがPixel 7aでも対応と考えると個人的にはPixel Foldでもしっかり対応して欲しいけど確証的な情報は現時点でありません。

一方で電池持ちに関してはバッテリーセーブモードを使用して最大で72時間もつとしています。これはPixel 7シリーズと同じ表現でありディスプレイサイズが大きく異なる折畳式機種で同程度の電池持ちを実現しているなら御の字だと思います。

ただGoogleのアピール方法が一緒でも海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にするとPixel 7とPixel 7 Proでは大きくスコアが異なるため電池持ちも様子見という感じです。

Pixel 7シリーズよりディスプレイ輝度が高めで120Hz表示に対応しつつディスプレイサイズが大きいことを考えると過度の期待は出来ないかも。少なくともGalaxy Z Fold 4の101を上回る可能性は低くPixel 7 Proの83と同程度で御の字。

生体認証は側面に搭載された指紋認証に加えサブディスプレイのみ顔認証に対応しています。ちょっとややこしいかもしれませんが指紋認証は閉じている状態でも開いている状態でも使えますが顔認証は閉じた状態でしか使えません。

そしてPixel Foldの大きな特徴の一つとしてヒンジで現状最も耐久性のあるヒンジを採用とアピールしており個人的には防水防塵非対応だと思っていましたがIPX8に対応。

Galaxy Zシリーズのようなフレックスモードに対応しているのか不明ですがスペックだけで見れば他社から大きく見劣りすることはないように感じます。その他イヤホンジャックなしでステレオスピーカーに対応。

折畳式機種は筐体サイズが大きいため通常のスマホよりも放熱がしやくなりますがPixel Foldが実際にどうなるのか気になるところ。ちゃんとハイエンド相当のスペックに対応しておりあとは安定性の部分がどうなるのかだけです。

カメラを確認。

最後にカメラを確認するとリアカメラは48MP+10.8MP+10.8MPのトリプルレンズカメラを搭載。

リアカメラ 詳細
メイン 48MP quad pixel w/ 0.8 μm pixels on a 1/2″ sensor, ƒ/1.7 aperture, 82° FoV
超広角 10.8MP w/ 1.25 μm pixels on a 1/3″ sensor, ƒ/2.2 aperture, 121.1° FoV
望遠 10.8MP dual pixel w/ 1.22 μm pixels on a 1/3.1″ sensor, ƒ/3.05 aperture, 21.9° FoV

事前情報でメインカメラセンサーはPixel 7aと同じくIMX787を搭載すると予測されていましたが今回の情報では画素数が48MPの時点で異なりF1.7でセンサーサイズは1/2インチと地味に小さめ。

ただそれでもPixel 6aは1/2.55インチなので大きいことに違いはありません。超広角は最大121度の撮影に対応しておりセンサーサイズは1/3インチでF2.2のものを採用。

望遠はF3.05でセンサーサイズは1/3.1インチでペリスコープではありませんが光学5倍にデジタル20倍に対応とズーム性能はそれなりに頑張っている印象。AI超解像ズームに加えGoogle Tensor G2による画像処理でどこまで担保されているのか非常に気になるところです。

何より事前情報と比較するとセンサーサイズはかなり大人しめでカメラバンプの割には小さめです。そしてインカメラは2種類搭載しておりメインディスプレイは8MPでおそらくIMX355を搭載。

インカメラ 詳細
メインディスプレイ側 8MP with 1.12 μm pixels, ƒ/2.0 aperture, 84° FoV
サブディスプレイ側 9.5MP dual pixel with 1.22 μm pixels, ƒ/2.2 aperture, 84° FoV

メインディスプレイでビデオ通話やテレワークをやりたいと考えた時にもうちょっと質のいいカメラセンサーを搭載してほしかったように感じます。一方でサブディスプレイ側は9.5MPのSamsung製センサーを採用しておりDPAFに対応していることからも顔認証に対応しています。

カメラの画質としてもサブディスプレイ側の方がよくセルフィーを撮るならサブディスプレイの方が良い可能性が高くタブレットではセルフィーは撮らないという発想からきているのかもしれません。

発表/発売日を確認。

そして本体価格に関して256GBモデルは$1799で512GBモデルは$1919になるとの予測。執筆時点での為替で計算すると256GBモデルが約24万5200円で512GBが約26万1600円。

アメリカでの価格は消費税が含まれていないため256GBが27万円前後で512GBが29万円前後。ただGoogleが国内での販売価格を決定する際にどの時点で為替を元にしているか不明です。

流石にこの価格になると高過ぎなのでもっと頑張る可能性がありGalaxy Z Fold 4のキャリアモデルの価格よりは安くなる可能性があるのではないかと個人的には期待しています。

そして現地時間の5月10日に正式発表され発表当日にはGoogle Storeで予約開始。また5月30日よりキャリアなどから予約開始で6月27日より発売されるとの予測です。

Google Storeとキャリアで予約開始日が異なりますが国内ではどうなるのか不明です。またGoogle Storeにおいて購入特典としてPixel Watchがもらえる可能性があります。

ただ市場によって購入特典は異なることが多いので日本でも同じになるとは言い切れません。

まとめ

今回は有名なリーカーがPixel Foldのほぼフルスペックを明らかにしたのでまとめてみました。自分は2021年頃から早く発売されて欲しいと思っていたので絶対に購入する製品になります。

実際に使ってみないと分からないですが今年のメイン機種になる可能性があるくらい期待しています。

購入は待ち時間・手数料不要のオンラインショップがおすすめ!

 DoCoMoはこちらで! auはこちらで!
SoftBankはこちらで! 楽天はこちらで!

LINEMOはこちらで! ahamoはこちらで!
最新情報をチェックしよう!
>Gazyekichi VLOG

Gazyekichi VLOG

記事ではなかなか伝えることが難しい機種のスピーカーや動画の手ぶれ補正などをYouTubeでよりわかりやすくご確認できます。

CTR IMG