先日には売れ筋かつ廉価モデルの最新機種であるGoogle Pixel 6aの開封レビューをしたので詳細は「こんなスマホを待っていた。Google Pixel 6aは想定以上に丁度いいスマホ」をご参照下さい。
また先日にGoogle Pixel 7とPixel 7 Proを購入して開封レビューをしてみましたが思っていた以上に前モデルのデメリットがしっかり改善されておりかなりの完成度に仕上がった印象を受けます。
詳細は「Pixel 7とPixel 7 Pro 開封レビュー。発熱が想定以上に改善でめっちゃいい」をご参照下さい。さて今回GizChinaによるとGoogle Tensor G3はSamsungと共同開発をしていると報告しているので簡単にまとめたいと思います。
Exynos2300がベースに。
Googleは2019年頃から独自SoCの開発をしていたことを明らかにしておりSnapdragonからGoogle Tensorへ変更した理由としては既製品ではやりたいことの実現が難しくなったから。
Samsungと共同して開発してGoogle Tensorを生み出し今年では早くも3世代目になります。近年のハイエンド向けSoCは発熱問題を抱えていましたがSnapdragon 8+ Gen 1以降は徐々に安定。
もちろん本体の発熱対策次第の面もありますが中華メーカーを中心にかなり安定した印象です。
搭載SoCが全てではありませんがSamsungのプロセスルールを採用してサプライヤーとなったSnapdragon888やSnapdragon 8 Gen 1はハズレSoCとなっていたからこそSamsungが関わるSoCはどうしてもハズレSoCというイメージが強くやはり不安になってくるのはGoogle Tensorです。
執筆時点でExynos2300は正式発表されておらずリークで見る限りメインコアにCortex-X3を搭載との予測。そしてミドルコアとして4つのCortex-A715に高効率コアとして4つのCortex-A510を採用との予測。
また最新となる3nmではなくSamsungの4nmを採用しているとの予測。本来であればその年の1月から2月頃にSamsungは最新のExynosを発表することが多いため4nmを採用していても妥当。
仮に3nmを採用するのであれば来年初頭に発表されるかもしれないExynos2400からになると思います。これだけではGoogle Tensor G3がどうなるか判断できずGoogleがどのようにカスタマイズするか。
今のところCortex-X1を2つ搭載するという構成ですがGoogle Tensor G3ではCortex-X3を2つ搭載した上で4nmに変更されればパフォーマンスはかなり改善する可能性があります。
ちなみにSnapdragon 8 Gen 2などのメインコアはCortex-X3なのでGoogle Tensorから見れば2世代一気にジャンプアップすることになります。Google Tensor G2でGoogleは出来るだけ発熱を回避するために発熱がひどいとされてCortex-X2をあえて回避して古いCortex-X1を継続採用。
ただクロック数を上げてGPUを強化とパフォーマンスは改善されたとはいえGoogleは古いコアを採用してまで発熱を可能な限り回避しようとした経緯がありCortex-X3でGoogleの要件を満たすことができるのか楽しみで仮に2つ搭載すればベンチマークは100万点を超える可能性も。
不安しかない。
Samsungのモバイル部門は半導体部門が作り上げたExynos2300の取り扱いをキャンセルしたと言われておりモバイル部門はQualcommと共同してSnapdragon 8 Gen 2をGalaxy S23用に最適化した結果かなりの高評価。
また従来SamsungはグローバルモデルにはExynosを採用してアジアやアメリカなど一部地域ではSnapdragonを採用するなど発売地域によってSoCが異なるため当たり前ですがパフォーマンスに差がありユーザーからの不満。
これがGalaxy S23シリーズから改善されたといい流れになっている中モバイル部門がパフォーマンスの低さからキャンセルしたExynos2300をGoogleがカスタマイズするとはいえ採用するとなるとやはり不安に感じます。
やはり全ての物事そうですが基礎がしっかりしていなければどんなに頑張っても良くならないです。今年はSnapdragon 8 Gen 2の出来が良すぎるのかExynosが劣ってい見えるのは仕方ないかも。
一時期モバイル部門がキャンセルされたことから開発が中止になったと言われていましたが直近の情報では開発が継続していることが判明しておりGoogle Tensor G3がExynos2300をベースにしていることはほぼ確定だと思います。
Googleはそもそもベンチマークでハイスコアを獲得するためのチューニングをしていないことを明らかにしておりユーザーから見てもほぼ実感がないハイスコアよりも発熱の抑制や電池持ちなど安定性の方を特に近年SoCが不安定だったからこ重要視しています。
メインコアをCortex-X3を採用したとはいえパフォーマンスがかなり高いアーキテクチャだからこそどうしても発熱は避けられない状況に。なのでGoogleにはSoCと最適化だけではなく本体の方でも発熱対策を強化して欲しいですが実際に強化してくるか不明です。
先日リークしたPixel 8シリーズのデザインから現行モデル対比で僅かに薄型化していますが発熱対策用のスペースがよりなくなっている可能性も。
ゲーミングスマホや中華メーカーの最上位モデルのように原神をバリバリできるような感じにはしてこないと思いますが本体側の強化も必須で結局ハード面で強化がないとSoC頼りになるのでユーザーからすればより不安がます流れになります。
世代を重ねるごとにPixelの電池持ちは改善しているとはいえいつも参考にしている海外サイトのバッテリーテストで100超えを獲得しているのはミドルレンジかつSnapdragonを搭載しているPixel 5a 5Gのみで妥当の流れ。
Pixel 6シリーズは電池持ちが悪くPixel 7シリーズは改善したとはいえスコア的に見れば100以下なので電池持ちがいいとは言えない状況でGoogle Tensor G3の完成度次第では電池持ちが悪化する可能性も。
Snapdragon 8 Gen 2搭載機種の電池持ちがいい感じなのでここでPixelには遅れをとってほしくないところですがExynos2300ベースだと不安しかないです。
Samsung依存の現状。
現状TSMCに関してAppleやMicrosoftからの受注でかなり手一杯になっていると言われておりQualcommからSnapdragon 8 Gen 2の製造とてんやわんやになっている可能性があります。
その状況でGoogleが依頼するとなればTSMCもふんだくる可能性があり高くなる可能性があること。
またTSMCとSamsungの大きな違いとしてTSMCは基本半導体の開発と製造のみに対してSamsungは部門は違えどディスプレイやカメラセンサーにストレージなど多岐に渡るコンポーネントを開発していることがあります。
そのためか市場調査会社の分析レポートを見るとPixel 7 Proを構成しているコンポーネントの半分はSamsung製であることが判明しています。つまりSoC自体の安定性を求めてTSMCに切り替えるとトータルコストがSamsungに依頼するよりも増して製品価格が高くなる可能性あり。
ちなみにPixel 7aはインカメラもIMX712と予測されておりSamsung製のカメラセンサーはゼロ。Pixel Foldは望遠レンズとインカメラの一つがSamsung製と予測されていますがフラッグシップと比較すると少なめの印象です。
Pixel 7 Proで見ればメイン/望遠/インカメラはSamsung製です。
ディスプレイに関してはSamsung製を採用しておけば間違いないですがそれ以外はなんとも言えない。
この状況の中でGoogleは価格を優先してSamsung依存を貫くのかちょっとずつ他社のコンポーネントを採用するのか気になるところでPixelが値上がりするタイミングが転機になるかも。
まとめ。
今完全にいい流れとなっている中Pixel 8シリーズの失敗は許されないのでGoogle Tensor G3はチューニング含めてかなり頑張ってほしいところでPixel 8シリーズはやはり成功してほしい。
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