先日には売れ筋かつ廉価モデルの最新機種であるGoogle Pixel 6aの開封レビューをしたので詳細は「こんなスマホを待っていた。Google Pixel 6aは想定以上に丁度いいスマホ」をご参照下さい。
また先日にGoogle Pixel 7とPixel 7 Proを購入して開封レビューをしてみましたが思っていた以上に前モデルのデメリットがしっかり改善されておりかなりの完成度に仕上がった印象を受けます。
詳細は「Pixel 7とPixel 7 Pro 開封レビュー。発熱が想定以上に改善でめっちゃいい」をご参照下さい。さて今回9To5GoogleによるとGoogle Pixel Foldの簡易的なモックアップがリークしたと報告しているので簡単にまとめたいと思います。
ケースモデルがリーク。
2022年の11月から12月にかけて2人の有名なリーカーがPixel Foldのデザインをリーク。多少の違いはあれどほとんど一緒で今まで噂とまりだったPixel Foldがより現実味を増した。
そして今回海外のYouTuberがPixel Fold用とされているケースモデルを入手したとしています。今回ケースモデルとされていますがざっくりいえばモックアップの簡易版という感じだと思います。
また同氏によると寸法は正確である可能性が高いとしておりリークとおそらく一致すると思います。
まずリークしている本体サイズを確認すると158.7×139.7×5.7mmで重さは現時点で不明です。Galaxy Z Fold 4と比較すると全体的に大きくそしてより横幅があるという感じです。
リークしているスペックからも大きな特徴として本体の薄さでケースモデルを実際に測っても5.7mmで現在発売されている折畳式機種の中でもかなり薄い。ちなみにカメラバンプ込みでも8.3mm程度です。
閉じた時の厚みに関しては分かっていませんが12mm前後になる可能性が折畳式機種の中では薄い。また今回の情報でも折り畳んだ時にヒンジ部分に隙間が出来ない可能性があるとしています。
つまりGalaxy Z Fold 4のようにU字型のヒンジではなく水滴型のヒンジを採用している可能性。
Galaxy Zシリーズ以外の多くの機種は水滴型を搭載しておりU字型と比較するとヒンジ自体を薄型化できるというメリットがあるので折り畳んだ時の薄型化はもちろん本体の軽量化に繋がる。
またディスプレイに折り目がつきにくいというメリットもありますが逆にデメリットとして防水非対応。
SamsungはGalaxy Z Fold 5で水滴型+防水に対応したヒンジを搭載すると予測されておりSamsungが先行している感じで逆にPixel Foldは防水に対応していない可能性が高いとも言えます。
またレンダリング画像でも確認できることですが本体左上と右下それぞれにスピーカーを搭載。そのため縦向きでも横向きでもステレオスピーカーとして機能する可能性があることに言及。
実際にGoogleはどのようなタイプのケースを純正ケースとして用意するのか現時点で不明ですが今回リークしたケースモデルにおいてもその特徴的な本体の薄さを確認することができます。
ディスプレイを確認。
そしてディスプレイにも言及しておりサブディスプレイは事前情報通りなら5.79インチとの予測。表示解像度はFHD+で可変式120Hz表示に対応するとの予測なのでスペック的には十分だと思います。
同氏がケースを持っている限りではそこまで横長という印象ではなくやはりアスペクト比18:9に近い印象を受けます。ぱっと見の印象ですがGalaxy Z Fold 4のサブディスプレイほど縦長ではなくOppo Find N2ほど横長ではないという印象。
Oppo Find N2を実際に使ってみて縦幅があまりないことからも余計に横幅がかなりあるなという印象なので逆にPixel Foldは実際に触ってみるまでは何ともですが思っていたよりも横長ではないと感じるのかもしれません。
何より横幅も十分にあるためコンテンツが小さく表示され見にくいという感じにはならないかも。
また横幅があると片手操作する際の持ちやすさにも影響してきますがPixel Foldは折り畳んだ時もある程度薄い可能性があるので絶妙なバランスで持ちやすさ/片手操作とのバランスをとっているかも。
そしてメインディスプレイに感じて事前情報通りであれば7.6インチで可変式120Hz表示に対応。また直近の情報ではコストカットのためかGalaxy Z Fold 3より世代の古いディスプレイを採用かも。
今回のケースモデルによるとで上下のベゼルは5mm前後になる可能性があるとしています。
上部ベゼルにインカメラが配置されていることからバランスをとっての判断かもしれませんがベゼルだけを見ると太くてちょっと古臭く感じるかもしれません。
現にOppo Find N2と比較した画像を確認すると本体サイズの違いがある割にはディスプレイサイズはそこまで差があるように感じない。
いずれUnder Display Cameraを搭載してベゼルをスリム化するのか定かではありませんがそれはそれでディスプレイサイズやアスペクト比も変わってくるので難しいところのようにも感じます。
本当改めて確認するとOppo Find N2とsurface Duo 2の中間のようなデザインを採用している印象。
価格はそこまで安くはならない。
今回ケースモデルがリークしたことでよりサイズ感はイメージしやすくなった印象があります。Oppo Find N2ほど小さいわけではありませんがメインディスプレイもサブディスプレイも日常で使う上では特段癖がなくバランスがいいように思えます。
あとはGoogleがどれだけ完成度を高めることが重要かで事前情報通り$1799前後になるのであればそれなりのレベルは求められます。
Galaxy Z Foldシリーズのように最先端のディスプレイを採用した上でUnder Display Cameraにスタイラスペンに耐えうる耐久性などは求めていませんがディスプレイ輝度は比較的高めで見やすくディスプレイの折り目は水滴型ヒンジを採用するのであればそこまで目立たないことに期待しています。
おそらくサブディスプレイはGorilla Glass Victusを採用すると思いますがメインディスプレイはUTGを採用すると予測されていますがどこまでのレベルに仕上げることが出来るのか気になります。
たまにPixelはコスパが特徴だから折畳式機種も安くしないと意味がないとコメントを頂きますが簡単に価格で差別化できるのであればメーカーは苦労しないです。
またミドルレンジ仕様にして本体価格を下げるべきだとのコメントも頂きますがディスプレイの原価だけで10万円前後と言われている中15万円近くのミドルレンジがほしいと思うユーザーがどの程度いるのか正直疑問です。
フレキシブルディスプレイを大量生産できるメーカーはかなり限定的でほぼSamsungの独占状態です。そのため原価も下がりにくく高止まりしている感じ。
Googleはスマホメーカーとして見れば弱小で折畳式機種自体がフラッグシップシリーズでもないことを考えるとそこまで積極的に攻めるとは思えないので完全に赤字みたいな感じの価格設定にはしないと思います。
とはいえ後出しで完成度も低く高いとなると売れないのでGalaxy Z Fold 4などの$1799を意識している可能性。Samsungは今後折畳式機種が主力になると明言していることもありGalaxy Aシリーズに折畳式機種を追加する可能性があるとの予測。
つまり折畳式機種にミドルレンジが登場する可能性があります。
ただ他のメーカーは折畳式機種が主力になると考えているようには思えず無理はしてこないと思います。今後も当面は価格優先のユーザーはGalaxy Z Flipなどクラムシェル型がターゲット層でGalaxy Z Fold 4などブック型は高単価モデルが継続すると思います。
よほどライバル機種が出て技術が成熟して製造コストが下がらない限り折畳式機種が劇的に安くなることはないと思います。
折畳式機種はその形状からも内部スペースが通常のスマホより制限されがちで搭載できるスペックもある程度制限されているように見えますが立ち位置としてはハイエンドモデルに違いはない。
なので10万円前半の価格に期待している人もいますが通常のハイエンドモデルが15万円以上になりつつある中折畳式機種が10万円前半になる可能性があるのはクラムシェル型だけだと思います。
ブック型に関しては国内で見れば20万円以内になることができれば御の字のようにも感じます。
まとめ
一部情報によるとPixel Fold用のディスプレイは第2四半期まで生産されないと予測されておりPixel Foldは5月の発表ではなく再び延期されて第3四半期以降になる可能性があります。
ただ2021年から何回も延期を繰り返してきたのでここまできたらいつまでも待ちたいと思います。ただ延期されたんだとすればPixel 8シリーズと同じくGoogle Tensor G3を搭載するのか。
またコードネームも変更されるのか。いつもだと延期され場合にその理由も一緒にリークしますが今回の場合は理由が不明のためGoogleは何がネックに感じて延期したのか不明な状態です。
ただ想定以上にGalaxy Z Fold 5が進化しそうな情報があるので中途半端な完成度だと霞みます。まだ個人的には5月の発表説を諦めていないのでこれからも情報をチェックしたいと思います。
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