Galaxy Z Fold 4の開封レビュー。Z Fold 3から本当に変わった?

先日にSamsungはGalaxy Z Fold 4とGalaxy Z Flip 4を正式発表しており合わせてGalaxy Buds 2 ProやGalaxy Watch 5シリーズも発表するなど下半期の新製品に関してもかなり充実している印象です。

詳細は「何が変わったのか徹底比較。Galaxy Z Fold 4とZ Flip 4が正式発表」をご参照下さい。また先日には主要地域におけるGalaxy Z Fold 4やGalaxy Z Flip 4の価格が判明しておりベースモデルは前モデル対比で据え置きという感じです。

詳細は「一部市場では値上がり!?Galaxy Z Fold 4の一部地域における価格」をご参照ください。さて今回韓国版のGalaxy Z Fold 4を購入したので開封レビューをしてみたいと思います。

開封をしてみた。

当初は話題性だけで購入していたGalaxy Zシリーズですが気が付けば初代から購入しています。初代Galaxy Foldに関しては発売がauだったこともありそのためだけにauを契約したくらい。

そして自分の中で完全にハマったきっかけになったのがGalaxy Z Fold 3で何だかんだ3台購入。最新作となるGalaxy Z Fold 4も非常に楽しみにしていてまず開封をしていきたいと思います。

化粧箱は前モデルと同様に電源アダプターがカットされていることもあり化粧箱は薄めです。

付属品も最低限となっておりUSB-CケーブルにSIMピンに説明書と簡素。なので合わせてアクセサリーもユーザーによっては購入した方がよく自分は今回純正ケースをまず購入しました。

スタンドになる純正ケースで本体のカラバリに合わせてケースもサンドを選択。

質感はもちろん高く何よりメインディスプレイでコンテンツを見ることが多く常に持っているのは面倒なのでスタンドありの方が便利です。

また今すぐ使う予定はありませんがサブディスプレイ用のガラスフィルムも購入しています。サブディスプレイには初期フィルムが装着されていますが自分の使い方だと角の部分がすぐに傷がつくことが多いのですぐに張り替えられるように購入。

貼り付け用のガイドもついているので貼るのも楽です。基本屋内ではケースをつけたくない人間なのでケースをつけっぱなしのユーザーと比較すれば傷がつきやすいんだと思います。

また注意点としてメインディスプレイ用のフィルムがサードパーティから発売されていますが張り替える場合は自己責任になります。

サブディスプレイに貼られている初期フィルムとは異なりメインディスプレイに装着されているフィルムはディスプレイの一部扱いなので剥がしてしまうと動作保証対象外になります。

メインディスプレイのフィルムを張り替えたい場合は基本修理扱いになります。

デザインを確認。

次にデザインを確認していきたいと思います。今回購入したのはベージュっぽく見えるサンドです。他に定番のブラックに新色となるグレーグリーン。

また市場限定かつオンラインショップ限定になるブルゴーニュの4色展開になりますが自分が一番ピンと来たのがサンドだったのでサンドを購入。Galaxy Z Fold 3の時の日本では未発売のシルバーも良かったですがサンドの方がより好み。

まず本体上部。

次に本体側面を確認すると音量ボタンに電源ボタン。そしてSIMトレイを確認することができます。

そして本体下部にUSB-Cです。ボタンの位置などは特段前モデルから変更がありません。

本体サイズを確認すると開いた状態と閉じた状態において僅かに薄型化。

ただ閉じた状態において横幅がほぼ一緒でありながらもサブディスプレイのアスペクト比が変更に。

前モデルは25:9だったのに対してGalaxy Z Fold 4では23:9となっていることから僅かに横長。現にユーザーから不満も多かったですが23:9に変更されたことでディスプレイがより大きく表示。

また文字入力含めてかなりしやすい。スペックでは大して差がないように感じ実際に比較しても大きな差がないように感じると思いますが今までGalaxy Z Fold 3をガッツリ使っていたこともありかなり違いを感じます。

新規で購入するユーザーへ向けてのアピールポイントではなく既存ユーザーが地味に嬉しい改善点になります。ヒンジ部分においてもまだまだ分厚い印象ですが確実に薄型化。

Samsungはヒンジの薄型化/軽量化に注力していることを明らかにしていますがGalaxy Z Fold 4は薄型化というよりは軽量化の方がしっかり分かる感じでまだまだ通常のスマホと比較すれば重い。

けどGalaxy Z fold 3と比較するとかなり軽くなっていることを確認できます。

またカメラ部分は搭載しているセンサーが大型化していることもあり大きい。個人的にざっくり見てサイドフレームが光沢感のある質感に変更されたのは残念ですが全体的にはかなりいい感じです。

特にサブディスプレイの変更で閉じている状態でもよりスマホらしく使えるようになったのが嬉しい。

ディスプレイを確認。

次にディスプレイを確認したいと思いますがスペック的にみれば大きな違いはないです。先ほどの話とも重複しますがメインディスプレイはサイズは一緒でもアスペクト比が変更に。

また改善されたUTGを搭載しておりSamsungの発表によれば20万回以上の折りたたみでも破損せず。

さらにディスプレイを開いた状態でも破損しにくくなったとしていますがこれは状況によります。個人的には外気温によって表面に装着されているフィルムが浮くなりダメになりやすいイメージがある。

なのでこの辺がどの程度改善されているのかスペックだけだと分からないので気になるところです。メインディスプレイには前モデルから引き続きUnder Display Cameraを搭載。

カメラの画素数は変更がありませんがディスプレイの画素密度が変更されており目立ちにくくなったとされています。ただ実際に確認してみるとまだまだ目立つ印象でパンチホールよりはマシですが違和感はあります。

またヒンジの改善とUTGの改善に伴いディスプレイの折り目やシワは僅かに目立ちにくくなっています。というか折り目の横幅が改善したという感じで折り目自体の深さはそこまで変わっていない印象です。

サブディスプレイに関してもアスペクト比の変更でそれに伴い表示解像度も僅かに変更されています。

めちゃくちゃ変わるわけではありませんがサブディスプレイが見やすくなったことに加え文字入力もしやすくなったのはやはり便利でこれだけでも買い替えて本当に良かったと思うくらいです。

あとアプリ側の問題もあると思いますが例えばYouTubeの検索画面を開くとGalaxy Z Fold 3では無駄に一つ一つが大きく表示されますがGalaxy Z Fold 4では全体がかなり見やすくなっている。

横幅が違うことも影響しているのか不明ですがアプリによっては無駄に大きく表示されないです。

ただ一方でYouTubeを再生してみるとコンテンツ次第だと思いますがアスペクト比の変更に伴いコンテンツの大きさも違うと思いきやほとんど差がないくらいの違いしかない感じです。

なので動画を見る時などへの影響はほぼないと考えた方がわかりやすくあとはアプリの最適化次第。Gorilla Glass Victus+を採用しておりバックパネルと共に耐久性は最高クラスです。

防水規格はIPX8に対応しておりディスプレイとバックパネルの耐久性が改善した分本体全体で見た時の耐久性は改善しておりそれで薄型化に軽量化というのはすごいですよね。

ちなみにSamsungは水滴型のヒンジを採用せずXiaomi Mix Fold 2のヒンジ程度まで薄型化を目標。防水を維持した状態での薄型化で相当大変だと思いますが今後2年が一つの目処になるみたいです。

あとヒンジですが動画では伝わりにくいため素材を撮っていませんが開閉は僅かに滑らかに。Galaxy Z Fold 3はちょっとつっかかりがありますがGalaxy Z Fold 4ではよりスムーズに。

基礎スペックを確認。

そして基礎スペックにおいて確認したいと思います。アップデートサポート期間はメジャーが4回にセキュリティが5年と共通なので単純に後から出たGalaxy Z Fold 4の方がサポートが長いです。

ただ情報が追い切れていませんが国内においては海外版と同様のサポート期間が保証されるか不明です。自分が把握している限りだとGalaxy S22などは海外版より1年ずつ短い可能性があります。

またGalaxy Z Fold 4はAndroid12Lを搭載しておりタスクバーが基本表示されています。アプリの切り替えも早く結構便利。ただ既存機種も今後アップデートで対応する可能性があります。

容量構成はRAM12GBは共通。ただGalaxy Z Fold 4は発売地域によって1TBモデルが存在。Samsung USAで見ると$2100前後という感じで高いです。ただSDカードスロットを搭載していない。

なので外付けのアダプターやクラウドサービスを使いたくない人は大容量モデルが選択肢になります。そして搭載SoCは約2世代離れておりGalaxy Z Fold 4は最新のSnapdragon 8+ Gen 1を搭載。

Galaxy Z Fold 4ではぱスタンダードモードと発熱や消費電力を抑えるライトモードに対応。まずスタンダードモードでベンチマークを3回連続で回してみました。

ベンチマークをまわした時もそうですがやはり負荷をかける本体は結構熱くなるなという印象です。

カメラのサンプル撮影していた時もGalaxy Z Fold 3と同程度は熱くなっていた印象です。今回のベンチマークでみると興味深いのは内部温度がGalaxy Z Fold 4の方が高くなっていること。

ただ一方でベンチマーク中に触ってみるとどちらも熱くなることに違いはありませんがGalaxy Z Fold 4の方がまだちょっとマシかなという印象です。少なくともSnapdragon 8+ Gen 1だから安心と評価するのは難しいです。

自分はゲームをやらないためパフォーマンスの持続性とか気にならないのでライトモードでいいかも。ちなみにパフォーマンスモードとライトモードではベンチマークでみた場合2割近く差がある感じ。

ただ2割下がってもSnapdragon888よりは優秀なので電池持ちなどを優先するならライトモードです。

またバッテリー容量は同じで充電速度も一緒。Galaxy Z Fold 4はSnapdragon 8+ Gen 1に電力効率が改善されたディスプレイを採用しているため海外サイトを参考にすると評価は上々。

自分はまだ数日しか触っていないことに加え最適化が終了していないからそこまでの恩恵を受けてないですが少しでも電池持ちが良くなっていることに期待しています。

自分の使い方だと前モデルは午後の7時頃には電池残量が20%以下の事が多く1日持つ感じではなかったので。

また生体認証に関してはメインでもサブでも顔認証。そして電源ボタンに統合された指紋認証。指紋認証は自分の手持ちで見るとGalaxy Z Fold 4の方が認証してからホーム画面を開くのが早い。

けど認証自体を失敗することがちょっと多い感じで正直なんとも言えない感じです。次に音量を50%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。

実際に聞いている感じだとGalaxy Z Fold 4の方が音量が僅かに大きく聞こえる感じで音圧が改善したのか音の輪郭がよりはっきりして聞こえますがめちゃくちゃ差があるという感じではない。

少なくとも音量50%にすると狭い室内ではちょっとうるさいくらいの音量なので十分です。

カメラを確認。

そして最後にカメラですがメインカメラセンサーが刷新されており50MPと大幅に高画素化。Galaxy Z Fold 4はメインカメラセンサーかつアスペクト比4:3の場合のみ50MPモードに対応。

その他光学式3倍ズームでデジタルは最大30倍ズームに8K撮影にも対応しています。Galaxy Z Fold 4は1倍のみ50MPモードで写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

まずGalaxy Z Fold 3の超広角で撮影。

次にGalaxy Z Fold 4で撮影。正直そこまで差をを感じない。

1倍で撮影。

次にGalaxy Z Fold 3の1倍で撮影。

そしてGalaxy Z Fold 4は50MPモードで撮影。ちょっと意外だったのが前モデル対比で色味が落ち着いていること。Galaxyのカメラは不自然なほど派手目に加工されるイメージでしたがGalaxy Z Fold 4の方がまだ現実寄りの色味を採用しています。

次にGalaxy Z Fold 3で撮影。

そしてGalaxy Z Fold 4で撮影。接写の場合色味はそこまで変わらない印象です。ただ50MPモードの場合シャッターボタンを押してから保存されるまでのタイムラグが発生しやすいので手ブレの発生につながります。

望遠で撮影。

次にGalaxy Z Fold 3の2倍で撮影。

同じくGalaxy Z Fold 4でも撮影。Galaxy Z Fold 4の方が色味がちょっと派手な印象ですが全体的にくっきりしている印象。

次にGalaxy Z Fold 3の10倍で撮影。

Galaxy Z Fold 4の10倍がめちゃくちゃいいかと言われれば微妙ですがGalaxy Z Fold 3と比較するとしっかり改善されていることを確認することができます。

またポートレートモードはやはり最短撮影距離は長めで撮影のしにくさはあまり変わっていないです。むしろGalaxy Z Fold 3の方がシーンによってはまだ綺麗に撮れているなという感じも。

まだまだ試し切れていませんがズーム撮影以外はスペックほど進化したという感じではない。Galaxy Z Fold 3と比較して色味はより好みが分かれる仕上がりになった印象です。

まとめ。

すでにFCCの認証情報からもauとdocomoからそれぞれGalaxy Z Fold 4とGalaxy Z Flip 4が発売される可能性が高くGalaxy Z Flip 3の14万円にGalaxy Z Fold 3の約24万円が一つの目安。

高単価の折畳式機種を毎年買い換える人はないと思いますがGalaxy Z Fold 3からGalaxy Z Fold 4にわざわざ買い替えるほどの進化ではないように感じ自分のように折畳式機種がかなり好きな人以外は今後安くなる可能性があるGalaxy Z Fold 3でも十分に感じます。

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