今年の後半に2世代目のGoogle Tensorを搭載して正式発表されると予測されていたGoogle Pixel NotePadが再び延期されたと予測されています。詳細は「もう嫌だ。Google Pixel NotePad。また延期されたかも」をご参照下さい。
また先日にはGoogleの売れ筋である廉価モデルの最新機種であるGoogle Pixel 6aの開封レビューをしてみたので詳細は「こんなスマホを待っていた。Google Pixel 6aは想定以上に丁度いいスマホ」をご参照下さい。
さて今回9To5GoogleによるとGoogleがPixelに対してAndroid13の配信を開始したと報告しているので簡単にまとめたいと思います。
アップデート対象機種。
まず記事執筆時点でAndroid13の本配信が開始したのはPixel 4シリーズ以降のPixelのみです。
SamsungなどはAndroid13をベースとしたOneUI5.0のパブリックβ版の配信を開始していますが最初の配信機種となるGalaxy S22シリーズの本配信は10月以降になると予測されておりまだ先の話。
おそらくですが各メーカーの最上位モデルに関しては年内に配信が開始されその他の対象機種は年明け以降に順次配信されていく感じかもしれません。
個人的に好きなXperiaにおいてもXperia 1Ⅳは年内に配信される可能性がありますがこれはグローバルモデルの話でキャリアモデルは年明けになるかもしれません。
結局メーカーの頑張り次第の面もありますが現時点で全Androidの中でAndroid12が動作している端末は全体で13%程度しかないのでまずはAndroid12が今後どれだけ普及するかだと思います。
端末数が非常に多いことからも仕方ないですがAndroidは最新OSの稼働率がかなり低いのが課題です。
ちなみにPixelにおいてPixel 4シリーズはこれが最後のメジャーアップデートでおそらくですが12月に配信されるセキュリティアップデートが最後のアップデートで2022年はちょとイレギュラーがあったのでPixel 3シリーズにPixel 3aシリーズ。
そしてPixel 4シリーズと合計6機種が終了です。日本で初めてPixelが発売されたのがPixel 3シリーズなのでアップデートサポート期間を考えると今年中にはPixel 4シリーズユーザーまで含めて買い替えるのが理想かなという感じです。
アップデート前の注意点。
そして今回配信が開始されたAndroid13を確認したいと思います。Android13では修正点含めると合計で150近くの変更点がありまたPixel 6a含めたPixel 6シリーズユーザーが注意すべきはAndroid13にアップデートした後にAndroid12のダウングレードすることが出来ないことです。
通常であればサイドローディングすることでダウングレードが可能ですが今回から変更されたみたいです。
Google Tensorを搭載したPixelにとっては初のメジャーアップデートであり不具合やバグが多発する可能性もあるので慎重派の人はしばらく様子見をした方がいいかもしれません。
ただ一方でAndroid12の時から始まった四半期ごとのβ版も9月から開始予定となっており12月に配信されるFeature Dropまで最初の一区切りとして継続するので昨年より安定するのが早いかも。
今回の動画では150個全てを見ていくわけにいかないので個人的に気になるポイントのみを確認します。
指紋認証の改善。
まず一つ目として昨年からずっと話題になっていることでもありますが指紋認証の改善です。特に画面内指紋センサーを搭載したPixel 6シリーズでは個体によってはかなりネックになっている印象。
Android13では生体認証に関して合計10個の項目が改善されており例えば特定の状況で指紋ロック解除中にアプリがクラッシュする問題や指紋アイコンが画面上に残る問題などの改善。
さらに認証速度や認証精度など全体的な安定性や信頼性の改善。また様々な照明条件での改善に指紋の登録のしやすさを改善という感じ。アップデートに項目があるからといって全ての端末で均等に改善される感じではなく個体差があります。
逆に今まで不安定だった個体こそアップデートにおける改善をより実感しやすい可能性があります。
特にPixel 6aは月ばい前から他人の指紋でロックが解除できるなど一部個体に不具合が発生していたのでAndroid13で指紋認証全体がしっかりと改善されたのは非常に嬉しいことだと思います。
タスクバーの追加。
次に2つ目としてタスクバーに6のアイコンスロットが追加になったこと。この機能自体はAndroid12Lで実装されていますがAndroid12Lでは5つのアイコンだったと思いますがAndroid13では強化され6つになった感じです。
これがAndroid12Lの全てではありませんがAndroid12Lを標準搭載したGalaxy Z Fold 4でもアピールされていた機能がAndroid13では標準搭載の形です。横画面はもちろん縦画面の状態でも表示可能。
またPixelで表示可能で今後登場するPixel NotePadやPixel Tabletでも共通して対応する流れに。ちなみにこのタスクバーを使いたい場合都度スクロールさせる必要はなく追従型のUIが採用されています。
もともとAndroid12Lはタブレットや折りたたみ式機種だけを最適化させるためのバージョンではなく大型ディスプレイを搭載した機種に最適化させるためのバージョンでありAndroid13でも継承されています。
このことからも余計に今後Android13Lが登場するのか。それともAndroid12L一世代で終わりなのか不明。少なくとも記事執筆時点ではAndroid13Lは発表されておらず今後の動向が非常に気になるところです。
例えば今後登場が期待されているPixel NotePadはAndroid12Lを標準搭載なのかどうか。また他社になりますがGalaxy Z Fold 4は今後Android13Lが登場するまでアップデートがないのかなど。
アプリごとの言語設定。
そして3つ目としてアプリごとに言語設定が可能になること。多言語を使うユーザーにとっては嬉しい機能ですが個人的にこの機能が嬉しいと思うのがXiaomiの中国版を使う時。
以前のXiaomi 12S Ultraの記事で触れさせて頂きましたが完全に日本語で使いたい場合アンロックした上でROM焼きが必要になります。ただ仮にMIUIでこの機能が潰されないのであればKindleだけを日本語表示できればかなり便利に。
Xiaomiの機種を使うまで知らなかったのですがKindleの言語は本体の言語設定により決定されKindleのみ言語を変更することが出来ない。
中国版に関しては中国語か英語しか選択できないため普段日本語版のKindleで購入しているコンテンツを一切表示出来ないのが最大のネックという感じでした。
これがMIUIのアップデートで対応してくれればXiaomiの中国版でもかなり汎用性が高くなります。全体的には何か大きな新機能が追加された感じではなくデザインの一部変更などマイナーアップデートです。
その中で個人的に気になったのが大きくこの3つという感じでセキュリティアップデートの特大版の印象。
不具合の改善。
その他Android13で気になっていた部分も改善されておりバッテリー関連で見ると充電が100%になる前に充電が停止する問題や特定の条件下でワイヤレス充電が正常に機能しない不具合の改善。
また充電中の特定における発熱の制御と待機状態における消費電力の改善などバッテリーだけでもかなり多くの項目が改善されており今後アップデートでどの程度変わってくるのかも非常に楽しみ。
また不具合報告が多かった通話において特定の状況でWi-Fi通が強制終了になってします不具合の修正。
さらに不在通知がロック画面に表示されない問題やSIMカードが有効化できない不具合の修正など特定の条件下でのネットワーク接続の安定性とパフォーマンスの一般的な改善も行われています。
今回のアップデートで新たに不具合報告が出てくると思いますがそれがどれだけ少ないかが気になるところ。仮に少ないのであればPixel 7シリーズは発売当初から割と安定しているかもと期待できるようになります。
ただ何より記事執筆時点で手持ちの個体で見ればPixel 4 XLは配信がきていますがPixel 6aにPixel 6にPixel 6 Proと配信がきていません。配信が開始して3日は経過するのになぜ来ないのか不明。
Twitterとかでみると本体に入れてある通信キャリアによって来る来ないが分かれているとか本体がキャリアモデルか直販モデルか関係なくau系とdocomo系は来なくてSoftBankはくるみたい。
ちなみに手持ちで見るとPixel 6aはahamoが入っていますがそれ以外の機種はSIMなしの状態です。現時点だといつくるか分からないですがもう気長に待ってきたらアップデートしようと思います。
Android13にアップデート以降で大きな不具合やバグに関する情報は現時点でほぼないですがそもそもアップデートが来ない。また海外の一部ユーザーにはAndroid12の大型版が配信されている。
なのでGoogleのアップデートの配信がちょっとおかしいのかもしれません。
まとめ
今回はAndroid13が本配信されたので自分が気になった部分を簡単にまとめてみました。
Android10の時のようにわかりやすい新機能が追加されたわけでもなくAndroid12の時のようにわかりやすいデザイン変更があるわけでもないので正直パッとしない印象はあります。
ただ何よりPixelは不具合やバグが多いというイメージなので今回でどれだけ払拭できるのか楽しみ。
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