Xperia 10Ⅳ。極端に優れたメリットと全く物足りないデメリット

Android12の配信当時はホーム画面がクラッシュする深刻な不具合が発生していましたが一部地域では3月より配信が開始された修正用のアップデートである程度は修正。

とはいえ指紋認証の不具合など以前より発生している不具合には引き続き悩まされている感じですが復活した事例もあります。詳細は「Xperia 1II。Android12で指紋認証が劇的改善。復活した事例も」をご参照下さい。

また先日にはSonyがXperia 1Ⅳなど今年の新型Xperiaを正式発表。なぜここまで発表時期がずれこんだのか不明ですが今年こそは安定的な供給に期待したい感じです。

詳細は「Xperia 1ⅣとXperia 10Ⅳがついに正式発表。価格やスペックにデザインまとめ」をご参照下さい。さて今回GSM ArenaがXperia 10Ⅳの評価に言及しているので簡単にまとめたいと思います。

やはり厳し目の評価。

先日に同サイトはXperia 10Ⅳの詳細なレビューを公開しており総評を確認したいと思います。まず環境に配慮したとされている化粧箱ですが付属品が全てカットされていること。他社ならUSB-Cケーブルは付属していますがそれすらない。

次にSnapdragon695を搭載したことで前モデルで対応していた4K撮影が非対応になったこと。Snapdragon6xxに固執せず他のSoCを選択していれば4K撮影はもちろんパフォーマンス自体ももっと期待できたかもしれない。

そしてディスプレイにおいて60Hz表示にしか対応していない。そしてスピーカーに対してモノラルにしか対応していないことはいくらミドルレンジモデルとは競争力がないとしています。

一方で先日のバッテリーテストの結果からも電池持ちが圧倒的に優れており、このコンパクトで軽量な筐体サイズはアドバンテージだとしています。また画質はともかくフラッグシップモデル以外で望遠レンズを搭載しているのも珍しいとしています。

ただ同サイトによればスペックから見ると本体価格は高め。またどう評価するべきなのか難しいとしています。メリットがわかりやすい一方でトータルで見るとなんとも言えないという感じでしょうか。

Sonyがミドルレンジにあまり積極的ではありませんが、価格以外でどんなユーザーをターゲットにしているのか気になるところ。

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