ビルド品質をより改善。Pixelの満足度を上げるために今度はあれを自社開発すべき

アメリカなど一部市場では4月10日より発売予定となっているGoogle Pixel 9aですが懸念点の一つは「Gorilla Glass 3」を採用していることで耐久性に優れているとは言えないことです。

一方でディスプレイの耐久性を強化するにもコストが増加するためGoogleとしても判断が難しい可能性があります。今回Android Authorityによるとスマホメーカーは徐々にGorilla Glassから卒業していることに言及しているので簡単にまとめたいと思います。

中華メーカーは徐々に卒業。

中華メーカーの上位モデルを中心にベゼル部分のみ湾曲させた「マイクロクワッドカーブディスプレイ」を採用する傾向が強いです。現時点で中華メーカーの全てのUltraモデルが揃ったわけではありませんが、現時点での情報で見れば最上位で唯一Oppo Find X8 Ultraのみフラットディスプレイを採用しています。

一方で中華メーカーを中心に近年独自開発のガラスを採用した上で耐久性をアピールする傾向が強いです。なぜGorilla Glassを継続採用せずに独自開発を進めたのか、今回の情報によると以下のようにコメントしています。

2021年、業界は曲面スクリーンスマートフォンに適したガラスセラミックソリューションが不足していたため、HONORはガラスセラミック技術研究に投資することを余儀なくされました。第一世代のテクノロジーは2021年にHONOR Magic 3 Pro Plusに適用され、2024年にはHONOR Magic 6にHONORの次世代ガラスセラミック技術であるHONOR NanoCrystal Shieldが採用されました。

また同サイトによると各社自社開発をしたガラスの耐久性をアピールする際は「強化ガラス」と比較することが多い。そして強化ガラスを採用しているのはローエンドモデルの一部のみであることから公平な比較ではないことに注意が必要と指摘しています。

耐久性に関してはセラミックコーティングを採用したGorilla Glass Victus 2などと比較してどの程度なのかメーカーがはっきり言うことはありません。そのため耐久性にどの程度のアドバンテージがあるのか難しいところですが、個人的に意外だったのはEdgeディスプレイにCornigが対応しきれなくなっていたことです。

Googleも独自開発が必要?

直近でみるとGoogleはフラッグシップモデルにGorilla Glass Victus 2を採用していますが、近年これ以上の強化世代が出てきていません。厳密に言えばGorilla Glaas Armorなどが存在していますが、コストの問題なのかSamsungと専用契約を結んでいるのかGalaxyの一部モデルのみが採用と実質Galaxy専用なっています。

一方で最新世代であるGorilla Glass 7iが正式発表されましたが「ミドルレンジ向け」とも言われておりGorilla Glass Victusと同程度の耐久性との話です。つまりこれ以上耐久性を強化しようとなった時に中華メーカーのように独自開発をする必要があるのかもしれません。

筐体に何か問題があるのかGoogle Pixel 9シリーズの中でPixel 9 Proのみディスプレイに傷がつきやすいことが判明しています。またフラッグシップだからこそ数年に渡って同じ耐久性に満足するわけにもいきません。

もちろん自社開発するとなれば初期に莫大な費用がかかり、自社開発したからといって原価コストが安くなるとは言えません。現にHonorが開発したガラスの方がコストが高いとしながらも継続して上位モデルで採用しています。

それだけコストをかけるメリットがあるという話だと思うのでPixelの耐久性をより強化するためにも今後のCorningの動き次第では自社開発を進めていくのはありなのかもしれません。

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