コスパ王者決定戦。Pixel 8aとNothing Phone (2a)を徹底比較

2023年においてはPixel 7aの発売当時の価格が6万円ちょいであったこともあり無双状態に。一方で今年に入ってからは最新機種となるPixel 8aより安い機種もちょこちょこ登場しています。

今回はコスパ機種として注目度が高いGoogle Pixel 8aとNothing Phone(2a)の比較レビューを主観的にまとめたいと思います。

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デザインを比較。

まずデザインから確認していきたいと思いますが最初に好みが大きく分かれる部分だと思います。本体サイズを確認するとNothing Phone (2a)は161.74×76.32×8.55mmとデカいです。

やはり横幅が75mmを超えてくると多くのユーザーにとっては片手操作しやすいサイズ感ではない。

ただ海外では中価格帯の大型モデルのニーズが高くメーカーにとっても大型モデルの方がコンポーネントを最適化させる必要がないのでコストカットしやすくウインウインなのかも。

一方でNothing Phone(2a)の方が持ちにくい上で重さが一緒のためかなり軽く感じます。何よりサイズ感で好みが分かれる部分でPixel 8aもちょいデカいという感じですがNothing Phone(2a)とは比較にならない感じで少しでもサイズ感を優先するならPixel 8aです。

そして両機種とも物理ボタンの搭載位置に癖がありPixel 8aは右側面に電源ボタンがありますが多くのAndroidが上から音量ボタンに電源ボタンの順番なのにPixelは逆となっています。

そしてNothing Phone(2a)はiPhoneをリスペクトとしているのか電源ボタンは右側ですが音量ボタンは左側面にあるのでAndroidに慣れている人ほど両機種とも違和感がある可能性も。

またサイドフレームにおいてNothing Phone(2a)は柔らかいプラスチップという感じでデザインとして面白みがありますがPixel 8aと比較すると高級感を全く感じないです。

そして2つ目に好みが大きく分かれる部分としてバックパネルのデザインでPixel 8aはGorilla Glass 3を採用しているので耐久性に不安がありますがマット仕上げを採用しています。

一方でNothing Phone(2a)はバックパネルの材質に関して明らかにされていない感じです。ただ何よりスケルトン仕様という感じでグリフインターフェイスが最大の特徴という感じです。

ユーザーの好みに合わせて光り方をカスタマイズすることができここに魅力を感じるか次第です。

自分はディスプレイ部分にあまり傷がつかないようにするためにディスプレイ側を上に置きます。そのため背面が光ることに魅力を感じないのでNothing Phone(2a)は宝の持ち腐れ状態。

あとはカメラデザインも好みが出そうな部分で個人的にはPixel 8aの方が好きという感じです。個人的には全体的にPixel 8aの方が質感が高いという印象で変に癖がないかなという印象です。

一方でNothing Phone(2a)は使い始めた当初は面白く感じましたがすぐに飽きました。何より最初にサイズ感でその次に背面が光るべきなのかで判断するのがいいのかなと思います。

ディスプレイを比較。

次にディスプレイですがデザインとリンクしてくる部分ですがディスプレイサイズに大きな違い。表示解像度は同じですがNothing Phone(2a)の方がサイズが大きい分画素密度は低いです。

ただ視認性の部分に関してはやはりNothing Phone(2a)の方が大きいため見やすい印象です。

一方でYouTubeを再生してみると好みも出るかもしれまんせんがPixel 8aの方が違和感ない。Nothing Phone(2a)はカメラも感じますが所々中華スマホ味を感じることが多いです。

Nothing自体はイギリスの会社ですがCEO自体はOnePlusにいたので影響されているのかも。

ただPixel 8aはスペックを強化してきたとはいえディスプレイの品質自体は良くないと思う。そのためかベゼルは不均等で太めで耐久性の面でみてもNothing Phone(2a)はGorilla Glass 5に対してPixel 8aはGorilla Glass 3でコストカットをしっかりしている。

リフレッシュレートを比較。

一方でミドルレンジにおいて快適に操作できるか重要な指標になるのがリフレッシュレートです。両機種とも120Hz表示に対応していますが個人的な印象としてはNothing Phone(2a)の方が僅かに滑らかだと思いますがPixel 8aでも十分に快適に使えるレベルで個人的に文句なしです。

正直ミドルレンジで120Hz表示に対応させる必要があるのかとちょっと気になってしまいます。

ディスプレイ輝度を比較。

そして2つ目の違いとしてはディスプレイ輝度でNothing Phone(2a)は最大1300nitsと控えめ。海外サイトのディスプレイテストの結果を参考にするとNothing Phone(2a)は手動調節で664nitsに対して自動調節で981nitsなのでミドルレンジであることを考えると十分です。

一方でPixel 8のテスト結果が出ていないのでほぼ同じディスプレイを搭載しているPixel 8を参考にすると手動調節で1000nitsで自動調節で1400nitsとPixel 8aの方が優秀の可能性。

ただNothing Phone(2a)の方が平均値が高いのか屋内で比較すると明らかに明るい印象。また屋外でサンプル撮影をしにいった時もNothing Phone(2a)の方が明るいと感じことが多い。

ディスプレイの全体的なバランスとしてみればNothing Phone(2a)という印象を受けます。一方でPixel 8aはコストカットできる部分は徹底的にカットしているのでバランスが悪い感じ。

基礎スペックを比較。

次に基礎スペックを確認していくとAndroid14を標準搭載していることは共通です。ただNothing Phone(2a)はAndroidをベースにしたNothing OSを採用しておりアプリのデザインがシックでカッコいいですが慣れるまではどれが何のアプリかわからなくなる時も。

個人的には通常のアプリデザインより圧倒的にカッコいいので慣れるまでしっかり使いました。ただ全てのユーザーがそうではなく通常のアプリデザインで表示させることももちろん可能。

アップデートサポート期間に関してPixel 8aはミドルレンジにしては強すぎという感じです。やはりコスト面を考えるとSamsungですらミドルレンジのサポート期間拡張に積極的ではない。

その中でNothing Phone(2a)は妥当という感じで最低90日に1回のアップデート配信は保証。一方でPixel 8aは基本毎月1回はアップデートの配信があるので大きな強みになるのかも。

ただターゲット層が違う印象を受けPixel 8aは単純にライト層向けでNothing Phone(2a)は何方かと言えばオタク向けという感じでユーザー層を考えるとそれぞれが適切なのかも。

一方でPixel 8aは大手3キャリアから販売されるのに対してNothing Phone(2a)は大手キャリアの取り扱いがないことからも認知度に大きな差がありn79などにも非対応です。

Nothing Phone(2a)でようやくFelicaに対応したとはいえローカライズはまだまだ途中です。

容量構成を比較。

そして容量構成に関してNothing Phone(2a)はRAM12GB/ROM256GBの上位モデルの選択肢。Pixel 8aではまだ確認していませんがPixel 6aはRAM問題があったので余裕があった方がいい。

そしてNothing Phone(2a)はDimensity7200 ProでPixel 8aはGoogle Tensor G3を搭載しています。とりあえず発熱の程度を調べるためにベンチマークを3回連続で回してみました。

パフォーマンスの持続性と発熱。

スコアで見ればPixel 8aの方が優れている印象ですが実使用の部分で大きな差はない。

一方で内部温度を確認するとNothing Phone(2a)はほとんど一定化させており内部温度で見るとPixel 8aの方が上がりやすく計測終了ごとに外部温度を計測してみましたがPixel 8aは34.6/35.8/36.6度に対してNothing Phone(2a)は31.3/33.1/34.1度です。

Nothing Phone(2a)はパフォーマンスが低い分ほとんど熱くならないという印象です。またパフォーマンスの持続性を調べるために3D Mark Wild Life Stress Testを実施。

トップスコアで見るとNothing Phone(2a)はPixel 8aの半分程度という感じですが一方で安定率が98.9%と抜群の安定性でゲームをやらないユーザーほど嬉しいと思います。

何よりNothing Phone(2a)の方が発熱しにくくパフォーマンスの持続性も優秀です。

バッテリー関連を確認。

そしてバッテリー関連を確認するとNothing Phone(2a)は5000mAhのバッテリーを搭載。海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にすると15時間53分なのでかなり優秀です。

まだPixel 8aのテスト結果が出ていませんがこのスコアを上回ることはないと思います。少なくとも発熱のしにくさやパフォーマンスの持続性に電池持ちと中価格帯の機種を購入するユーザーのニーズにしっかりと応えているのはNothing Phone(2a)という印象を受けます。

また充電速度に関してNothing Phone(2a)は充電開始30分で59%でフル充電に1時間3分です。Pixel 8aに関して有線の場合2時間以上かかるので充電速度に大きな差があります。

一方でNothing Phone(2a)はワイヤレス充電に非対応となっているので評価が分かれる。

その他。

またNothingによるとコストカットのため認証を通過させなかったみたいですが実質IP68に対応。とはいえどんな理由があれど認証を通過していないことに違いはないのでIP54と思った方がいい。

そのためPixel 8aの方が防塵/防水性能は優れていますが両機種とも水没は保証対象外です。また生体認証に関してはインカメラを利用した顔認証に光学式画面内指紋センサーに対応。

あくまでも自分の指紋で見ればの話になりますがNothing Phone(2a)の方が優秀に感じます。屋外でサッとズボンから出して使う時にNothing Phone(2a)の方が安定している印象です。

ただNothing Phone(2a)の指紋認証の搭載位置がちょっと低いので違和感があるかも。そして音量を50%に設定した上でスピーカーテストをしてみましたが音量に関しては圧倒的にNothing Phone(2a)ですが音質はPixel 8aの方が優秀です。

これはユーザーの使い方次第で個人的には音量よりも音質の方が優先度が高いです。音量が大きいからこそシャッター音も爆音なのかちょっと気になるという感じです。

カメラを比較。

最後にカメラを確認したいと思いますがNothing Phone(2a)はメインカメラセンサーに1/1.56インチのGN9で超広角は1/2.76インチのJN1の搭載とSamsung製で固めている感じ。

一方でPixel 8aはメインカメラセンサーに1/1.73インチのIMX787で超広角は1/3.06インチとハードで見ればNothing Phone(2a)の方が強強という感じにまとめてきています。

一方でNothing Phone(2a)はPixel 8aが対応している超解像ズームに非対応でとりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

今回のサンプルはPixel 8a/Nothing Phone (2a)の順番になっているので予めご了承下さい。

何より色味が全く違うことを確認することが出来ます。

広角で撮影。

広角にしろ超広角にしろNothing Phone (2a)は少し前のGalaxyという感じでめっちゃ派手な色味です。

接写をしてみましたがNothing Phone (2a)はあまり被写体に寄れず加工感をちょい雑に感じます。

やはり植物の色味が全然違うので好みが大きく分かれると思います。

ポートレートで撮影。

Nothing Phone (2a)はポートレート撮影において最低倍率が1倍からに対してPixel 8aは1.7倍からなので画角差があります。ポートレートになるとNothing Phone (2a)はさらに寄れないという感じに。

寄れないので上記のサンプルのように小さな被写体の撮影に向かないです。

次に2倍で撮影してみましたがNothing Phone (2a)はさらに寄れないという感じに。

センサーサイズが特段大きいわけでもないので、この辺はNothingのチューニングの甘さという感じだと思います。

望遠で撮影。

まず最初に2倍で撮影してみました。

次に同じデジタルズームの5倍で撮影してみましたが正直雲泥の差です。

最後に8倍で撮影してみましたがNothing Phone (2a)は最大10倍に対応しているとはいえ8倍の時点で実用性はないです。

超広角(低照度)で撮影。

次に手持ちかつナイトモードでサンプルの撮影をしてみました。

超広角でみると意外にもNothing Phone (2a)の方がノイズが少ないです。

広角(低照度)で撮影。

Nothing Phone (2a)の方が青味が強いという印象です。

気になる部分としてサンプルによりますがNothing Phone (2a)は照明に色が引っ張られたり引っ張られなかったり安定しない

強い光源がある場合Nothing Phone (2a)の方が白飛びやゴーストが抑制されていることを確認できます。

望遠(低照度)で撮影。

最初に2倍で撮影してみました。

次に3倍で撮影してみましたがPixel 8aの方が僅かにノイズが少ない。

最後に5倍で撮影してみましたがノイズはPixel 8aの方が少ない一方でNothing Phone (2a)の方が色味が好きという人が多いと思います。少なくとも高照度の環境と違って低照度の環境は割と頑張っている印象です。

まとめ。

今回は今年発売されるの機種の中でもコスパが優秀と注目度が高い機種を比較してみました。Nothing Phone(2a)は128GBモデルであれば4万9800円から購入できると圧倒的に安いです。

ただ販路が限定されていることに加え大手キャリアのような手厚いサポートがないのはデメリットという感じでオンラインショップで買うことに抵抗がなくある程度自分で設定ができるユーザー向けになってくるのでちょっとハードルが高いかなと思っています。

今回比較した感じだと価格が高い分もありPixel 8aの方が全体的に安定している印象を受ける。やはりNothing Phone(2a)はスペックで分からない部分で上手くコストカットしています。

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