少なくとも国内市場において今年のミドルレンジ市場では「iPhone 16e」が絶対的な強さを見せる可能性があります。iPhoneユーザーが多い中でiPhone 16eは他社の廉価版と比較すれば微妙だとしても、安いiPhoneが欲しいと思うユーザーにとっては十分な受け皿になる可能性があります。
今回9To5GoogleによるとiPhoneからAndroidに切り替える絶好なタイミングだと報告しているので簡単にまとめたいと思います。
Apple Intelligenceが不調。
少なくとも各社「AI」に力を入れている印象で、SamsungであればGalaxy AIでGoogleはGoogle AIを提供しています。ちなみに市場調査会社の統計によると最新のGalaxyを購入したユーザーの一部はGalaxy AIに惹かれて購入したことが判明していることからもAIはユーザーを惹きつけることが出来ると判断できます。
一方で形式上はAIを発表しましたが、それこそ「発表」だけで実装はかなり遅れていることを指摘しています。
Appleは基本的にiPhone 16を販売する手段としてApple Intelligenceを使用しました。これは、発売後6か月ほどで、展示された機能の多くがハードウェアで利用できないことを考えると、素晴らしいことではありません。
これは単に機能の欠如に関するものではなく、約束破りと信頼の潜在的な侵食に関するものだとしています。少なくともプレミアムモデルに投資するユーザーは「しかし」や「多分」ではなく実際に提供される機能を期待すると指摘しています。
そもそもAppleが昨年のWWDCで発表したことを1年未満で成し遂げることが出来るとは思っていなかったとしています。その理由の一つとしてAppleは約15年経ってもSiriを有用的な存在に進化させることが出来なかったので当たり前といえば当たり前としています。
またApple intelligenceで出来ることは基本多くのAndroidが実装している機能で、Geminiの方が圧倒的に進んでいることを指摘。またGoogleはAstraの開発を進めており、AIを次の段階に引き上げる可能性があります。
Appleは基本「後出し」が上手いですが、Apple intelligenceは単純に遅れているだけと判断することが出来ます。
AIは重要なのか。
とはいえAIのが微妙だからといってユーザーがiPhoneからAndroidに切り替える理由としては不十分だと指摘しています。その上でAndroidはオープンかつ無限に柔軟だとしています。
例えばApple製品の特徴としてはエコシステムがありますが、このアプローチの欠点は外部製品の統合を容易にすることができず、ざっくり言ってしまえば水槽のようなクローズドシステムと指摘しています。
これは、ハードウェアとソフトウェア全体でより一貫したエクスペリエンスを得ることを意味します。しかし、その一方で、何が機能し、何が機能しないかに制限されています。Androidは当然、より多くのオプションを提供します。すべてのSamsung製品またはすべてのGoogle製品を使用する必要はありませんが、必要な場合は使用できます。
また客観的に見えて静止画に関してはiPhoneよりAndroidの方が優秀であることを指摘しており、アクセサリーに関してはメーカーを超えてもうまくマッチすることを指摘しています。
たとえば、Pixel Buds ProはOnePlusの携帯電話でうまく機能し、OnePlus WatchはSamsung Galaxyの携帯電話でうまく機能します。これは氷山の一角にすぎません。ファストペアとは、Googleアカウントに結び付けることですばやく切り替えて機能させることができることを意味し、使用するAndroidハードウェアは実際には二次的です。
何よりAndroidの方がユーザーの自由に合わせて使うことが可能で、データ移行の環境などがより成熟してきたからこそ今まで以上にiPhoneからAndroidへ買い替えがしやすい時期になったと指摘しています。
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