Pixel 10も同様。今後進化が鈍化したらPixelは国内で一気に売れなくなる

事前情報からもGoogle Pixel 10シリーズではGoogle Tensor G5によってパフォーマンスが一気に底上げされる可能性があります。また直近の情報からもGoogle Pixel 9aでは大容量バッテリーの搭載で安定性が改善する可能性があります。

ただより普遍的なスマホへの進化を目指しているからこそやるべきことは単純に感じます。今回はPixel 10シリーズ含めて次期Pixelはハードの進化をとめてはいけないと思うので主観的にまとめたいと思います。

他社よりビルド品質が低い。

少なくともPixel 9シリーズを見ている限り、Googleが目指しているのはiPhoneやGalaxyと同く「使いやすさ」や「安定性」を意識したスマホの開発。なので競合者他社と勝負するにはビルド品質の改善に注力する必要があります。

Pixel 9シリーズではSamsungのM14を採用したことでディスプレイの品質を大幅に改善しておりディスプレイ輝度の大幅強化。さらにコストが高いと言われているQualcommの超音波式画面内指紋センサーを採用しています。

世代を重ねるごとに品質は改善しているとはいえ他社と比較すると劣っている部分があり、他社と勝負するには他社より進化のペースを早める必要があります。

直近の情報からも5GモデムはMediaTek製に切り替わると予測されており通信関連は改善する可能性もあります。とはいえ電池持ちは他社と比較するとまだまだ物足りない感じでシリコンカーボンバッテリーを少しでも早く搭載してほしいところ。

また以前はカメラが大きな特徴でしたが今や大きな特徴ではなくなりつつあります。カメラソフトだけでは限界に達している印象を受け、白飛びやフレアの発生のしやすさはここ数年変わっていない印象です。

何より他社と比較すれば良いところもあるではなく、他社のほとんどに勝っているよねというレベルに持っていかないと、GalaxyやiPhoneの牙城を崩すことは難しいのかなと思っています。

そのため従来のようにソフトの最適化が主軸ではなく、ハードで見劣りしないレベルに進化させる必要があるのかなと思います。

AIはわかりにくい。

またGoogleはAIに力を入れていますが、現状だとハードありきの「機能」的側面がかなり強いです。そのためほとんどのユーザーにとって使うか/使わないかの2択で現状だと魅力に感じていないユーザーが多い印象を受けます。

なのでやはりユーザーにとってもっと身近な存在にする必要があり、現状だとその条件を満たしているのはGeminiくらいなのかなと思います。ただGeminiであれば他社のスマホでも似たような使い方はできるのでPixelの絶対的な強みになりません。

現状だと機能として括られているからこそ魅力に感じないユーザーが多く、理想なのはAppleのように知らず知らずにAIに頼っていたみたいな感じにすることです。

何より現状だとベンチマークで見れば他社より圧倒的に低くゲームは最適化されていない。カメラはどんどん標準的になってきておりAIに関しては抽象的でちょっとわかりにくい。

それで国内でみるとiPhoneやGalaxyと価格帯が一緒となると厳しくなってくるのかなと思います。このことを考えるとGoogleは進化を早めてビルド品質を改善しつつも、Google AIとは違う何かわかりやすい特徴を作るべきかなと思います。

例えばiPhoneであればエコシステムでGalaxyであればカスタマイズ性となっています。なのでPixelらしい大きな特徴を見出すことができれば今後同価格帯でもしっかり勝負できるのかもしれません。

だからこそ進化はやめるべきではないと思います。

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