GoogleはPixel 6シリーズでGoogle Tensorに移行してから発熱問題や5Gモデムの通信問題に電池持ちの悪さなど安定性の部分はSnapdragonモデル対比で大幅に悪化した印象です。
特にユーザーから不満の声が多い部分としては発熱と電池持ちで、アメリカでPixel 6シリーズの発熱問題が原因で訴訟まで発生しています。とはいえGoogle Tensorも世代を重ねるごとにだいぶ安定してきた印象ですが、パフォーマンスが犠牲になっているようにも見えます。
今回9To5GoogleによるとPixelの発熱問題を改善することが最優先事項になっていることが判明したと報告しているのでまとめたいと思います。
発熱の改善。
先日よりGoogle Tensor G5やGoogle Tensor G6の大型リークが続いていますが、今回の情報によるとGoogleの独自データからも、Google Tensorの発熱問題の改善が最優先事項になっていることが判明したとしています。
また今回の情報源となっているドキュメントはGoogle Pixel 8シリーズが正式発表されるだいぶ前に作成されていることからもGoogleはGoogle Tensorに移行してから長年の課題として改善に取り組んできた可能性があります。
ちなみに先日リークしたGoogle Tensor G5のアーキテクチャを確認すると、高効率コアを減らしてミドルコアを増加。メインコアは一緒のままで全体的にクロック数を増加させています。
一方でTSMCの3nmプロセスノードと新しいパッケージ技術の採用により電力効率が改善することからも発熱は抑制される可能性があります。何よりDimensity9400のように超大型コアを採用しなかった理由は発熱回避が一つの理由になっているのかもしれません。
何より直近の情報をみる限りだとGoogleがTSMCに切り替える理由の一つとしては優れたプロセスノードにパッケージング技術。そして安定した製造とSoC自体の品質を底上げすることで発熱の改善を狙っているようにも見えます。
ブランドロイヤリティの改善に繋がる。
何よりGoogleが発熱に対して神経質になっている理由としては「ブランドロイヤリティ」への影響だとしています。
過熱がPixelシリーズにとってユーザー満足度だけでなく、リターンの観点からも非常に大きな問題であったことを示しています。
結局Pixelのユーザー満足度が下がることにとってリピーターにもなりにくい。つまりブランドロイヤリティが低いことになり、これは海外の市場調査会社が行った調査結果でもSamsungやAppleと比較して圧倒的に低いことが判明しています。
何よりGoogle Pixel 9シリーズを使ってみて思うのは発熱抑制にかなり注力したチューニングを採用していること。少なくともGoogleはベンチマークでハイスコアを獲得するためのチューニングをしていないことを明らかにしていますが、ここまで制御しないと発熱がかなりひどい状況になるのかもしれません。
つまりGoogleはベンチマークを優先するようなチューニングを安定性の問題から採用することが出来ないとも判断することができます。そしてこのチューニング方法だと限界があることからもGoogleはコストをかけてもSamsungと決別することを選んだのかもしれません。
何よりGoogleにとって一番重要なのは「ブランドロイヤリティ」の改善で、そのために発熱と電池持ちの改善に注力していると思われます。
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