GoogleはGoogle Tensorに移行した際に「ベンチマーク」でハイスコアを獲得するようなチューニングを採用していないことを明らかに。少なくともその当時でみれば他社とベンチマークスコアに大きな差があったわけではありませんが、Google Tensor G4とSnapdragon 8 Gen 3でみると70万点近くの差があります。
一方で最新となるSnapdragon 8 Eliteと比較すると170万点近くの差があります。今回Android AuthorityがGoogle Pixel 9 Proが搭載しているGoogle Tensor G4のスコアに言及しているので簡単にまとめたいと思います。
本体の発熱に大きな差。
今回同サイトがGoogle Tensor G4とSnapdragon 8 Eliteのパフォーマンスに言及しています。ただ注意点として今回のテストはGoogle Pixel 9 ProとRealme GT7 Proで計測されており、特にSnapdragon 8 Eliteはテストを行う機種によっても結果が異なる可能性があります。
少なくとも今回のテスト結果を確認するとRealme GT7 Proのトップスコアは2万5000点弱だったのに対して計測終了時天は1万5000点ちょいまで下がっています。一方でPixel 9 Proは1万点弱から7000点とトップスコアがそもそも低いこともありスコアの減少もそこまでではないです。
少なくとも「安定率」という部分でみるとGoogle Tensor G4の方が優れていることになります。また温度に関してもRealme GT7 ProよりはPixel 9 Proの方が低いです。
ちなみにAnTuTuだとPixel 9 Proは外部温度が40度を超えることはほぼなく不快に感じるような発熱はしにくいです。何より同サイトによるとGoogle Tensor G4を以下のように評価しています。
Google Tensor G4の評価 |
CPUの処理性能はSnapdragon 8 Elite対比で約半分 |
GPU性能は数世代分遅れをとっている |
また「レイトレーシング」に非対応などゲーマーにとって大きく評価が分かれるSoCだとしています。
スマホに何を求めるか。
少なくともRealme GT7 Proだとベンチマーク計測時にかなり発熱することに言及しています。一方でゲームプレイ時はそこまでではないことにも言及しており、メーカーによるとベンチマークアプリに対して最適化が不十分だからこそ発熱しやすいとしています。
何よりゲームをスマホでしっかりとやりたいユーザーにとってはSnapdragon 8 EliteやDimensity9400搭載機種を選んだ方が幸せなのかもしれません。一方で同サイトは以下のようにコメントしています。
生の速度に関しては、テンソルは何マイルも遅れています。しかし、あなたは本当にどれくらいのパフォーマンスが必要ですか?現在、Tensor G4 は能力以上に処理する日常業務の大部分にとってやりすぎです。
少なくともゲームにそこまでやらない人はベンチマークスコアにそこまで固執しない方がいいと思います。何より同サイトが評価している通り日常生活においてGoogle Tensor G4のベンチマークでも十分だと判断することができます。
ちなみにアプリの挙動が不安定とか本体の動作が不安定な時など、すべてのSoCのせいにされることが多いですがアプリの最適化不足やソフトの不具合の可能性もあります。
またベンチマークスコアが上昇すれば挙動が安定するというわけでもなく、Google Tensor G4ではチューニングを強化したことでGoogle Tensor G3対比で滑らかさはだいぶ改善しています。
ここはユーザーにとって何を求めるかで評価が分かれると思います。そして何より重要になってくるのはメーカーが必要だと思うパフォーマンスを十分に発揮できているかで、他社よりベンチマークスコアが高いことにほぼ意味はないです。
Googleの場合はAIとカメラだと思うので、この2つがしっかり動作しているのであればGoogle Tensor G4はGoogleにとって十分なパフォーマンスを実現していることになります。
だからこそCPU周りは発熱抑制や電池持ちの改善にフォーカスしているのかもしれません。少なくとも多くのユーザーにとってはベンチマークスコアが高いことよりも発熱しにくく電池持ちが少しでもいいほうがユーザビリティが上がると思います。
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