GoogleはFitbitを買収したことの影響も大きいのかFitbitをGoogleのラインナップに追加するのとは別に自社のオリジナルとなるPixel Watchを2022年から発売しています。
当初は2021年に発売予定だったのがリークしたプレス画像からも判明していますが半導体不足の影響で延期されたと言われていますがそれ以降は順調に世代を重ねています。
今回はGoogle Pixel Watch 3シリーズの一部スペックが判明したので簡単にまとめたいと思います。
デザインが地味に進化。
先日にはPixel Watch 3シリーズのCADを元に作成されたレンダリング画像がリークしました。ただぱっと見の印象としては現行モデルからほとんど変化がなく大型モデルの追加くらい。
一方で今回の情報によるとデザインにも言及しており現行モデル対比でベゼルがスリム化との話。現行モデルのベゼルは5.5mmですがPixel Watch 3シリーズは共通して4.5mmにスリム化。
少なくともGalaxy Watch 7やApple Watchなどと比較するとベゼルはまだまだ太いです。これは実機でしっかり確認したい部分ではありますが今回の情報通りなら印象が変わる可能性。
ただ現行モデルを使っているとベゼルが太いと感じるより画面が小さいと感じることが多いです。今回の情報によると現行モデルは40mmというサイズに対してPixel Watch 3は41mmに。
事前情報からもバンドを接続する部分の大きさは一緒ということからも筐体サイズはほぼ一緒の可能性があり単純にPixel Watch 3はベゼルのスリム化で画面サイズの大型化に。
ちなみにPixel Watch 3の大型モデルは45mmというサイズ感で他社の大型モデルとほぼ同じです。
またリークしているプレス画像を確認する限り現行モデルと同じくドーム型を採用していますが現行モデル対比でフラットになっている部分が多くなっているように見えますが実際のところ不明です。
そして公式プレス画像からもPixel Watch 3は現行モデル対比でディスプレイが40%大型化したとアピールしています。
何より他社のようにサークル型のデザインを採用するのであればもっとベゼルをスリム化しやすいです。ただPixel Watchはドーム型を採用しているのでデザインの差別化につながっていますが逆にドーム型を採用しているからこそベゼルをスリム化させにくというデメリットもあります。
Pixel Watch 2 | Pixel Watch 3 (41 mm) | Pixel Watch 3 (45 mm) |
---|---|---|
Silver case / Bay band
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Silver case / Rose Quartz
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Hazel case / Hazel band
|
Black case / Obsidian band
|
Black case / Obsidian band
|
Black case / Obsidian band
|
Gold case / Hazel band
|
Gold case / Hazel band
|
–
|
Silver case / Porcelain band
|
Silver case / Porcelain band
|
Silver case / Porcelain band
|
また本体のカラバリにも言及しておりPixel Watch 3はブラック/ゴールド/シルバーの3色。詳細な色味は不明ですがカラバリとしては現行モデルと同じ組み合わせでバンドの色が違う。
一方でPixel Watch 3 /45mmはヘーゼル/ブラック/シルバーの3色展開になるとの話です。新色が追加されているのは嬉しいところでPixel 7 Proのヘーゼルのような色味だったら個人的には面白い感じで筐体はおそらく現行モデルと同じくアルミを採用している可能性。
種類 | Watch 2 | Watch 3 | Watch 3/45mm |
アクティブバンド | ⚪️ | ⚪️ | ⚪️ |
アクティブスポーツバンド | ⚪️ | ⚪️ | ⚪️ |
ウーブンバンド | ⚪️ | ⚪️ | ⚪️ |
ストレッチバンド | ⚪️ | ⚪️ | – |
メタルメッシュバンド | ⚪️ | ⚪️ | – |
メタルリンクバンド | ⚪️ | ⚪️ | ⚪️ |
メタルスリムバンド | ⚪️ | ⚪️ | – |
ツートンレザーバンド | ⚪️ | ⚪️ | – |
クラフトレザーバンド | ⚪️ | ⚪️ | ⚪️ |
パフォーマンスリープバンド | – | ⚪️ | ⚪️ |
さらに対応バンドもリークしており現行モデルは全部で9種類のバンドが用意されていますが今回の情報通りであればPixel Watch 3/41mmは「パフォーマンススリープバンド」が追加されることで合計10種類のバンドに対応するとされています。
一方でPixel Watch 3/45mmはPixel Watch 3/41mmよりバンドが制限されており合計6種類になると予測されています。ちなみに新たに追加されるパフォーマンスリープバンドは生産の問題なのか発売は10月下旬になると予測されています。
何より今回の情報通りであればぱっと見は変わらずともユーザビリティはしっかり改善するかも。
一部スペックが判明。
次に今回の情報によると一部スペックに言及しているのでディスプレイから確認していくと表示解像度は変更されていますがベゼルのスリム化に合わせて変更した感じだと思います。
なので画素密度で見ればほぼ一緒の可能性があり現行モデルのようにドット感を感じるかも。現行モデルはコストカットのためか初代より解像度が下がっているので地味にマイナスです。
初の大型モデルであるPixel Watch 3/45mmは何ともですがPixel Watch 3/41mmは期待できず。
スペック | Pixel Watch 2 | Pixel Watch 3 | Pixel Watch 3/45mm |
---|---|---|---|
ディスプレイサイズ
|
30×30 mm
|
32×32 mm
|
36×36 mm
|
ベゼル
|
5.5 mm
|
4.5 mm
|
4.5 mm
|
表示解像度
|
384×384 px
|
408×408 px
|
456×456 px
|
ディスプレイ輝度
|
1,000 nits
|
2,000 nits
|
2,000 nits
|
SoC
|
Snapdragon W5 | ||
バッテリー容量
|
310mAh
|
310mAh
|
420mAh
|
UWB
|
×
|
⚪️
|
そして大きな進化ポイントとしてはピーク輝度なのか不明ですが2000nitsに対応との話です。現行モデルが1000nitsであることを考えるとディスプレイ輝度は大幅に強化されることに。
ただ現行モデルを使っていて屋外でも時間を確認したり通知を確認する程度であれば個人的に今のディスプレイ輝度で十分という感じでディスプレイ輝度を強化するということはGoogle AIを組み合わせてスマートリプライなど何か出来ることを増やす可能性があります。
なので視認性をより改善するためにディスプレイ輝度を強化すると整合性がつきます。正直ディスプレイ輝度が強化されるだけでは多くのユーザーにとってあまり恩恵がない可能性。
そして搭載SoCに関しては現行モデルと同じくSnapdragon wear 5100を継続採用の可能性。初代に関してはめちゃくちゃ古いExynos9110を搭載していると言われていましたが2世代目でパフォーマンスは大幅に改善しており最大の恩恵としては電池持ちが大幅改善したことです。
初代は最大で24時間でしたがPixel Watch 2は常時表示ディスプレイをオンの状態で最大24時間と大幅に改善しましたがPixel Watch 3はちょっと不安という感じです。
Pixel Watch 3は前モデルと同じく310mAhでPixel Watch 3/45mmは420mAhのバッテリーです。
Pixel Watch 3/45mmのバッテリー容量をみる限り500mAhを超えていないので電池持ちが良いと呼ばれるスマートウォッチに及ばない感じでPixel Watch 3に関してはSoCが一緒でディスプレイサイズが大型化した上でディスプレイ輝度の改善と電池持ちが悪くなる可能性も。
基本Googleはディスプレイのチューニングがあまり得意ではないのかディスプレイのスペックを大幅強化し機種の電池持ちが悪いことが多くPixel Watch 3もちょっと危険に感じます。
少なくとも現行モデルの電池持ちでも睡眠計測を使うと1日持つかどうかの電池持ちです。もちろんユーザーの設定次第ですが仮に悪化すると睡眠計測はさらに使いにくくなる可能性。
また今回の情報で言及されていませんがGoogle AIを強化してくるのであればRAMはより強化。現行モデルはRAM4GBでストレージが32GBだったと思いますが進化するのか気になるところ。
Pixel 9シリーズでは音声アシスタントが強化されるとの話があるのでPixel Watch 3も合わせて強化されるのかスペック的にもGoogle Assistantが継続になるの気になるところです。
その他リークしたプレス画像からもペアリングしているPixelのシャッターボタン代わりに利用可能で写真や動画も簡単に切り替えが可能となっておりNest Camのライブ映像を確認可能とされておりフィットネス系もより強化されるとしています。
UWBへ対応。
最後に事前情報通りですがUWBを搭載していることはほび間違いないと指摘しておりFCCの認証情報においても確認することができることからシリーズで共通搭載している可能性が高いです。
UWBを使った機能といえばAppleのAirTagが一番ピンとくる感じで検索物への正確な距離や方向を検出できる感じでその他としては車のデジタルキー代わりに使われることも多いです。
ユーザーと車の正確な距離を検出できるので誤って車のロックが解除される心配もないです。また内部コードからもGoogleはUWBを使ってウォッチ認証を強化するとの話があります。
ウォッチ認証はスマホ本体の生体認証でロックが解除できない時にペアリングしているPixel Watchで代わりにロックを解除するという機能ですが現状はBluetoothでユーザーとの距離を計測しているので正確な距離を計測することが出来ずセキュリティ的にも良くないです。
ただUWBを搭載することでユーザとの距離を正確に計測できるのでセキュリティが強化できる。
例えばの話ですが現状だとユーザーがスマホを置いてトイレにいった場合リビングの誰かがスマホを弄った場合生体認証でロックが解除出来ないのでウォッチ認証でロックが解除になる。
なので意図せぬタイミングでロックが解除されることがありますがUWBの対応で変わります。
一方で当たり前の話ですがスマホ本体側もUWBを搭載していないと強化されるウォッチ認証を使うことは出来ない感じで現状だとPixel 6 Pro/Pixel 7 Pro/Pixel 8 Pro/Pixel Fold/Pixel Tabletと限定的で恩恵を受けられるユーザーは地味に少ないかなと思います。
またPixel 9シリーズで見ても事前情報通りであればPixel 9は非搭載だと言われています。なので最新世代であってもあくまでもProモデルに限定されるという流れになるのかも。
ヨーロッパにおけるGoogle Pixel Watch 3シリーズの価格が判明したとしています。
価格 | 通信方法 | 価格 |
Pixel Watch 3 | Wi-Fi | €399 |
LTE | €499 | |
Pixel Watch 3/45mm | Wi-Fi | €449 |
LTE | €549 |
少なくとも現行モデルと比較するとPixel Watch 3のWi-Fiモデルは価格が据え置きになっていますがLTEモデルに関しては€50も高くなっているとの話。一方でPixel Watch 3とPixel Watch 3 /45mmの価格差が思っていたよりないのが意外という感じです。
この感じだとアメリカではPixel Watch 3が$349でPixel Watch 3 XLが$399から始まるとイメージした方が分かりやすいのかもしれません。なので国内においてもPixel Watch 3/45mmのWi-Fiモデルならギリギリ6万円以下になるのかもしれません。
また現時点での情報通りだとアメリカ時間の8月13日に予約開始ですが発売日は不明です。
まとめ
今回は海外サイトがPixel Watch 3シリーズのスペックに言及していたのでまとめてみました。個人的に気になるのはPixel Watch 3/45mmで現行モデルのディスプレイサイズは物足りない。
ただ一方で自分の用途だとヘルスケアのデータ収集がメインなのでGalaxy Ringも気になる。正直Galaxy Watch Ultraもかなり気になっているので価格次第で決めたいと思います。
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