Sonyの拘り。Xperia 1Ⅵのこれだけは知っておいてほしいこと

ようやく国内でも直販版を含めてXperia 1Ⅵが発売されて今後重要になるのは売り上げです。2023年においてSonyは国内向けの出荷台数が大幅減少しており非常に厳しい状況になっている。

だからこそXperia 1ⅥやXperia 10Ⅵの売り上げは今後非常に重要になってくると思います。今回はXperia 1Ⅵや次期Xperiaにおいて知っておいてほしいことについてまとめたいと思います。

クリエイターと開発を重ねた現行シリーズ。

過去のレビューなどでも触れていることですが今回はSonyの担当者とお話をした上でこれはだけは抑えておいてほしいことについて改めて確認していきたいと思いますが一つ目としては命名規則が変更されなかった理由で従来のモデルと同様にクリエイターと作り上げた機種だからとしています。

スペックでみればXperia 1Ⅵはアスペクト比や表示解像度の変更に加えカメラUIの刷新など前モデルと比較すれば一般向けの進化を遂げていますが従来とコンセプト自体は同じとしています。

少なくともクリエイターが求めることを可能な限り取り入れることに注力しているとしておりアスペクト比の変更はYouTube shortやTikTokなど縦動画の動画を作りやすくするため少なくともアスペクト比21:9だと最適化されないためコンテンツの両端が切れてしまいます。

これはコンテンツを作る方にとっても見る方にとっても割と致命的な問題の一つとも言えます。

さらにPhoto ProやVideo Proも縦UIに対応していましたがよりシンプルなUIを採用することでクリエイターが撮影をしやすくする狙いがあったと思われアスペクト比の変更で横幅が増したこはその分プレビュー画面も大きくなるので結果撮影した動画などを確認しやすくなるのが特徴です。

アスペクト比の変更やカメラUIの変更は正直なところ大人の事情もかなりあるのかなと思います。ちなみに一部噂によるとアスペクト比の変更はディスプレイのコストを下げるためと言われています。

さらにカメラUIの変更はPhoto ProやVideo Proをアスペクト比19.5:9に合わせることや表示解像度がFHDに変更されたことで一から再設計をする必要があったからこそコストカットのため3つのアプリを一つのアプリに統合した上でシンプルなUIに変更したとの話もあります。

少なくとも3つのアプリをそれぞれ再調整するための予算やコストはなかった可能性があります。実際のところは分からないですがクリエイターといっても専用機材を使う人もいればスマホで手軽に撮る人も増えている可能性が高いからこそXperiaでの撮りやすさを意識した可能性がある。

また不満の声が多い表示解像度の変更ですが4Kをやめた理由はおそらく大人の事情だと思います。少なくともやめるとなった時に2Kに対応させるかどうかが大きなポイントになったと思いますがSonyのコンセプトとしてクリエイターにとって無駄なことは全て排除するとしています。

ほとんどのクリエイターは4K向けのコンテンツを作ることはあっても2K向けはほとんどないです。YouTubeで見ると分かりやすいですが2K対応とアピールしているコンテンツなんてほぼないです。

多くのクリエイターは4KもしくはFHDのどちらかで作るからこそSonyはFHDを選んだとしています。またディスプレイにおいて2Kに対応してもそこまでの恩恵がないのであれば下手に対応することで電池持ちの悪化や発熱のしやすさに繋がると思うので極端だと思いますが割り切って良かったかも。

カメラへの拘り。

次にカメラ関連ですが新機能として対応したテレマクロ撮影がオートフォーカスに非対応です。

これはSonyによるとマクロ撮影を使い分けてほしいととしており気軽に撮りたいのであれば超広角を利用したマクロ撮影を使う流れで作品としマクロ撮影を撮りたい場合であればテレマクロを使って欲しいとしており被写体にしっかり寄るためにマニュアル撮影にしています。

iPhoneやGalaxyの超広角を利用したマクロ撮影を使っている人には伝わると思いますがそれなりに被写体によって撮影したい場合はオートフォーカスの方が使いやすいと思います。

一方でvivo X100 Ultraの最大30倍のテレマクロ撮影クラスになるとオートフォーカスでもなかなか合わないことがありズーム距離を調節してフォーカスを合わせる感じになります。

Xperia 1Ⅵの場合は撮影したい距離感を最初に決めてあとはフォーカスを合わせるだけです。

やっていることは下手にオートフォーカス対応機種より分かりやすいと思いますが撮影する場所やシーンを選ぶという感じで正直ガチで撮りたいなら三脚に固定した方がいいと思います。

ただSonyとしては作品を撮る際に使ってほしいということからも三脚の利用も想定していると思う。少なくとも気軽に撮れないから使えない機能ではなくSonyらしい楽しい機能の一つだと思います。

ちなみに動画でも120mmからのテレマクロ撮影が出来るのは個人的にかなり面白いと思います。そして大型センサーを搭載しなかった理由の一つとしては本体のデザイン性を優先したこと。

スマホでカメラを使う際のメリットの一つとして専用機と比較すれば取り回しがしやすいことです。少なくともSonyはXperiaで本体の横幅や重さをかなり意識しており他社よりも優秀です。

その中でカメラを強化することで取り回しが悪化したら本末転倒と考えている可能性が高いです。

少なくとも取り回しが悪いとなってくるのであれば専用機でもいいという話になってくるのかも。そして2つ目の理由としてメインカメラセンサーに2層トランジスタ技術を採用したIMX888を搭載していることで一定の条件下ではSonyのフルサイズに匹敵する写真を撮れるとしています。

少なくとも無理に1インチセンサーを搭載せずともフルサイズに近い表現ができるのであればカメラセンサーを大型化する必要もなくXperia本体とのデザインのバランスもとりやすくなる。

ただやはりボケ感などは大型センサーを搭載している機種には及ばない感じでSonyの大人の事情もあると思いますが話を聞く限りでは大型センサーを搭載することにあまり積極的ではないです。

部門は違えどSonyは一眼カメラなども開発しているからこそスペックが全てではないことを十分に理解しておりXperiaにおいてもスペックだけのために大型化することは反対なのかも。

SoCのチューニング。

またよくある指摘としてSonyはイメージセンサーを開発しているのにXperiaは弱いとしています。部門が違えば売り上げの管理も異なり同じSonyだからといっても必ず互いに優遇するわけではない。

なのでXperiaは仕事をしていないとかの指摘もありますが部門が違うのでそういう話ではない。もちろん他社と比較すればXperiaのカメラを最適化させるためにイメージセンサー部門に相談しやすい環境もあるのかもしれませんが必ずしも互いに条件が合うとも限らないです。

Samsungで見るとよく分かりやすいですがSamsungグループとしてみれば幅広いコンポーネントを開発しているとはいえ全てのコンポーネントをモバイル部門がGalaxyに採用していないです。

例えば近年でみればExynos2300はモバイル部門の求めるパフォーマンスに満たなかったことからも採用がキャンセルされたと言われておりGalaxy S23シリーズはSnapdragon搭載モデルのみです。

またGalaxy S24 Ultraなどを見てもメインカメラセンサーこそはSamsung製ですがカメラセンサー全てでSamsung製を採用しているわけではなくモバイル部門も取捨選択をしている。

SonyはOne Sonyを目標にしていると思いますが必ずしもSony製に固執しているわけではない。またコンポーネントはコスト問題と直結するため大人の事情もそれなりに絡んでくると思います。

少なくともXperiaが最新のセンサーを採用していない=仕事をしていないではないことです。最後にここ近年大きな問題になっていた発熱問題ですがベンチマークでハイスコアを獲得することは必ずしもユーザビリティの改善に繋がっているとは言えないと判断している可能性。

多くのユーザーはベンチマークで200万点をとるよりも発熱が抑制され長時間安定してゲームをできる方がいいという感じでゲームをやらないユーザーにとっては電池持ちが安定している方がユーザビリティが改善するので余裕を持たせたチューニングの採用は良き判断。

ここまでベンチマークが落ちるならむしろコストが安いSoCを採用するべきだとの声もあります。ただランクを落としてフルスロットでSoCを回すならXperia 1Ⅵのような安定性は実現できずです。

ベンチマークは分かりやすい指標になるため中華メーカーを中心に猛烈にアピールしていたことからベンチマーク至上主義の人がかなり多いですがAI機能が計測出来ないなど限界を迎えています。

またインフレしすぎていることからもユーザーが違いを体感できるようなスコアでもありません。何より個人的にはユーザビリティの改善を中心にチューニングを採用してくれたのは良かったです。

まとめ。

今回はXperia 1ⅥへのSonyの拘りについて改めてまとめてみましたが受け止め方は人それぞれだと思います。何より大人の事情も絡んでいると思うのでSonyが後付けで理由を足しているだけの可能性もある。

とはいえ訳がわからない批判しているユーザーもかなりいるので改めてまとめた感じです。

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