値上げより前にやるべきことがある。Pixel 9では価格の合理性に欠ける可能性

直近の情報を見る限りGoogleはPixel 9シリーズで小型のProモデルを追加する可能性が高く同社にとって初の3モデル展開になることからも今までより多くのニーズに応えられる可能性があります。

ただ一方今回海外サイトがGoogle Pixel 9シリーズの価格の合理性に言及しているのでまとめたいと思います。

不具合やバグが多い。

リークしているデザイン通りであればPixel 9 ProはPixel 4以来となる望遠を搭載した小型モデルになり期待値は高くなる一方で多くの海外サイトは揃って価格を懸念しています。

単純にProモデルを追加すると考えれば現行モデル対比で値上げしやすい環境が構築される。さらにラインナップでの価格のバランスを考えるとPixel 8 Proの後継種であるPixel 9 Pro XLも値上げされる可能性がありGoogleはプレミアム路線に変更したいのかも。

メーカーとしてはプレミアム路線に変更したいのは正直当たり前の話で薄利多売となる廉価版をどんなに売っても利益はたかがしれている感じで利益率の高いProを効率よく売りたいところ。

ただ今回海外サイトはPixel 9で高価格化することで価格の合理性に欠けると指摘しています。その理由としては値上げに対してユーザビリティが追いつかない可能性が高く不満だけ増える。

GoogleはPixelにAIをブレイクスルーするためにPixel 6からGoogle Tensorに切り替え。もちろんGoogle Tensorに切り替えて発生したメリットもありますがデメリットも多いです。

以前PixelにSnapdragonが搭載されていた時はQualcommと協力してアップデートの開発。もともとバグや不具合がなかったわけではありませんが今思うと少なかったなという印象です。

そして当たり前の話ですがGoogle Tensorに切り替えたことでQualcommの協力を仰げない。そのためかPixel 6シリーズから急激に不具合やバグが多発してユーザーの満足度を下げた。

海外サイトによるとPixel 6シリーズから不具合が多発した理由としてデバック不足との指摘。

そのためかGoogleは四半期ごとに配信しているFeature Dropのβ版であるAndroid QPRを開始。Android QPRを開始してから不具合やバグは多少減った印象も受けますが他社と比較すれば多い。

ユーザーとしてはAndroidを開発しているメーカーだからこそPixelには安定していてほしい。ただ実際のところPixelは徐々にアップデートが弱いメーカーというイメージが強くなっている。

やはり同じAndroidを採用しているSamsungと比較すると圧倒的に差があるという感じです。また直近だとデュアルアカウントを設定している一部個体がストレージに深刻な不具合発生。

Android14へのアップデートで発生しており今年1月のGoogle Play Serviceのアップデートでも再発するなど不具合もどんどんタチが悪い状態になってきているのが残念です。

正直なぜここまで不安定になりがちなのか不明なところで一番の問題なのはイメージが悪いです。結局ユーザーは機種を買う際にブランドのイメージに左右されることが非常に多いです。

その中でPixelは不具合やバグが多いというブランドイメージになると嫌悪されがちです。

価格の安さが妥協に繋がる。

ただこの状況の中でもPixelが徐々にシェアを拡大できた理由の一つとしては価格の安さです。スマホに限らずユーザーが求めるハードルは価格に比例して高くなるという感じです。

Pixelは電池持ちの悪さに発熱のしやすさにソフトの不安定さなど問題が多々ありますが価格が安いからこそ許容できるという感じでGoogleもマイペースに出来た可能性があります。

ただこれがPixel 9シリーズでプレミアム路線に変更することで価格の合理性が欠如するかも。高いお金を出してまでソフトが不安定な機種を使いたいと思うユーザーは限定的だと思う。

だからこそPixel 9シリーズの価格設定はGoogleにとって非常に重要になってくると思う。

現時点でPixel 9シリーズの価格に関する情報はありませんが単純に考えれば現行モデルより安くなるとは考えにくく他社の採用している価格も価格決定の上で一つの指標になる可能性。

直近の情報通りであれば廉価版であえるPixel 8aですら$500を超えると予測されています。よりPixel 8aを安くみせたいとなるのであればPixel 8と同じ$699でも不十分という感じ。

そうなってくるとiPhone 15やGalaxy S24が採用している$799が一つの目安になる可能性。またPixel 9 Proに関しては同じく小型のProモデルであるiPhone 15 Proが$999です。

さらにGalaxy S24+も同じ価格設定であることを考えると$999が一つの目安になると思います。やはりアメリカで見れば$1000以下になるかならないかでユーザーの印象が大きく変わる可能性。

シリーズの中では安いとはいえ折畳式機種であるGalaxy Z Flip 5ですら$999です。

このことを考えるとPixel 9 Proはむしろ$999以上の価格設定には出来ないという感じです。あくまでも個人的な予測ですが他社に対して価格のアドバンテージは重要だと思うのでGoogleはPixel 9で現行モデルと同じく$699でPixel 9 Proで$899と抑えてくると思う。

そして最上位モデルであるPixel 9 Pro XLですがiPhone 15 Pro MaxやGalaxy S24 Ultraが$1299であることからも$1199程度に抑えてくるかなと思っています。

理想なのはPixel 8aを$499に抑えることでそうすればPixel 8aとPixel 9シリーズでちょうど$200ずつきざむことが出来るのでユーザーにとってもわかりやすいかなと思います。

とはいえ他社と比較して今までは$200近く安かったのに$100の価格差でユーザーは納得するのか。少なくとも他社と価格を揃えてきた場合価格の合理性は欠如する可能性があり危険です。

他社より$100近く安くすることで売れ行きにそこまで大きな影響は与えない可能性もあります。ただPixel 9 Pro XLは推測通り$1199なら現行モデル対比で$200の値上げになるのでソフトでの安定性はもちろんカメラスペックの大幅強化などハードルはかなり高めになるかも。

Google Tensor G4が足枷になるかも。

もちろんソフトの部分の不具合も気になるところですがハードの品質も気になるところです。以前は中国で製造していたみたいですが今後はベトナムが中心になり当面は安定しない可能性も。

ただこればかりは今後のことを考えるとしっかり現地のノウハウを貯めていくしかない。一方でPixel 9シリーズで気になる部分としてはGoogle Tensor G4を搭載することです。

Pixel 6シリーズの時に大きな話題となった通信関連の不具合ですがGoogleがアップデートを重ねても完全に解決できなかった感じで原因は5Gモデムのハード的欠陥とも言われています。

Google Tensor G2ではExynos5300に刷新され同様の不具合報告は劇的に減りましたがそれでも完全という感じではなくSamsung依存が高いからこその弊害という感じです。

現時点でGoogle Tensor G4に統合される5Gモデムは不明ですが結局はSamsung製だと思う。そうなってくると通信関連の不具合を完全に払拭することは非常に難しいと思います。

またExynos5300はQualcommの5Gモデムと比較すると消費電力も多く発熱もしやすいです。なので近年のPixelが発熱しやすく電池持ちが悪い一つの原因に5Gモデムが関係しているかも。

またGoogle Tensor G4はリークしているコードネームからもマイナーアップデートになるかも。ただリークしているベンチマークを確認するとメインコアはCortex-X4を採用しているかも。

さらにSamsungの第3世代4nmプロセスルールを採用した上で最新のパッケージング技術を採用。その結果SoC単体で見た場合に電力効率が改善し発熱もより抑制される可能性があるとの予測。

ただ結局のところベンチマークで見ればExynos2400の劣化版程度に捉えておくのがいい。

GoogleはGoogle Tensorに切り替えた際にベンチマークでハイスコアを獲得するようなチューニングをしていないことを明らかにしていましたがPixel 9シリーズで値上げされるなら他社と比較する上でわかりやすい指標の一つとなるベンチマークで大きく劣るのは良くないです。

事前情報を見る限りでGoogle Tensor G4は150万点前後のベンチマークスコアになりそう。その中で他社より$100安い程度でレビューを主にするオタクたちを納得させられるのか。

あくまでも直近の情報を見る限りプレミアム路線に切り替えるのでは大きな飛躍になるGoogle Tensor G5を搭載するPixel 10シリーズのタイミングがいいのではと思っちゃいます。

ちなみにPixel 10シリーズではPixel 10 XLが追加され合計4モデル展開との予測です。

まとめ。

今回は海外サイトがPixel 9シリーズの価格の合理性について言及していたのでまとめてみました。特に国内では円安の状況でGoogleがかなり頑張ってくれていたこともあり異常に安かった。

それがPixel 8シリーズで為替相当の価格設定になったことで一気に値上がりした印象です。これでPixel 9シリーズで現地価格で値上げになれば国内価格もかなり厳しくなりそうです。

PR)購入は待ち時間・手数料不要のオンラインショップがおすすめ!

 DoCoMoはこちらで! auはこちらで!
SoftBankはこちらで! 楽天はこちらで!

LINEMOはこちらで! ahamoはこちらで!
最新情報をチェックしよう!
>Gazyekichi VLOG

Gazyekichi VLOG

記事ではなかなか伝えることが難しい機種のスピーカーや動画の手ぶれ補正などをYouTubeでよりわかりやすくご確認できます。

CTR IMG