Xiaomi 14 Ultra 開封レビュー。日本で発売されたらマジでダークホース

2022年は搭載機種が限定されていたIMX989ですがついに上位モデルにも搭載されるようになったのでXiaomi 13 Proを購入して開封レビューをしてみました。詳細は「Xiaomi 13 Pro 開封レビュー。物撮りが捗り過ぎる超楽しいカメラスマホ」をご参照下さい。

そして最上位モデルであるXiaomi 13 Ultraもカラバリや容量構成は限定されていますが先日には約2年ぶりにグローバル市場で販売されたため購入してみました。詳細は「Xiaomi 13 Ultra 開封レビュー。This is Cameraに相応しい機種」をご参照下さい。

さて今回Xiaomi 14 Ultraの香港版を購入したので開封レビューをしつつGalaxy S24 Ultraとの比較レビューをしたいと思います。

開封。

まず開封をしていきたいと思いますが相変わらずの黒を基調とした化粧箱で高級感がある。

付属品を確認すると90Wの電源アダプター。

USB-Cケーブル。

SIMピン。

説明書とお馴染みで付属品は発売地域によって異なりますが電源アダプターをしっかり同梱しているからこそ化粧箱が厚めで毎回必要とは思いませんが充電速度が変わったタイミングでは付属してほしいと思う。

結局環境に配慮したという建前でユーザーの実質負担が増えただけのようににも感じてしまう。

そして地味に嬉しいのが専用ケースも同梱されていることでおそらくですがハードケースです。過去の機種を正確に覚えていませんが今回はハードケースになったので質感はより高めに感じる。

なので下手なクリアケースを買うよりは付属のケースを使った方がいいのではという感じです。

純正ケースを購入。

ただ今回本体の購入に合わせて純正のレザーケースを購入したので確認していくと質感は相変わらず高めで本体のデザインとマッチしているのでケースをつけても違和感なし。

また本体下部以外はしっかり保護してくれるので高いお金を出して買った甲斐がある感じ。

ちなみに自分が購入した時は約5000円なので高くも安くない感じでこれだったら全然あり。

付属品で必要最低限のアクセサリーが揃うのは嬉しいところで自分は純正ケースがかなり良さげに見えたので今回購入してみましたが満足度はかなり高めという感じです。

デザインを確認。

次にデザインを確認していきたいと思いますがXiaomi 14 Ultraはブラックとホワイトの2色。全てのカラバリでレザー基調が採用されていますがブラックの方がカメラっぽく感じるかも。

ただ今回単純にスマホとしてみた場合にホワイトの方が高級感を感じたのでホワイトを購入。ちなみにバックパネルにセラミックを採用したブルーも存在していますが大陸版限定です。

まず本体上部を確認するとスピーカーグリル程度でIRブラスターはカメラ部分に移動しています。

本体左側面は何もなく本体右側面に電源ボタンと音量ボタンの搭載といつも通りです。

最後に本体下部にUSB-C/スピーカーグリル/SIMトレイと全体的に見れば大きな変更はないです。

Xiaomi 14 Ultraは前モデル対比でフラットディスプレイに近いデザインを採用しています。そのためサイドフレームもそれなりに厚みのあるデザインに変更されましたがマット仕上げを採用。

サイドフレーム自体はアルミですがマット仕上げのお陰で変に膨張して見えないのがありです。

そして本体サイズを確認すると161.4×75.3×9.2mmとぱっと見の印象よりは横幅がスリムです。また重さも219.8gとフラッグシップの最上位モデルの中では特段大きくもなく小さくもないです。

ディスプレイがフラット気味になったことからも横幅がもっと増すかなと思っていましたが75mm程度に抑えてくれたことで思っていたよりグリップしやすく取り回しも悪くはないです。

取り回しの良さが目立つ。

今回は折角なのでGalaxy S24 Ultraと比較していきたいと思いますが横幅に大きな違いがある。Xiaomi 14 Ultraであれば片手でもギリギリいけると思う人もいると思いますがGalaxy S24 Ultraに関しては横幅が79mmもあるので片手操作できる人はかなり限定される。

さらに僅か10g程度の差とはいえ横幅があることからもGalaxy S24 Ultraの方が取り回しが悪い。

残念なことに不調な自分の手首ではGalaxy S24 Ultraは大きくてすぐに悪化しました。本体のデザイン自体は好みの問題でGalaxy S24 Ultraはバックパネルがフラットに加え四隅部分も角ばったデザインを採用しているので全体的に見ると高級感のある板という感じです。

一方でXiaomi 14 Ultraに関してはカメラデザイン含め一眼カメラを意識したデザインです。

あとはGalaxy S24 Ultraは全カラバリでサイドフレームにチタンを採用していますがXiaomi 14 Ultraの場合は限定モデルが用意されているとはいえ中国限定での発売です。

ただチタンを採用しているからといって本体がかなり軽量化したとか分かりやすい恩恵がないならサイドフレームにアルミが採用されていてもよく正直なところチタンを理由で選ばないです。

デザイン全体で見ればGalaxy S24 Ultraの方が高級感がありXiaomi 14 Ultraはガジェット感が強めでスマホとしてみた場合Xiaomi 14 Ultraの方が取り回しは圧倒的に優秀。

ベゼル部分のみをEdgeスタイルにするというのは今後中華メーカーを中心に流行るかも。

ディスプレイを確認。

次にディスプレイですが個人的に嬉しかった部分としてはフラットディスプレイ寄りに改善。少なくともXiaomi 13 UltraはEdgeディスプレイを採用していますよという感じでしたがXiaomi 14 Ultraはほとんどがフラット化しましたがベゼル部分だけカーブしている感じです。

なのでEdgeディスプレイのデザイン性を活かしつつ実使用部分ではフラット気味でしっかり改善。

少なくとも開封の時点でスクリーンプロテクターが標準装着されているので安心ですがこれを今後TPUフィルムやガラスフィルムに張り替える時は相性が今まで以上に出やすいかも。

Galaxy S24 Ultraと比較してみるとほほフラットと完全にフラットでは印象が変わります。Xiaomi 14 UltraはXiaomi ceramic shieldを採用している一方でGalaxy S24 UltraはGorilla Glass Armorを採用していますが耐久性はどちらが上なのか現時点では不明です。

ただ湾曲している部分がある方が落とした時に割れる確率は高くなるのではないかなと思います。一方で擦り傷に関しては少なくとも日常使いでは大きな差がないのかなと思います。

ちなみにGalaxy S24 Ultraはディスプレイの反射率が大幅にカットされているのが特徴ですがスクリーンプロテクターを貼ってしまうと正直関係ないのでアドバンテージにはならないと思う。

ピーク輝度は控えめ。

また個人的に控えめだなと思ったのがディスプレイ輝度で最大3000nitsに対応しています。HonorにOppoとピーク輝度を大幅に強化している中でスペック的には一歩遅れている印象です。

ただピーク輝度より重要なのはHDR表示で実際にどの程度の明るさが出ていることです。

残念なことに執筆時点で海外サイトがXiaomi 14 Ultraのディスプレイテストの結果を公開してないため何ともですがスペック上ではほぼ一緒のXiaomi 14を参考にすると手動調節で497nitsで自動調節は1175nitsとなっていることからも同程度の可能性があります。

少なくとも高輝度モードで1000nitsを超えていれば屋外でも最低限使えると思いますが屋外でガチでカメラ撮影をしたいとなった時に他社と比較するとちょっと物足りない可能性あり。

ちなみにGalaxy S24 Ultraは海外サイトを参考にすると自動調節で最大1447nitsです。

ただ実際に屋内で比較してみてもXiaomi 14 Ultraの方が僅かに明るく感じることが多いです。一方でカメラのサンプル撮影にいってきた時は明らかにGalaxy S24 Ultraの方が見やすかった。

少なくとも屋外で困るような明るさではありませんがGalaxy S24 Ultraの方が見やすいです。

ディスプレイスペックは全体的に大人しめ。

表示解像度は同じく2Kとなっており画素密度に大きな差があるわけでもなく可変式120Hzに対応。ざっくり比較した感じだとGalaxy S24 Ultraの方がサクサク感強めという印象を受けます。

ただここは好みの問題でどちらの機種であっても残像を感じにくく不快に感じることはないです。

またYouTubeを再生してみると再生するコンテンツにもよるかもしれませんが全体にXiaomi 14 Ultraの方が色味がちょっと濃いめかなという印象ですがそこまでに大きな違いない。

あとはXGalaxy S24 Ultraの方が横幅があるためコンテンツは僅かに大きく表示される。ディスプレイ全体で見た時にGalaxy S24 Ultraの方が明るくて大きくて見やすいと分かりやすい。

Xiaomi 14 Ultraの方がスペックがスペックだからこそ実使用部分でちょい物足りなく感じる。

基礎スペックを確認。

そして基礎スペック部分を確認していきたいと思います同じくAndroid14をベースとした独自UIを採用。個人的にはピュアAndroidに近い機種をずっとメインで使ってきたことからも中華メーカーの独自UIはちょっと慣れない部分もあり中華メーカーの中でもMIUIは癖が強めに感じていた。

ただHyperOSに変わって個人的には初めての機種ですがMIUIからあまり変わった印象がないです。細かい部分をちゃんと比較すれば違うのかもしれませんが自分がMIUIで気になっていた部分は変わらず。

何よりカスタマイズ性はGalaxyの方が優れておりGood Lockが国内で解禁されたことでより強化。個人的にはカスタマイズ性に興味がありませんがOneUIの方がまだ慣れているかなという印象。

そしてアップデートサポート期間に関して個人的には最大7年も必要ないと思っています。個人的にメリットがあるとすれば売却の際に今までより値崩れしにくくなる可能性があること。

少なくともフラッグシップモデルかつ最上位を購入する物好きな人のほとんどは7年も使わない。なのでGalaxy S24 Ultraにアドバンテージがあるとも思っておらずXiaomi 14 Ultraの最大5年であっても個人的には微妙なところでガチで使えば3年もしないうちに飽きると思う。

国内発売の可能性大。

そして執筆時点で正式発表されていませんがGalaxy S24 UltraはFCCの認証情報からも国内ではauとdocomoから発売される可能性が高く4月3日に正式発表される可能性が高いです。

一方でXiaomi 14 Ultraの香港版に関してはまさかの技適ありで国内でも普通に使えます。

このことからもおそらく日本国内での発売の準備を進めている可能性がありますが詳細は不明。またXiaomiの機種は基本4つの地域別モデルを用意していると言われており香港版はグローバルモデル扱いで技適を通してあることを考えると別途日本向けのモデルが存在しないかも。

つまり国内で発売されるとしてもFelicaや対応バンドはキャリアモデルほど最適化されないかもまた大手キャリアも扱わず直販版のみになる可能性もありますが非常に楽しみな感じです。

ちなみにSIMに関して両機種ともeSIM対応モデルがありますが発売地域によって異なります。少なくともGalaxy S24 Ultraの国内版は物理SIM+eSIMのDual SIM構成になると思います。

一方でXiaomi 14 Ultraは香港版なので物理のDual SIM対応と非常にありがたいです。

ストレージオプションは限定的。

そして容量構成ですがRAMに関してはXiaomi 14 Ultraはストレージ関係なく16GBに対応。一方でグローバルモデルは512GBモデルのみと限定されてしまうのはちょっと残念という感じ。

ちなみにGalaxy S24 Ultraは前モデルと同じならカラバリによってストレージが制限かも。例えばGalaxy S23 Ultraの時ブラックは512GBと1TBモデルがありましたがオンライン限定。

また直販版は1TBのみかつクリームとかなり制限されていたので今年はどうなるのか気になるところ。少なくとも昨年通りであれば好きなカラバリで好きなストレージは選べない可能性もあります。

そして搭載SoCはSnapdragon 8 Gen 3でベンチマークを3回連続で回してみました。

パフォーマンスと発熱。

スコア的に見ればXiaomi 14 Ultraの方が高いですがだからといって大きな差があるわけでもない。気になる部分としては内部温度でGalaxy S24 Ultraは3回目で41.3度まであがっていますが温度の変化を見ている限りでは40度を起点にスロットルダウンをかけているという印象です。

一方でXiaomi 14 Ultraに関しては内部温度が50度を超えてきておりかなり熱めとなっている。今回のベンチマークでみる限り50度付近まで上がるとスロットルダウンをかけている感じ。

ちなみに計測終了ごとに外部温度も計測してみましたがGalaxy S24 Ultraは36.7/40.8/40.2度。一方でXiaomi 14 Ultraは38.6/41.1/41.3度と内部温度の割にはそこまで高くないです。

ただサイドフレーム部分がかなり熱くなるので長時間のゲームはストレスに感じるのかも。

また今回合わせてパフォーマンスの持続性を調べるために3D Mark Wild Life Stressを実施。安定率で見るとXiaomi 14 Ultraが69%なので開封初日に計測した割には安定した印象です。

一方で外部温度を計測してみたところGalaxy S24 Ultraは44.0度に対してXiaomi 14 Ulrraは47.1度とサイドフレームが熱すぎて持っているのは相当不快という温度になっていました。

今回のベンチマークで判断する限りパフォーマンスの持続性はXiaomi 14 Ultraの方が優秀。ただ放熱性能をより強化した影響もあるのか発熱を感じやすくストレスになるかもしれません。

電池持ちに期待。

そしてバッテリー関連ですがXiaomi 14 Ultraのグローバル版は大陸版と比較して300mAh減少。とはいえGalaxy S24 Ultraと同じ容量で最上位の中で多くもなければ少なくもない感じです。

残念なことに執筆時点でXiaomi 14 Ultraのバッテリーテストの結果は公開されておらず。ちなみにGalaxy S24 Ultraに関しては13時間49分とiPhone 15 Pro Maxなどのトップクラスには及ばないものの個人的な使い方であれば2日以上は持つと電池持ちはかなり良い。

Xiaomi 14が13時間56分とGalaxy S24 Ultraより優秀なスコアを獲得しているので個人的にはXiaomi Mix Fold 3の電池持ちの良さも合わせてXiaomi 14 Ultraに期待している感じです。

そして充電速度に関してGalaxy S24 Ultraは充電開始30分で69%でフル充電に1時間5分。一方でバッテリー容量に充電速度が一緒のXiaomi 13 Ultraを参考にすると充電開始30分で91%の充電が可能でフル充電に40分とおそらくXiaomi 14 Ultraの方が圧倒的に速いと思います。

そしてワイヤレス充電に関して専用の充電器が必要とはいえXiaomi 14 Ultraの方が圧倒的です。

その他。

またお馴染みですがイヤホンジャックなしにIP68に対応でSDカードスロットもなしです。生体認証に関してはインカメラを利用した2Dの顔認証に加え光学式画面内指紋センサーに対応。

実際に使っていても特段ストレスもなく快適ですが認証速度が速過ぎて逆にちゃんとやっているのか。Xiaomi 15シリーズからは超音波式になるとも予測されているので今後が楽しみという感じです。

そして音量を50%に設定した上でスピーカーテストをしてみましたが音量はGalaxy S24 Ultraの方が大きいように感じますが高温が安定していない印象です。両機種とも低音はイマイチですがXiaomi 14 Ultraの方が音のバランスが安定している印象。

カメラを確認。

最後にカメラですがメインカメラセンサーに1インチのLYT-900を搭載しており可変絞りに対応。絞り機能に関しては自動となっており手動でF1.63/2.0/2.8/4.0と調節することが可能です。

ただカメラの設定メニューを開いて絞りのオプションを押してからじゃないと調節出来ない。カメラUI上で簡単に切り替えられるようになることに期待していたのでちょっと残念です。

ちなみにマニュアル撮影であるプロモードであれば簡単に切り替えることができます。

そして超広角に2つの望遠は全てIMX858を採用しておりある意味分かりやすい構成となっています。また望遠は光学3倍と光学5倍撮影に対応しており最大120倍のデジタルズームに対応。

さらにテレマクロにも対応しており75mmセンサーでは10cmで120mmセンサーでは30cmです。基本ハード面で見ればGalaxy S24 Ultraを圧倒している感じで全てのスマホの中でも強めで写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

今回のサンプルはGalaxy S24 Ultra/Xiaomi 14 Ultraの順番になっています。またXiaomi 14 Ultraはライカバイブラントモードで撮影しているので予めご了承下さい。

色味に関してはXiaomi 14 Ultraの方がちょい派手という感じに見えます。一方でXiaomi 14 Ultraの方が超広角特有の歪みはちょい気になるという感じでしょうか。

広角で撮影。

ちょっと逆光に近い感じで撮影していましたが両機種ともちょっとボヤっとした感じに。

やはりセンサーサイズの違いもありXiaomi 14 Ultraの方が全体的にボケ感がしっかりしている一方でシャドウが強めなのか全体的に暗く見えてしまうかもしれません。

プレビュー画面では気になりませんでしたが、あとで撮影した画像を確認するとやはりセンサーサイズが大きいXiaomi 14 Ultraの方が接写は気を使う感じです。

今回絞り機能はオートで撮影していますが接写の際は調節しながら撮影した方が失敗は少なくなるかなという印象です。

ポートレートで撮影。

まずはGalaxy S24 Ultraは1倍でXiaomi 14 Ultraは23mmで撮影しています。フォーカスの問題からXiaomi 14 Ultraは全体的に暗めという感じでフォーカスも甘めです。

次にGalaxy S24 Ultraは2倍でXiaomi 14 Ultraは50mmで撮影しています。倍率関係なくGalaxy S24 Ultraはピントが合うまでに時間がかかることが多いけどキチっとした写真を撮れることが多い。

一方でXiaomi 14 Ultraはプレビュー画面でピントが合っていると思ってシャッターをおしてますが実際にはちょっと甘めの時が多いという感じです。ただGalaxy S24 Ultraと比較するとピントが合うのは速いように感じます。

そしてGalaxy S24 Ultraは3倍でXiaomi 14 Ultraは75mmで撮影しています。Xiaomi 14 Ultraの方がボケ感は強い一方でノイズというか色潰れがちょい気になる感じです。

テレマクロで撮影。

次に3倍で撮影してみましたがXiaomi 14 Ultraはフォーカスが思っていたより甘めです。あとは気になった部分としてGalaxy S24 Ultraは加速度センサーの精度がイマイチなのか、本体を横持ちで接写したあと撮影した画像をみると縦向きになっていることが多いです。

今回接写で15枚くらい撮りましたが、Galaxy S34 Ultraは6枚が縦向き撮影として処理されていたのが微妙なところです。

望遠で撮影。

次に1倍で撮影。

次に光学となる5倍で撮影。

そして10倍で撮影してみましたが、この時点でGalaxy S24 Ultraはあまり余裕がない感じに。

Xiaomi 14 UltraはAIで30倍ズームを強化していますが、今回のサンプルをみる限りはGalaxy S24 Ultraほどノイズがないとはいえ、そこまで安定した画質とは言えない印象です。

次に50倍で撮影しましたがGalaxy S24 Ultraはかなり劣っている印象。

最後に100倍で撮影してみましたがXiaomi 14 Ultraの方がまだマシです。以前よりXiaomiも120倍にスペック上は対応してきましたが実用性は微妙でGalaxyのUltraモデルの方が優れていた。

ただGalaxy S24 Ultraで光学10倍ズームがなくなったこともあり、ズームが強いという機種とはもう言えないことを改めて今回の比較で確認することができます。

とはいえズーム撮影時の手ぶれ補正はGalaxy S24 Ultraの方がしっかりしており撮影しやすいです。ちなみにポートレートで娘を軽く撮影してみましたが軽く動いた程度であればそれなりに撮れる。

同じ条件だとGalaxy S24 Ultraはブレブレになって使い物にならないのでマシに感じる。

超広角(低照度)で撮影。

次に手持ちかつナイトモードでサンプルを撮影してきました。

Xiaomi 14 Ultraは白飛びがひどい時もありますが全体的に見ればある程度頑張っている感じです。

広角(低照度)で撮影。

明るさというよりは色味含めて明らかにチューニングが違うのが面白いです。

好みが分かれるところだと思いますが個人的にはXiaomi 14 Ultraのナイトモードで撮影した画像の方が温かみを感じるので好きです。

強い光源がある場合だと白飛びはXiaomi 14 Ultraの方がひどいですがゴーストやフレアは大体一緒に感じます。

望遠(低照度)で撮影。

Xiaomi 14 Ultraのナイトモードは05/1/3.2/5倍から選択できる一方でGalaxy S24 Ultraは0.6/1/2/3/5/10倍から選択することができ汎用性が高い。このサンプルはXiaomi 14 Ultraが1倍でGalaxy S24 Ultraが2倍で撮影しています。

次に3倍で撮影してみました。

最後に5倍で撮影してみましたがGalaxy S24 Ultraの方がフォーカスがしっかり合っている印象。意外にもナイトモードでは極端な差があるという感じではなく、何よりアップデートによってGalaxy S24 Ultraのフレアが改善したこと。

Galaxyの夜の撮影はやはり安定している印象です。一方でプレビュー画面だと写真であろうと動画であろうとXiaomi 14 Ultraの方が明るいことが多く、動画に関してはXiaomi 14 Ultraの方が低照度では安定している印象です。

まとめ。

今回はXiaomi 14 Ultraの香港版を購入したのでGalaxy S24 Ultraと比較レビューをしてみましたが以前はスペックだけという感じだったのが世代を重ねるごとに安定した印象です。

今回も毎度お馴染みとなっていますがまめこさんのところで購入しており約21万円でした。何より香港版でも技適があることから日本での発売の準備を進めている可能性が高いと思います。

何気に物理SIMのDual SIM構成で使えるフラッグシップは国内でほぼ選択肢がないので貴重です。

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