幹部が明らかに。今後Xiaomiが国内でフラッグシップの導入は可能性大

2022年は搭載機種が限定されていたIMX989ですがついに上位モデルにも搭載されるようになったのでXiaomi 13 Proを購入して開封レビューをしてみました。詳細は「Xiaomi 13 Pro 開封レビュー。物撮りが捗り過ぎる超楽しいカメラスマホ」をご参照下さい。

そして最上位モデルであるXiaomi 13 Ultraもカラバリや容量構成は限定されていますが先日には約2年ぶりにグローバル市場で販売されたため購入してみました。詳細は「Xiaomi 13 Ultra 開封レビュー。This is Cameraに相応しい機種」をご参照下さい。

さて今回ケータイWatchのインタビュー記事によるとXiaomiは国内でフラッグシップの展開に積極的であることが判明したのでまとめたいと思います。

日本市場は規模がデカい。

今回同サイトはXiaomi Japanの社長と東アジア統括マネジャーにインタビューを実施。Xiaomiの幹部が今後の国内展開における展望について明らかにしたので確認したいと思います。

まず地域ごとに気にしたことがなかったのでびっくりしたのが日本市場の大きさです。コロナ以降グローバル市場における出荷台数が減少したとか国内における出荷台数が減少とかネガティブな情報を見ることはよくありましたが日本市場の規模を考えたことがなかった。

同氏によると日本市場は年間3000万台も出荷されていることからも市場規模はかなり大きくグローバルの中でもトップクラスであることに加え日本市場はハイエンドが中心のマーケット。

そのためXiaomiが今後ハイエンドモデルを展開する上でも有利に働く可能性があるとしています。

直近の国内市場を見るとiPhoneが圧倒的に売れているとはいえ他の市場と異なり型落ちがメイン。また何かあればすぐにコスパという言葉が出てくることに加え最上位のフラグシップは否定派の人が多くメーカーから見れてあまり魅力がない市場なのかなと思っていましたが違うみたいです。

少なくともメーカーにビジネスチャンスがあると思ってもらえるのは非常に大きな意味があります。一方で日本市場の特性を勉強中としており国内のスマホの売上の92%がキャリア経由と圧倒的。

そのためXiaomiは国内版を出す際にキャリアに扱ってもらえるように改善を重ねたとしています。またXiaomi Japanの社長にキャリアとの関係が強い大沼氏をおいてキャリアとの関係を強化。

そして現状の目標の一つしてはフラッグシップのライカ共同開発モデルを出したいとしています。

昨年で見ればライカ共同開発モデルになるのはXiaomi 13シリーズやXiaomi 13Tシリーズです。ただXiaomi 13Tシリーズが国内で導入された際には大きな特徴の一つであるライカがカットされている。

これはライカとのライセンスの問題があることを以前Xiaomiの幹部が明らかにしています。Xiaomiが2019年に日本進出してからエントリーモデルにミドルレンジモデルと展開。

そして昨年にはXiaomi 13Tシリーズと準フラッグシップモデルまで展開されてきたことになる。Xiaomiとしてもステップ・バイ・ステップだと考えているみたいで次はXiaomi 13シリーズや先日グローバル発表されたばかりのXiaomi 14シリーズなどフラッグシップの展開が目標に。

なのでXiaomi本社にも強く要望しているみたいですが販売台数や販売チャネルにも左右される。同氏によれば今後展開できる可能性は高いとしていますが現状でははっきりとしたことは言えない。

ちなみに日本市場の大きな特徴として品質に対して求めるレベルがかなり高いこと。そして保証の考え方も他の地域と異なるとしており今後より強化する必要性があるとしています。

Xiaomi 14の国内展開はあるのか?

実際のところXiaomi 14やXiaomi 14 Ultraが国内で展開されるのか現時点では何とも言えず。ただXiaomi 14 Ultraを仮に国内で発売するのであればカメラ撮影が好きなコアなMi Fanからの口コミを通じてブランド力をどんどん高めていきたいとしています。

また国内のキャリアや家電量販やECなどのパートナーの協力も必要になることを指摘しています。やはり売上を最低限確保するにはキャリアの存在が非常に重要で中華メーカーの機種を割と柔軟に扱っているのがSoftBankというイメージでauもそれなりに扱うイメージがある。

逆にdocomoに関してはHuawei以来まともに扱っていない印象があるので消極的なのかも。今回のインタビューをみる限りキャリア経由の販売はもちろん直販版も積極的になるかも。

やはりコアなオタクは直販版を買う流れの方が強くリーチを広げるためにキャリアモデルが必要に。なので現状でみるとライカのラインセンス問題とキャリアが首を縦に振ってくれるかが重要です。

あとは国内市場は品質基準が他の市場と比較しても高いことから中国のようなスピードのある展開は難しいとしていますがグローバル展開とどれだけタイムラグなく発売することができるかが重要。

少なくとも今回のインタビュー記事をみる限りでは今後のフラッグシップの展開に期待したくなる。一方でXiaomi 14 Ultraの国内展開について現時点での情報を元にすればあまり期待出来ない。

海外サイトによるとXiaomiのスマートフォンはGL/IN/CN/JPと4つの地域別モデルがあるとの話。単純に考えると前からグローバル/インド/中国/日本の大きく4つの地域に分かれていることに。

そしてXiaomi 14 Ultraの内部コードからもGL/IN/CNの記述を確認することができるとの話。つまりJPの記述がないことからも日本で発売されない可能性が高いと考えることも出来ます。

ただグローバル版に技適を通過させた感じの直販版が出る可能性は完全に否定出来ない感じに。また界隈でちょっと話題になっているのがXiaomi 14 Ultraの搭載しているバッテリーです。

中国版の分解動画からも日本で発売する際に必ず必要なPESマークを確認出来ません。ただ中国版が5300mAhのバッテリーを搭載しているのに対してグローバル版は5000mAhとバッテリー容量が異なることからも違うバッテリーを搭載していると話題になっています。

現時点でグローバル版のバッテリーにPESマークがあるのであれば可能性はちょい出てきます。とはいっても過去の機種からPESマークがある=日本で発売されたではないので注意が必要です。

そして先ほどのライセンスの問題もあることから国内での発売はあまり期待出来ない状況に。仮に発売するとしてもライカカットにFelicaや国内のバンド最適化カットで直販版のみ発売。

これで売れ行きを見て今後のフラッグシップモデルの展開に役立てる流れになるのかも。

積極的に攻めてほしい。

とはいえ個人的に発売してみないとデータも取れないと思うのでやってほしいと思っちゃいます。ある意味Nubia Z60 Ultraは開きなおっていて個人的には好印象という感じです。

国内のキャリアが扱うどころか国内のバンドに最適化もされず技適すらない状態で販売開始。もちろんFelicaチップなども搭載していないのでおサイフケータイなどにも非対応です。

さらに販路は公式サイトとまめこmobileと限定的ですが最低限のデータはとれると思います。少なくとも今までNubiaが好きで海外版を買っていた人がどの程度国内発売に興味があるのか。

他のメーカーが今までやりそうでやってこなかったことだからこそ評価ができる感じです。なので個人的にXiaomiもフラッグシップモデルはNubiaのように大胆に攻めてほしいところ。

むしろXiaomiはNubiaと比較して今まで日本市場で展開してきたので下地がある状態です。なので全く日本で発売したことがないメーカーよりはハードルが圧倒的に低いことに違いはない。

あくまでも主観ですが国内展開するならわざわざ日本向けの公式サイトは必要ないと思っています。まずはグローバル版のサイトで配送先に日本を選択できるようにしてくれればだいぶ楽になる。

ちょっとメーカーが違いますが最近気になったのはHonorで価格をなぜか円表示にできること。今後日本での展開を考えているのかしれませんがグローバルサイトはどのメーカーもあるので十分。

また技適の認証とVoLTEさえ使える状態にしおけば日本国内でも十分に使えるようになります。

Felicaチップは日本市場でいまだ大きな存在感を占めていますが電子マネーが多種多様化したこと。そして改札も関東圏以外はVISAタッチなどで乗れるようになってきているので改札の問題も今後順次クリアしていく可能性があり海外の方が快適に過ごせるように基準を見直した方がいい。

国内市場は今後人口減少により規模が縮小していくと思いますがその中ローカライズは足枷に。ただようやくFelicaの柵がちょっとずつなくなってきているので個人的には嬉しいという感じ。

またスマホ本体が対応している必要もないと思っておりSuica対応のスマートウォッチは選択肢が地味にあるので以前のようにガチガチにローカライズしなくてもいいように感じます。

個人的には今後Honorやvivoなどグローバル展開しているメーカーにも日本のユーザーがより購入しやすい環境を構築してほしいと思っており何より買って使えるようにして欲しいところ。

Xiaomiは中華メーカーの中でも国内で一歩進んでいる印象なので頑張ってほしいところです。特にOppoより先にフラッグシップモデルをしっかり展開することに大きな意味があると思う。

まとめ

今回はXiaomiの幹部が国内における今後の展望を語っていたのでまとめてみました。Xiaomi 14 Ultraは完成度で見ればGalaxy S24 UltraやiPhone 15 Pro Maxに劣る可能性がありますがそれ以上に拘りを感じることができスペックでワクワクさせてくれる機種。

そんな機種が今後国内でより購入しやすくなるようにXiaomiには頑張ってほしいところです。

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