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さて今回The informationによるとAppleは2つの折畳式機種を開発していると報告しているので簡単にまとめたいと思います。
クラムシェル型を開発中。
今回Appleの開発状況を把握している人物からの情報としてAppleはクラムシェル型を採用した2つのiPhoneのプロトタイプを開発していることが判明したとしており折畳式機種の開発に着手。
以前より噂があれど具体的な話が出てきませんでしたが今回新たな噂がようやく出てきた形に。
ちなみにクラムシェル型はガラケーのような形状でGalaxy Z Flip 5やOppo Find N3 Flipが分かりやすい例となっており逆にGalaxy Z Fold 5のようなブック型は開発していないことに。
ただ今回の情報によると折畳式機種のiPhoneの開発は初期段階にあり2024年または2025年の同社の大量生産計画に載っていないことからもどんなに早くても2026年に登場との話。
すぐに出てくる可能性は低いですがAppleは折畳式機種の開発を少しずつ始めているみたいで少なくともアジアの一つのメーカーにコンポーネントのサンプル依頼をかけたとしています。
ただ依頼したとされているサプライヤーがAppleの基準を満たすことが出来ないのであれば折畳式を採用したiPhone自体がキャンセルされる可能性も十分にあり得るとされています。
一方で今回Appleが依頼したとしているのがどのコンポーネントなのか非常に気になるところです。
折畳式機種で非常に重要になってくるのはヒンジとフレキシブルディスプレイだと思います。おそらくどちらかだと思われフレキシブルディスプレイであればSamsungの可能性もあります。
一方ヒンジに関してはMacBookのヒンジの開発/生産を請け負っているサプライヤーに試作を依頼したと以前から言われていますが今回の情報とリンクしているのかは定かではないです。
何よりApplegは折畳式機種の開発を開始したといえめちゃくちゃ積極的という感じではなくすぐに計画をキャンセルできる状態にしていることになりAppleもリスクと考えている可能性。
Appleのエンジニアは折畳式機種を開発する上での技術的な課題を克服するために何年も苦労。さらにその努力に直接的な知識を持つ3人の関係者からの話として通常のスマホと比較してコストが高いことをユーザーが納得できるような十分に魅力的な機能が思い付いていないとの話。
現状Galaxy Z Flip 5などをみるとセルフィーなどをアピールしていますが国内で見ると15万円近くの価格設定となっておりユーザーにとって十分に魅力的とは言えない状況です。
とりあえずデザイン性と価格で海外はゴリ押しという感じですがAppleが課題に感じるのも納得。
ブック型も開発していた?
一方でAppleはブック型ではなくクラムシェル型を開発しているのか非常に気になるところ。今回の情報によるとAppleのデザインチームを当初本体を折り畳んだ時にディスプレイが外側を向くタイプのブック型を開発したかったみたいであることに言及しています。
国内で発売されているGalaxy Z Fold 5やPixel Foldは折り畳んだ時にディスプレイが内側。ただAppleが理想としたのは逆でHuawei Mate Xs 2のような外折りタイプで何方かと言えば邪道で現在選択肢はHuaweiにHonorくらいと折畳式機種の中ではマイナーな感じになります。
外折りタイプのメリットの一つとして折り畳んだ時に両面ともディスプレイの状態になります。そのためGalaxy Z Fold 5などのようにサブディスプレイの存在が不要になります。
一方で開いていても閉じている時も耐久性に問題があるディスプレイが剥き出しの状態になる。
HuaweiはHuawei Mate Xsなどではポーチ型の純正ケースを用意していましたが使いたい時に都度ポーチから取り出す必要があるため利便性に優れているという感じでははなく後に裏側部分を覆ってしまうケースを用意しましたがそうなると外折りタイプである必要性が微妙に。
またGalaxy Z Fold 5など多くの折畳式機種はディスプレイの折り目が課題の一つですが外折りタイプの場合は折り目こそつかないですがディスプレイにシワやたるみが出来やすいです。
結局Appleのデザインチームは閉じた時に分厚くならないようにすることを望んだみたいですがバッテリー容量やディスプレイのコンポーネントの制限から開発が困難になったとしています。
なので外折りタイプはデザインチームの理想でハードエンジニアチームに現実を叩きつけられた。
また先日の情報からもAppleは7インチから8インチ程度の折畳式機種を開発しているとの噂。少なくともAppleはLGとSamsungに対して6インチ前後のフレキシブルディスプレイの試作を依頼していることが判明しており形状としてはGalaxy Z Fold 5などと同じくブック型との話。
ただこの7インチ前後の折畳式機種はiPhoneではなくiPad miniに取って代わる存在との話。その理由の一つとしてiPhoneであれば多くのユーザーがポケットに入れることを想定する必要。
ただiPad miniの代わりとなればポケットなどではなくバックに入れる可能性が高い。またiPhoneに必要な厳格な落下テストに合格する必要もないため本体を閉じた時の状態は折畳式のiPhoneより折畳式のiPadの方が分厚くなる可能性があることに言及しています。
逆に言えばAppleの現在の技術だと折畳式iPhoneは耐久性を担保できないことになります。
一方でiPadなどはそこまでの耐久性が求められないのでノウハウをためるためにも最初はiPad mini程度の大きさで折畳式機種を開発するという流れに持っていった可能性もあります。
とはいえ折畳式iPadのエンジニアが苦労している部分としてやはりディスプレイの折り目です。Appleとしては完全に平になるヒンジを設計したいと考えておりAppleはヒンジだけではなくSamsungに対してもかなり厳しめ基準を設定したディスプレイの開発を求めているとの話です。
ただSamsungが以前明らかにしているように現状で基準を満たすことは難しいとされています。Appleとしてディスプレイの折り目はデザイン上の問題もある一方でiPadだからこそApple pencilの利便性が下がることを避けるためにもかなり神経質になっているとしています。
ちなみに今回の情報によるとAppleのティムクックは2018年頃に折畳式機種は可能なのか開発チームに聞き取りを開始した一方で7インチ前後のサイズに興味を示したとされています。
Appleなら上手く売るかも。
年々折畳式機種の市場シェアは拡大しているとはいえトレンドになるとは思えない状況です。仮に今回の情報通りAppleが市場に参入したとしてもクラムシェル型だとトレンドは厳しいかも。
一方で今回の情報源によるとAppleは他社が失敗していた分野で成功するのが非常に上手いと指摘。VRヘッドセット分野もイマイチぱっとしない状況の中で先日にAppleはVision Proを発売。
現時点だとアメリカのみでの販売ですがすでに20万台近く売れたのではないかとの予測もあります。iPhone 15 Pro Maxが$1299に対してVision Proは$3499とめちゃくちゃ高いです。
それでも完成度の高さからユーザーに欲しいと思わせるのが非常に上手く現に売れています。今後発売地域が拡大すればVision Proはもっと身近な存在になる可能性があり流れをかえるかも。
折畳式機種に関してもAppleらしいアプローチをすることができれば例えかなり高額でも市場の流れを変える可能性があり流れが変われば市場がより活性化する可能性も出てきます。
ただ今回の情報でみるとAppleは魅力的なアプローチを見つけられずにいるという感じで苦戦中。折畳式iPadは早ければ2026年に登場すると言われておりおそらくiPhoneより早い可能性。
そしてiPadで成功することができればiPhoneの開発にもより積極的になる可能性があります。結局iPhoneはクラムシェル型を採用しているのはiPadがブック型を採用しているのでコンセプトやアプローチ方法が被らないように試行錯誤した結果なのかと思っちゃいます。
まとめ。
今回はAppleが折畳式機種を開発していると具体的な情報が出てきたのでまとめてみました。ちなみに市場が活性化するにはAppleの参入が必要だとSamsungも認めているくらいです。
ただAppleが参入したとしてもトレンドになるとは思えず一般層はそこまで買わないと思う。とはいえ折畳式機種のメリットをAppleがどのようにアピールするのか非常に気になるところです。
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