Pixel 8 Proに最新アプデで追加された新機能まとめ。便利だけど癖が強め

国内においては前モデルが安すぎたのか高価格化して批判されているGoogle Pixel 8 Proですが以前よりターゲット層が分かりやすく、さらにGoogleの拘りも明確になっています。

詳細は「使ってみて分かった。Pixel 8とPixel 8 Pro。どちらを買うべきか」をご参照下さい。また先日には12月のFeature Dropが配信を開始しており、これでようやくPixel 8 Proがスタートラインに立てたという感じです。

詳細は「まさに神アプデ。Pixel 8 Proが12月のアプデでゲームにカメラを強化」をご参照下さい。さて今回12月のFeature Dropで追加されたGoogle Pixel 8 Proの新機能について簡単にまとめたいと思います。

12月のFeature Drop。

Googleはアメリカ現地時間の第一月曜日に最新のセキュリティアップデートを配信することが多い。そして2023年12月のアップデートはFeature Dropが包括されていたことからも話題だった印象です。

以前アップデートの記事をまとめた時には実装されていませんでしたがようやく手元の個体でも実装されたので改めて確認していきたいと思います。

動画ブースト機能。

一つ目としてPixel 8 Pro専用ですが動画ブースト機能でGoogleのクラウドAIを利用して撮影した動画を自動編集してくれる機能。まず動画ブーストを使う上で確認したいこととして連続撮影時間は最大で10分までです。

また設定できる画質は最大で4K/30fpsまでで通常のカメラとちょっと違うので注意です。

そして動画ブーストを使いた。い時は動画モードに切り替えてオプションからオンにする必要。ここがちょっと癖がありオプションをオンにした後に撮影したかどうか関係なく自動でオフに。

他のオプションならカメラアプリを閉じようが有効化されたままですが動画ブーストはデフォルトでオフになるため特に連続で撮影したい時は必ずオンにするのを忘れないように。

正直この時点でGoogleは出来るだけ動画ブーストを使ってほしくないのかなという印象。そして実際に撮影したあとにGoogleフォトにバックアップをしてあげる必要があります。

GoogleフォトへのバックアップはWi-Fi回線か4G回線経由かは動画ブースト関係なくGoogle Photoのバックアップの設定に依存している感じで違っていたすみません。

そしてGoogle PhotoにバックアップされるAIを駆使して処理が開始するという流れです。

ざっくり言ってしまうと動画ブーストをオンで撮影した時にオリジナルの動画とは別に画像処理をするための動画と2本保存され画像処理用の動画が実際に処理されるという感じです。

あとは画像処理が終わり次第Google Photoから通知がくるので待てばいいだけという感じです。そして画像処理完了後はオリジナル動画と画像処理後の動画の両方が保存される流れです。

正直ちょっと億劫になって最近試していませんでしたが問題なのは画像処理に要する時間。

実装された日に屋内で試しに娘を動画ブーストをオンの状態で13秒撮影してみましたが夜だったとはいえ屋内なので処理前と処理後で大きな差がない感じですが処理に要した時間は1時間50分くらいで海外サイトも1分半の動画で処理に6時間要したことに言及。

まだリリースされたばかりで試してるユーザーが多くサーバーが混雑しているのか。そもそもこれくらいの時間がかかるのか不明ですが処理に時間がかかりすぎだと思う。

これで連続最大撮影時間である10分の動画を撮ったら画像処理に膨大な時間がかかる可能性。

先日娘のクリスマス会があった時に動画ブーストで撮ってみようと思いましが画像処理に時間がかなりかかりそうということで結局Pixel 8 Proでは撮影しなかったです。

音声消しゴムマジックや編集マジックはオフラインということもあるかもしれませんが手軽さが一つの特徴なのに動画ブーストはユーザー自身何もしないとはいえ手軽さがない。

確かにこれをオフラインで処理させようとすれば悲惨なことになるのは当たり前かも。Googleはサーバーのコストの問題からも現時点ではGoogle Pixel 8 Proに限定している。

また最初の処理はGoogle Tensor G3経由みたいなので今後対応するとしてもPixel 8のみです。ただ現状だと対応機種を拡大するよりも画像処理時間の改善が優先という印象を受けます。

期待値が高過ぎただけかもしれませんがここまで処理に時間がかかると使い勝手が悪いです。ちなみに処理中はオンラインで処理されておりPixel 8 Proの手元から離れている状態です。

そのため処理中に本体が発熱するとか本体の動作に影響が出ることはないので心配は不要です。夜の撮影など大幅に改善した一方ですぐに共有などが出来ないのは不便に感じてしまいます。

あとサーバーへの負荷を回避するのか動画ブースト対応を発表した日から全ての個体で使えず順次拡大とかになるとユーザーの心象も悪い印象で出だしもマイナスというイメージです。

Watch Unlock

次に2つ目としてWatch Unlockでこれもアップデートが配信されたタイミングで使えず。自分の手持ちだと12月18日ころから使えるようになっていたので動画ブーストよりも遅め。

結局なぜ使えなかったのか不明でPixel Watchのアップデートは毎日確認していたのでPixel Watch本体のアップデートとは関係なくPixel Watch Serviceとか関連のアプリが自動でアップデートされたことで使えるようになったのではないかなと思っています。

今まではSmart Lockを利用した本体のロック解除には対応していましたが微妙でした。一度ロックを解除すると最大4時間は本体がロックされないという機能でセキュリティが低め。

ただ今回実装されたWatch UnlockはApple Watchのようにスマホを使いたい時にロックが解除される仕様でセキュリティはSmartLockと比較するとだいぶ改善しました。

Pixel Watchアプリのセキュリティからウォッチ認証があるので設定してあげると楽です。ペアリングしているPixel Watchがあれば手首に装着していなくても設定することができます。

注意点としてはAndroid13以降のバージョンに対応したPixelなので現時点での機種でみるとPixel 5以降のPixelという感じで対応機種は今後拡大していくといえ限定的です。

ちなみにPixel Watchをペアリングしている他社のAndroid14搭載機種では使えないです。Googleの発表からもWatch Unlockはセキュリティが低いため認証として後回しです。

ただ実際に試した感じだとペアリングしているPixel 8 Proの顔認証で認証出来ない時にPixel Watchを通してロックが解除されるという感じでロックが解除されるとフィードバックがあります。

それなりにスムーズに認証されるので個人的にはストレスなく使えるかなという印象です。ただこの手の機能を実装するのであればもっと早く実装してほしかったという印象です。

Pixel 8 Proで見ればの話になりますが思っていたよりも顔認証の範囲が広いのでスマホを見ようとした時に顔認証でロックを解除できること多いので顔認証で困らないです。

子供も抱っこしている時もスマホの画面をちょい覗き込めば認証してくれる感じです。なので挙動として顔認証が頑張って認証しようとしている時はWatch Unlockで認証されず。

ただ登録しているユーザーの顔はちゃんとあるけどマスクなどをつけていてすぐにエラーになった場合はWatch Unlockで即時ロックが解除される感じなのでマスク着用時は便利。

ただ今や外出時でもマスクをつける機会がほとんどなくなったので顔認証で十分に感じる。なので実装するまでにちょっと時間がかかったなという感じで今後は対応機種の拡大に期待です。

今後はAIが主軸に。

12月のFeature Dropで主な新機能として見れば動画ブーストとWatch Unlockの2つに感じる。動画ブーストに関しては先ほどの話とも重複しますが画像処理に時間がかかりすぎること。

そしてWatch Unlockは今後他のAndroidでも使えるようになったら便利かなという印象です。ちなみに3月のFeature DropであるAndroid14 QPR2のβ版は着実に進行している感じです。

とはいえ12月のFeature Droppと比較すると目ぼしい進化があるかといえば微妙なところ。そして3月のFeature Dropが配信されれば6月のFeature Dropと合わせてAndroid15のΒ版が開始する可能性が高くAndroid14よりAndroid15の方が優先的になってくると思います。

発売から2ヶ月以上使ってきた感じとしてはやはり使い始めて1週間経過した時変わらずです。アップデートによって新機能が追加されたとはいえ全体的な印象が大きく変わるわけではない。

一方でこれからもアップデートで優先されたいと思うならPixel 8 Proを選んでおくのがいい。

Pixel 8シリーズの12月のFeature DropからもPixel 8 Proが明らかに優先となっている。ちなみに一部情報によるとPixel 9シリーズではよりPixelに最適化されたAIアシスタントが追加される可能性があると予測されておりGoogle AssistantがよりPixelに最適化に。

現状だとGoogleレンズで撮影した製品の製品名などを調べることが出来ますがPixel 9では製品名に加えてその製品が販売されている場所を調べルート案内をしてくれるとの話があります。

今後AI関連の機能がますます強化されていく可能性があり何より最上位モデルが優先的です。あとは今後オンライン処理が多めになるのか従来通りオフライン処理がメインなのか気になる。

まとめ。

今回はPixel 8 Proに12月のFeature Dropで追加された新機能についてまとめてみました。動画ブーストは今後しっかり使っていきたいと思いますが日中だとあまり違いが分からず。

処理の時間を考えるとちょっと期待しすぎてしまったのかなという印象を受けます。

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