PxelにGalaxyにOppoなど。折畳式機種が以前より買いやすくなった5つの理由

今年のフラッグシップモデルとなるGoogle Pixel 8とGoogle Pixel 8 Proを購入したので開封レビューをしてみました。詳細は「Pixel 8 & 8 Pro 開封レビュー。この機種の魅力はまだまだ語りきれない」をご参照下さい。

一方で先日にはAndroid14にアップデートした一部Pixelに深刻なストレージ問題が発生していましたが、Googleはテスト用とはいえ改善用のアップデートの配信を開始しています。

詳細は「Pixelの超深刻な不具合。改善用テストアップデート配信開始」をご参照下さい。さて今回はPixel Foldなど折畳式機種が以前と比較してだいぶ買いやすくなってきた理由について主観的にまとめたいと思います。

持ちやすいサイズ感に進化。

個人的に初の折畳式機種はGalaxy Foldでそれ以降何台か購入しましたがそこまでハマらず。ただGalaxy Z Fold 3で自分の使い方に馴染んできた感じでvivo X Fold+で完全にどハマり。

もともと新しいカテゴリーの製品はどんどん使ってみたい性格なので余計にハマりやすいのかも。今年もvivo X Fold 2にPixel FoldにGalaxy Z Fold 5などそれなりに購入してきましたがどんどん折畳式機種が好きになってきており一つ目の理由としては使いやすいサイズ感に進化。

折畳式機種黎明期の時はサブディスプレイが小さすぎるGalaxy Foldや外折りタイプの。Huawei Mate Xsなど使いやすい感じではくvivo X Fold+は300gオーバーとかなり重かった。

ミニタブレットを折り畳んで運べるから本体の厚みは重さは仕方ないと妥協点の一つでした。

ただ2023年は一気に薄型化/軽量化が進んだ印象で大幅に薄型化されたGalaxy Z Fold 5も折りたたんだ時は13.5mmと折りたたんだ時に10mm前後の機種が存在していることから遅れ気味。

僅か1年で2mm薄型化させるだけでもかなり大変だと思いますがそれ以上に薄型化した機種もいる。世界トップクラスのサイズ感を誇るHonor Magic V2は開いた時の厚みが僅か4.8mmで閉じた時の厚みが9.9mmとなっており本体の重さは231gと通常のスマホと同程度になっている。

あくまでもこれはレザー基調のカラバリのサイズ感でガラス板だと僅かに厚く重くはあります。ただそれでも折りたたんだ時にこのサイズ感になるのであれば違和感なく使えると思います。

少なくともiPhone 15やGalaxy S23など小型モデルと比較するとまだまだ大きいと思います。ただiPhone 15 Pro MaxやGalaxy S23 Ultraなど大型モデルと同程度のサイズ感でミニタブレットが持ち運べるとなれば十分なサイズ感で今後これ以上薄型化したら怖いくらいです。

耐久性の改善。

次に2つ目としてハードの品質が改善してきておりヒンジの改善に各社尽力している感じです。SamsungはGalaxy Zシリーズのヒンジの耐久性をアピールする方法として20万回の開閉に対応。

ただHonor Magic V2は50万回に対応しておりOppo Find N3ではついに100万回に対応。あくまでもロボットを使った上で一定の力のかけ具合で一定のリズムで開閉した結果です。

そのためユーザーの日常的な開閉方法とは異なる可能性がありますが世代を重ねるごとに改善。

ちなみに100万回の開閉と聞いてもピンとこないとおもいますが仮に1日100回開閉した場合に理論上は20年近くは持つことになり開閉じゃなくて経年劣化で壊れる可能性があるくらいです。

自分の使い方だと1日のロック解除数は平日で50回前後のことが多いのでそれ以上持つことに。またヒンジの構造によって本体の厚みや重さなどにも強く影響を及ぼし耐水性能にも差がでます。

折畳式機種が防水/防塵規格に対応するまではかなり時間がかかりGalaxy Z Fold 3でIPX8対応。それ以降Huawei Mate X3やPixel FoldなどIPX8に対応している機種が徐々に増えています。

少なくとも防水規格だけで見ればフラッグシップモデルが対応しているIP68と同等に改善。ただ注意点としてはIP68であろうとIPX8にしろお風呂やプールに海などの環境では使えないです。

基本防水規格のテスト基準は真水のため常温ではないお湯や真水ではない海水などはダメです。ただIPX8に対応していれば突発的な雨や水飛沫程度なら壊れない可能性があるので安心に繋がる。

現に自分はGalaxy Z Fold 2の時防水規格非対応だったので雨の日は持ち運びしませんでした。もちろん防水非対応の機種もありますが対応機種は以前より安心して使えるようになりました。

またサブディスプレイの耐久性は普通のスマホと変わらずですがメインディスプレイは不安要素。今でも完全とは言えませんが多くの機種が採用しているUTGが改善されたことで耐久性の改善。

スタイラスペンに対応している機種はそれだけ耐久性が改善してきた証拠にもなります。またディスプレイの耐久性の改善はヒンジの構造にもよりますが折り目やシワ防止にもなります。

まだまだ普通のスマホと同じとは言えませんがメインディスプレイを開いた状態で落とすことは考えにくいので日常的な使い方であればそこまで神経質にならず使えるように進化。

ちなみに爪を立てれば傷がつくとの声がありますが通常のスマホにおいても誤った使い方です。ヒンジ含めて耐久性が改善されてきたことでより安心して使えるようになってきたと思います。

安定性の改善。

そして3つ目として電池持ち含めた安定性がだいぶマシになってきたという印象です。折畳式機種を開いた時は通常のスマホより薄いことが多く逆に言えば内部スペースに余裕がない。

そのためブック型の折畳式機種は2つの小型バッテリーを搭載していることが多いです。中華メーカーの一部機種は充電速度を速くするために通常のスマホでも2つのバッテリーを搭載していることがありますが折畳式機種は単純に内部スペースの問題からという感じです。

ただ最近はバッテリー容量が5000mAhの機種も出てきており電池持ちも改善傾向に。折畳式機種はメインディスプレイが通常のスマホより圧倒的に大きいことからも消費電力が多い。

そのため通常のスマホと同じバッテリー容量であれば電池持ちは単純に悪いことが多いです。一方で採用しているディスプレイの消費電力がかなり改善してきており電池持ちも改善傾向に。

ちなみに海外サイトを参考にすると折畳式機種で最も電池持ちがいいのはXiaomi Mix Fold 3で117を獲得しておりXiaomi 13 ProやXiaomi 13 Ultraよりも電池持ちが良いという逆転現象。

ブック型でみると100前後の機種が増えてきており決して電池持ちが良いとは言えないスコア。ただ以前のような絶望的な電池持ちの悪さという感じではなく安定性が改善しています。

ちなみになぜか電池持ちが良いというイメージが強いiPhoneですがiPhone 15は98でiPhone 15 Proは86なので一部折畳式機種の方が電池持ちが良いという感じになってきています。

また発熱に関して搭載SoCや機種によりますがヒンジ部分を上手く利用して放熱している機種も。そのため本体を開いた状態であれば負荷をかけても発熱がひどいとならない機種も増えています。

最近のハイエンドで重視されがちなのは発熱とパフォーマンスの持続性で折畳式機種と言えど下手なハイエンドモデルよりパフォーマンスが安定してきているので使いやすくなっています。

フラッグシップにふさわしいカメラを搭載。

次に4つ目としてバッテリー容量の話とも重複する部分ですがカメラが徐々に改善してきた印象。内部スペースの問題からも大型センサーを搭載するのは難しくカメラバンプがひどくなれば重心のバランスなど今度は持ちにくくなるためカメラの改善は非常に難しいという感じでした。

さらに本体価格が高い折畳式機種でカメラを強化するとコストがさらに嵩むと悩ましい問題も何より内部スペースの問題が一番大きかったと言われている中XiaomiはXiaomi Mix Fold 3でカメラコンポーネントを一から作り直しており少ないスペースでより大型センサーを搭載した。

もちろんXiaomi 13 Ultraなどには及ばないですがXiaomiらしい写真が撮れるように進化。

またSonyの2層トランジスタ技術を採用したIMX888などは折畳式機種にとっては希望の星。センサーサイズを大きくするのは難しい中で2層トランジスタ技術の採用でより多くの光量を取り込めるようになり結果ある一定の条件下では1インチセンサーと同等の表現力に対応。

今まで折畳式機種で見れば1/1.49インチあたりが一番大きいという感じでしたがOppo Find N3では2層トランジスタ技術を採用した1/1.43インチのLYT808を搭載。センサーサイズが大型化したことに加え描写力の改善と今後折畳式機種が飛躍するきっかけ。

折畳式機種は価格こそ各社の最上位モデルに匹敵もしくはそれ以上の価格設定という感じなのにカメラは無印と同等かそれ以下という感じでしたが今後その流れが変わってくる可能性あり。

ハイエンドだからカメラにもしっかり拘りたいと思うユーザーにとって嬉しい流れになっている。

価格差がなくなってきた。

そして5つ目としてよくも悪くも通常のスマホが高価格化した結果価格差がなくなってきている。折畳式機種の懸念点としてよく言われるのは本体の耐久性と本体価格という感じです。

耐久性に関しては先ほどの話とも重複しますが改善してきており不安ならキャリアで購入すべき。有料の保証プログラムに加入しておけば万が一があった場合でもそこまでの負担にならない。

結局最上位モデルと同程度の月額料金で交換機の手配料もほとんど一緒という感じです。逆に言えばそれだけGalaxy S23 UltraやXperia 1Ⅴなど各社の最上位が値上がりしている。

以前なら25万円なんて高すぎるという感じでしたが最上位は21万円前後になってきておりiPhoneの最上位はストレージによっては折畳式機種以上の価格となってきています。

高いことに違いはありませんが特別高いという感じでもなく耐久性は保証でカバーできる。またGalaxyで見れば原宿の直営店で無料でメインディスプレイのフィルム交換ができるなどその場で修理などサポートが受けられる環境も少しずつ構築されてきている印象を受けます。

以前より長く快適に使うための環境も完全とは言えませんが整ってきた印象を受けます。折畳式機種は通常のスマホと比較して万が一が起きやすいからこそサポート体制は重要に感じます。

まとめ。

今回は折畳式機種が以前より購入しやすくなってきたと思う理由についてまとめてみました。ただ自分のスタンスとして折畳式機種はおすすめだと思っておらず物好きな人が買えば良い。

スマホ以外でもそうですが買わない理由を挙げるのは簡単で買いたい理由をあげられる人にすごくおすすめという感じで何より既存のスマホが飽きたと思う人におすすめという感じです。

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