ネット上の評判はあまり良くありませんが後出しだからこそGoogle Pixel FoldはGalaxy Z Fold 5など他の折畳式機種と比較しても違うコンセプトを採用した良機種に仕上がっている印象を受けます。
詳細は「Pixel Fold 1ヶ月レビュー。本当にネットで言われるほど悪い機種なのか?」をご参照下さい。一方で先日にはGoogle Pixel 8シリーズのほぼフルスペックがリークしており想定以上に進化していることを確認できます。
詳細は「ついにiPhoneを超えた?Pixel 8のほぼフルスペックが判明」をご参照下さい。さて今回91MobilesがGoogle Pixel 8シリーズのカメラスペックに言及しているので簡単にまとめたいと思います。
カメラスペックを確認。
先日にはPixel 8シリーズのデザイン/ディスプレイ/基礎スペックを前編としてまとめました。そして今回は後編としてカメラから確認していきたいと思いますがハードはあまり変更がないかも。
事前情報ではSamsungのGN2を搭載した上でスタッガードHDRに対応すると予測されていました。
PIXEL 8 | PIXEL 8 PRO | |
wide |
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Ultra Wide |
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Tele | – |
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ただ今回リークしたカメラスペックを見る限りセンサーサイズで見ればGN1を継続採用かも。あくまでも推測に過ぎませんがメインカメラセンサーは一緒でもカメラレンズが変更されるかも。
一方で情報源が公開しているGoogle Pixel 8シリーズの製品ページを確認すると気になる記載。
Camera Setup | Triple |
Resolution | 50 MP f/1.9, Wide Angle, Primary Camera(1.31″ sensor size)64 MP, Ultra-Wide Angle Camera 48 MP , Telephoto Camera |
Sensor | S5KGN2, ISOCELL Plus |
Autofocus | Yes, Laser autofocus |
OIS | Yes |
Flash | Yes, Dual LED Flash |
Image Resolution | 8150 x 6150 Pixels |
Settings | Exposure compensation, ISO control |
Shooting Modes | Continuous Shooting High Dynamic Range mode (HDR) |
Camera Features | Digital Zoom Auto Flash Face detection Touch to focus |
Video Recording | 3840×2160 @ 30 fps |
誤植の可能性もありますがセンサーサイズが1/1.31ですがSamsungのGN2と記載されています。GN2のセンサーサイズは1/1.12インチなので単純に間違いっているようにも見えます。
ただGN2と1/1.31インチの両方が正しいと仮定した場合に1/1.31インチサイズにクロップ。
Xperia PRO-Iの時に大きな話題になりましたが1.0型センサーを搭載しているとはいえ写真を撮影する時はセンサーの60%しか使っていないことからも実質1/1.3インチ相当に。
Sonyが大型センサーをクロップして使用した理由として本体の発熱や消費電力を抑制できること。またセンサーの端になればなるほど歪みが発生しやすくノイズなども発生しやすいです。
中心から60%の部分までしか使っていないのでセンサーの端を使うことによって発生する。デメリットがないとかなり贅沢なセンサーの使い方をしていましたがPixel 8も同じかも。
1/1.12インチになると最短撮影距離が長くなることに加えボケ感も必要以上に強くなります。絞り機能がないと厳しいシーンもあるくらいですが現状絞り機能を搭載している機種はほぼなし。
実際のところどうなるか不明ですがGN2を採用することでスタッガードHDRの恩恵を受けられる。さらに1/1.31インチ相当にクロップすることでPixel 7シリーズと扱いやすさは変わらず。
カメラに対して専門的な知識がないのであくまでも素人の勝手な推測ですが期待しています。
一方でもちろん現行モデルと同じSamsungのGN1を採用しているとの可能性も十分にありえます。GoogleはPixel 2から約4年にわたってIMX363を採用してきたので今年で3年目になるGN1を継続採用しても違和感がないという感じですがGN2の噂があったらからこそ寂しく感じる。
そして超広角はセンサーの詳細は不明ですがPixel 8はオートフォーカスに対応しています。一方でPixel 8 Proは事前情報にあったIMX787ではなく48MPのカメラセンサーを採用。
両機種とも共通してオートフォーカスに対応したことでマクロフォーカス撮影に対応するとの話。Pixel 7 Proはマクロ撮影ができましたがPixel 8でも同様にできるようになった感じです。
そしてPixel 8 Proのみが望遠レンズを搭載していますが事前情報通り現行モデルと一緒。ちなみにPixel 8は最大8倍ズームに対応でPixel 8 Proは光学5倍にデジタル30倍に対応。
Pixel 8
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Pixel 8 Pro
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Front camera |
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またセンサーなどは不明ですがインカメラは画素数が10.5MPに変更されたので刷新。DPAFに対応しているので顔認証はもちろん継続採用ですがどのように変わるのかは不明です。
何よりメインカメラセンサーがGN2に刷新されているのかGN1を継続しているのか不明です。
新機能も多数追加。
次にカメラ機能ですがティザー動画も合わせてリークしているので概要を確認できます。新機能の一つ目としてはだいぶ前にティザーがリークしましたがAudio Magic Eraserです。
動画を撮影した際にノイズや騒音を削除した上で被写体の声にフォーカスしてくれる機能です。今回リークしたティザーでみる限り楽器の演奏を撮影中に発生した緊急車両のサイレン音を削除。
どの程度まで削除してくれるのか実際のところは不明ですが非常に気になる機能です。もう時期が過ぎてしまいましたが個人的には真夏の蝉の鳴き声をカットできるならありがたい。
そして2つ目の新機能として日本語ではどのようになるのか不明ですがBest Takeです。ティザー動画を見る限りメリーゴーランドに家族で乗っているところを写真撮影。
ただ撮影した際に目を瞑ったり必ずしも家族みんながベストな表情をしているわけではない。そこでAIを使うことでベストな表情に変更することが可能みたいですが原理はよくわからない。
シャッターボタンを押す前後も動画として撮影していてベストな表情を導き出す感じなのか。単純にAIで合成しているだけなのかは不明ですが集合写真などにおいて汎用性が高くなる可能性。
その他事前情報通り低照度においての動画撮影が改善していることも合わせて確認できます。少なくともこれら機能はGoogle Tensor G3に依存しているのかPixel 8シリーズ専用機能。
現時点では今後Pixel 7シリーズも対応できるようになるのか不明という感じです。またユーザーによっては待望とも言えそうですがPixel 8 Proではプロコントロール機能に対応。
マニュアル撮影に対応するようになりティザーを見る限りではISO感度/シャッタースピードにフォーカスをユーザーが任意で設定できる可能性。個人的にはPixelのオート撮影がすきなのでそこまで興味がある機能ではありませんがオートに拘ってきた今までの流れを大きく変えることに。
また既存機能も強化されておりビデオ撮影でみると最大240fpsのスローモーション撮影。
Pixel 8 | Pixel 8 Pro | |
Photo | Ultra HDR Magic Editor Best Take Macro Focus Magic Eraser Photo Unblur Motion Mode Real Tone Face Unblur Panorama Manual white balancing Locked Folder Night Sight Astrophotography Top Shot Portrait mode Portrait Light Super Res Zoom Motion auto-focus Frequent Faces Dual exposure controls Live HDR+ |
Pro controls High-resolution images Ultra HDR Magic Editor Best Take Macro Focus Magic Eraser Photo Unblur” Motion Mode Real Tone Face Unblur Panorama Manual white balancing Locked Folder Night Sight Astrophotography Top Shot Portrait mode Portrait Light Super Res Zoom Motion auto-focus Frequent Faces Dual exposure controls Live HDR+ |
Video | Audio Magic Eraser Macro Focus Video 10-bit HDR video Cinematic Blur Cinematic Pan Slow-motion video support up to 240 FPS 4K timelapse with stabilization Astrophotography timelapse Optical image stabilization Fused video stabilization 4K Cinematic Pan video stabilization 4K locked video stabilization 1080p active video stabilization Digital zoom up to 7x¹ Video formats: HEVC (H.265), AVC (H.264) |
Audio Magic Eraser Video Boost Night Sight Video Macro Focus Video 10-bit HDR video Cinematic Blur Cinematic Pan Slow-motion video support up to 240 FPS 4K timelapse with stabilization Astrophotography timelapse Optical image stabilization Fused video stabilization 4K Cinematic Pan video stabilization 4K locked video stabilization 1080p active video stabilization Digital zoom up to 20x Video formats: HEVC (H.265), AVC (H.264) |
さらにシネマティックに加えてブレを修正してくれるのかcinematic Blur機能にも対応。そもそもシネマティックモードが4Kの撮影に対応するなど個人的に楽しみが非常に多いです。
ちなみに動画撮影時においてPixel 8は最大7倍に対してPixel 8 Proは最大20倍です。何よりPixel 8シリーズ専用の新機能が割と多めでPixel 8 Proに関してはマニュアルモードに赤外線温度センサーとさらに独自機能を搭載しているのでより差別化された印象です。
今まではペリスコープの有無で判断するのが分かりやすかったですがカメラに拘るなら最初からPixel 8 Proを選んでおいて最大限楽しむのがいいという感じになりそうです。
価格と予約特典。
そして気になる価格を確認していきたいところでアメリカにおいてPixel 8は$100の値上げ。今まで以上に安かったこともあり$699でも十分に競争力がある価格設定に感じます。
一方でPixel 8 Proに関しては$899からと現行モデルから据え置きになっているのがすごい。Pixel 8が値上げされるのであればPixel 8 Proも当然値上げかと思っていましたが据え置き。
フラッグシップの最上位が$899で購入することが可能なのはかなり競争力があります。
Pixel 7 | Pixel 8 | |
無印 | £599 | £699 |
Pro | £849 | £999 |
一方でイギリスにおいて確認すると150ユーロの値上げで799ユーロとかなりの値上げ幅に感じる。またPixel 8 Proは200ユーロの値上げで1099ユーロとこちらも大幅値上げに感じます。
Googleにとってイギリスが優先市場なのか不明ですが市場によって異なる可能性は高いです。ちなみにヨーロッパにおいてPixel 6シリーズからPixel 7シリーズは価格が据え置き。
ドル高の為替状況を考えると一年据え置きにしたツケがPixel 8シリーズできた可能性も。ちなみにPixel Watch 2の価格も判明しており10ポンドの値上げで349ポンドとほぼ変わらず。
少なくとも今年の第2四半期あたりPixelが世界で最も売れた市場が日本になったことを考えると日本での価格もある程度頑張ってくれると思いますが値上げは避けられないかなと思います。
個人的にはPixel 8が10万円以下でPixel 8 Proが15万円以下で御の字に感じます。
また先日の記事でもまとめさせて頂きましたが10月6日できれるストアクレジットが予約に使えるか。自分は問い合わせをした時は予約時点で期限内であれば使えるとの回答を頂きましたがコメントで教えてもらった情報だと発送時点で期限がきれている場合は使えないとの回答のこと。
このことからもサポートによって対応が異なるため結果的に使えるのかどうか不明です。ちなみにPixel 8シリーズはイベント直後に予約を開始するので10月5日の未明から予約開始。
実際に使いたいと思っている人は一度サポートに問い合わせをした方がいいかなと思います。また発売日は10月12日とされておりPixel Watch 2も同時に発売されるとの予測。
国内における価格は不明ですがアメリカでの価格はそこまで上がらなかったのは安心材料に。
ちなみにヨーロッパにおいてPixel 8の予約特典はPixel BudsでPixel 8 Proに関してはPixel Watch 2とされており値上げ幅が大きいからこそ予約特典も豪華なのかもしれません。
日本での予約特典や下取りがどうなるのか非常に気になるところで今から非常に楽しみです。
まとめ
今回は正式発表直前なのでPixel 8シリーズのカメラや価格についてまとめてみました。少なくともリークしたスペックをみる限りこれは買うしかないという感じでめっちゃ楽しみです。
ストアクレジットと下取りを利用して出来るだけ実質負担金を抑えて購入したいところです。
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