Pixel 8aは化け物になるかも。Tensor G3で処理性能に電池持ちが大幅改善かも

ネット上の評判はあまり良くありませんが後出しだからこそGoogle Pixel FoldはGalaxy Z Fold 5など他の折畳式機種と比較しても違うコンセプトを採用した良機種に仕上がっている印象を受けます。

詳細は「Pixel Fold 1ヶ月レビュー。本当にネットで言われるほど悪い機種なのか?」をご参照下さい。一方で事前情報においてPixel 8シリーズは値上げされる可能性が高いと予測されている中ヨーロッパにおいては2割程度の値上げは覚悟する必要がある状況にあります。

詳細は「Pixel 8の新価格情報判明。下取り強化で実質負担金は安いかも」をご参照下さい。さて今回Google Tensor G3によってPixel 8シリーズの電池持ちは大幅に改善する可能性が出てきたのでまとめたいと思います。

かなり期待できる状況に。

Googleは2018年頃から独自SoCの開発をしていたことを明らかにしており2021年に初登場。一部噂によると当初は2020年のPixel 5で初搭載して正式発表される計画だったが開発に遅れが出た結果ラインナップの変更も必要になり結果全てがミドルレンジになったとの話。

色々とゴタゴタがあったみたいですが2021年以降は順調に世代を重ねっている感じになります。またGoogleは明らかにしていませんが内部コードからもSamsungのExynosをベースに開発。

ちなみにGoogle TensorはExynos2100がベースでGoogle Tensor G2はExynos2200をベース。そして今回の情報によるとPixel 8シリーズが搭載すると予測されているGoogle Tensor G3はExynos2400がベースになっていることに言及。

ちなみに以前まではExynos2300をベースに開発との予測されていました。ただより新しいSoCがベースに開発されていることを考えるとちょっと安心という感じです。

また事前情報からもGoogle Tensor G3はSnapdragon 8 Gen 2と同じくCortex-X3を採用。さらにミドルコアとして4つのCortex-A715に高効率コアとして4つのCortex-A510sを採用。

Google Tensor G2では発熱回避のためベースとなったExynos2200のメインコアであるCortex-X2を回避してSnapdragon888やGoogle Tensorと同じくCortex-X1を継続採用。

またメインコアが古いため新しい世代のミドルコアや高効率コアと組み合わせることが出来なかった結果GPUは新しいものを採用したとはいえCPUは全体的に古くパフォーマンスの差に繋がった。

ただGoogle Tensor G3ではメインコア含めてアーキテクチャ全体が刷新されている可能性。今年登場するSnapdragon 8 Gen 3やA17 Proには及びませんがSnapdragon 8 Gen 2と同程度のパフォーマンスを誇る可能性があり今まで遅れていた分を一気に取り返す可能性。

ベンチマークが全てではありませんがフラグシップであるからこそ箔はやはり必要に感じます。また新しいアーキテクチャが刷新されることでパフォーマンスと合わせて電力効率も改善。

Snapdragon 8 Gen 2が当たりSoCだからこそGoogle Tensor G3にも期待できる状況に。

新たなパッケージング技術を採用に。

そして今回の情報によるとGoogle Tensor G3ではSamsung初のパッケージング技術が採用へ。Google Tensor G3ではFO-WLPがスマホ向けのSoCとしてSamsung初の採用になる可能性。

すでにQualcommやMediaTekが採用しているパッケージング技術でありSamsungが追いつく流れに。ちなみに評判が悪かったExynos2200やSnapdragon 8 Gen 1ですがTSMC製であるSnapdragon 8+ Gen 1などとの大きな差に繋がっていたのがパッケージング技術の差の可能性。

今回の情報によるとFO-WLPを採用することで電力効率やグラフィックス性能の改善に加え消費電力の改善が理論的に期待できるとの話。ただ逆に言えばSamsungの初の技術を採用となればコスト自体は増加している可能性があり端末価格にも反映されてくる可能性はありえます。

一方でパッケージング技術はかなり重要でPixel 7aが搭載しているGoogle Tensor G2を採用。

一部情報によるとPixel 7aが搭載しているGoogle Tensor G2はPixel 7シリーズが搭載しているGoogle Tensor G2とアーキテクチャやプロセスノードは一緒でも異なるパッケージング技術が採用されているとの話。

事前情報によればコストカットのためにパッケージング技術が変更されていると言われておりデメリットとして発熱しやすくなること。

現にPixel 7aはPixel 7シリーズ対比で発熱しやすい印象で消費電力もかなり多いのか電池持ちもイマイチという感じで事前情報通りであればデメリットがもろに出ている感じ。

また先ほどの話とも重複しますがSamsungがTSMCに劣る理由としてパッケージング技術の差。これがFO-WLPを採用することで差を詰められるのであれば印象はかなり変わるかもしれません。

そもそも事前情報通りであればGoogle Tensor G3ではアーキテクチャが刷新されていること。さらに電力効率の改善を重視しているのかミドルコアが4つの全部で9コア構成と異質な感じです。

今回の情報が正しいのであれば電池持ちにパフォーマンスはかなり改善する可能性があります。

またSnapdragon 8 Gen 1やExynos2200の時Samsungは4nmプロセスルールを採用したSoCの歩留率が30%前後と製造に苦戦していたとの話。品質検査でギリギリ合格のものを多数出荷していたとの話もありハズレ個体に近かったからこそ発熱もしやすく安定しない可能性も。

ただ現状ではTSMCの及ばずとも4nmプロセスルールを採用したSoCの歩留率が大幅に改善。ちなみに3nmプロセスルールを採用したSoCの歩留率はTSMCを抜いたとも言われているくらい。

新しいパッケージング技術の刷新に加えSamsungの製造自体がかなり安定していること。そしてGoogle Tensor G3自体のアーキテクチャの刷新と個人的にはかなり期待できます。

ゲーム用に最適化されるかは別の話。

Googleにとって年度の区別はコードネームから確認することができ2023年はシバ/ハスキーにアキタと犬科のコードネームを採用したモデルが2023年モデル扱いということになります。

なので2023年に発表/発売されたとはいえPixel 7aやPixel Foldは2022年モデル扱いです。

そして最近の流れをみると年度で搭載SoCを分けているのでPixel 8にPixel 8 Proは最低でもGoogle Tensor G3を搭載する可能性があり既存モデルの売れ行き次第では正式発表されない可能性があるPixel 8aもGoogle Tensor G3を搭載する可能性があります。

またGoogle Tensor G3ではパフォーマンスの大幅な改善に期待できる状況にありますが必ずしもゲームが快適にできるとは限らないです。Google Tensor G3のパフォーマンスを最大限発揮できるかはソフトによるチューニングと本体の発熱対策が重要になってきます。

少なくともハード面ではあまり発熱対策に力を入れていないXperiaですが熱制御のアルゴリズムを最適化させたことに加え消費電力を抑えるチューニングを採用。そのため以前のように発熱が原因でアプリが強制終了にはなりにくい状況になっています。

ただ他のSnapdragon 8 Gen 2と比較すると暖かくなりやすくストレステストの結果も悪い。Xperia 5Ⅴはまだ不透明ですがXperia 1ⅤでガチでゲームをやるならXperia Streamが必要。

評判の良いSnapdragon 8 Gen 2搭載機種でもガチでゲームをやるにはハードルが高いのでGoogle Tensor G3でパフォーマンスが向上しても最適化されているかは別の話になります。

GoogleはGoogle Tensorを発表した時にベンチマークでハイスコアを獲得するためのチューニングをしていないことを明らかにした上でAIの強化を積極的にアピールしています。

その一つが消しゴムマジックやリアルトーンでPixel 8シリーズではAudio Magic eraserなどAIをより駆使した新機能を搭載する可能性があることからもゲームにフォーカスしていないかも。

Googleの開発ポリシーとして80%のユーザーが満足できる80%ルールが採用されているとの話。このポリシーが今でも継承されているのでゲームをガチでやりたい層は残りの20%だと思う。

実際にゲームでどの程度のパフォーマンスを発揮できるのかは試してみないと不明です。ただ少なくともゲーム目的で買うのは最初からやめた方がよくゲームをガチでやりたいも。

一つの拘りであり拘りがある以上は本体に安さを求めずしっかり投資をした方がいいと思います。少なくとも今回の情報によると一般層には十分すぎるパフォーマンスを実現する可能性。

また発熱も抑制され電池持ちが改善する可能性がありPixelのデメリットを変えてくれるかも。

まとめ。

今回はGoogle Tensor G3に関する新たな情報がリークしたのでまとめてみました。仮に事前情報通りであればPixel 8シリーズも楽しみですが恐ろしいのがPixel 8aです。

Snapdragon 8 Gen 2に匹敵するパフォーマンスで6万円程度ならすごいかもしれません。何よりPixel 8シリーズで詳細が発表されると思うので今から非常に楽しみです。

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