ネット上の評判はあまり良くありませんが後出しだからこそGoogle Pixel FoldはGalaxy Z Fold 5など他の折畳式機種と比較しても違うコンセプトを採用した良機種に仕上がっている印象を受けます。
詳細は「Pixel Fold 1ヶ月レビュー。本当にネットで言われるほど悪い機種なのか?」をご参照下さい。一方で先日にはフランスにおけるGoogle Pixel 8シリーズの価格がリークしており値上げされる可能性が高いと思われます。
詳細は「仏GoogleにおけるPixel 8の価格判明。市場によっては驚愕の値上げに」をご参照下さい。さて今回9To5GoogleがPixel 8シリーズのアップデートサポート期間に言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
アップデートサポート期間を強化。
Androidを開発しているGoogleからすると最新のバージョンのシェアが低いことに加えアップデートサポート期間がメーカーによってバラツキがあるなど前途多難な状態に。
アップデートの仕様を改善してメーカーが最新のバージョンを適用しやすいようにしたりQualcommと共同してSoCと合わせてチューニングすることでSnapdragon888以降のハイエンドSoCはハード的にはメジャーが3回にセキュリティが4年に対応できるように強化。
ただGoogleの努力も虚しく最新バージョンのシェアなどあまり改善傾向とは言えない状況に。一方でPixelで見るとSnapdragonを最後に採用したPixel 5aはメジャーにセキュリティが3年に対応。
ただ独自SoCであるGoogle Tensorを搭載したPixel 6シリーズ以降はセキュリティが2年延長されたことでメジャーが3回にセキュリティが5年と以前と比較してだいぶ延長されました。
ただどのように拡張しているのか不明ですがSamsungはメジャーが4回にセキュリティが5年とPixel以上のサポート期間を提供しておりPixelはサポート期間において以前のような存在感がなくなってきましたが今回の情報によるとPixel 8シリーズではさらに拡張される可能性。
海外サイトは残念なことに具体的な数字には言及していませんがSamsungのフラグシップの現在を上回る可能性がありある意味でiPhoneに匹敵する可能性があるとしています。
繰り返しになりますがSamsungの一部機種はメジャーが4回にセキュリティが5年となっています。つまりPixel 8はメジャーが5回に対応する可能性がありセキュリティの方は最低でも5年です。
一方でアップデートサポートの長さが特徴となっているiPhoneですがiPhone SEやiPhone 6sなど一部iPhoneは最大7年に対応しましたが直近の流れでみると5年という感じです。
そのためPixel 8シリーズは最低でもメジャーアップデートが5年に対応する可能性があることに。
仮に今回の情報通り5回に対応することが出来れば現時点でAndroidの中でトップのサポート期間。アップデートサポート期間の長さも一つの強みだったPixelが数年ぶりに王者になる可能性も。
ちなみに一部コメントによるとGoogleはGoogle Tensorに切り替えタイミングで一気にアップデートサポート期間を伸ばすのではなくPixel 6シリーズの5Gモデムのような致命的な不具合などの問題がある程度片付くまで様子見をしていた可能性があるとしています。
つまりGoogle Tensorに切り替えてある程度ハードが落ち着いてきたからこそPixel 8で当初の予定通りアップデートサポート期間を伸ばすことを決定した可能性があります。
これでiPhoneと並ぶことが出来ればPixelのイメージはさらに良くなるので勢いづくかも。
ユーザーのニーズと一致している?
アップデートサポート期間が延長されることはもちろん嬉しいですがそこまで必要なのか不明。自分のチャンネルでアンケートを過去に実施した時5年以上使う人は僅か数%という感じです。
そしてYouTubeでスマホのことを調べたりしない一般層の方はそもそもPixelを認知しているのか不明で一般層の多くの方は自分の使っている機種のサポート期間を把握せず。
アップデートがきたらアップデートするという感じで最大値を把握している人の方が限定的です。また国内で見ればiPhoneが圧倒的に人気で長く使えるというイメージはかなり強いです。
ただ一方でサポート期間を把握しているとは別の話になるので正直なんとも言えない部分です。単純にサポート対象機種が増えればGoogleとしてもコストが増加することに繋がります。
人件費がかなり高騰している中でアップデートサポート期間をのばして価格に跳ね返る可能性も。
ちなみに海外サイトが2000人を対象としたアンケート結果においてアメリカ市場では7割のユーザーが3年以内に買い換えることが判明しており逆にいえば3年程度あれば大丈夫。
ただ必ずしも発売日に購入するわけではないので発売日から1年程度サポートすれば大丈夫。少なくともPixelを見ていると発売から一年以内にGoogle Storeで終売になることも。
また後継機種が出れば現行モデルの在庫をキャリアやメーカーが処分する流れになるので逆にいえば2年経過した時に新品未使用の状態で売られていることが珍しいという感じです。
もちろんアップデートサポート期間を意識して購入する人も一定数いると思いますが多くのユーザーはキャリアの販売方法に影響される可能性が高くサポート期間優先ではない。
最近のキャリアのプログラムを見ると2年使って2年後に返却して残債を消化するという感じです。多くのユーザーはキャリアが推している購入方法に依存するため2年周期が現実的という感じでこれは日本市場でもアメリカ市場でも大きな差がないという印象を受けてしまいます。
GoogleはAndroidを開発しているメーカーとしてある意味見本になる必要があると思います。そのためPixelのアップデートサポート期間を伸ばす可能性がありますがニーズに合うか不明です。
アップデートが疎かなのもいやですが手厚くしすぎて本体価格に跳ね返ってくるのも嫌です。
ハードの保証も重要。
また国内のGoogle Storeにおいてアップデートサポート期間が拡張されてもハード自体のサポート体制の拡充が追いつかない可能性が。
直販版で見ると基本どの製品も保証は最大で1年で現状有料の保証プランが用意されているわけでもないのでアップデートがいくらきてもハード面のサポート体制が不十分だと長く使えば使うほど高くつく可能性も考えられます。
保証が最大1年ということは基本1年以降に何か故障が発生した場合は有償での修理になります。バッテリーの交換だけであればそこまで高くつかない可能性がありますがディスプレイの破損やカメラの破損になってくると修理してまで使うより買い替えた方が安くなる可能性もあります。
シェア拡大のためにGoogleは積極的にセールを行なっておりキャリアもばら撒いています。そのため安く購入できるタイミングが地味にあるので高くつくなら買い替えた方がいいかも。
結局現状だとアップデートサポート期間が伸びて恩恵を受けるのはキャリアモデルのみという感じ。
他のAndroidであればキャリアでの調整が入るためグローバルモデル対比でアップデートの配信が遅いこともありますがPixelの場合はGoogleが一括で管理しているため特段遅れはありません。
そのためキャリアの判断でアップデートが打ち切られるとは考えにくいので最大限に活用可能。またキャリアロゴもなくキャリアアプリもほぼないという感じなので直販版にかなり近いです。
こうなってくるとキャリアモデルを買った方がいいと考えるユーザーが増えるのでキャリアの思う壺という感じでいつになっても直販版の市場が活性化されない感じです。
そうなるとキャリア都合で今後さらに端末価格が高くなる可能性も出てくるので嫌な流れです。何よりGoogleはアップデートサポート期間を拡張するのであれば保証も拡充してほしいところ。
キャリアより直販版を買うメリットをもっと強調できるようにしてほしいところになります。
まとめ。
ただ今回の情報通りであればSamsung以上のサポートを提供するメーカーが出てこなかった中でGoogleが流れを変えそうなのでSamsung含めて他社もより刺激される可能性があります。
GoogleもAndroidの現状の課題を解決するために強制力を強化出来ないのか気になる。Android自体はオープンソースのため制限をかけることは正直ないと思っていますがグローバルモデルが搭載しているGMSは認証式のためGMSの認証要件に規定すればいいと思う。
例えばハイエンドはメジャーが3回にセキュリティは最大4年に対応することが要件。
その他AndroidのメジャーアップデートはPixelの本配信から何ヶ月以内に必ず配信などそれくらいしないと今の課題は改善しないと思っており1社しかなりAppleには及ばない感じです。
今回の情報通りであればPixel 8シリーズ以降の新型Pixelも同様に拡充される可能性あり。あとは本体のセキュリティを強化して欲しいところで指紋認証や顔認証の進化も楽しみです。
PR)購入は待ち時間・手数料不要のオンラインショップがおすすめ!
DoCoMoはこちらで! | auはこちらで! |
SoftBankはこちらで! | 楽天はこちらで! |
LINEMOはこちらで! | ahamoはこちらで! |