価格だけじゃない。Xperia 1Ⅴが不向きだと思う人の4つの特徴

使っていて不安な部分もあるとはいえXperia 5Ⅳは今までのXperiaの中でも割り切った存在で分かりやすくより選びやすくなった存在に感じます。詳細は「Xperia 5Ⅳ 1週間レビュー。満足度激高だけど不満がないわけではない」をご参照下さい。

そして先日にSonyは新製品発表会を開催してXperia 1ⅤとXperia 10Ⅴを正式発表しており順当なブラッシュアップという仕上がりになっています。詳細は「超絶欲しい。Xperia 1ⅤとXperia 10Ⅴがついに正式発表」をご参照下さい。

さて今回国内では6月中旬以降の発売予定となっているXperia 1Ⅴが不向きな人について簡単にまとめたいと思います。

ゲームをガチでやりたい人。

Xperiaは世代を重ねるごとに使いやすくなっているとはいえ癖はどんどん強くなっている。また他のメーカーが万人受けを目指している中コンセプト重視でニッチ向けとなっています。

その上でまず一つ目として長時間ガチのゲームをやりたい人はお勧めできない可能性。Xperia 1Ⅴは前モデル対比でCPUの消費電力が40%近く改善してカメラ動作時における。

消費電力が20%改善したことに加え放熱シートを60%拡大したことで消費電力を抑えて発熱自体を抑制すると同時に放熱性を強化したことでパフォーマンスの持続性を改善。

特にカメラ使用時において動作が大幅に改善しており前モデルは4K撮影でも10分程度で強制終了になっていましたが海外のレビューなどをみると1時間近く撮影が可能になっている。

前モデルで特に評判が悪かったカメラの持続性をXperia 1Ⅴで大幅に改善させています。

ただ海外サイトのレビューを確認するとベンチマークテストからも安定性はイマイチとの評価。CPUのストレステストにおいて53%でGPUのストレステストは45%と前モデルから改善されず。

前モデルのように発熱すると消費電力の多いリフレッシュレートを制御することはない。ただそれでも負荷をかけるとパフォーマンスが不安定になることに違いはないと思います。

特に発熱の原因になりやすいのはカメラとゲームでカメラに関してはそこまで心配なし。ただゲームにおいて原神など高負荷のゲームをやる場合はあまり安定しない可能性があります。

ゲームエンハンサー機能も世代を重ねるごとに強化されていますが本体が追い付いていない。

ガチでゲームをやりたいならゲーミングギアであるXperia Streamを用意する方がいい。

一方で自分のようにライトなゲームしかやらない場合は海外サイトの評価を見ても何のゲームか不明ですが30分ほどゲームをしても熱くならなかったと評価しており心配ないかも。

もちろん真夏の屋外では厳しいと思いますがこれはどの機種であっても同様だと思います。本当にゲームをガチでやりたい人はXperia Streamを購入するか他の機種を選ぶ方がいいです。

カメラスペックに拘る人。

次に2つ目としてカメラスペックに拘る人にXperia 1Ⅴはあまりおすすめ出来ないです。Xperia 1Ⅴは前モデル対比で1.7倍となる1/1.35インチのセンサーを新たに搭載しています。

ちなみにXperia 1Ⅴでは4.3:3のアスペクト比を採用しており一般的なセンサーの4:3で見ると1/1.4インチ程度とライバル機種が1インチのセンサーを搭載していることを考えると小さい。

また一部のミドルレンジモデルは1/1.5インチクラスのセンサーを搭載しており内部スペースに限界がある折畳式機種でも1/1.49インチクラスのセンサーを搭載してきています。

このことを考えるとXperia 1Ⅴはフラッグシップモデルとしてセンサーはまだまだ小さい。

ちなみにリーク通りであればiPhone 15 Pro MaxやPixel 8 Proも1インチに近い大型センサーを搭載すると予測されていることからも国内で発売される最上位モデルの中ではサイズだけで見れば圧倒的に小さいという感じです。

ただSonyの開発者インタビューを見ると筐体サイズを維持しながらもより多くの光量と取り込みノイズを低減することができるか。

その前提で世界初となる2層トランジスタピクセル技術を採用して前モデル対比で最大2倍の高感度を実現しており再現が難しい夕焼けや夜景のグラデーションをノイズ少なく色豊かに撮影することが可能になったとしています。

また画素数が48MPに強化されたことでピクセルビニング技術を採用しており解像感自体も改善。

従来のXperiaはセンサーサイズが小さいことも影響していたと思いますが現実をより忠実にというコンセプトを採用しながらも白とびにゴーストや黒潰れなどが発生しやすくシーンによっては忠実に再現できなかった。

それをセンサーの刷新で改善してきた感じですがスペック的に見れば物足りないことに違いはない。また前モデルまであったフリッカーセンサーとTOFセンサーが廃止になっています。

TOFセンサーに関して劣化というの声も見られますがSonyは不要になったと判断しています。

Xperia 5ⅣはAIをより強化したことでTOFセンサーなしでもリアルタイムトラッキング機能に対応していたことを考えるとXperia 1Ⅴで不要と判断されてもおかしくないと思います。

少なくともTOFセンサーが廃止になって劣化したとは思いませんが望遠センサーは豆粒で多少は改善されたとしても画質は期待できず最大ズーム倍率も15倍程度と強くはない。

今回の発表からもS-Cinetoneの対応やPhoto ProやVideo Proの縦UIなどメイン以外はカメラソフトとAIの強化が主軸でハード面の強化を中心に考えていません。

よりSonyのデジカメライクに撮れると思うので今までのXperiaと写真や動画の雰囲気が変わるとと思いますがスペックに拘る人にとって物足りないことに違いはないです。

ナイトモードに拘る人。

そして3つ目としては他の機種でいうナイトモードにいまだ対応していないことです。特に夜の撮影に弱かったXperiaですがメインカメラセンサーを刷新してより忠実に撮影に。

ちなみに従来はメインカメラセンサーのみで露光時間を長くする低照度撮影に対応。所謂ナイトモードに対応していませんでしたがXperia 1Ⅴではナイトモードに対応しています。

ただ注意点としてユーザーがナイトモードを選ぶことが出来ずあくまでも自動判定でユーザーが選べるのはオプションでオフにするかどうかです。

またメインカメラ画角のみではなく超広角や望遠画角でも自動判定でナイトモードで撮影することが出来ますがライバル機種のナイトモードのようにバリバリ明るくして補正をかける感じではないように思います。

海外サイトのサンプル写真をみる限りでは現実により忠実にコンセプトが反映されており目に見える景色を過度に補正せずノイズを抑制して白飛びや黒潰れしないように補正をかける。

なのでナイトモードに対応して夜でも明るく撮影できるというわけではないと思います。

機種によっては肉眼でほとんど見ないような暗さでも昼間のように撮影する機種がありますがSonyは他社のナイトモードに否定的なので過度に明るく補正するようなことはないと思います。

またXperiaでガチで夜景を撮りたいとなれば三脚が必須になるのでユーザーを選びます。デジカメも夜にガチで撮影するには三脚が必須ですがXperiaもこれと一緒で他のスマホのような身軽さは残念なことにないです。

手持ちかつナイトモードで手ブレなしでどの程度取れるのか。実際に試してみないと分からないですが前モデルのように手ブレがしやすいなら三脚は必須。もちろんオート撮影でも三脚に固定してあげるだけで手ブレがしにくくなるので綺麗に撮れる。

ただマニュアルモードに切り替えて自分好みで調節して撮影することでさらに良さが出ます。他社と同様に明るく撮影したいと考えるなら三脚固定+マニュアル撮影が必須だと思います。

試してみないと分からないですが低照度の環境でXperiaの良さを発揮するには三脚が必須。なのでスマホカメラのような身軽さを求めている人にとってはあまりおすすめ出来ません。

コンセプトに共感できない人。

そして最後にXperiaの今のコンセプトにあまり共感出来ない人にはおすすめ出来ないです。

そもそもコスパが悪いと近年言われがちですがコスパの本来に意味は価格に見合った価値があるかどうかなのでスペックだけで判断することは出来ず使ってみないと判断出来ません。

本体価格が高い=コスパが悪いという意味でよく言われていますが他の最上位も同じ価格です。Galaxy S23 Ultraは20万円以下ですが512GB以上のモデルは20万円を超えている。

またAQUOS R8も前モデルの時点でギリギリ20万円以下だったので今回は超える可能性。そもそも最上位モデルは価格が優先の人が購入する機種ではなく店頭で選ぶ機種でもない。

しっかり下調べした上で最終的に店頭で購入すらならまだしも以前のようにパッと見て買うような機種ではありません。

なので欲しいと思った人が実際に使ってみて結果コスパが良かったかどうかという話で最初からコスパの良さを求めて選ぶような機種ではありません。またデザインが変わらないとかスペックに進化を感じないとの声をかなり聞きます。

デザインに関してはどのメーカーも最近一緒ですがあまり変わり映えしなくなってきています。一方でスペックに関しては逆にいい線引きで進化を感じない人はSonyが拘っている部分に拘りを持っていないから進化を感じない。

逆にめちゃくちゃ進化したなと思う人はSonyのコンセプトや自身の拘りと一致しているからこ求めていたことと一致したから進化を感じる。

発熱の改善や電池持ちの改善はユーザビリティの改善にも繋がりますがSonyの拘りである映像の視聴やカメラの長時間撮影をするために改善された可能性があり結果に過ぎない。

少なくともここまで来たら万人受けするような進化をさせるはずがなく拘りを突き詰めるだけ。またXperia 1より前のXperiaは万人向けのコンセプトが採用されているので注意が必要です。

個人的にはXperia 1Ⅴの進化はXperiaユーザーから見れば嬉しい進化で分かりやすいという印象。逆にXperiaユーザー以外からすればどうでもいいところが進化していると思うかもしれません。

まとめ

今回は先日発表されたXperia 1Ⅴが不向きだと思う人について主観的にまとめてみました。個人的にはこれぞ待っていたXperiaという感じですがほとんどの人にはそう見えないと思う。

ただそれでも好きな人がより好きになる仕上がりになっていると思うので今から非常に楽しみ。何より普通のスマホは飽きたと思う人にはXperiaの暴れん坊なところは楽しいかも。

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