Xperia 5ⅤでDimensityを搭載?正直やめた方がいいと思う4つの理由

Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。

また先日には香港版のXperia 5Ⅳを購入して開封レビューをしてみましたが発熱以外は想像以上に良く良機種に仕上がっている印象を受けます。詳細は「Xperia 5Ⅳ 開封レビュー。満足度激高。けど発熱はひどめ」をご参照下さい。

さて今回Xperia 5ⅤはDimensityを搭載する可能性があるとの噂が出てきたので簡単にまとめたいと思います。

上半期に発表?

先日の情報からもBluetooth SIGの認証情報からもDimensityを搭載した未発表Xperiaが認証を通過していることが判明。デザインのリークやFCCの認証情報からも上半期にはXperia 1Ⅴ/Xperia 10Ⅴ/Xperia AceⅣの3機種が発表される可能性。

なのでXperia 1ⅤはSnapdragon 8 Gen 2を搭載していることがほぼ確定的なことからDimensityを搭載するならXperia 10ⅤもしくはXperia AceⅣの可能性。

また認証情報からDimensity8000番台もしくはDimensity9000番台を搭載することからもエントリーモデルであるXperia AceⅣの可能性は低くXperia 10Ⅴが一番妥当な流れにも感じますが一部噂ではXperia 5Ⅴが搭載しているのではとの噂があり話題となっています。

なのでXperia 5Ⅴが搭載していることがあるのか簡単に推測してみたいと思います。

まず気になるのは現時点でBluetooth SIGとはいえ認証を通過していることです。下半期に発表されるのであれば現時点で認証を通過させておく必要がないため仮にXperia 5ⅤならXperia 1Ⅴなどと同じく上半期に正式発表される流れに。

従来のXperia 5シリーズで見れば基本下半期に正式発表なのでありえないという感じですがXperia 5Ⅲが上半期に発表されたことがあるので完全に否定出来ません。

ただXperia 5Ⅴに関して現時点で認証通過の情報もなければデザインに関する情報もありません。Xperia 5Ⅴが上半期に出てきそうな情報があるならまだしも全くないので個人的に上半期に発表される可能性が低いのではないかなと思っています。

仮にXperia 5Ⅴが上半期に出てくるのであれば今年の下半期はほぼ間違いなくXperia PROが出てくるとも考えることは出来ます。Dimensity搭載Xperiaはすでに認証を通過しているので上半期に発表される可能性が高くXperia 5Ⅴといいきるのはちょっと難しい状況です。

カメラがより差別化?

そして認証情報からDimensity 8000/Dimensity 8100/Dimensity 8200/Dimensity9000/ Dimensity 9000+/Dimensity 9200のどれかを搭載していることになります。

Xperia 5Ⅴが搭載するのであればDimensity9000番台のどれかでDimensity9000はちょっと古いのでDimensity9000+もしくはDimensity9200のどちらかの可能性があります。

Oppo Find X6やvivo X90 Proなど中華メーカーの中位モデルを中心に採用されておりXperia 5Ⅴが搭載してもおかしくない。

ただ今までXperia 5シリーズはXperia 1シリーズの小型モデル兼レギュラーフラッグシップモデルという感じでしたがXperia 5ⅤでDimensityを搭載することになると今までと大きく立ち位置が異なると思ってもらった方がいいです。

Xperia 5Ⅳではペリスコープが廃止となり60mmの実質ポートレート専用センサーを搭載しました。なのでカメラでも差別化を図っている中搭載SoCが変わればカメラ部分でより差別化されます。

SonyはQualcommと共同してSnapdragonとカメラセンサーの連携性を強化している中MediaTekとはそのような取り組みをしていない。またDimensityの方がコスパがいいと言われますが弱点としてISP周りが弱いことから中華メーカーも最上位モデルに採用していないです。

Xiaomiに関してXiaomi 12S ProではDimensity搭載モデルがいましたがXiaomi 13シリーズは全てSnapdragon 8 Gen 2を搭載するなどカメラを売りにしている機種ほど採用しません。

カメラソフトでバリバリ加工するメーカーの機種でも避ける傾向にあるということはカメラソフトであまり加工しないXperiaと相性が悪いです。

結局カメラソフトであまり加工しないということはSoCの進化による画像処理技術の向上の結果写真や動画の改善とハード面で依存していることに。
これがSoCにあまり期待出来ないとなるとSonyがカメラソフトをしっかり強化してこない限りカメラが劣化する可能性もあります。

Xperia 5ⅤでDimensity9200とかを採用するならSnapdragon 8 Gen 2を搭載するXperia 1Ⅴで撮れる写真や動画は例えカメラセンサーが一緒でもXperia 5Ⅴの方が劣化する可能性あり。

正直Xperia 5シリーズの立ち位置が今まで以上に中途半端になる可能性がありユーザー離れをより起こす可能性も考えられます。

カメラソフトでの加工は最低限とはいえかなり拘りを持っているSonyがXperia 1シリーズとXperia 5シリーズでコストの問題から変に差をつけてくるのか個人的には疑問に思います。

コスパがいいのか?

そして以前より本体価格を下げるためにXperia 5シリーズはDimensityを採用するべきだとのコメントを複数頂いていましたがSnapdragon 8 Gen 2とどの程度コストに差があるのか。

Dimensityは基本中華メーカーとGalaxyの一部中価格帯のシリーズが採用している感じで勘違いされやすいですがDimensity搭載機種はコスパがいいのではなくもともとコスパを意識しているメーカーやシリーズが採用しているだけです。

そのためDimensityを搭載すればコスパが良くなるというわけではないと思います。

近年の半導体不足の現状などからもSoCのコストも注目されるようになりましたが少し前の情報としてSnapdragon 8 Gen 1はスマホ向けのSoCの中で最もコストが高いとされている一方でDimensity9000も前モデル対比でコストは大幅に上昇しています。

直近でみてもSnapdragon 8 Gen 2がおそらく最もコストが高いSoCでDimensity9200の方が安いかもしれません。ただS例えばnapdragon 8 Gen 2からDimensity9200に変えたところで本体価格が大幅に下がるという感じにはならないと思います。

Snapdragon865時代でSoCのコストが1万円前後と言われており半導体価格が釣り上がったとはいえ2万円を超えているとは考えにくい。

またSnapdragonだけ高くなるとは考えにくくより生産数の少ないDimensityは規模の経済が効きにくいのでそれなりの価格になっている可能性があります。

なのでXperia 5Ⅳが13万円前後でXperia 5ⅤでDimensityに切り替えたところで価格が10万円以下になるようなインパクトはないと思います。

当たり前ですが半導体以外の部品もこの世界情勢を考えると高くなっている可能性があり仮にSonyがXperia 5ⅤでDimensityを採用するのは本体価格を下げるためではなく価格を据え置きもしくは最低限の値上げに留めるために採用する可能性。

となるとDimensityに切り替えて安くなるとは思えない状況にあります。

サポート期間に影響?

個人的にはXperia 5ⅤではSnapdragon 8 Gen 2を継続して採用して欲しいと思っています。

スマホのアップデートに関する詳細な仕様を把握していませんがGoogleがQualcommと共同開発でSnapdragon888からメジャーアップデートが標準搭載含め4回にセキュリティアップデートが最大4年に対応したと発表したことを考えるとアップデートとSoCはある程度密接な関係に。

どのような仕組みなのか不明ですが中華メーカーやSamsungなど独自UIを採用しているメーカーの機種はそこまでハードに縛られている感じがしませんがXperiaの場合ピュア Androidに近い。

Dimensityが最大でどの程度のアップデートに対応できるのか不明ですが今後のサポート期間の計画にも影響が出る可能性がありそろそろサポート期間が伸びて欲しい。

ハード面で見ればXperia 1ⅣやXperia 5Ⅳを条件が揃っていますがXperia 5ⅤではDimensityを搭載することで上手く要件を満たすことができずサポート期間を延ばすことができないかもしれません。

最悪なのはXperia 5Ⅴに合わせてXperia 1Ⅴは伸ばせるのに伸ばせないという状況になることです。

自分自身Dimensityの情報をあまり追ってないので分からないことが多くなんともですがSoCが変わることでXperia 1Ⅴではない不具合がXperia 5Ⅴでは発生するとかメジャーの配信時期が今まで以上に差がつくなどXperiaのデメリットがさらに不安定になる可能性も。

まとめ

今回はXperia 5ⅤがDimensityを採用するとの噂が出てきたので簡単にまとめてみました。

ユーザーの理想通りパフォーマンスが底上げされ価格も安くなれば最高の流れですがSonyがそこまで器用にできると思っておらず逆にSoCがハイエンドで別になることで正直不安しかない。

多少高くなってもいいのでSnapdragonを継続してアップデートサポート期間も強化してほしい。

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