3つの新型Xperiaが認証通過。Xperia 10Ⅴはかなり化けるかも

Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。

また先日には香港版のXperia 5Ⅳを購入して開封レビューをしてみましたが発熱以外は想像以上に良く良機種に仕上がっている印象を受けます。詳細は「Xperia 5Ⅳ 開封レビュー。満足度激高。けど発熱はひどめ」をご参照下さい。

さて今回3つの新型XperiaがFCCの認証を通過していることに加えDimensity搭載Xperiaの存在が明らかになったのでまとめたいと思います。

FCCの認証通過

執筆時点で国内の技適に関する情報はありませんが3つの新型XperiaがFCCの認証を通過。

その内2つのモデルにおいて無線LAN規格が最新となるaxに非対応であることからもミドルレンジかエントリーモデルである可能性が高く一つのモデルはaxに対応している上でワイヤレス充電に対応していることが判明しているので命名規則の変更がなければXperia 1Ⅴの可能性があります。

昨年と同じ流れであれば今回認証を通過したのはハイエンドモデルとしてXperia 1ⅤでミドルレンジにXperia 10ⅤでエントリーモデルとしてXperia AceⅣの3機種の可能性があります。

まず気になるのはXperia AceⅣがFCCで認証を通過したこと。自分の記憶違いなら申し訳ないですがXperia AceⅢの時はFCCの認証を通過したとの情報がなかったかも 。

今までXperia Aceシリーズは国内限定だったためFCCの認証を通過させていても単純に話題にならなかっただけかもしれませんが今回認証を通過させたことを考えると一部噂であったようにグローバル展開されるのかも。

以前ヨーロッパを中心に日本円で約2万円程度のXperia Lシリーズが発売されていましたがXperia Aceシリーズの復活以降Xperia Lシリーズの最新機種は導入されていない状況に。

Sonyが国内キャリア廉価版のXperiaが欲しいという要請からXperia Aceを復活させたとの話。

おそらく当初は国内においても取り扱いキャリアが限定されていましたがXperia AceⅢでは大幅に拡大しておりXperia AceⅣではその縛りがほぼなくなりグローバル展開に踏み切るのかも。

また認証情報から判明している情報としてXperia 10Ⅴは相変わらずワイヤレス充電非対応かも。

ワイヤレス充電に対応するのにどれだけのコストがかかるのか不明ですがミドルレンジでもワイヤレス充電に対応した機種が増えてきたことを考えるとXperia 10Ⅴも対応して欲しかった所。

もちろんFCCの認証情報だけで全てを確認できるわけではありませんが非対応はほぼ確定かも。

すでにXperia 1ⅤとXperia 10Ⅴのデザインはリークしており認証情報からもSonyは上半期にXperia 1Ⅴ/Xperia 10Ⅴ/Xperia AceⅣの3機種を発表することはほぼ確定だと思われます。

あとはデザインがリークしていないXperia AceⅣが一部噂にあるようにアスペクト比21:9を採用して小型化するのか気になるところでデザイン変更が面白い存在になるかもしれません。

Dimensity搭載Xperiaの登場。

またFCCとは別に新型Xperiaが3月19日付けでBluetooth SIGの認証を通過したことが判明。認証情報からもカテゴリーはPhoneとなっており製品名及びモデル番号はXperiaと記載。

ただこの機種が興味深いのが構成部品の認証に係る情報からMediaTekのチップを採用していること。このことからこの認証を通過した機種はXperia初となるDimensityを搭載した機種になるかも。

ちなみに認証情報からもDimensity 8000/Dimensity 8100/Dimensity 8200/Dimensity 9000Dimensity 9000+Dimensity 9200のどれかを搭載していることになります。

QualcommがSnapdragon 8 Gen 2を正式発表した際にパートナーシップ企業としてSonyが含まれていることを明らかにしておりXperia 1ⅤやXperia 5ⅤなどハイエンドXperiaはSnapdragon 8 Gen 2を搭載している可能性が高い。

このことを考えるとDimensityを搭載したXperiaは先ほどのFCCの認証情報も考慮するとXperia 10ⅤもしくはXperia AceⅣのどちらかになるかも。

ちなみに事前情報でXperia AceⅣはSnapdragon 4 Gen 1にXperia 10ⅣはSnapdragon 6 Gen 1を搭載していると予測されていましたが片方もしくは両方が異なる可能性。

またミドルレンジやエントリーにハイエンド向けのSoCを搭載するとは思えないのでDimensity8000/Dimensity8100/Dimensity8200のどれかを採用する可能性があります。

ちなみに最新となるDimensity8200を確認するとTSMCの4nmプロセスルールを採用しておりプロセスルールで見ればSnapdragon 8 Gen 2と同じです。

メインコアとして3.1GHzのCortex-A78を一つ搭載。3.0GHzで動作するCortex-A78を3つ搭載して高効率コアとして2.0GHzで動作するCortex-A55を4つ搭載。

あくまでも参考程度ですがベンチマークで見れば85万点前後と非常にハイスコアでDimensity8000でも80万点前後と驚異的です。

ベンチマークでみる限りエントリーモデルのXperia AceⅣがDimensity8000番台を搭載するとは思えないのでXperia 10ⅤがSnapdragonではなくDimensityに切り替える可能性があります。

ちなみにSnapdragon 6 Gen 1のベンチマークは良くても50万点前後と言われているのでDimensity8000番台を搭載する方がベンチマークで見れば優秀である意味朗報なのかもしれません。

Snapdragon888やSnapdragon 8 Gen 1などQualcommがSoCの発熱で苦戦している時にDimensity9000以降発熱しないとアピールされていて搭載機種が増えると予測されていましたが実際にはそこまで増えていません。

また中華メーカーでみると同じシリーズでもグレードによってSoCが異なることがあります。

例えばOppo Find X6はDimensity9200でOppo Find X6 ProはSnapdragon 8 Gen 2を採用しておりvivo X90シリーズでみてもvivo X90とvivo X90 ProはDimensity9200を採用して下位モデルはSoCで原価コストをカットしている可能性があります。

少なくともSnapdragonと比較してDimensityの方が原価コストが安いとは言われています。

仮にDimensity8000あたりを搭載すればコスパがいいと言われるGoogle Pixel 6aなどと同等のベンチマークスコアということになりパフォーマンスは大幅に改善する可能性があります。

一方で最上位クラスで比較した場合DimensityはISP関連が弱いためカメラにおける画像処理などはSnapdragonと比較すると劣る傾向が強い。ただカメラにそこまで注力する必要がない。

ミドルレンジとはある意味相性が良くあとはどの程度の価格に抑えられるのか気になるところ。

Xperia 10Ⅴは化ける?

すごく気になるのがDimensity搭載機種で認証情報を基にすればXperia 10Ⅴの可能性がありますが一方で認証情報やデザインから判明していない別のハイエンドXperiaが存在する可能性もあります。

ただ先ほどの話と重複しますがカメラ関連があまり強くなくカメラソフトであまり補正をかけないXperiaとの相性はあまり良くないので例えばXperia PRO-Iの後継機種などに採用されるとは思えず。

何より今回の認証情報通りDimensityを採用するのであればXperiaにとって大きな転換期です。以前廉価モデルではMediaTekのローエンド向けのHelioを採用している時期もありましたが今はなし。

それだけSnapdragonのコストが高いのかSoC以外の部分のコスト増加がかなりキツく価格を据え置きにするにはSoCすらコストカットしないといけない状況にあるのか気になるところです。

ただXperia 10ⅤでDimensity8000番台を採用することがあれば個人的にはかなり面白い。

リフレッシュレートが強化されるのか現時点で不明ですがパフォーマンス自体は現行モデルが搭載しているSnapdragon695が40万点前後のスコアなので一気に2倍とより快適に動作します。

またゲームもある程度のタイトルは快適にできるようになるとカメラ性能を求めないユーザーにXperia 10Ⅴは魅力的な存在になる可能性がある一方で電池持ちは現行モデル対比で悪化の可能性。

当たり前の話ですがパフォーマンスが高くなれば消費電力も増えるので悪化すると思います。

ただXperia 10Ⅳの電池持ちが良すぎるという感じなのである程度悪化しても多くのユーザーにとって1日は十分に持つ電池持ちになるのではないかと思います Xperia 10Ⅴのデザインをみる限り現行モデルとほぼ変わらず厚みが増した可能性。

カメラデザインも特段変更なくミドルレンジなので大幅にハードを強化というよりはSoCによる画像処理の底上げとソフトでのチューニングの可能性。価格が現行モデルと同程度の6万円から7万円程度に抑えることが出来ればそこそこいいかも。

ベンチマークで見ればSnapdragon888を搭載したXperia 1ⅢやXperia 5Ⅲも喰われる可能性があると考えるとちょっと恐ろしいです。実際にどうなるのか不明ですが今までXperia10シリーズに感じていた中途半端さがパフォーマンスの大幅改善でかなり改善されるのかもしれません。

まとめ

今回は3つの新型XperiaがFCCの認証を通過していることとBluetoothの認証情報からもXperia初となるDimensity搭載した新型Xperiaが存在する可能性が出てきたのでまとめてみました。

他社のようにモデルによってSoCを変更して差別化するのはありにも感じますがこれがXperia 5ⅤでDimensityが採用との流れであれば良くも悪くもめちゃくちゃびっくりです。

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