このマイナー感が堪らない。Google Pixelが好きになった3つの理由

先日には売れ筋かつ廉価モデルの最新機種であるGoogle Pixel 6aの開封レビューをしたので詳細は「こんなスマホを待っていた。Google Pixel 6aは想定以上に丁度いいスマホ」をご参照下さい。

また先日にGoogle Pixel 7とPixel 7 Proを購入して開封レビューをしてみましたが思っていた以上に前モデルのデメリットがしっかり改善されておりかなりの完成度に仕上がった印象を受けます。

詳細は「Pixel 7とPixel 7 Pro 開封レビュー。発熱が想定以上に改善でめっちゃいい」をご参照下さい。さて今回Google Pixelが好きになった理由について主観的にまとめてみたいと思います。

独自路線を貫く姿勢。

自分にとって初めてののPixelがPixel 4 XLなのでPixel歴でみるとそこまで長くはありませんが今はかなり気に入って使っています。その理由の一つ目としてマイナー感です。

最近のスマホ市場を見るとコスパコスパの繰り返しで個人的にはあまり面白くない。結局それなりにスペックが良くて安ければいいという感じで均一化の印象。

スマホ市場自体が成熟期に入っているからこそエントリーモデルもミドルレンジモデルのレベルもかなり底上げされておりほとんどの人は満足できる。結局メーカー独自の特徴やその機種の特徴などがあまりなくメーカーは違えどどの機種も似たようなスペックで似たような価格で販売されている。

またユーザーの求めるニーズに合わせると採用するスペックも似たり寄ったりになりがちです。

一方で自分がPixel 4 XLを買った理由の一つにもなりますがMotion Senseを搭載していたからです。当時エアージェスチャーがちょっとトレンドになっていましたがGoogleがガチで強化してきた感じ。

あくまでも他のメーカーは二の次という中でGoogleだけは本気だったというのが個人的に刺さりました。正直Motions Senseに対応しているからといってめっちゃユーザビリティが改善するわけではない。

アラームがなったら手をかざすだけで止めることができたり着信があった場合にユーザーが近くにいれば音量を下げてくれたりユーザーの手の動きを認識してスクロールやスワイプが出来るなどです。

なのでスマホのあり方が変わるような革新的な機能ではありませんが他社があまり力を入れない部分に力を入れたことが面白く興味深いです。

またカメラを見ても他社は世代を重ねるごとにセンサーの強化でゴリ押しという感じですがGoogleの場合はPixel 2シリーズからPixel 5まで約4年間を継続採用。

ハード面の進化がなくてもソフトの進化と最適化だけで他社のフラッグシップと古いセンサーで勝負した。

他のメーカーであれば4年も連続同じセンサーを採用すれば批判の嵐になりそうですがGoogleはソフト主軸であることをユーザーにしっかりアピールすることで出来たからこそ継続できた感じ。

また現行世代でみれば文字起こし機能やリアルタイム翻訳機能などユーザーによって使う頻度は異なりますがあれば便利だなと思う機能を強化。他社も似たような機能を搭載したりアプリを入れることで同様のことができますがPixel 6シリーズの精度には全く及ばないという感じです。

Googleはこれら機能を最適化するために独自SoCであるGoogle Tensorに切り替えたくらいなので当たり前といえば当たり前です。

ハードの進化はどのメーカーの機種でもどんどん分かりにくくなっておりその中でどう差別化するかがキーになってきていますがGoogleは他社と完全に違う道を辿っている。

トレンドに追従することもなく自分たちがやりたいことを徹底的に追求しているという感じです。

なのでGoogleの拘りに興味がない人からすれば面白味はないと思いますが自分はトレンドに追従せず我が道を貫いていおりはっきり分かるからこそPixelシリーズにハマったんだと思います。

魔法のようなカメラ

そして2つ目としてはオールマイティに使えるカメラです。スペックで見るとPixelのカメラはあまり大したことがなく執筆時点で最新となるPixel 7 Proであっても同様です。

Pixel 4 XLの時もトリプルレンズカメラを搭載しているフラッグシップが多い中でデュアルレンズを採用。さらに広角と超広角の組み合わせが多い中でPixel 4 XLは広角と望遠の組み合わせでちょっと異質。

ただ実際に使って見るとスマホのカメラはハードももちろん重要だけどスペックだけでは判断できないことを実感。その当時自分が使っていた機種の中でポートレートモードが安定していたのはiPhoneくらいでGalaxyはフォーカス精度が微妙。

ただiPhoneもポートレートモードにすると最短撮影距離が長くかなり使いにくかったですがPixel 4 XLではその使いにくさは全くない。ポートレートモードにしても最短撮影距離はほぼ変わらず撮影することできフォーカス精度も優秀。

自分は公園に行く時などはデジカメを持っていかないですがスマホでもある程度のボケ感で撮影したい。そのためポートレートモードを多用しますがその中でPixelのポートレートモードは頭一つ抜けている。

もちろん画像処理の甘さが目立つこともありますが撮影のしやすさという面では抜群だと思います。

ポートレートモードは最短撮影距離に加えフォーカス精度も重要になってくるので機種によっては癖が強く撮影しにくくなり一枚撮るのに時間がかかることもありますがPixelの場合はあまり考えずタップしてフォーカスを合わせなくても狙った通りに撮れることが多いくらい汎用性が高いです。

今の世代で見るとセンサーサイズの大型化によってどんどん最短撮影距離が長くなっており被写体が小さいほど最短撮影距離が長くなる傾向。

なのでよりアップで撮りたい場合はズーム撮影をしたり機種によってはマクロ撮影に切り替わるという感じですが自分からすればズームとかマクロとかではなく単純に1倍でどんなシーンでも撮れることが理想です。

また色味に関してもXperiaほどおとなしくはありませんが比較的現実に忠実で中華スマホやGalaxyのようにコテコテの処理をしないのも嬉しい。また想定外だったのが動体の撮影にもかなり強いこと。

走り回る子供を通常撮影はもちろんポートレートモードでも上手く撮れることが多い機種は今まで使ってきた機種の中でもそうそうない。特にPixel 6シリーズ以降は広角と超広角で同時に撮影する顔フォーカスに対応していることも影響しているのかより失敗が減った印象です。

風景や物撮りだと上手く撮れる機種は選択肢がありますが動体の撮影になるとなかなか難しくこれは今でもPixelのカメラの大きな強みだと思います。

年々各社の新製品発表を見ているとカメラの進化にフォーカスしている時間が長くなっていますがあまりピンと来ないこともあり実感しない時もある。一方でPixelのカメラは魔法のようなカメラとぶっ飛んだ表現に感じますが逆に分かりやすく実感することができたカメラだと思っています。

ハードの大幅強化。

ここまでは何方かと言えばPixel 4 XLで感じて今も継承されていると感じですが最後の3つ目はソフトだけではなくハードにも力を入れてきたところ。ちょっと前のデータだと国内におけるPixelのシェアは3%程度で本家本元であるアメリカでのシェアは1%程度しかなかったといわれています。

2022年で見ればPixel 6aにPixel 7シリーズの売り上げが好調のためシェアを拡大していると思います。とはいえ一気に拡大できるものでもなくスマホメーカーとして見れば弱小に違いはありません。

シェアが少ないメーカーであれば販売台数も見込めないため規模の経済が使えず生産コストも高くなる。そのため本体価格も高くなる傾向にありますがGoogleは利益をとる段階だと考えていないのか本体価格を抑えた上でマーケティングも大幅強化。

他社と比較しても無印が8万円で最上位が12万円と安い上でラインナップを強化してきているのがすごい。

自分が好きなSonyで見れば赤字脱却のためにラインナップの整理と削減をしておりすでに黒字化を達成しているとはいえラインナップが増えるのはスマホだけで周辺アクセサリーは強化されておらずSHARPに関してもスマホしか選択肢がありません。

スマホメーカーとして見ればGoogleも同じ規模感ですが今年にはPixel Tabletを発表する予定。さらに昨年にはPixel Buds ProやPixel WatchとPixel本体の強化に加えラインナップの強化。

また今年の後半までには折畳式機種であるPixel Foldを発表する可能性が高いとの予測があります。

今後実際にどうなるか不明ですがSamsungやOppoは今後市場の中心になるのは折畳式機種だと考えておりSamsungはGalaxy Zシリーズに注力でOppoもOppo Find N2シリーズのグローバル展開。

とはいえ技術が現段階では成熟しておらず生産コストが高い上にオタク受けの機種に留まっている。この手の冒険は余力がある大手メーカーにしかできないことですがGoogleは果敢にチャレンジしている。

よくXperiaの動画でも折畳式機種を出すべきだとのコメントを頂きますが現状Sonyが折畳式機種を開発しているのか不明。

折畳式機種を開発することが出来ると思いますが開発に投資した金額を回収できるかつユーザーが購入できるような価格設定にできるかとなるかなり難しいと思います。

極端な話折畳式機種が出てたとしても本体価格が30万円オーバーだったらほとんどのユーザーは買わない。

一方でPixel Foldは初代でありながらも現時点で$1799とGalaxy Z Fold 4と同程度の価格になると予測されており採算がとれなさそうな折畳式機種でも本気で開発している印象があります。

今までソフトで戦ってきたメーカーがハードにもかなり力を入れるとなるとかなり楽しみになります。特に弱小メーカーでありながらも大手メーカーに真っ向勝負をしかけているのがいいと思う。

まとめ。

今回は今更ですがPixelが好きになった理由について簡単にまとめてみました。もともと80%ルールを採用しているメーカーなので今後も使いやすさが中心の製品になると思います。

ただ今後シェアを拡大する上で変にトレンドを意識して追従するような流れにはなってほしくない。今後もGoogleの拘りがしっかり反映された独自路線を貫いて欲しいように感じます。

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