Pixel 7a。Googleの隠れた真のフラッグシップモデルに

先日には売れ筋かつ廉価モデルの最新機種であるGoogle Pixel 6aの開封レビューをしたので詳細は「こんなスマホを待っていた。Google Pixel 6aは想定以上に丁度いいスマホ」をご参照下さい。

また先日にGoogle Pixel 7とPixel 7 Proを購入して開封レビューをしてみましたが思っていた以上に前モデルのデメリットがしっかり改善されておりかなりの完成度に仕上がった印象を受けます。

詳細は「Pixel 7とPixel 7 Pro 開封レビュー。発熱が想定以上に改善でめっちゃいい」をご参照下さい。さて今回Phone ArenaがGoogle Pixel 7aは変装したGoogleのフラッグシップモデルだと言及しているので簡単にまとめたいと思います。

貴重なハイエンドコンパクトモデル。

日本でも注目度が高いPixel 7とPixel 7 Proですが今回の情報によるとそれら6.3インチと6.7インチのディスプレイサイズは小型モデルが好きな人にとっては大きすぎるとしています。

ただ一方で6.1インチのディスプレイを搭載すると予測されているPixel 7aは救世主になるかも。同サイトによるとPixel 7aは他社が達成出来ていない2つのポイントからも大成功する可能性。

まず一つ目としては先ほども触れましたが6.1インチというコンパクトなサイズ感だとしています。現状Androidで見ると6.1インチというディスプレイはコンパクトモデルの一つになることは明白。

ただここで一つ確認しておきたいのはPixel 7aはただのコンパクトモデルではなくハイエンドコンパクトになる可能性があるからこそよりその価値が増す可能性があるとしています。

エントリーモデルやミドルレンジモデルであればスペックも低いため筐体を小さいすることはそこまで難しくないですがハイエンドコンパクトモデルはハイエンドのスペックを小さな筐体で対応させなければいけないため開発が難しいと言われています。

ライバル機種でみればGalaxy S23やiPhone 14などアスペクト比の違いからサイズに違いがあれど6.1インチというサイズからはじます。コンパクトモデルのニーズは年々減少しておりその結果メーカーのラインナップにも現れている。

AppleはiPhone 12シリーズの時から2世代に渡ってminiモデルを追加しましたが大失敗。販売が絶好調な中国でもminiモデルのみはトップ10にすら入ることができず発売直後に在庫が山積み。

その結果生産もすぐに停止したと言われておりコンパクトモデルのニーズがないことがより鮮明に。

Zenfone 9というイレギュラーな存在もありますが売れることを前提にしているというよりはニッチなニーズ向けの製品という感じで希少な存在。多くのメーカーのフラッグシップモデルで見れば最低でも6.1インチから始まる。

逆に考えれば6.1インチ以下のサイズにはニーズが限定的とも言えます。今回の情報だとPixel 7aは6.1インチとハイエンドコンパクトモデルに相当するとはいえ他社と差別化は出来ていない。

ただSamsungであればGalaxy S23 Ultraに注力しておりGalaxy S23に関してはスペックどうこうより価格優先なので販売台数を稼ぐための立ち位置です。Appleに関してもiPhone 14はGalaxy S23と同様に価格優先モデルでそこまで力が入っていない。

一方でPixel 3aから始まったGoogleの廉価モデルですが最新機種のPixel 6aは売上の主軸で非常に重要な存在であることを明らかにしており逆にaシリーズが失敗するとGoogle的にもやばい。

なのでPixel 7aは廉価モデルという立ち位置でありながらも失敗できない重要な立ち位置になる可能性がありGoogleもかなり気合いを入れて開発している可能性があります。

フラッグシップに遜色ないスペック。

次に2つ目としてもちろん1つ目とリンクしてくる部分でGoogleはPixel 7aで失敗できないからこそスペックもしっかり底上げしてくる可能性があることを指摘。

その筐体サイズだけでは他社の機種と差別化することは難しいですがスペックと価格で差別化してくる可能性があります。もちろん廉価モデルということもありコストカットしてくる部分はしっかりしてくる可能性がある。

ただ直近の情報を見る限りPixel 7aは他のミドルレンジに大きく差をつける可能性があり一つ目としてはGoogle Tensor G2を搭載する可能性。

Googleが独自SoCに切り替えたことでちょっと線引きが難しいところですがSnapdragonで見ればSnapdragon 8 Gen シリーズがハイエンド向けでSnapdragon 7 Genシリーズがミッドハイレンジ向けとSoCで区別されています。

Google Tensorは世代の違えど価格帯に合わせてバリエーションがありませんがPixel 6シリーズやPixel 7シリーズが搭載していることを考えるとハイエンド向けのSoCを搭載していると言えます。

GoogleがAI強化をメインとしたチューニングをしてるためベンチマークで見ると中途半端なのでSnapdragon 7 Gen 2あたりで抜かされる可能性がありますがそれでも80万点は超えています。

ミドルレンジモデルでハイエンド向けのSoCを搭載している機種となるとかなり限定的でAppleのiPhone SEであとは中華メーカーが出していたりしますが日本で発売されないことが多い。

先日Xiaomi 12T Proが国内で発売されておりSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しているとはいえ価格が10万円前後でSoftBank版に関しては14万円と価格がハイエンドモデルと変わりがない。

その辺現行モデルであるPixel 6aで見ると国内では5万4000円と価格にかなりの強みがあります。またプロトタイプからもRAMは廉価モデルでは6GBであることが多い中8GBに強化される可能性。

特にPixel 6aはRAM不足なのかバックグランドにおけるアプリの制御がかなり厳し目で数個のアプリを開くだけでもきつめに制御されアプリを切り替えるごとに再リロードされます。

そのためRAM8GBに増強されるだけでも快適に。RAM8GB/ROM128GBになると予測されている中Galaxy S23など他社の標準モデルのベースモデルと同じで特段劣るという感じではありません。

また90Hz表示のリフレッシュレートに対応する可能性。

ミドルレンジモデルでも対応機種は存在していますが何方かと言えば高リフレッシュレートはハイエンドモデルの特権という感じ。ハイエンドのように可変式120Hz表示に対応するわけではありませんが60Hzと90Hz表示では地味に違う。

フラッグシップであるiPhone 14やiPhone 14 Plusが非対応であることを考えると単純にすごい。また内部コードで判明していますがプロトタイプで確認されていませんがワイヤレス充電への対応。

なのでPixel 7aはリーク通りのスペックであれば他のメーカーのフラッグシップシリーズの無印と同程度のスペックを搭載しつつiPhone 14やGalaxy S23と比較すれば$370近く安く買える可能性。

むしろPixel 7の存在すら霞んでくる可能性があるくらいGoogleの隠れたフラッグシップ。

カメラが唯一の懸念。

一方で同サイトによるとPixel 7aが失敗する可能性があるとすればカメラだけだとしています。事前情報からもメインカメラセンサーは64MPの1/1.7インチのIMX787で超広角は13MPのIMX712を搭載する可能性。

インカメラに関し手もIMX712になる可能性がありますがDPAFに対応しているのか現時点で不明。これで仮に対応していることになれば生体認証に関しても顔認証に対応で汎用性が高くなります。

個人的に下手にSamsungの安いセンサーを採用せずSony製カメラセンサーを採用したので安心ですがどのようにチューニングしてくるか不明です。

何よりセンサーサイズだけで見ればPixel 6aよりはかなり大型化しますがPixel 7などが採用している1/1.3インチのGN1と比較すると小さめです。廉価モデルや内部スペースの問題からそこまで大型のセンサーを搭載しなかった可能性があります。

少なくとも同価格帯の機種と比較すればカメラ性能は大きなアドバンテージになる可能性が高い。ただiPhone 14やGalaxy S23などフラッグシップモデルの標準モデルにどこまで対抗できるのか。

楽観的に見れば長年PixelはIMX363と豆粒センサーはフラッグシップに搭載して他社と勝負してきた。絶対的な強みはハードではなくカメラセンサーだからこそそこまで心配はしていません。

有名なYouTuberが2022年総まとめとして行ったブラインドテストにおいてPixel 6aが総合優勝。このことを考えるとPixel 7aはハード自体が底上げされるためより期待は持てる状況にあります。

ただ実際に使ってみないと分からない部分でもありPixel 7aに分かりやすい隙があるとすればカメラで少なくとも他社のフラッグシップシリーズの標準モデルにハード面では劣る感じです。

とはいえ事前情報からも価格は$449と現地価格は据え置きになると予測されておりPixel 6aと同じ為替にしてくれれば5万4000円で執筆時点での為替で計算すると約5万8000円です。

ちなみにPixel 6aは税込でざっくり1ドル=120円の計算なのでGoogleの頑張り次第ですが6万円は超える可能性があります。とはいえiPhone 14にGalaxy S22は約12万円と半分くらいの価格で同程度のスペックを搭載した機種が買えるという感じになるかもしれません。

また国内で見れば直販モデルが発売されるかも重要でGalaxyに関しては現時点で直販モデルがない。

つまりキャリアの割高価格で購入する必要があり執筆時点でGalaxy S23の価格は不明ですが13万円を超えてくる可能性もあり直販版はキャリアモデルと比較すれば定価は安いことが多い。

何より直販版がありキャリアのしがらみがないというだけでもユーザーの買いやすさは変わります。

まとめ

今回は海外サイトがPixel 7aはGoogleの隠れたフラッグシップモデルだと指摘していたのでまとめてみましたがリーク情報通りであればかなり魅力的な選択肢になることに違いはありません。

為替の影響で国内の販売価格が6万5000円前後になったとしても十分に魅力的な価格に違いはない。まだ正式発表まで時間があるため分からない部分もありますが今後のリークが非常に楽しみです。

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