スマホカメラの特徴。XperiaにPixelに癖が全く違う

Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。

また先日には香港版のXperia 5Ⅳを購入して開封レビューをしてみましたが発熱以外は想像以上に良く良機種に仕上がっている印象を受けます。詳細は「Xperia 5Ⅳ 開封レビュー。満足度激高。けど発熱はひどめ」をご参照下さい。

さて今回現行のスマホのカメラの特徴について簡単にまとめたいと思います。

AIで補正がトレンド。

基本ハイエンドで見れば広角+超広角のデュアルレンズカメラがほぼ最低限の構成です。多くのメーカーの標準モデルはデュアルレンズと望遠レンズを搭載している機種の方が珍しい。

ただ逆に言えば多くのユーザーは望遠レンズを必要とした使い方をしていないと考えることもできスマホのカメラはユーザーによって最適解が異なりこれが絶対と言えるものは正直ないです。

自分の使用用途にあったカメラは自分にとって最強であって他人に当てはまらない。

基本今のスマホはシャッターボタンを押せばあとはスマホ自体が処理して綺麗な写真が撮れるAI補正がトレンドになっておりこの手軽さがデジカメとの大きな違いのように感じます。

この流れの中でオート撮影ではなくマニュアル撮影に力を入れいているXperiaは異質です。その上で使用用途に合わせてスマホのカメラを確認していきたいと思います。

大型センサーの搭載。

一つ目は大型センサーの搭載です。今年でみればAQUOS R7やXiaomi 12S UltraにXperia PRO-Iなど一部機種は1.0型センサーを搭載。単純にセンサーサイズが大きくなれば撮影の際に取り込める光量が多くなるためノイズが少なく明るい写真の撮影が可能になります。

特により多くの光量が必要となる低照度撮影においてセンサーサイズの差は出やすいです。

またポートレートモードに対応している機種が多いですがセンサーサイズが大きければ光学式のボケ感ありで撮影可能になるためより自然なポートレート撮影が可能になります。

カメラソフトでの加工感が少ないXperiaの中でもXperia PRO-Iを使って感じるのは写真の表現力がかなり違うこと。現状Xperiaの中では最高の表現力に感じます。

一方でセンサーサイズが大きいデメリットとしては最短撮影距離が長くなり接写がしにくく特に被写体が小さい場合により感じる。またXperia PRO-Iは別として基本絞り機能がない。

そのためボケ感を出したときは問題がないですが被写体によってボケ感が出過ぎてしまうためボケ感を調節出来ないのがデメリットです。また超広角や望遠レンズなど他に搭載しているカメラセンサーとのサイズ差があるため画質にかなりの差が出る可能性があります。

現状で1.0型センサーを搭載している機種は限定的ですが今後中華メーカーを中心に1.0型センサー搭載機種が増えるとの予測。基本は風景など被写体が動体ではないこと。

またズーム撮影など使わず1倍で撮影することが多い人にとって分かりやすいカメラ構成です。現時点で抱えているデメリットも今後搭載機種が増えれば改善されていく可能性もあります。

一時期高画素化の流れでしたが今は大型化がトレンドの状況で1.0型センサーまでいかなくても今後ミドルレンジでもカメラセンサーの大型化が進むと思います。

ペリスコープの有無。

次に2つ目としてズーム撮影で5倍以上の高倍率ズームを使うかどうかだと思います。今や100倍以上に対応した機種が増えてきていますがそれはデジタルズームで光学は10倍程度。

また基本光学ズームは画質が劣化しないと言われますが一部機種をみると色潰れがします。なので光学ズーム=画質が劣化しないとは言い切れず個人的には5倍程度が一つの目安です。

光学5倍程度であればどのメーカーの機種であってもそこまで画質に大きな差が生じない。なので5倍以下しか使わないユーザーであればそこまで神経質に選ばなくても大丈夫だと思います。

一方で10倍以上になってくると画質の差ももちろんありますが撮影のしやすさも重要になります。

三脚で固定するならまだしも多くのユーザーが手持ちで撮影することを考えるとどんなに高倍率ズームに対応していても撮影しにくかったら結果的に使用頻度が下がると思います。

直近のHUAWEIを使っていないため評価は出来ませんが高倍率ズームに対応した機種で個人的に最も使いやすく感じるのはGalaxyの最上位モデルで特にGalaxy S22 Ultraは画質もある程度担保されていることもありますが手ぶれ補正がかなり強く撮影しやすいです。

これはXiaomi 12S Ultraなど直近で使った機種と比較するとだいぶ撮りやすさの印象が違う。

個人的に日常で高倍率ズームを使う機会はほとんどありませんが先日地味に重宝したのが子供の運動会で動画でも10倍程度ならある程度の画質で撮影できたのでかなり助かった印象。

100倍まで使わなくても100倍とかに対応している機種なら10倍程度ならある程度撮れる。

100倍で何を撮るかと考えるよりも中長距離の撮影に使いたいユーザーはスペック的にも余裕がある機種を選んでおいた方が画質含めて汎用性が高くなる可能性があります。

被写体が動体の場合。

そして3つ目としては被写体が動体の場合です。個人的には現時点で一番重要視している部分で動き回る子供をいかに綺麗に撮れるかです。子供と言っても年齢が増せば自分が撮りたい構図やポーズなどで子供もその時は合わせてくれると思うのでそこまで気にする必要はないかも。

ただ幼い子供だとこちらが思った通りに撮らしてくれることはほとんどありません。なので不規則に動く子供をいかに撮れるかが重要で個人的にはPixelとXperiaの2択。

Xperiaはオート撮影に弱いと言われますが高速オートフォーカスとバーストに力を入れており近距離から中距離の被写体が動体の撮影にかなり強いです。他の機種だと狙ったタイミングでシャッターボタンを押しても保存されるまでに画像処理の時間が地味にあるためブレやすい。

一方でXperiaの場合は保存が早いことに加えフォーカス性能が優秀なため同じシーンでも上手く撮れる確率が高いです。

そして個人的に恐ろしいと思うのがPixelの描写力です。

オート撮影を主軸にしている割にはシャッターボタンを押してから保存されるまでのタイムラグも少なく被写体が動体でもブレずに撮影できることが多くさらに他の機種では高確率で失敗するようなポートレートでも綺麗に撮れる確率がかなり高いという印象です。

小さなお子さんがいる家庭で子供を撮影することが多い人や子供の運動会などスマホで撮影したいと思っている人にはXperiaやPixelがかなりおすすめという感じでこれはGalaxyやiPhoneなどの最上位モデルと比較しても明らかに差があるという印象です。

ニーズとしては限定的で自分も今子供が小さいから重宝していますが子供が大きくなったらカメラに求めることも変わってくると思います。ただ少なくとも今の自分にとっては絶対的な存在で他の部分がどれだけ優秀でも動体の撮影に弱いだけで使う気をなくします。

まとめ。

色味の好みなどを除いて個人的に使いやすいと感じるカメラはPixelとGalaxyの最上位です。Pixelは基本どのシーンでも活躍できると思っており唯一の弱点は高倍率ズームという感じ。

一方でGalaxyに関しては動体の撮影は苦手という感じですがポートレートモードにしろ最短撮影距離が短く汎用性が高いという印象です。

少なくとも人気がある製品=使いやすいカメラを搭載しているわけではなく例えば自分の使い方だとiPhone 14 Pro Maxは動体の撮影に加えポートレート撮影時の最短撮影距離が長すぎて被写体が人物ならまだしも小さくなると臨場感がある撮影が不可能。

結局寄って撮影したいなら画質が落ちるマクロ撮影という感じになります。

一方でPixelはPixel 7シリーズでこそ話題になっていますが国内シェアは3%程度しかなく人気があるどころか知らない人が多いという中でカメラの使いやすさは抜群という感じです。

自分の用途にあったカメラを搭載した機種を見つけられるのが一番で全てが完璧という機種は存在せず自分の中で完璧に近い存在が色味含めてXperia PRO-Iですがシャッターボタンを押してから撮影開始するまでのタイムラグがあるためシャッターチャンスを逃しやすい。

なので完璧な機種には出会えていないという感じで繰り返しになりますが求める必要もない。少なくともカメラは他人の評価で判断するべきではなく自分の用途で判断するべきだと思います。

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