先日にGoogle Pixel 7とPixel 7 Proを購入して開封レビューをしてみましたが思っていた以上に前モデルのデメリットがしっかり改善されておりかなりの完成度に仕上がった印象を受けます。
詳細は「Pixel 7とPixel 7 Pro 開封レビュー。発熱が想定以上に改善でめっちゃいい」をご参照下さい。さらに先日にはPixel 7 Proを購入してから約2週間使ってきて非常に満足度が高いので中期レビューをしてみました。
詳細は「Pixel 7 Pro 中期レビュー。今年買って良かった一番の機種かも」をご参照下さい。さて今回Pixel 7aが搭載すると予測されているIMX787についてかなり勘違いしていたので簡単にまとめたいと思います。
センサーサイズに誤り。
Androidの内部コードからも来年に正式発表が予測されているPixel 7aやPixel Foldはメインカメラセンサーが刷新されると予測されており歴代Pixelが採用してきたIMX363ではなくIMX787を採用するとの予測。
ただ一方でIMX787を搭載している機種は限定的で情報は少ない。とはいえ完全に自分の調べミスで以前の動画ではIMX787のセンサーサイズが1/1.3インチとお伝えして頂きましたが頂いた情報からも正しくは1/1.7インチです。
なのでPixel 7aやPixel Foldのカメラを期待させてしまった方々には大変申し訳ないです。正直1/1.7インチと1/1.3インチではセンサーサイズが大きく違うので撮れる写真も違います。
現状でハイエンドクラスで1/1.7インチを搭載しているのはXperiaくらいで正直小さめです。
一方でAQUOS Sense 7などミドルレンジでありながらも1/1.5インチのカメラセンサーを搭載した機種が登場したことを考えるとPixel 7a達が搭載する1/1.7インチはスペック的に見ればアンドバンテージはなくインパクトもないです。
なのでハード面で見れば順当にカメラセンサーが大型化しているとはいえPixel 7シリーズに迫るものはありません。
Pixel Foldの場合。
そしてPixel Foldから見ていくと1/1.3インチであれば折畳式機種の中では最大クラスのカメラセンサーを搭載していたことになりましたが1/1.7インチとなればそこまで大きくない。
ちなみにライバル機種となるGalaxy Z Fold 4のメインカメラセンサーはSamsungのGN3でセンサーサイズが1/1.57インチとPixel Foldの方が小さい。
ちなみに現状だとvivo X Foldが折畳式機種の中では最大クラスのカメラセンサーとされていますが今修理中で実機が手元になく確認できないので申し訳ないです。なので折畳式機種の中では普通という感じでしょうか。
Pixel Foldのリークしたデザインを確認するとカメラバンプはあるとはいえそこまでひどくない。なので内部スペースがどうなっているのか気になっていましたが1/1.3インチならまず余裕はない。
ただ1/1.7インチ程度だったらそこまでスペースを逼迫しない可能性があり2層式を採用かも。そうなれば空いたスペースで少しでも大きいバッテリーを搭載してほしいと期待したくなります。
Pixelはハードよりもソフトが中心のためカメラセンサーが正直パッとしなくても不安はないです。ただ1/1.3インチだったら最強だったのにと思うとちょっと勝手ながら寂しく感じてしまいます。
Pixel 7aの場合。
一方でPixel 7aで見るとPixel 6aがIMX363を搭載しておりセンサーサイズは1/2.55インチ。計算が間違っていたら申し訳ないですがIMX363対比で1.4倍程度センサーが大きくなります。
画素数が12MPから64MPになることでおそらくPixel 7などと同じくベイヤー方式の採用の可能性。さらに画素数が高いので光学ズームの範囲は限界がありますがデジタルズームは強化されるかも。
Pixel 7 Proではズーム時の画質改善がアピールされていましたがGoogle Tensor G2とIMX787でデジタルズームをどの程度改善できるのか気になるところです。
少なくとも廉価モデルであることを考えるPixel 6aの時点でも十分なカメラセンサーでしたが1/1.7インチに強化されたことでIMX363ではカバーしきれなかった部分をカバーできるかも。
もちろんPixel 7シリーズには及びませんがセンサーサイズの大型化でより多くの光量を取り込めるようになり明るくノイズが少なく撮影可能で低照度の環境で差が出るかもしれません。
また高画素化で解像度が高くなる可能性もあり一方で今まであれば近接撮影もポートレートもデジタル処理に完全に頼っている感じでしたがセンサーサイズが大きくなった分光学のボケが強くなるため加工感が少し弱めになりより自然な感じで撮影できるようになるかもしれません。
Pixel 7はPixel 4と比較すると悪く言えばボケ感が弱くなっていますが良く言えばより自然に。センサーサイズの大型化でそれだけ無理に加工しなくても良くなった結果だと思います。
少なくともPixel 7aはミドルレンジの中で驚異的なセンサーサイズを搭載しているわけでもなく一番大きいというわけではありませんが前モデル対比ではしっかり大型化されることで今まで出来なかった表現などができるかもしれません。
大型センサーのメリット/デメリット。
一方でPixel 7と同じく1/1.3インチを搭載出来なかったことについて確認したいと思います。あくまでもリークに過ぎないですがGoogleがIMX787を搭載する理由は明らかではありません。
単純にコストカットの面からもPixel 7シリーズと同じくGN1あたりを搭載した方がPixelのラインナップ全体でコスト削減できることからも良いように感じますが採用しない流れ。
またGN1を採用しないとしてもSamsung製のカメラセンサーを採用する流れかで仮にGN1を搭載出来ない理由が内部スペースの問題など搭載出来ないのであればGN3あたりを搭載すればいいと素人目線では思ってしまいます。
ただSamsungどころかSony製を採用するあたりGoogleは出来ればSony製のカメラセンサーを採用したいのかも。
ちょっと話はそれましたが1/1.3インチなどセンサーサイズが大きければ光学式のボケがある撮影が可能になります。
もちろん被写体との距離にもよりますが小さなセンサーではポートレートモードにしないとボケ感がある撮影が厳しい状況でも大型センサーであればそのまま撮ってもボケ感が出やすい。
少なくとも1/1.7インチと1/1.3インチでは明らかに後者の方がボケ感が出やすいです。またセンサーサイズが大きくなればなるほどより多くの光量が取り込めるため明るくノイズが少ない写真撮影が可能になります。
ただ一つ気になるのはGN1よりセンサーサイズが小さい上で画素数が高いIMX787は低照度の環境だとノイズが乗りやすくなる可能性は十分にあり得ます。
そして可能性としてありえるのはGoogleがカメラソフトを開発する際にPixel 7シリーズなどGN1を基準に開発している可能性があります。
Pixel 5aまではフラッグシップモデルでもエントリーモデルでもIMX363を搭載していて共通でしたがPixel 6aはハード的な制約からPixel 6シリーズが対応しているモーションモードに非対応。
そのためIMX787を搭載している機種が今後ハード的制約から何か非対応になる可能性があります。一方で1/1.3インチと大型センサーを搭載したデメリットとしてボケ感が調節できないこと。
Pixel 7 Proに関して接写の場合マクロモードに逃げるという手。もしくはあえて被写体から距離をとってズームで撮影するという手がありますがメイン画角で撮る場合は被写体によってはボケ過ぎてしまうというデメリットがあります。
料理などをある程度の距離感で撮るときが分かりやすい一つの例だと思います。とはいえ絞り機能を搭載している機種はかなり限定的でXperia PRO-IとHUAWEI Mate 50 Proくらいしか最新機種の中では選択肢がありません。
またセンサーサイズが大きくなればなるほど最短撮影距離が長くなるので接写がしにくいです。
1/1.3インチだとそこまでではないですがPixel 6以降ポートレート+接写をした場合に撮影した画像が画像処理の際にちょっと広角気味に処理されるのはここからきているのかも。
なので1/1.3インチを搭載した方がPixel 7シリーズと同じ体験ができるカメラになる一方でデメリットも発生してくる感じであとはIMX787でGoogleがどこまでチューニングできるか次第。
もちろん撮りたい絵にもよりますがセンサーサイズが小さい方が一般ユーザーは使いやすいです。
まとめ
今回はコメントでIMX787のセンサーサイズをご指摘頂いたので情報を訂正してみました。こんな記事を出しておいて結局IMX787を搭載しなかったらちょっと残念な気持ちになります。
少なくともPixel 7aとPixel FoldのカメラはPixel 7シリーズと比較すると控えめ。
ただPixel 7aに関してはメインカメラセンサーが1/1.3インチであれば最強すぎでPixelのラインナップが崩壊する感じだったのでセンサーが控えめの方が分かりやすいかも。
一方で現時点で情報はありませんがPixel 8シリーズではカメラセンサーを刷新するのか。IMX363を4年使ってきたことを考えるとGN1をPixel 9まで使ってもおかしくない感じです。
ネットでの情報をみているとPixelのカメラはすごいと注目度が高くなっています。この流れが発生している時にGoogleには最新機種でしっかりと強化してほしいところです。
購入は待ち時間・手数料不要のオンラインショップがおすすめ!
DoCoMoはこちらで! | auはこちらで! |
SoftBankはこちらで! | 楽天はこちらで! |
LINEMOはこちらで! | ahamoはこちらで! |