先日には売れ筋かつ廉価モデルの最新機種であるGoogle Pixel 6aの開封レビューをしたので詳細は「こんなスマホを待っていた。Google Pixel 6aは想定以上に丁度いいスマホ」をご参照下さい。
また先日にGoogle Pixel 7とPixel 7 Proを購入して開封レビューをしてみましたが思っていた以上に前モデルのデメリットがしっかり改善されておりかなりの完成度に仕上がった印象を受けます。
詳細は「Pixel 7とPixel 7 Pro 開封レビュー。発熱が想定以上に改善でめっちゃいい」をご参照下さい。さて今回9To5GoogleがPixel 7aの一部スペックについて言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
2022年モデルのコードネーム。
Pixel 6aに関しては2021年の11月にはほぼ確定的なデザインがリークしておりPixel 7aもそろそろリークしてもおかしくない状況に。ただスペックに関しても有力な情報はないです。
今回海外サイトがPixel 7aのスペックに言及しておりそのスペックは驚異的です。まず前提として2022年初頭の段階で海外サイトは5つの未発表製品のコードネームを把握。
コードネーム | 機種名 |
チーター | Pixel 7 |
パンサー | Pixel 7 Pro |
タンゴール | Pixel Tablet |
フェリックス | Pixel NotePad |
リンクス | ? |
今回の話の中心が5つ目のリンクスです。ちなみにGoogleは2022年モデルのコードネームはネコ科の動物からの名称を採用していると言われておりスマホではないPixel Tabletだけ例外です。
この5つ目のリンクスもネコ科の動物であることから2022年モデルとして登場すること。またAndroidの内部コードからもこのリンクスがPixel 7aである可能性が高いとされています。
Pixel 7aが2022年モデルとして開発されているのは特段驚きがありません。
Pixel 7aのデザイン。
ただ今回の情報を一言でまとめる事前情報にあったPixel 7 Ultra=Pixel 7aとの衝撃。今回の情報を順に確認していくとデザインの詳細は不明です。ただPixel 7シリーズと共通のデザインを採用している可能性があることとまた筐体にセラミックを採用している可能性があること。
従来Googleはスマホにプラスチック/ガラス/金属を採用してきたことからもセラミックへの変更は大胆な変更になる可能性があるとしています。セラミック=最上位モデルに採用とのイメージが強いですがGoogleはプラスチックがメインだった廉価モデルに採用するかも。
ただ注意点としてPixel Tabletはアルミニウムの筐体になのセラミックコーティングを採用することが明らかになっていることからもリーカーがPixel Tabletと間違って開発中のPixelにセラミックが採用されていると指摘した可能性があるかも。
セラミックを採用するかでどれだけ原価コストが高くなるのか不明ですが廉価モデルに採用されるイメージが全くないので個人的にはPixel 7aでのセラミックは期待していないです。
ただセラミックを採用するとなれば廉価モデルのデザインを大きく見直すきっかけになります。
ワイヤレス充電への対応。
次に注目すべきスペックの一つとしてワイヤレス充電への対応としています。
Pixel 6aは国内では5万4000円で販売されていますが同価格帯のiPhone SEなどはワイヤレス充電に対応しているのでPixel 7aでワイヤレス充電に対応しても特別感はないです。
ユーザーとしてみればようやく対応という感じですが使えるようになるだけでも嬉しいところ。ただ今回の情報によるとP9222というワイヤレスチップが採用されると予測されておりこのチップだと最大で5Wの充電速度にしか対応していない。
Pixel 7シリーズが20Wを超える充電速度に対応していることを考えるとPixel 7aの充電速度はかなり遅いことになります。ちなみに5Wの充電速度だとイヤホンの充電ケースに採用されるパターンが多いとしています。
一方でバッテリー容量などは不明ですが一方で搭載SoCはGoogle Tensor G2になるとの予測。現行のPixel 6aにセラミック仕上げでワイヤレス充電対応というだけでもかなり魅力的。
カメラが大幅強化。
その上で最大のアップグレードになるとしているのがカメラです。
センサー名 | 画素数 | センサーサイズ | |
広角 | GN1/Samsung | 50MP | 1/1.3インチ |
超広角 | IMX712/Sony | 13MP? | ? |
望遠 | IMX787/Sony | 64MP | 1/1.3インチ |
インカメラ | IMX712/Sony | 13MP? | ? |
メインカメラセンサーはGN1でPixel 7シリーズが採用しておりハイエンドが搭載する大型センサー。
Pixel 7シリーズと共通化することでコストカットすると考えれば驚きがありませんがミドルレンジで1/1.5インチを搭載して話題になるのに1/1.3インチを搭載したら衝撃です。
またIMX787は1/1.3インチなのでメインカメラセンサーと望遠のセンサーサイズが一緒です。
自分の過去記事を見て頂いている方やリーク情報を追っている方ならピンとくると思いますが今回のPixel 7aのカメラスペックと噂されているPixel 7 Ultraのカメラスペックが一緒です。
ちなみに開発者ソースで噂されているコンパクトモデルなのかPixel 7 Ultraなのか不明ですが事前情報からも6.1インチ程度のローコストのディスプレイを搭載するとの話。
Pixel 7aが搭載するとなれば違和感は全くなく情報に整合性がありますが仮に今回の情報通りであれば望遠レンズのセンサーサイズが大きいことからもペリスコープはなし。
というか廉価モデルや無印で望遠レンズは基本搭載していないのであるだけでも進化。
今回のカメラスペックでPixel 7 UltraではなくPixel 7aとして搭載するのであれば従来の廉価モデルという立ち位置ではなくその完成度次第ではPixel 7やPixel 7 Proよりも優れた可能性があり正直これで価格が安かったら化け物的な存在になる可能性があります。
正直AndroidはみんなPixel 7aを買っておけば問題ないという流れになります。
Pixel 8ではない。
頂いたコメントで確かにと思ったのはPixel 7シリーズのバランスの良さに加え価格の安さからも少なくとも国内は他のAndroid機種を食い潰し始めた可能性があること。
今後不具合やバグがある程度落ち着いていればアップデートサポート期間の長さからもPixelはかなりおすすめしやすい機種になります。一方で今回の情報を改めてみるとPixel 7aとして発表されるのではなくPixel 7 Ultraとして発表されてもおかしくない。
このスペックでPixel 7aとして発表された場合Pixel 7シリーズとのバランスが崩壊します。勝手な個人的な推測ですが従来のaシリーズを廃止して最上位モデルを新たに追加する。
そして無印のPixel 7を実質廉価モデル扱いにするために価格をより下げて廉価モデルを廃止した分ラインナップ全体でのバランスをとると考えた方が整合性がつくように感じます。
仮にこのスペックでPixel 6aからの価格据え置きでPixel 7aとして発表された場合にPixel 7やPixel 7 Proがどんなに安く買えていたとしても損した感じになるかもしれません。
繰り返しになりますがPixel 7a=Pixel 7 Ultraの可能性がありどちらとして発表されるのか。現時点では情報源によって解釈が異なるためどちらが正しいと判断することはできません。
少なくとも一つ言えるのはコードネームからも2022年モデル扱いであることから開発が延期などされない限りはPixel 8ではないことです。Pixel 7aをあまりにも強くするとPixel 8シリーズへのプレッシャーが半端ないことなりその線引きも難しくなります。
Googleは自社製品の売上を今後より強化するために倍増計画を実施しているとしています。
不採算プロダクトの見直しでチームの再編成で今後より集中的に投資すること。
また従来Androidの開発の際に使用されていた端末にPixelの指定はなかったみたいですが今後はPixelで開発を進めることに加えハードウェア部門に従来の2倍の投資を行うこと。
ちなみにGoogleのチーム再編成でPixel Bookの開発中止。またチームは存続しているけど最も肩身が狭い状態になったのがGoogle Assistantとされており時代の流れを感じます。
Google Assitantがある程度のレベルに達したことからも他の部門への集中投資だと思います。
何よりスマホ部門の売上を増大させることが中心になってくると思うのでPixel 7シリーズのマーケティングの強化やPixel 7aやPixel 8シリーズの強化は妥当な流れに感じます。
まとめ。
今回の情報通りであればあまりコスパという言葉は好きではありませんがPixel 7aはまさにコスパモンスターという感じで国内市場は完全に食い潰される可能性があります。
ただPixelが国内でもそんな感じになるような製品を出せるならファンとしては嬉しいです。一方で安いモデルは重要ですが利益を取るために最上位モデルにもしっかり力を入れて欲しい。
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