Vivo X Fold+ 開封レビュー。今年一番やばいやつがついにきた

  • 2022年10月25日
  • Vivo

先日にSamsungはGalaxy Z Fold 4とGalaxy Z Flip 4を正式発表しており合わせてGalaxy Buds 2 ProやGalaxy Watch 5シリーズも発表するなど下半期の新製品に関してもかなり充実している印象です。

詳細は「何が変わったのか徹底比較。Galaxy Z Fold 4とZ Flip 4が正式発表」をご参照下さい。また先日には韓国版のGalaxy Z Fold 4を購入して思うのはパッとした分かりやすい進化はないものの完成度が着実に高くなっていることを実感できる良機種に仕上がっていること。

詳細は「Galaxy Z Fold 4の開封レビュー。Z Fold 3から本当に変わった?」をご参照下さい。さて今回今年最強の折畳式機種と言われているVivo X Fold+を購入したので開封レビューをしてみたいと思います。

開封

まず開封をしていきたいと思います。発売延期前の初代Galaxy Foldはギミックな化粧箱でした発売延期以降は通常の化粧箱となっており昨年は電源アダプターがカットなど付属品も最低限。

一方で先日開封したXiaomi Mix Fold 2は化粧箱がかなりリッチで電源アダプターも同梱。

そしてVivo X Fold+に関しては何より化粧箱が大きくてかなり高級感を感じます。

箱を開けると最初に本体が目に入るように梱包。

さらに下に引き出しがついており引き出しの中に付属品が同梱されています。

まず説明書にSIMピンとVIPカードみたいなものが入っている。

また最大80Wの電源アダプター。

USB-Cケーブルが同梱されている感じです。中華スマホは個人的に別途アクセサリーを購入するハードルが高いという印象なので付属品が充実しているのは嬉しい限り。

また初期フィルムに関してはサブもメインも装着済み。ただケースは同梱されていないのはちょっと残念でこの辺はXiaomiの方が気前がいいです。現地価格で20万円前後の機種であることを考えるとこれくらい付属品が充実していてほしいです。

ただ何より本体価格に見合って化粧箱にも高級感を感じるのは非常に嬉しいところです。

デザインを確認。

次にデザインを確認していきたいと思います。閉じた状態において162×74.5×14.6mmです。

サイズだけで見ると閉じた状態がPixel 7 Proに近いという感じで大型モデルと一緒。というかサブディスプレイの時点で大型モデルのスマホとほとんど同じという感じです。

また開いた状態だと162×144.9×6.3mmで当たり前ですが片手で持つことができても片手操作は厳しいという感じです。本体の厚みに関しては最大で14.6mmとなっていますが愛用しているGalaxy Z Fold 4に慣れていることもありそこまで厚みは感じません。

ヒンジの構造の違いもありますがGalaxy Z Fold 4のように閉じた状態で隙間がないのがいい。

閉じた状態で比較すればGalaxy Z Fold 4より一回り近く大きい印象を受けます。一方で重さがやばくて311gなので閉じた状態で片手操作をする際はかなり重量を感じます。

iPhone 14 Pro Maxが重いと思っていましたが可愛いと思うくらいVivo X Fold+が重いです。Vivo X Fold +を使ってみるとGalaxy Z Fold 4の約260gがいかに軽いかと実感します。

デザイン全体を確認するとヒンジ部分はカラバリによるかもしれませんがマット仕上げ。ただサイドフレーム部分は光沢仕上げが採用。

本体上部を確認するとスピーカー/マイクを搭載。

本体側面を確認すると音量ボタンに電源ボタン。またマナーモードに切り替えるためのボタン。

そして本体下部にスピーカーとUSB-CにSIMトレイという感じで至って普通という感じです。

バックパネルはガラスなどではなくレザー調でこれは本体が防水に対応していないことからも撥水性能を期待して採用されている言われています。カラバリは3色展開で今回はレッドを購入。

一応グローバル展開の噂もありますがレッドに関しては中国版限定になりそうな予感です。個人的には折畳式機種ならこれくらいの大きさがいいと思っていますがデメリットとして重さ。

サークル型のカメラデザインなど好みが出そうですが個人的には高級感を感じていい感じです。

ディスプレイを確認。

次にディスプレイを確認していきたいと思います。まず個人的に折畳式機種を使う上で重視しているのがサブディスプレイでサブディスプレイがいかに普通のスマホみたく使えるか。

Vivo X Fold+は6.5インチで表示解像度はFHD+でアスペクト比は21:9です。

Xperiaが好きな自分にとっては違和感のないアスペクト比で中華メーカーの折畳式機種の多くはサブディスプレイのアスペクト比に21:9を採用している印象を受けます。

可変式120Hz表示に対応しており十分にサクサク動作してディスプレイ輝度は確認できませんでしたが1000nits前後の輝度に対応しているのではないかなという印象です。

パンチホールデザインを採用しており持ちやすさに配慮したのか右側のみEdgeスタイルを採用。重いことを除けばサブディスプレイは6.5インチの普通のスマホを使っているのと一緒です。

Galaxy Z Fold 4でアスペクト比が改善され視認性や文字入力のしやすさが大幅に改善。ただ物理的なサイズの違いからもよりVivo X Fold+の方が普通のスマホとして使えます。

そしてメインディスプレイに関しては8.03インチに表示解像度が2K+に対応。

さらに可変式120Hz表示に対応かつUTGの採用と現状の折畳式機種の中では最強クラスです。またアスペクト比は4:3.55と何方かと言えば正方形よりの長方形という感じです。

メインディスプレイに関してUTGの採用に加え水滴型のヒンジを採用しているためディスプレイの折り目はGalaxy Z Fold 4と比較すると目立ちにくいですが目立たなくはない。

おそらくですが今後どんなに技術が発達したとしても完全に折り目がなくなることはないです。

そもそも正面から見た場合ほとんど気にならないので改善の余地はあっても折り目があるからどうこうという感じではないのでそこまで心配する必要がなく実際に折畳式機種を触ったことがない人ほど折り目を気にしているイメージで使っている人ほどそこまで言わないです。

またネットではヒンジが硬いと言われてましたが実際にはそんな事はないです。ヒンジは角度調節も可能である程度自分の好きな角度で使えるかなという印象です。

ちなみにフレックスモードにも対応しており本体の設定から対応アプリを確認できます。ただ自分が使っているアプリはなく基本中国系のアプリのみ。

一方でYouTubeに関しては一応半分におると画面が半分で表示され動画を上で確認できる。

そして下半分でコメントや概要欄を確認する感じです。

またカメラに関しても対応しており上半分が撮影画面。

そして下半分がシャッーボタンなどを表示。自分はフレックスモードをそこまで使わないので気にならいですがGalaxyほどの完成度はない。

またYouTubeをGalaxy Z Fold 4と合わせて比較してみましたがサブディスプレイは明らかな差。

一方でメインディスプレイはサイズ差がかなりありますが表示するコンテンツによってはほぼ同じ。

また16:9にしてもほとんど一緒という感じでVivo X Fold+の方が全体的に大きいけどGalaxy Z Fold 4と比較するとちょっと無駄が多いかなという印象を受けます。

何よりディスプレイは発色も良く非常に見やすく折畳式機種でこのレベルなのは単純にすごい。

基礎スペックを確認。

そして次に基礎スペックを確認したと思います。OSはAndroid12がベースで今後対応するのか不明ですがAndroid12Lに対応してほしいところでタスクバーが表示されれば印象は変わります。

そして中国版の話になりますがGoogle Play Storeはプリインストールされていません。ネットでインストール方法を探しましたがほぼ情報がなかったので単純にapkをインストールしてあとはいつも通り使える感じです。

そしてXiaomiとの比較になりますが中国版でも日本語対応。さらにXiaomi 12S UltraなどではChromeが正常に動作しないこととGoogle Photoの
バックアップが正常に動作しなかったですがVivo X Fold+では問題なく動作します。

Chromeに関してはapkでインストールしましたがホーム画面にショートカットを追加できるなどXiaomiの時に不満に感じていたことが普通に使えるだけでもストレスが全然ないです。

容量構成に関しては今回購入したのはRAM12GB/ROM512GBモデルで他に256GBモデルがあります。またRAMに関しては空きストレージを利用して仮想RAMを4GB追加できるので実質16GBという感じ。

物理のDual SIMに対応しておりSDカードスロットは非搭載で搭載SoCはSnapdragon 8+ Gen 1です。発熱の程度を調べるためにベンチマークを3回連続で回してみました。

スコア的には流石で110万点近く出ており3回連続なので約30分近く負荷をかけてもパフォーマンスは持続している。内部温度に関しても40度程度踏みとどまっているので割と優秀な方に感じます。

記憶違いだったら申し訳ないですがGalaxy Z Fold 4とXiaomi Mix Fold 2はメインディスプレイの方でしかベンチマークを計測できなかったと思いますがVivo X Fold+はサブディスプレイの方でも計測できたので今回は閉じた状態で計測した感じになります。

なので開いた状態では放熱性含めてまた違ってくると可能性もありますが優秀だと思います。またベンチマークに合わせて外部温度も計測しましたが31.3/35.6/36.7度と割と控えめです。

ネットではSnapdragon 8+ Gen 1は発熱しにくいというイメージがかなり強いですが実際のところは機種とその冷却対策次第で本体が熱くなること自体はSnapdragon888などとそこまで大きく変わらないです。

なのでSnapdragon 8 Gen 2で発熱の改善に期待している方が多いですが基本本体が熱くなることは劇的に改善するとは思えないので期待しない方がいい。Snapdragon888やSnapdragon 8 Gen 1と大きな違いはパフォーマンスの持続性です。

ゲームをやる人ほど最新soCの恩恵を受けやすいですがあまりやらない人にとって発熱は直近のどのSoCでもそこまで変わらないと思ってもらった方がいいと思います。

そしてバッテリー容量は4730mAhで有線の場合は80Wに対してワイヤレスは50Wに対応。付属している電源アダプターが80Wに対応しているため使えば18%で70%まで充電可能。

ワイヤレス充電に関しては中国国内での規制で50Wまでと規定されているので最大限という感じ。ちなみに電磁コイルが割と上の方に搭載しているのかPixel Standだと上向で充電できない。

逆さにすると充電できる感じなので本体を横向きにするなりとワイヤレス充電器との相性あり。電池持ちに関してはまだレビュー途中ですが使った分だけめちゃくちゃ減る感じなので電池持ちは悪いです。

一方で通知は設定である程度くるようになったとはいえ不安定なことも影響しているのか待機状態においては全然電池が減らないです。ほぼ放置状態で2日間で2%くらいと異常。

なのでユーザーの設定と使い方によって電池持ちの印象が大きく異なる可能性もあります。グローバル版が出れば通知が安定すると思うので逆に電池持ちがもっと悪化するかも。

生体認証は顔認証/指紋認証対応。顔認証はメインとサブの両方で使うことができ爆速です。また執筆時点で画面内指紋センサーを唯一搭載した折畳式機種でさらに超音波式を採用。

メインとサブの両方で使うことが可能で生体認証は普通のスマホよりも快適に感じます。そして音量を50%でスピーカーテストをしてみました。Galaxy Z Fold 4の方が音の輪郭がはっきりしているので音質が良く感じますが音量は劣る。

Vivo X Fold+のスピーカーはちょっと音が軽いかなという印象で正直物足りないです。折畳式機種の方が筐体が大きいためスピーカーを強化できそうな印象ですが実際微妙な物が多いです。

カメラを確認。

最後にカメラに関して50MP+48MP+8MP+12MPのクアッドレンズ構成と折畳式機種では異常。メインカメラセンサーは1/1.57インチで光学2倍と光学5倍の望遠レンズを搭載して最大60倍に対応。

またXperiaではお馴染みといえるカールツァイスレンズを搭載しています。写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

まずVivo X Fold+の超広角で撮影してみました。

次にGalaxy Z Fold 4で撮影。

Vivo X Fold+で撮影。

超広角の時点で色味にかなり差がありVivo X Fold+も結構派手なチューニングですがそれでもGalaxy Z Fold 4の方が派手という感じです。

広角で撮影。

次にVivo X Fold+で撮影。

Galaxy Z Fold 4の方がさらに派手という感じでしょうか。

次にVivo X Fold+で撮影。

逆光までにはいかない状況で撮影しましたがVivo X Fold+はちょっとフレアが発生している印象です。

次にVivo X Fold+で接写してみました。

ボケ感にフォーカス精度はほとんど一緒という印象でしょうか。

次にVivo X Fold+でポートレートモードで撮影してみました。

ポートレートモードになるとVivo X Fold+の方が最短撮影距離が短くて汎用が高い一方でフォーカス精度なども明らかに優秀です。

望遠で撮影。

次にVivo X Fold+の2倍で撮影。

Galaxy Z Fold 4でも同様に撮影してみましたが画質にほぼ差はなし。

次にVivo X Fold+にとって光学となる5倍で撮影。

Galaxy Z Fold 4も意外といい勝負している印象です。

次にVivo X Fold+で10倍で撮影してみました。

Galaxy Z Fold 4の方が明らかにノイズが増えてきた印象です。

最後にVivo X Fold+で30倍で撮影してみました。

流石にこのズーム倍率になると最大60倍のVivo X Fold+の方が圧倒的に優れている印象を受けます。

ざっくり使った印象としてはポートレートモードでも最短撮影距離が短く被写体にしっかり寄れる。またマクロ撮影に対応しているため折畳式機種のカメラとして考えるとかなりつよつよです。

ただ屋内の照明下の環境で人物を撮影すると人物の顔にちょっと赤みがかかる印象で照明の色に影響されているだけなのか不明ですが気になります。また動体が被写体の場合はPixelやxperiaのような描写力はなくかなりブレた画像になるという感じです。

自分にとって初のVivo製品なので他のVivo製品がどうなのか不明ですが動体は苦手かも。次に手持ちかつナイトモードでサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

低照度撮影。

まずVivo X Fold+で撮影してみました。

次にGalaxy Z Fold 4で撮影してみましたがVivo X Fold+の方が全体的に明るいように感じます。

次にVivo X Fold+で撮影してみましたがシャッター時間は2秒くらいです。

そしてGalaxy Z Fold 4で撮影してみました。どちらの機種のナイトモードはしっかりしています。

まとめ

今回はVivo X Fold+を購入したので開封レビューをしてみました。Vivo製品は基本空輸が出来ないため購入するハードルがめちゃくちゃ高いですが今回もTwitterで話題のまめこさんにお願いして手配してもらいました。

自分は今回レッドを購入したこともあり他のカラバリよりもちょっと高めの約28万円です。現状折りたたみ式機種の中でハード面は最強でソフト面はGalaxy Z Fold 4に劣る感じ。

また思っていたよりもアプリ複製機能の汎用性が低かったのは残念ですがカメラが強い折りたたみ式機種が欲しかったので今回購入してすごく良かったように感じます。

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