Xperia 5Ⅲの直販版が大幅値下げ。Xperia 5Ⅳとどちらを選ぶべきか

Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。

また先日には香港版のXperia 5Ⅳを購入して開封レビューをしてみましたが発熱以外は想像以上に良く良機種に仕上がっている印象を受けます。詳細は「Xperia 5Ⅳ 開封レビュー。満足度激高。けど発熱はひどめ」をご参照下さい。

さて今回Sony StoreにおいてXperia 5Ⅲが大幅値引きされたので購入前に確認したいことをまとめたいと思います。

ついに大幅値引き。

直販モデルが発売以降キャッシュバックはあったとはいえ価格改定が一度も行われずXperia 5Ⅳが国内で正式発表される前に行われるかと思いきや行われず今回ようやく値下げが行われました。

今までの流れだと一度の値下げ幅は1万円くらいでしたがXperia 5Ⅲは1万5000円と大幅値引き。そのため本体価格が9万9000円と型落ちとはいえハイエンドが10万円以下で購入できるのは魅力。

よく10万円くらいなら安いと思わないとコメントを頂きますがエントリーやミドルレンジなどスマホ全体の価格で見れば安くはないです。

ただ今やハイエンドは10万円以上が当たり前で最上位に関してはiPhone含めて20万円近くになってきている中10万円前半で購入できるのは魅力です。一括で購入するのもありですが36回分割でも金利は0%で初回のみ4500円ですが月々2700円の支払い。

また2年後に端末を返却する場合は初回が3700円でそれ以降は月々3100円で2年後に返却か買取で買取をする場合は2万4000円の残価で逆に端末を返却する場合は残価が相殺される感じです。

Sony Storeで購入すればXperiaケアプランに加入することができキャリアと遜色ない補償サービスを受けることもできます。

ちなみに各キャリアの在庫状況を確認するとdocomo版の価格は11万3256円でブラックとピンクが在庫ありで他の2色に関しては実店舗に在庫があれば取り寄せ可能という感じです。

auに関しては製品ページが存在せず実店舗に在庫があれば購入可能。SoftBank版は13万7520円で記事執筆時点で全色在庫ありです。少なくともauユーザーが新品を購入したいとなれば直販モデル。

他のキャリアにおいても在庫状況も安定しているという感じでもなく価格を見れば直販モデルはかなり魅力的に感じます。

購入前に確認したいこと。

そして直販モデルを購入する前に確認してほしいことをまとめたいと思います。まず一つ目としてカラバリで直販モデルには国内限定色のフロストシルバーとフロストブラックはなし。

なので国内限定色がほしい場合はキャリアモデルを選択するしかありません。一方で直販モデル限定としてブラックがあること。

キャリアモデルはカラバリによってマット仕上げと光沢仕上げの2種類の質感に分かれていますが直販モデルは海外版と同じく光沢仕上げのみなので光沢仕上げのブラックが欲しいユーザーにおすすめです。

そしてキャリアモデルとの違いとしてDual SIMに対応していること。Xperia 1Ⅳの直販モデルがeSIM込みのDual SIM構成のためおそらくですがXperia 5Ⅳの直販モデルも同様の流れになる可能性がありXperia 5Ⅲは最後の物理2枚SIM構成かも。

またキャリアモデルと比較してストレージが2倍の256GB対応でおサイフケータイなどにも対応です。最高通信速度に拘る人にはおすすめできませんが直販モデルは3キャリアのバンドにもしっかり対応。

国内のMVNOの主要どころのAPNは大方設定してあることからも初期設定もかなり楽だと思います。一方でユーザーによりますがキャリアの音声通話関連のオプションは使えないイメージです。

通話はもちろんできますが留守番電話サービスや伝言メモなどのサービスは使えない感じなので類似サービスに対応したアプリを別途用意が必要。あとはアップデートのサポート期間です。

Xperia 5Ⅲは2021年の11月に発売されておりまもなく販売から1年が経過しようとしています。Sonyが正式発表していないため何ともですがおそらくメジャーアップデートが2回にセキュリティが3年。

そのためメジャーアップデートがあと1回にセキュリティが2年という感じですがその前に終了かも。アップデートサポート期間のことを考えるなら一括購入もしくは2年後に返却すること前提がおすすめ。

それ以上使うとなれば自身でセキュリティソフトを入れる必要があるのがネックです。

Xperia 5Ⅳのメリット。

そして気になる人が多いと思うのが値下げされたXperia 5Ⅲと発売を控えるXperia 5Ⅳのどちらを選ぶべきなのか。

ネットではペリスコープ非搭載とかSnapdragon 8+ Gen 1非搭載で散々批判されていますが実際に使ってみると基礎スペックがしっかり底上げされ満足度が高い。

ただ一方でその名称からもXperia 5ⅣはXperia 5Ⅲの後継機種であることに違いはありませんが後継機種とかではなく全く別シリーズの機種くらいの認識の方が分かりやすいと思います。

例えばXperia 1ⅣとXperia 5Ⅳで悩む場合同じXperiaですが別機種として考えると思います。なのでXperia 5ⅣとXperia 5Ⅲは別機種として捉えて気になる部分だけ把握した方がいいです。

単純にスマホとして見た場合最新機種ということもありますがXperia 5Ⅳの方が完成度が高いです。

Xperia 5Ⅲが前モデル対比で進化しきれなかったスピーカーや電池持ちなどがしっかり改善。また歴代Xperiaで共通して言われてきたことですがディスプレイ輝度も改善されています。

ワイヤレス充電に対応したことも含め日常使う上ではXperia 5Ⅳの方が多くのニーズを満たせる。また癖が強いカメラですが今まではメインカメラセンサーである24mmが中心で4K/120fps撮影や秒20コマのバースト撮影は24mmのみ。

全画角でDPAFに対応したことでオブジェクトトラッキングなどには対応していましたがバースト撮影と合わせて使うことで効果を発揮。ただXperia 5Ⅳではハード的な面でほとんど進化はありませんが24mmで出来たことが全画角で対応。

基本24mmでしか今も出来ない機能と言えば低照度撮影という感じで分かりやすくなりました。また今までビデオ撮影はPhotography ProのビデオモードもしくはCinema Proの2択。

またビデオ関連で追加された新機能の多くはCinema Proでしか使えずと汎用性が低かったです。ただ新たにVideography Proを搭載したことで新機能が基本Video Proで使えるようになりました。

またVideo Proはマニュアル撮影だけのイメージがありますがオート撮影にも対応しているので今までPhoto Proのビデオモードを使っていた人も違和感なく使うことができます。

さらに瞳オートフォーカスやオブジェクトトラッキング機能に対応したことで動体の撮影が強化。そしてfpsは制限されますがついに撮影中にズーム倍率が変更可能なシームレスズームに対応。

単純にスマホとしての使いやすさを求めるならXperia 5Ⅳを選んだ方が幸せです。Xperia 5Ⅲも前モデル対比で進化はしていますが進化幅がXperia 5Ⅳの方が大きい印象です。

Xperia 5Ⅲのメリット。

ただ一方でXperia 5Ⅲを優先的に選ぶ理由としては価格以外ではペリスコープの搭載だと思います。

ちなみにペリスコープを搭載しているからといって最高ズーム倍率が大幅に強化されている訳ではなくXperia 5Ⅳが7.5倍に対してXperia 5Ⅲは12.5倍なのでそこまで差があるわけではありません。

Xperia 5Ⅲはペリスコープを搭載したことで高倍率ズームではなく中距離撮影を強化しています。Xperia 5Ⅳは60mmなので光学2.5倍に対してXperia 5Ⅲは光学2.9倍/光学4.4倍に対応。

逆に光学4.4倍以上のズーム倍率はデジタルになりXperia 5Ⅳとそこまで画質に差がありません。ざっくり言ってしまえば2.5倍以上で撮影したいか。2.9倍/4.4倍で撮影したいかが分かりやすいです。

ちなみに2.9倍と4.4倍の間はAI超解像ズームとはいえデジタルズームなので画質は劣化します。なので本当にピンポイントで2.9倍と4.4倍を使いたいかです。

Xperia 5Ⅳを実際に使っていて2.5倍はワンタップで切り替えが可能ですがそれ以上の倍率変更はワンタップで切り替え不可能です。一方でXperia 5Ⅲは2.9倍/4.4倍への切り替えがワンタップで出来るので非常に楽で中距離の撮影をする人はXperia 5Ⅲの方がいいです。

ただXperia 5Ⅳだと24mmの次が60mmとちょうどいい画角差ですが70mmだとちょっと離れすぎで70mm以下だとXperia 5Ⅳの方が画質がいい。なのでズームを使っても3倍程度までのユーザーはXperia 5Ⅳでも十分だと思います。

もっとざっくり言ってしまうと結局のところ4.4倍を積極的に使いたいかどうかにも感じます。カメラに関してはどちらが正しいとかありません。ただペリスコープ非搭載=劣化とは一概に言えない。

そもそも3倍以上で撮影しないのであればペリスコープがなくても十分に撮影できます。

まとめ

今回はXperia 5Ⅲの直販モデルが値下げされたので簡単にまとめてみました。もともと今までの価格が頑張っていたこともありますが今回の値下げでかなりインパクトがあります。

やはり10万円は一つの壁でXperiaのハイエンドを狙っていた人にはおすすめです。あとはXperia 5Ⅳが発売された後にどちらの方が動きがいいのか気になるところです。

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