Xperia 5Ⅳが限定色ありで国内正式発表。想定以上に安いけど予約すべきか?

Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。

また先日には香港版のXperia 5Ⅳを購入して開封レビューをしてみましたが発熱以外は想像以上に良く良機種に仕上がっている印象を受けます。詳細は「Xperia 5Ⅳ 開封レビュー。満足度激高。けど発熱はひどめ」をご参照下さい。

さて今回SonyがXperia 5Ⅳを国内で発売することを正式発表したので改めて予約すべきなのか簡単にまとめたいと思います。

国内で正式発表。

まず今回販促に力を入れているのかdocomo/au/SoftBankに加えRakutenも取り扱うことが確定。これで今後MNOをXperiaを扱っていくようになるのかもしれません。ただ扱いキャリアが増えたことでちょっとややこしいことに。

まずキャリアによってカラバリが異なりauがグローバルと同じ3色展開。SoftBankとRakutenに関してはブラック/ホワイトの2色。そしてXperia 5Ⅲの時と異なりdocomoのみが国内限定色のパープルとブルーを含めた合計5色展開と限定色ありなのはマジで熱い。

個人的にシルバーがなくなったのは残念ですがXperia 5IIの時にあったブルーが復活したこと。そしてdocomoオンラインショップ限定カラバリだったパープルが復活したのはかなり魅力的です。

しかもあの時と違うのはパープルもブルーもフロスト仕上げで自分は今回ブルーを予約しました。注意点としてブルーとパープルはdocomo限定ですがオンラインショップ限定なので実店舗では取り扱いなし。

そして次に異なるのが発売時期でdocomoのみが10月中旬以降でそれ以外の3キャリアは10月下旬以降。Xperia 1ⅣのGaming EditionとXperia Streamが10月14日に発売であることからもdocomo版も10月14日の発売の可能性があります。

そして記事執筆時点でau/docomo/SoftBankの価格は発表されていませんがRakutenを発表しており定価が11万9900円。

これは海外版と比較しても個人的にはかなり安く感じます。またRakutenはプランセット値引きとポイントの還元で実質10万900円で購入可能とめちゃくちゃ安い。この価格となると2年前に発売されたXperia 5IIやXperia 5Ⅲよりも安いとやばいです。

ただiPhoneなどで見ると分かりやすいですがMNOの中でもRakutenは安い傾向にあり他の3キャリアは1万円以上は高い可能性が十分に考えられます。ただ個人的には15万円近くまでいくかなと思っていましたが国内価格は13万円前後に落ち着くかも。

ハイエンドモデルが20万円の価格帯になってきている中Xperia 5Ⅳの価格はかなり魅力的です。さらにRakuten版が激アツなのが直販モデルとおそらくほぼ同じ仕様。

型番もSonyと一緒でもちろんSIMロックもなければeSIM対応のDual SIMに対応していること。そしておサイフケータイなどには対応しつつキャリアアプリは一部あれどキャリアロゴはないです。

また今年の夏モデルからeSIM対応+バンド縛りなしの傾向が強いですがau版とSoftBank版に関してdocomoのB21やn79に非対応であることが多いですがRakuten版はしっかり対応していること。

キャリアのサービスに依存していない人で出来るだけ本体価格を抑えたい人/カラバリがブラックやホワイトでいいと思う人/ストレージが128GBでいいと思う人は直販モデルを待たずに楽天版でも十分にありだと思います。

ただ一方で今後登場する可能性がある直販モデルは発売が遅くて限定色なしでストレージが256GBだけならほとんど魅力がないのでXperia 1Ⅳと同様にRAMが強化されていてもおかしくないかもしれません。

こればかりは今後の正式発表を待つ必要がありますがRakuten版はキャリアモデルの中でも非常に直販モデルに近い立ち位置だと思います。ちなみに純正ケースは5色とも用意されていますがパープルとブルーはdocomo限定の販売です。

実際に発熱はどうなのか。

限定色の登場に価格が思っていたよりも安くてかなり魅力的なXperia 5Ⅳですが実際にどうなのか。後日Xperia 1ⅣやXperia 10Ⅳとの比較動画を公開させて頂きますがざっとポイントを確認します。

まず気になる人が多い発熱ですがはっきり言えば発熱しやすいので発熱が嫌な人はやめましょう。Snapdragon 8 Gen 1が暴れん坊ということもあると思いますが今のSonyの発熱対策だけでは不十分に感じてしまいます。

まだ使い始めたばかりなので今後評価が変わるかもしれませんが2021年モデルと同様に負荷をかければ本体はすぐに熱くなります。また基本SoC付近から発熱するためカメラ付近を中心に熱くなりはじめます。

ただSonyは本体の下の方に熱を逃す放熱対策を採用。そのため負荷をかけ続けると熱が本体下部に流れてくるので結果本体全体がかなり熱いという印象です。

筐体サイズが小さいからこそ余計にそう感じるのかも。

自分はゲームをやらないためゲームにおける評価は出来ないのでいつもベンチマークで負荷をかけた場合を指標にしていますが直近のXperiaと比較しても放熱性能は改善されていることを実感できパフォーマンスを制御することで本体温度も下がりやすい印象を受けます。

結局のところ高負荷のかかるゲームなどは内部温度の上昇に伴いすぐにパフォーマンスが制御されるため不十分に感じるかもしれませんが一時的に負荷をかける程度なら放熱性能が改善された分安定するのは早いかも。

何よりSnapdragon 8+ Gen 1にしろ直近のSoCは電力効率を犠牲にしてパフォーマンスを優先しているため消費電力が大きく発熱しやすい。ベンチマークをで見れば120万点近までいく機種もあるのですごいとは思いますが個人的には60万点程度の機種と差をほとんど実感できません。

ただARMのコアを採用かつこの流れが変わらない限りハイエンド向けのSoCは今後もSamsungだろうがTSMCだろうが発熱しやすいかもしれません。

また公式ホームページでは確認できませんが香港版にある撮影持続モードに対応しているのかどうか。

自分は長時間撮影することはほとんどないためなくても困らないことが多いですが今年の夏の暑さにXperia 1Ⅳの組み合わせはダメで長時間撮影モードがあるかないかでも印象が違います。

後日公開する記事にまとめていますが4K/120fps撮影で8分程度で発熱で強制終了になるのに撮影持続モードを使うとそれ以上撮影できます。シューティンググリップなど別途アクセサリーが必要。

ただアクセサリーを用意することで長時間撮影できるようになるのであれば安いもんかもしれません。繰り返しになりますがキャリアモデルではXperia 1Ⅳと同様に潰されている可能性があります。

これは実機を確認しない限り不明で仮に対応していれば少なくともカメラ撮影はより長時間可能にちなみに発熱で強制終了する理由としてはユーザーが火傷などの怪我を避けるためとしています。

撮影持続モードは直接持たないことが前提になっているため長時間の撮影が可能になる感じです。繰り返しになりますが発熱しやすい機種が嫌な人はやめましょう。

一方で自分の使い方だと発熱に遭遇することはほとんどなく外気温が下がってきたということもあると思いますがそこまで心配していません。

ペリスコープ非搭載。

そして次に話題となったペリスコープの廃止ですがXperia 1ⅢやXperia 5Ⅲを使っている人なら把握していると思いますがペリスコープの搭載は長距離をとるためではなく中距離を撮影するためです。

なのでGalaxyやHUAWEIの一部機種のように50倍や100倍など高倍率ズームに対応していません。Xperia 1Ⅳでも最大で15倍とむしろペリスコープなしでも対応できるくらいの倍率です。

このことからもペリスコープ非搭載によって劣化と言われますが他のメーカーと使い方が違う。逆に高倍率ズームで撮影したいならペリスコープを搭載しているXperia 1Ⅳ含めてやめた方がいい。

そしてXperia 5Ⅳを実際に使って感じるのは中距離程度ならそれなりの画質で撮影できる。

流石に光学ズームとなっているXperia 1Ⅳの3.5倍から5.2倍の範囲なら及ばないですが3倍程度ならわりかし頑張っている方でむしろ5倍以上になってくるとそこまで画質に差がある感じではない。

そもそもXperia 5Ⅲから乗り換える人は限定的でそれ以前のXperiaを使っていたユーザーからすれば退化どころか進化だと思います。ズーム撮影にあまり期待出来ないXperiaのカメラとして考えればXperia 5Ⅳのズーム撮影は想定以上に良いです。

また全画角での4K/120fps撮影やバースト撮影など望遠画角で出来ることが増えているので付加価値は高いです。一方でちょっと気になったのは望遠画角で比較的に小さな被写体を撮影する場合だとフォーカスがあいにくい印象。

望遠レンズも光学式手ぶれ補正に対応したため手ブレに強くなっているはずなのですがずれやすいです。単純にカメラの限界なのか自分の撮り方が下手なのか不明ですが今後しっかりと試していきたいです。

気になる部分ももちろんありますがスピーカーの大幅な改善に電池持ちの改善にVideography Proの搭載などユーザビリティが改善。

さらにニーズは低いと思いますがXperia 1Ⅳと同様にMusic Proやゲームやビデオ撮影時のライブストリーミング配信機能など他の機種にない魅力です。Xperiaの中では王道の進化をしつつも尖った部分とXperiaらしいけど一般受けもよりしやすい。

Xperia 5Ⅳに限らず直近のXperiaの癖を把握している人にとってはおすすめの機種だと思います。

まとめ

今回はXperia 5Ⅳが国内でも正式発表されたので簡単にまとめてみました。正直こんなよく分からないタイミングで発表するならグローバル発表と合わせて発表してほしいです。

まだ記事執筆時点でRakuten版の価格しか分からないとはいえ思っていたよりも安いという印象。Pixel 7シリーズも価格でせめてきそうな印象がありますがXperia 5Ⅳも対抗できるかもしれません。

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