Xiaomiは最新のSoCをいち早く搭載することに注力しているのか先日には中国限定でSnapdragon 8+ Gen 1を搭載したXiaomi 12Sシリーズを中国限定で発売に。
最上位モデルであるXiaomi 12S UltraはリークではほぼありませんでしたがSonyと共同して開発した1インチにIMX989を搭載しており思わず衝動買い。詳細は「Leica x IMX989の実力。Xiaomi 12S Ultra 開封レビュー」をご参照下さい。
また同じライカ監修のカメラにIMX989を搭載しているAQUOS R7とどちらがより魅力的なのか比較レビューをしてみました。詳細は「Leica x 1インチ対決。Xiaomi 12S UltraとAQUOS R7を比較」をご参照下さい。
さて今回中国版のXiaomi Mix Fold 2を購入したので開封レビューとファーストインプレッションをまとめてみたいと思います。
開封をしてみた。
まず開封をしていきたいと思います。
黒を基調とした化粧箱となっており化粧箱自体に厚みがあるまた化粧箱の開き方がちょっと懐かしい。
初代Galaxy Foldが販売延期になる前に採用されていたギミックと同じで開封を楽しませてくれます。
同梱物を確認すると電源アダプターが入っています。Xiaomi Mi 11シリーズの時は同梱しない流れでしたが先日開封したXiaomi 12S Ultraと同様に同梱されておりその分化粧箱の厚みが増しています。
またUSB-Cケーブルに説明書にSIMピンが付属。
そして専用ケースが入っている感じです。付属品はどんどんカットされる流れの中折畳式機種は非常に高価だからこそ今回のように最低限のものが同梱されているのは非常にありがたいところです。
特に専用ケースの質感はかなり高くスタンド付きと汎用性が高いのでとりあえずこれがあれば十分。
ちなみに記事時点で日本のAmazonではXiaomi Mix Fold 2のアクセサリーは販売なし。今回本体の購入に合わせて純正のフリップ型レザーケースを購入しようと思いましたが約2万円と高い。
ただ付属品は出来るだけ使いたくないので購入するかどうかかなり悩んでいる感じです。今後使っていていい感じであればケースに投資するのもありですが気軽に変える金額じゃないので何とも。
今回もTwitterで話題のまめこさんにお願いして購入しました。自分が購入した時は約24万円です。価格変動する可能性があるので気になる人はまめこさんに問い合わせをしてみて下さい。
デザインを確認。
次にデザインを確認していくと縦幅は161.6mmで開いた状態だと横幅が144.7mmと大きく感じる。Galaxy Z Fold以外の折りたたみ式機種を使うのが久しぶりということもあり余計に大きく感じる。
ただ個人的には折畳式機種にはこの大きさを求めていたと開けた瞬間にかなり興奮しました。
本体上部を確認するとマイクに赤外線にスピーカー。そしてSIMトレイが上にあるのがなんか新鮮です。
本体側面を確認すると電源ボタンと音量ボタンで反対側の側面はヒンジなので何もないという感じです。
そして本体下部を確認するとマイクにUSB-C そしてスピーカーでデュアルスピーカーの構成です。開いている状態だと本体の厚みが5.4mmしかないことに加え本体が大きいことからも余計に薄く感じる。
また重さに関しては262gと普通のスマホと比較すれば重いですが少なくとも開いた状態では重く感じない。閉じると横幅が73.9mmと大型スマホと同程度のサイズ感になりますがそこまで重いという感じがしない。
直近までGalaxy Z Fold 4を触っていたこともあり圧倒的に薄く軽く持ちやすいという印象です。
特に閉じた状態だとGalaxy Z Fold 4は持ちやすい横幅だからこそ余計に重さを感じます。
閉じた状態でもかなり薄く感じ折畳式機種かと思うくらい薄くネットで言われている通りGalaxy Z Fold 4と比較するとかなり薄く洗練されている感じでスマホとしても違和感なく使えます。
バックパネルはマット仕上げとなっており今回はブラックではなくゴールドを選択してみました。サイドフレームが光沢感のある質感でちょっと指紋が目立つのは残念ですが色がシルバーということもあり全体的に上品な質感です。
あとはカメラデザインが今や珍しい並列型のデザインを採用しており好みです。最初リーク段階でカメラデザインを見た時は微妙かなと思いましたが実機で見ると悪くない感じです。
何より前モデルとは別物かと思うくらいデザインが洗練されておりサブディスプレイのベゼルもスリム化。折りたたみ式機種でありながらも通常のスマホに近い取り回しやさを実現している印象を受けます。
ちなみにヒンジに関してはある程度好きな角度でとめることができますがGalaxy Zシリーズのようにフレックスモードに対応しているわけではないので中途半端に開いている状態だとUIは最適化されません。
またGalaxy Z Fold 4と比較するとヒンジ部分の締まりというかだいぶ軽めの印象があります。
ディスプレイを確認。
次にディスプレイを確認していきたいと思います。まずメインディスプレイは8.02インチで2K+に対応。アスペクト比が10:9なので正方形に近い形状を採用。
またSamsung製の第二世代LTPO技術を採用したフレキシブルディスプレイを採用しており可変式の120HZ表示に対応。ちなみにUTGも採用しているため
触った感じは通常のガラスに近い感じ。
またXiaomi Mix Fold 2は水滴型のヒンジを採用しています。本体を閉じた時にヒンジ内部でディスプレイが弛む感じで側面から見た時に水滴のような形に見えるため水滴型と言われるみたいです。
ちなみに水滴型のメリットとしては折り畳んだ時にディスプレイに負荷がかかりにくいので折り目やシワが出来にくいことですが実際に見ると折り目はあります。
ただ実際に使っていると気にならず折り目が気になるのは背景が白の場合で黒の場合はほぼ気にならない。またディスプレイを斜め横から見ると折り目が気になりますが正面から見るとそこまで気にならないです。
これはGalaxy Z Fold 3など他の折りたたみ式機種にも言えること。ただ一方でデメリットなのが技術的問題なのか構造的な問題なのか把握していませんが少なくとも現時点では防水防塵に対応できない。
水滴型を採用することでヒンジ自体を薄くすることができすっきり見せられる一方で防水に非対応。ここはユーザーによって優先度が異なるため何ともですがやはり防水に対応していた方が安心です。
ディスプレイ輝度は標準で1000nitsで最大で1300nitsと折畳式機種で見れば十分かなと思います。個人的には折畳式機種を外出先でメインディスプレイでガンガン使うことはないので正直気にならない。
またメインディスプレイ側にはインカメラを搭載されていないのでコンテンツの邪魔になるものなし。あとは8.0インチのディスプレイでアスペクト比21:9のコンテンツと16:9のコンテンツを再生。
動画自体のアスペクト比が21:9のものを横画面で表示。
動画自体のアスペクト比が16:9のコンテンツを横画面で表示してみましたがどちらもそこまで大きさなどに違いはないという感じです。
動画自体のアスペクト比が21:9のものを横画面で表示。
動画自体のアスペクト比が16:9のコンテンツを横画面で表示してみました。サブディスプレイに関してはかなり縦長のため従来の16:9のコンテンツを再生すると黒帯や余白は多めという印象です。
ちなみにKindleは縦画面では1ページ表示です。
横画面表示にすると見開き表示になるため好みに合わせて使い分けができます。
次にサブディスプレイを確認すると6.56インチで表示解像度はFHD+に可変式120Hz表示に対応。メインディスプレイもそうですがサブディスプレイもかなり滑らかに動く印象で満足度は高いです。
またアスペクト比が21:9となっており自分が好きなXperiaと同じことからもむしろ使いやすい感じです。ただ当たり前ですがXperiaと比較すれば本体の厚みがあり重さもあるのでちょっと違和感を感じます。
標準表示で1000nitsで最大1400nitsとなっており屋外で使う上でも最低限は満たしている印象です。ディスプレイの色味はちょっと濃いめかなという印象ですが滑らかに表示され明るく見やすいです。
何よりサブディスプレイがしっかり使えるからこそメインディスプレイがより魅力的に見えます。
今までGalaxy Z Foldシリーズのサブディスプレイが自分の中で基準になっていたこともありXiaomi Mix Fold 2のサブディスプレイはかなり大きくめちゃくちゃ見やすく感じます。
ちなみに海外サイトの情報によるとメインディスプレイの原価コストは約10万円みたいです。
基礎スペックを確認。
そして次に基礎スペックを確認していきたいと思います。OSはAndroid12がベースかつタブレット用のMIUI13 Foldを搭載。少なくともXiaomi 12Xiaomi 12 ProはAndroid13のβ版がまもなく開始。
Xiaomi Mix Fold 2は今後タブレット用のUIを採用するのかそれともスマホ用を採用するのか気になる。また現時点での情報ではグローバル市場での発売予定はないみたいなのでグローバルROMに期待できず。
海外サイトでグローバルROMありとなっているのはおそらくショップのカスタマイズROMだと思います。またXiaomiユーザーならお馴染みのeu ROMに関しても折畳式機種用はでないことが明らかに。
なので今回アプリを使って簡易的に日本語化しております。基本英語でも困りませんが自分の場合Kindleを多用するため日本語版のKindleが使えなく今まで購入したコンテンツが見れないのは不便。
なので日本語化してKindleも日本語用で表示できているので満足。ちなみにGoogle Play Storeは標準搭載はされていませんがインストールはできます。ただGoogle Photoのバックアップ機能など一部正常に動作しない部分もありますがこれは仕方ない。
ほとんどのアプリは問題なく動作します。そして今回購入したのはRAM12GB/ROM256GBのベースモデル。その他512GB/1TBモデルがあります。ちなみにSDカードスロットは非搭載でDual SIMに対応。
そしてSnapdragon 8+ Gen 1を搭載。とりあえずベンチマークを3回連続で回してみました。
画像はベンチマークの2回目と3回目です。なぜか1回目は77万点程度でしたが2回目ではSnapdragon 8+ Gen 1らしいスコアを獲得。内部温度は43度くらいまで上がるのでSnapdragon888搭載機種と同程度までは上がる感じ。
負荷をかけると本体もかなり熱く感じますがベンチマークではパフォーマンスが不安定な印象なし。やはり筐体サイズが大きいこともあるのかXiaomi 12S Ultraほどで熱いという印象はありません。
またバッテリー容量が4500mAhと前モデル対比で小型化しています。まだ初期設定も終了していないため電池持ちを評価することはできません。ただ電池の減りは他の機種の初期設定の段階と比較すると早い。
今後最適化が進んでどんな感じになるかにもよりますが電池持ちはあまり期待出来ない感じだと思います。また67Wの急速充電に対応していますがその筐体サイズの薄型化の犠牲になったのかワイヤレス充電非対応。
手持ちで見れば廉価モデル以外でワイヤレス充電に対応していないのってXperia 5シリーズくらいなのでワイヤレス充電非対応不便。内部スペースの問題なのかなぜ搭載しなかったのか気になります。
またイヤホンジャックはもちろん防水/防塵も非対応です。そしてデュアルステレオスピーカーを搭載。音量を50%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。
お馴染みのハーマンカードン監修のスピーカーを搭載しています。ただ音量はそこまで大きくない。また音質に関してもちょっと軽めという感じで正直スピーカーはもうちょっと頑張ってほしかった。
そして生体認証に関しては電源ボタンに統合された指紋センサー。そしてサブディスプレイ側は顔認証。指紋認証は押しながら認証される感じで認証速度も問題なしで顔認証に関しても相変わらず爆速です。
基礎スペックは非常に高くあとは今後使っていて電池持ちがどの程度になるのか気になるところです。
カメラを確認。
そして最後にカメラを確認したいと思います。メインカメラセンサーは50MPのIMX766を採用。従来のIMX766よりカメラユニットが薄くなるように設計されておりカメラバンプもそこまでひどくない。
そして13MPの超広角カメラに光学式2倍に対応した望遠レンズを搭載。Xiaomi 12Sシリーズと同様にライカ監修のカメラソフトを搭載しておりライカフィルターにも対応しています。
写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。
超広角で撮影。
まずは超広角で撮影。空も白飛びせずしっかり撮影できている印象です。
1倍で撮影。
次にメインカメラセンサーで撮影してみました。
やはりちょっと色味は派手という感じです。
また接写してみました。ボケ感も悪くない感じです。
次にポートレートで撮影。
またモノクロで撮影することも可能です。
望遠で撮影。
次に光学式2倍ズームで撮影。
そして最大となる10倍で撮影。望遠レンズを搭載しているとはいえズームはおまけ程度です。
やはりメインカメラセンサーがそこまで大きくないことからもXiaomi 12S Ultraと比較すると物足りないですが折畳式機種の中ではかなり実用性が高いカメラに感じます。
あとはこの派手目の色味が好きになれかどうかがユーザー次第だと思います。写真は解像感がちょっと足りないかなと感じることもありますがシャッターボタンを押してから保存されるまでのタイムラグがほぼなくサクサク撮影できる。
また色々な撮影モードが用意されており折畳式機種のカメラとしてはかなり使いやすく面白いカメラだなという印象。
まとめ
今回Xiaomi Mix Fold 2の中国版を購入したのでざっくりと開封レビューをしてみました。前モデルはあまり評判が良くなかったですがデザイン含めて後継機種では大幅に洗練されています。
今後Galaxy Z Fold 4の発売。さらに下半期にはVivo X Fold Sが発表されると予測されておりさらにPixel NotePadなど折畳式機種の中でどれだけ存在感を示すことができるのか気になります。
少なくともデザイン面ではかなりの差別化に成功した機種にも感じます。そして何より個人的にはこのサイズ感の折畳式機種が欲しかったんだと実感した機種です。
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