先日にはXiaomi製品として初となる1インチのセンサーを搭載したXiaomi 12S Ultraが正式発表され、やはり中華スマホというべきなのか現地価格が非常に安く魅力的です。
詳細は「Xiaomi 12S Ultraが正式発表。最近のハイエンドが高過ぎて超安く感じる」をご参照下さい。また個人的にはXiaomi 12S Ultraが久しぶりに衝動買いをしたくなる機種だったのでその理由についてまとめてみました。
詳細は「理想のカメラにかなり近いかもXiaomi 12S Ultraが絶対欲しい4つの理由」をご参照下さい。さて今回中国版のXiaomi 12S Ultraを購入したので開封レビューをしてみたいと思います。
開封。
まず開封をしていきたいと思います。黒を基調とした化粧箱となっており気になったの化粧箱の厚み。
前モデルを購入した時は電源アダプターが別パッケージでついていましたが同梱されておらず単純に前モデルの場合は購入特典みたいな感じだったのかもしれませんがXiaomi 12S Ultraは同梱。
AppleやSamsungにGoogleなど多くのメーカーが付属品をカットしていることからも化粧箱は薄くその中でこの厚みとなるとなんか違和感を感じつつも懐かしい。
付属品は67Wの電源アダプター。
USB-Cケーブル
SIMピンと説明書。
また間に合せとしては十分なクリアケースも嬉しい感じ。
Samsungは特許侵害からGalaxy S22シリーズよりスクリーンプロテクターがカットされていますがXiaomi 12S Ultraは開封時点で装着。
Edgeディスプレイに画面内指紋センサーの組み合わせなのでアクセサリー選びも面倒になりがちなところ最初から装着されているのは非常にありがたい感じです。
ちなみに自分は詳細を把握していませんが非常に豪華な化粧箱のバージョンもあるみたいです。今回Xiaomi 12S UltraはTwitter界隈で海外スマホといえばとお馴染みのまめこさんから購入。
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デザインを確認。
次にデザインを確認していきたいと思いますがXiaomi 12S Ultraはブラック/グリーンの2色で今回購入したのはブラックですがプレス画像で見るよりも全体的に明るく感じるのでグリーンではなくブラックを選んで良かったかも。
今回はカメラが特徴というこもあるのかレザー調で触った感じはザラザラしている感じでもちろん指紋も目立たない。また汚れがついた時にティッシュなど繊維質というべきなのかその手のもので拭き取ると逆に表面に絡まる感じかも。
また23Kのカメラリングは正直意味がないと思っていましたが全体がブラックでカメラリング部分がゴールドだとデザインのアクセントになっていていい。昔のXiaomi Mi MIXを思い出します。
本体上部を確認するとマイクに赤外線にスピーカーと赤外線は中華スマホの一部は今でも搭載。
そして本体左側面は何もない。
本体右側面は電源ボタンと音量ボタンが搭載されています。
また本体下部はスピーカーにUSB-CにSIMカードスロットを搭載しています。カメラ部分のデザインがインパクトがありすぎて重心が本体上部によってそうなイメージがありますが実際に持って見るとそこまで本体上部に偏っている印象もない。
また本体の厚みが約9mmともともと分厚いということもあると思いますが1インチを搭載している割にカメラバンプはひどくない。
というか急に飛び出ている感じではなくカメラ部分の台座含めて緩やかにバンプしているからこそあまりひどいと感じないのかも。ちなみに1インチセンサーだけで厚みが11mmくらいあるみたいです。
なので今後1インチセンサーを搭載する機種は同程度の厚みになる可能性がありメーカーによってあとはカメラデザインでどう見せるかの差になると思います。
フロント部分を確認するとパンチホールデザインを採用。また個人的にはEdgeスタイルを採用していることはマイナスですが横幅が75mm程度で重さも225g。
重量級であることに違いはありませんが自分の今の手首の状態でも使えそうなのが嬉しい。何より質感は非常に高くカメラデザイン含めて個人的にはありで所有欲を満たしてくれるデザイン。
ディスプレイを確認。
次にディスプレイを確認していきたいと思いますが前モデルと比較するとディスプレイサイズが小型化。ただ表示解像度は一緒のため僅かに画素密度は高くなっておりアスペクト比は同じく20:9を採用。
また耐久性に関してはGorilla Glass Victusを共通して採用しているなど同じ部分が多いです。
ただ違いもあり一つ目としてXiaomi 12S Ultraはより電力効率に優れた2世代目のLTPOを採用したディスプレイを搭載しており表示するコンテンツや動作に合わせて1Hz~120Hで表示可能。
前モデルに関しては30/60/90/120と4つのリフレッシュレートを使用シーンに合わせて変化。一方でXiaomi 12S Ultraはより細かくリフレッシュレートを制御できるようになったのでディスプレイにおける消費電力が抑えめに。
Xiaomi 12S Ultraは他の可変式に対応した機種と同様にヌルヌル表示される感じで十分に快適ですがサクサク感は物足りないかもしれません。そして2つ目としてはディスプレイ輝度でXiaomi 12S Ultraは1500nitsと暗くなっています。
ただ海外サイトを参考にすると前モデルは高輝度モードでも最大は1000nits程度での表示。なので最大輝度で表示されるのはHDR表示の時限定の可能性。
Xiaomi 12S Ultraの詳細な仕様は明らかになっていませんが単純に触った感じでは十分という感じで屋外でもいける。ただGalaxy S22 Ultraと比較すると晴れた屋外など厳しい環境では差を感じる可能性があります。
また間違っていたら申し訳ないですが前モデルはタッチレートサンプリングが最大480Hz表示でXiaomi 12S Ultraは最大240Hz表示とゲームをする時の反応速度はちょっと鈍くなっているかも。
自分はゲームをやらないため評価できませんが多くの機種が240Hz表示に対応しているので遜色なし。前モデルよりスペックが下がっている部分は採用しているディスプレイの世代や電池持ちとのバランスを考慮して決定している可能性。
またXiaomi 12S UltraはDolby Visonにも対応。ただ個人的な印象としては中華スマホによくある感じでディスプレイの色味は全体的に濃いめ。直近でXperia 1Ⅳを使っていたこともあるのか色が不自然に濃く感じる時はあります。
基礎スペックを確認。
そして基礎スペックを確認したいと思います。Xiaomiの中国版は英語と中国語にしか対応していないので後々はROM焼きをしたいところです。ただ海外サイトがXiaomiに確認したところXiaomi 12Sシリーズは中国独占販売であることが判明。
つまりグローバル展開はほぼ期待出来ないので合わせて今後グローバルROMが出る可能性も低い。なので今後EU ROMが出るか期待しつつ出なかった場合は言語だけどうにか日本語にしたいところ。
前モデルを使っていて英語でもそこまで不自由はしませんでしたが問題だったのがKindleです。
自分がやり方を知らないだけかもしれませんがKindleは本体で設定されている言語で表示する言語が決定されており本体が英語になっていると今まで日本語で購入したコンテンツが表示されない。
逆にKindleが日本語で表示できるのであれば問題ないという感じです。またGoogle Play Storeも当たり前ですがプリインストールされていないですがHUAWEIのように制限されている訳ではない。
なので自分でXiaomiのアプリストアからインストールすればあとはいつも通りという感じ。とはいえ初期設定は日本語で表示出来ないことも含めると地味に面倒という感じです。
容量構成は全部で3つあり今回は上位モデルのRAM12GB/ROM512GBでSDカードスロットは非搭載。RAW撮影が出来るようになったことからも写真をガッツリ撮りたい人は512GBモデルがいいかもしれません。
そして期待されていた割には短命に終わりそうなSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しています。
一部情報では11月中旬にQualocommはSnapdragon 8 Gen 2を正式発表すると予測されており11月下旬には搭載機種が登場と予測 なのでSnapdragon 8+ Gen 1は割と搭載機種が限定的かも。
とりあえず初期設定が終了してから8時間程度経過してからベンチマークを3回連続で回してみました。
1回目に関してはスコアがちょっと低くてびっくりしましたが2回目以降は100万点をオーバー。ベンチマークスコアが100万点をオーバーしても正直意味を感じませんがそれでもなんか嬉しい。
ただ気になったのは内部温度で1回目は最高が34度と低めですが3回目は45度を超えています。実際に触った感じでもめちゃくちゃ熱くてSnapdragon 8+ Gen 1でもこんなものなのか。
それともXiaomi 12S Ultraの冷却システムがこんなものなのか不明。少なくとも今年購入した機種の中では最も内部温度が高い。
ただ一方でスコアは維持しているのでパフォーマンスは維持されていると考えられるのでトップパフォーマンスで長時間何かしたい人にはいいのかもしれません。
そしてバッテリー容量は4860mAhと前モデル対比で減少。充電速度などは基本変わらない感じですがワイヤレス充電は遅くなっています。電池持ちに関しては現時点で評価するのは難しいので後日しっかりレビューをしたいと思います。
ただざっくり触った感じだとベンチマークにスピーカーにカメラテストで20%近く消耗しているので良くも悪くもないという感じで最適化終了時点でどうなるか不明ですが電池持ちがいいとはいえない。
そして生体認証はインカメラを利用とした2Dの顔認証に光学式の画面内指紋センサーを搭載。光学式とはいえ十分に快適という感じでストレスに感じることはなく雑にやっても認証します。
ただ初期フィルムから張り替える場合に関してはアクセサリーとの相性が出る可能性もあります。また音量を50%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。
自分はよく把握していないのですがハーマンカードンのスピーカーは発売当初は使えない?前モデルの時は後のアップデートで使えるようになったとされていますが今回はどうなのか不明。
ただ現時点で評価するのであれば音量は十分ですが音質はちょっと軽いという感じでしょうか。
カメラを確認
そして最後に一番の特徴であるカメラですがカメラセンサーは50MP+48MP+48MPの三眼構成。ただカメラセンサー以外で見ると上部にTOFセンサーにフリッカーセンサーにフラッシュとてんこ盛り。
1インチのカメラセンサーを搭載しているため内部スペースがかなり圧迫されていることさらにデザインとのバランスを考えた上で巨大なカメラリングを採用していますがよく見ると結構スカスカという感じで事前情報でカメラセンサーだと思われていた部分はTOFセンサーでした。
とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。
超広角で撮影。
まずは超広角で撮影しました。
同じく超広角で撮影。色味に関してもそこまで派手という感じではないです。
メインカメラセンサーで撮影。
次に最大の特徴でもある1倍で撮影。めちゃくちゃ雨が降っている中で撮影してきたためじっくりと試している時間はありませんでしたがざっくりとした印象で色調は濃いめ。
ライカ監修とはいえ従来の中華スマホという感じの色味です。
被写体がそれなりの大きさの場合はタップしてフォーカスを合わせなくてもほぼ自動でフォーカスを合わせてくれる一方で被写体がやはり小さいと最短撮影距離は長めです。
ただある程度の大きさがあるのであればかなり寄ってマクロ撮影に切り替えることは可能なのでメインカメラセンサーで撮るのと絵は異なりますがそれでも汎用性は割と高いように感じます。
5倍で撮影。
ズームに関してはスペックだけという感じで画質はぼちぼち。
被写体が大きい場合はそれなりに見えますが小さくなると微妙で120倍で撮影しましたが画質は全然という感じです。
まとめ。
今回はXiaomi 12S Ultraの中国版を購入したので駆け足ですが開封レビューをしてみました。個人的には日本で販売しなくていいので技適だけとって日本でも使えるようにして欲しい感じです。
やはりオーバースペックだとわかっていても今のSamsungに感じないスペックでゴリ押しのワクワク感があるので衝動買いをしたくなる。日本でも衝動買いしたくなるような機種が欲しい。
まだ初期設定も完全に終わっておらずROM焼きも今後どうなるか分からないですがしばらく色々と弄ってしっかりと楽しみたいと思います。
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