PR)Xperia 1Ⅳ 実機レビュー。使い勝手がより進化したXperia

Android12の配信当時はホーム画面がクラッシュする深刻な不具合が発生していましたが一部地域では3月より配信が開始された修正用のアップデートである程度は修正。

とはいえ指紋認証の不具合など以前より発生している不具合には引き続き悩まされている感じですが復活した事例もあります。詳細は「Xperia 1II。Android12で指紋認証が劇的改善。復活した事例も」をご参照下さい。

また先日にはSonyがXperia 1Ⅳなど今年の新型Xperiaを正式発表。なぜここまで発表時期がずれこんだのか不明ですが今年こそは安定的な供給に期待したい感じです。

詳細は「Xperia 1ⅣとXperia 10Ⅳがついに正式発表。価格やスペックにデザインまとめ」をご参照下さい。

今回はSonyさんからXperia 1Ⅳの実機をお借りしたので実機レビューをしたいと思います。

化粧箱の確認。

まず最初に繰り返しになりますが今回お借りしたのはレビュー用のテスト機です。そのためソフト含めて製品版に近いとは思いますが今後発売までに改善される可能性もあります。

そのためテスト機での評価が絶対ではないので予めご了承下さい。AppleがiPhone 12から付属品の一部をカットしたことに始まり大手メーカーは追従の流れ。

Sonyはグローバル版/Xperia 5Ⅲまでは電源アダプターなどの付属品が入っていましたがXperia 1Ⅳではカットされています。ただキャリアモデルはもともと付属品がほぼなかったので今回の変更の影響は全くありません。

従来グローバルモデルの化粧箱は同じ紙で硬質系でキャリアモデルが柔らかい感じでしたが今回は硬質系に統一という感じです。結局付属品は何もありませんが化粧箱の質感は良くなった印象を受けます。

デザインを確認。

次にデザインを確認していくとXperia 1IIの時にほぼ完成したと思われたデザインがより洗練。まず本体上部。

本体右側面。

そして本体下部。SIMトレイが本体左側面から移動したこともあり本体左側面は何もありません。

Xperia 1Ⅲはバックパネルが2.5Dガラスになっていますがそのせいか落とした時に割れやすい。

Xperia 1Ⅳは完全にフラットにすることでサイドフレームと一体化したようなデザインでデザインとして洗練された一方で落とした時のリスクも僅かに軽減している感じです。

またGoogle Assistant専用ボタンの廃止やSIMトレイの位置が本体下部に変更されており細部をみればXperia 1Ⅲとの違いがありますが全体的にみればほとんど変化がないように感じ。

新製品としてみればデザインが変更された方が新鮮味がありますが個人的にはこのデザインが好きで踏襲してほしかったので変更されず安心。ただ悩ましいのが本体のカラバリ

カッコいいけど無難なブラック。Xperiaの伝統色ともいえるパープルは十分にカッコいい。ただ今回3色目のホワイトの質感がめっちゃいい。

ホワイトをカッコよく仕上げている機種ってあまりない印象で個人的にはホワイトとパープルのどちらかにするか決めきれていないです。ちなみにdocomoのみが全色取り扱いでauはブラック/ホワイト。SoftBankはブラックのみです。

 本体サイズは前モデルと一緒で165x71x8.2mmと重さは約187gで決して重い方ではないです。本体サイズが一緒ということで試したくなるのがXperia 1Ⅲ用のケースを使うことができるのか。

今回は純正ケースで試してみたところ不可能でした。

Xperia 1Ⅳは5000mAhのバッテリーを搭載するためにカメラの位置などがよりフレーム寄りに。

サイドフレームがよりフラットに。さらにカメラの搭載位置の違いからもおそらくほとんどのケースは使い回しが不可能です。やはり実機を見る前からわかっていたことですが所有欲を満たしてくれるデザインです。

Xperia 1Ⅲと同じ筐体サイズですがサイドフレームの違いから手にフィットしやすく軽く感じる。カメラデザインも控えめでパンチホールやノッチもなくデザインが全体的にまとまっているからかなりカッコよく感じます。

今回は特にカラバリが3色どれでも失敗がないように感じます。

ディスプレイを確認。

次にディスプレイを確認すると6.5インチに表示解像度が4Kに120Hz表示に対応と大きな進化なし。一部情報では可変式120Hz表示に対応すると予測されていましたが実際には固定式で変更なし。

ただ手持ちの機種で見ればAndroid12にアップデート以降可変式120Hz表示に対応した機種はTwitterのカクツキなどがひどいですがXperiaは固定式なのだからか特段カクツキはなし。

新機能としてリアルタイムHDRドライブに対応していますが注意が必要なのがHDR10に対応したコンテンツのみとなっておりNetflixであればHDR視聴するために対象のコンテンツに加入。

自分は4Kのディスプレイだけでもかなり高精細に感じるため特段不満がありませんがフレームごとの輝度や階調を動的に解析して映像を最適化してくれるリアルタイムHDRドライブの恩恵を受けることができるのは限定的。

ただBRAVIA Core for Xperiaでは対応しています。

また今までのXperiaの欠点の一つだったディスプレイ輝度ですが前モデル対比で50%改善しています。Sonyが公式発表していないため何ともですが海外の情報を見る限りでは900nits程度という感じ。

もちろんディスプレイ輝度が改善したのは嬉しいところですがXperia 1Ⅲではディスプレイ輝度が自動調整なのか手動調整なのかでも輝度が異なり自動調整でも直射日光下なのかそうではないのか。

またクリエイターモードがオンになって対応しているコンテンツを見ているのかで違うなど設定や利用シーンによってディスプレイ輝度の制限が違うため非常に分かりくかった。

ただXperia 1Ⅳでは利用状況関係なく最大輝度の恩恵を受けることが出来るので分かりやすい。

とはいえ900nitsであれば天気がいい日の屋外で使うには十分な明るさとは言えないです。

日常使っている時に明るくなったなという印象を受ける一方で個人的に不満だった屋外での撮影はそこまで改善されたという印象を受けないため多くのユーザーにとっては不満かもしれません。

やはりカメラをうりにしている機種ということを考えるとディスプレイはまだまだ暗いです。

基礎スペックを確認。

そして基礎スペックを確認していきたいと思います。OSはAndroid12でRAM12GBにROM256GBにSDカードスロットを搭載。SIMトレイに関しては従来のハイブリットトレイではなく表裏型に変更。

キャリアモデルはeSIMに対応したことでSIMを2枚にSDカードの組み合わせが可能になっています。搭載SoCはSnapdragon 8 Gen 1。今回はテスト機のために発熱具合を調べるには不向き。

実際にXperia 1Ⅲと同じように使っているとXperia 1Ⅲよりはまだ控えめな印象。ただ各種設定をしているとそれなりに暖かくなるので第1印象としては発熱しにくいとはいえない。

バッテリー容量は5000mAhに増量。ワイヤレス充電やお裾分け充電にもしっかり対応しています。

電池持ちに関しては海外サイトのバッテリーテストを参考にするとスコアが100となっておりXperia 5Ⅲと同じで従来のXperia 1シリーズが80前半であったことを考えると大幅に改善。

同じ条件で試せないため何ともですが普段通りに使っていると電池の減りはかなり遅い感じ。自分の使い方だと1日使って電池残量が50%程度残るので製品版であればもっと安定するかもしれません。

そして生体認証に関しては電源ボタンに統合された指紋認証を搭載しており特段問題なし。自分の手持ちで判断するとXperia 1Ⅲと変わらない感じで個人的には十分に快適に感じます。

そして一番気になっていたのがスピーカー。前モデル対比で最大音圧が約10%改善しています。

音量を50%に設定した上でXperia 1Ⅲとスピーカーテストをしてみると明らかに音量も音質もXperia 1Ⅳの方が優秀であることを確認することができまだ進化することが出来るのかと単純にすごい。

またイヤホン接続時においても音質の改善しています。ただスピーカーに関しては再生する曲や音量にも左右されますがXperia 1Ⅲ対比で僅かに共振が強くなった印象 ただスピーカーがあるところのみで全体的ではないです。

何よりハイエンドでイヤホンジャックにSDカードスロットにデュアルフロントスピーカー対応で付加価値はかなり高いように感じます。また歴代Xperia 1シリーズは不安定でしたが電池持ちの部分は大幅に改善。

あとは発熱がどうなっているのか購入したら検証したいところです。ただ少なくとも一つ言えるのは発熱が大幅に改善しているという感じではありません。

カメラを確認。

そして最後にカメラを確認したいと思います。事前情報では48MPに高画素化されるとかメインカメラセンサーは大型化すると予測されていました12MPのトリプルレンズカメラ構成に。またハード面で見るとメインカメラセンサーはIMX557でありXperia 1IIから3年連続同じ。

まず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角/16mmで撮影。

あいにくの天気だったため今回はいつもと違った感じでサンプルを撮影してみました。

今回はBASICモードで撮影。写真全体的に見れば暗めですがフォーカスがしっかり合っているので超広角の画角でもボケ感がありつつ臨場感がある写真を撮影可能。

広角/24mmで撮影。

超広角もそうですがメインカメラセンサーも安定しています。より自然な色味を採用していること。また1/1.7インチとカメラセンサーが小さいですけどフォーカスがしっかり合えばボケ感がある臨場感のある写真を撮影することが可能です。

またXperia PRO-Iの時は1.0型センサーを搭載したこともあり最短撮影距離が長めになったため接写は厳しかったですがXperia 1Ⅳは前モデル同様接写も問題なしです。

Xperia 1Ⅲと望遠画角を比較。

Xperia 1Ⅲではスマートフォンとしては世界初の可変式望遠レンズを搭載していましたがXperia 1Ⅳでは85mmから125mmの間を光学ズームに変更。Xperia 1Ⅲの場合は70mmと105mmと画角間はAI超解像ズームとデジタルズームで補完していました。

ただXperia 1Ⅳの場合は85mmから125mmの間であれば光学式ズームとなっています。一方で望遠レンズで気になるのは前モデルの1/2.9インチから小型化。

小型化したことでどの程度影響あるのかサンプルを確認していきたいと思います。

今回のサンプルはXperia 1Ⅲに光学式ズームである2.9倍と4.4倍に合わせて撮影しました。なのでXperia 1Ⅳに関して2.9倍はAI超解像ズームによるデジタルズームということになります。

まず上記の画像はXperia 1Ⅲの70mm/2.9倍で撮影。

次にXperia 1Ⅳの70mmで撮影しています。センサーサイズの影響もあるのかXperia 1Ⅳの方が明らかに暗いという感じです。

そして次にXperia 1Ⅲの105mm/4.4倍で撮影。

そしてXperia 1Ⅳの105mm/4.4倍で撮影。画質よりも写真の暗さの方が気になります。

次にXperia 1Ⅲの70mm/2.9倍で撮影。

そしてXperia 1Ⅳの70mm/2.9倍で撮影。高照度の環境だとまた変わるのかもしれませんが画質よりもやはり暗めの方が気になる。

Xperia 1Ⅲの105mm/4.4倍で撮影。

そしてXperia 1Ⅳの105mm/4.4倍で撮影。被写体にもよるかなという感じですが今回のサンプルを確認する限りでは大きな差がないように感じます。

次にXperia 1Ⅲの105mm/4.4倍で撮影。

むしろ写真によってはXperia 1Ⅳの方が綺麗に撮影できているかなという印象です。ただ望遠画角においても光学式手ぶれ補正に対応しましたが写真を撮影している感じではXperia 1Ⅲと比較してそこまで強くないという感じ。

あとはセンサーサイズが小型化したことで今回のサンプル画像のように雨など照度が低い環境ではノイズが乗りやすい印象です。

バースト撮影の進化

少なくともハード面でみると進化しているとは言えない感じですがXperia 1Ⅲと比較すると進化している部分でもあり自分にとって嬉しいのが全画角で秒20コマのバースト撮影に対応。

またXperia PRO-Iの時はセンサーが大型化したことも影響したのかシャッターボタンを押してから撮影が開始するまでにタイムラグがあるため自分の撮りたいタイミングで撮れない。

ただXperia 1Ⅳはセンサーサイズも変わっていないことからタイムラグなく撮影できます。

自分がXperiaのカメラで一番気に入っているのがバースト撮影と高速オートフォーカスなのでここが健在でさらに全画角で対応したことで使いやすさはさらに改善した印象です。

また保存する際に処理に時間を要しますがXperia 1ⅣではHDRでのバースト撮影にも対応。より臨場感ある写真をバースト撮影でも出来るようになったのは好きな人間からすればたまらない。

Videography Proに対応。

そして動画に関して最大の特徴がVideography Proに対応したことです。従来ビデオ関連の新機能はCinema Proでしか使えませんでしたが素人にCinema Proは無理。

ただVideography Proでも使えるので4K/120fps撮影がより身近に。またアスペクト比16:9で4K/60fpsのオート撮影が出来るようになったのはメリットで瞳オートフォーカスやオブジェクトトラッキングに対応するなど動画でも得意なフォーカス性能が強化されています。

そのためXperia PRO-Iのようにはいきませんがポートレート動画にも対応しています。さらにfpsは制限されますが撮影中にも画角を切り替えることができるシームレスズームに対応。

ちなみに動画は対応しましたが写真に関してはシームレスズームに非対応なので要注意です。

何よりビデオ機能はかなり使いやすくなった印象です Videography Proがオート撮影に対応しているため自分はBASICモードからのビデオモードはほぼ使わなくなると思います。

まとめ

今回はXperia 1Ⅳのテスト機をお借りすることが出来たので実機レビューしてみました。スペック的には分かりやすい進化をした感じではなくXperia 1Ⅲの不満点をしっかり潰した感じ。

また今回から搭載されたMusic Pro含めてよりクリエイターを意識した進化となっています。個人的にはXperia 1Ⅲで不満を感じていた電池持ちの改善に全画角でのバースト撮影に対応。

そしてスピーカーの改善とこれだけでも十分に魅力に感じますが一般ユーザーにはおすすしない。

スマホが好きな人やスマホに対して何か強いこだわりがある人でXperiaのコンセプトに共感できるユーザーにおすすめという感じでXperiaユーザーの中でも今のコンセプトが強く反映され始めた2020年モデル以降のユーザーがより快適に感じる進化に感じます。

Xperia 1Ⅳは尖った部分を強化しつつも今までのXperia 1シリーズより使いやすさにフォーカスした機種に進化した印象を受けます。

商品貸出:ソニーマーケティング株式会社

購入は待ち時間・手数料不要のオンラインショップがおすすめ!

 DoCoMoはこちらで! auはこちらで!
SoftBankはこちらで! 楽天はこちらで!

LINEMOはこちらで! ahamoはこちらで!
最新情報をチェックしよう!
>Gazyekichi VLOG

Gazyekichi VLOG

記事ではなかなか伝えることが難しい機種のスピーカーや動画の手ぶれ補正などをYouTubeでよりわかりやすくご確認できます。

CTR IMG