Google Tensorに移行してから本格的にGoogle AIを強化してきた印象で今後数年かけておそらくAIは機能的側面からよりユーザーの行動に合わせて自動で適用されると思います。
そして最新のスマホ向けのAIを試したいとなるのであればPixelが魅力的な選択肢です。今回はGoogleさんに国内新製品発表会にご招待頂いたのでGoogle Pixel 11 Pro Foldの実機レポを主観的にまとめたいと思います。
デザインを確認。
個人的に折畳式機種が好きということもありPixel 11 Pro Foldは非常に楽しみでした。まずデザインを確認していきたいと思いますがぱっと見は前モデルから大きな変更はありません。
本体上部にはマイクにアンテナスリットにスピーカーグリルを確認出来ます。
そして本体側面に音量ボタンと指紋認証が統合された電源ボタンを確認することが出来ます。
最後に本体下部にはUSB-CにスピーカーグリルにマイクにSIMトレイを確認することが出来ます。サイドフレームはアルミかつマット仕上げと質感の部分でも特段変更はないのかなと思います。
ちなみにカラバリはオブシディアン/オリーブの2色展開で定番色が復活した感じになります。新色のオリーブの色味がめっちゃ良く比較的明るめの緑だからこそ物欲を刺激されるのかもです。
一方で定番色が欲しかった人にとってPixel 10 Pro Foldは選択肢がなかったのが残念でしたがPixel 11 Pro Foldでは黒が復活しただけでも選びやすくなったかなと思います。
そしてデザイン上の進化ポイントとして本体の厚みは約1mm薄型化されており実際に比較してみるとはっきりと薄くなっていることを確認することができ重さに関しても10%の軽量化に成功しています。
何よりPixel 11 Pro Foldでは薄くなった上で軽くなったので特に本体を閉じた状態における取り回しの印象が全く違いもちろん本体を開いている時も軽量化の恩恵を受けることが出来ます。
そして本体背面を確認するとフラット形状かつマット仕上げのグラスファイバー配合素材を採用した上で新しいヒンジ構造の採用と前モデル対比で耐久性は3倍も改善したとしています。
カメラデザインが変更。
また分かりやすいかはユーザー次第ですがカメラデザインも前モデル対比で変更されておりざっくりと言えば他のPixel 11シリーズのようにカメラフレーム部分がスリム化されました。
LEDフラッシュがカメラ部分に統合されたからこそ今まで以上にスッキリした印象です。
一方で前モデルはカメラバンプはあったはいえカメラフレーム部分は完全にフラットでした。ただPixel 11 Pro Foldはカメラフレームからレンズが飛び出しているのはマイナスかもです。
気になる人はレンズプロテクターを用意するべきで個人的には隙間にゴミが溜まりやすいのが嫌かなとおもっていますがこんな見た目でもテーブルにおいてもガタガタしないのは魅力です。

何よりデザインはあまり変わらずともユーザビリティの改善に繋がっていることに違いはないです。
ディスプレイを確認。

次にディスプレイに関して本体は薄型化/軽量化したとはいえサイズ感はほぼ変わらずです。ディスプレイサイズや表示解像度には大きな違いはなく最大120Hz表示も一緒となっています。
ただディスプレイの視認性に直結する輝度ですが最大3600nitsに対応と前モデル対比で20%も改善したこともあり会場で見ただけでも明るくなっていることを実感することが出来ました。
また詳細を確認することは出来ませんでしたがサブディスプレイは落下による耐衝撃性や耐傷性を改善したガラスを採用しておりメインディスプレイも保護性能が改善したとの話です。
折目は改善しているのか。
またメインディスプレイの折目に関して約10ヶ月経過した手持ちのPixel 10 Pro Foldと比較するとまだマシですがなんとなく使っていけば似たような状態になるのかなと思います。
会場にあったデモ機は使い始めてどの程度経過したものなのか不明ですが折目は割と明確で少なくともGalaxy Z Fold8やOppo Find N6と比較して目立ちやすいことに違いはないと思います。
ただざっくり触った感じだとディスプレイの手触りは前モデルよりも硬くなった印象を受けます。正直ディスプレイに関してはスペックでみれば大きな進化はないのかなと思います。
ただ細かい部分は全然確認しきれていないので実機を入手したらしっかりと確認したいです。
基礎スペックを確認。

次に基礎スペックを確認していくとAndroid 17でサポート期間は最大7年と従来通りとなっています。ちなみに他社と大きく違う部分として基本月に1回アップデートがあることだと思います。
セキュリティパッチを常に最新にしてくれるので安心して長く使えるのが魅力だと思います。そして気になっていた人が多いのが容量構成なのかなと思っておりスペックダウンはなかったです。
シリーズの中で唯一ストレージオプションに関係なくRAM16GBに対応しているので分かりやすいです。
バッテリー関連を確認。
そしてバッテリーに関して24時間以上の駆動時間とスペック表記でみれば前モデルと一緒です。Google Tensor G6の採用など電力効率の改善に期待できる部分があるとはいえ前モデルの電池持ちがあまり良くなかったことを考えると電池持ちは少しでもいいので改善してほしいです。
とはいえ電池持ちはスペックだけで判断できるものではなく今後じっくり試してみたいと思います。そして純正の45W電源アダプターで充電した場合30分で50%の充電が可能と前モデルと一緒です。
一方でQi2.2に対応したことで最大25Wに対応と前モデル対比で20%も高速化しています。ちなみにPixel 10 Pro XLのみ最大25Wに対応した理由としては充電時の発熱との話でした。
つまりPixel 11シリーズは充電時の発熱が前モデルよりも改善している可能性があります。そして防水/防塵はIP68でなんだかんだ一年経過しても折畳式機種の中では強い方だと思います。
カメラを確認。

次にカメラを確認していくと詳細なセンサーは不明ですが広角は刷新されているみたいです。おそらくですが表記をみる限りではPixel 11と同じセンサーを採用しているのかもしれません。
つまりPixel 11 Proシリーズの中でもカメラセンサーに違いがあるので注意が必要です。また最大30倍ズームに対応しておりこれもPixel 11と同様の進化を遂げたのかなと思います。
| 検証・分析セグメント | 項目 | 仕様・詳細内容 |
|---|---|---|
| 🎨 カラーバリエーション | カラー展開(全2色) | • Olive**(オリーブ) • Obsidian**(オブシディアン) |
| 🛡️ 耐久性・素材 | 堅牢性 & 防塵防水 | • Pixel 10 Pro Fold 比で**3 倍の強度**を実現 • **IP68 の防塵 / 防水性能** • ひび割れに強い設計の**新しい背面複合素材**を採用 |
| 📸 カメラシステム (暗所撮影&最大30倍ズーム) |
広角カメラ (NEW) | • 48 メガピクセル**(新センサーにより光感度 56% 向上) |
| 望遠カメラ | • 10.8 メガピクセル**(光学ズーム 5 倍 / 最大 30 倍の超解像ズーム) | |
| ウルトラワイドカメラ | • 10.5 メガピクセル**(127° 画角) | |
| インナー & 自撮りカメラ | • 10 メガピクセル**(折りたたみならではのユニークな体験を実現) | |
| ⚙️ パフォーマンス | プロセッサ(SoC) | • Tensor G6**(史上最速かつ最も強力なチップ) |
| メモリ(RAM) | • 16 GB RAM** | |
| ストレージ(ROM) | • 256 GB** からスタート | |
| 🔋 充電とバッテリー | 駆動時間 | • 24 時間以上** バッテリー駆動時間¹ |
| 有線充電 | • 50% 充電**(充電器に 30 分接続した場合)² | |
| ワイヤレス充電 | • 20% 高速化**(25W Qi2.2 でのワイヤレス充電)³ |
Google Tensor G6による進化。
そしてオタクが最も気にする部分としてGoogle Tensor G6ですが進化に大きく貢献しています。まずGoogle AIにとって最も重要にもなってきますがTPUの処理性能が前モデル対比で50%の改善です。
最新のGemini Nanoと組み合わせることで最大3.5倍の電力効率を改善しつつも最大3.5倍の処理速度の改善と従来のようにAI Coreを常駐させる必要がもしかしたらなくなっているかもです。
さらにCPUでみればブラウジングが25%に加えアプリの読み込みが15%も高速化しています。
少なくとも日常スマホを使う上でより滑らかに感じる可能性が高くストレスが減ると思います。またTitan M3チップに刷新されたことで端末におけるセキュリティが強化されたのもポイントです。
新しいAI機能。
そしてAndroid Showで発表されていましたがGemini intelligenceを実装しています。一つとしてはAI音声入力で文字入力が面倒で音声入力をする人が増えてきているかなと思います。
ただ話言葉をそのまま文章化すると分かりにくい場合もありえ〜など必要外の情報も入りがちです。一方でAI音声入力は音声を認識した上で文章として整理してくれるので汎用性が高くなっています。
また魅力的な部分としてはGboradに依存している機能なのでGoogle純正のメッセージのみではなくサードパーティ製のアプリでも恩恵を受けることが出来るので割と汎用性が高いのかなと思います。
撮影と思い出の両立。
そしてもう一つはマジックキャプチャー機能で簡単に言えば動画からおすすめのシーンを写真として切り出してくれる機能でGoogleとしては撮影に集中するのではなく思い出を残すことを優先してほしい思いから実装したとしておりユーザーはとりあえず動画を撮っておけばいいだけです。
どうしてもいい写真を撮ろうとすると撮影することに集中してしまう上にそのシーンをリアルでみるのではなく画面越しになりがちなので撮影しながら一緒に楽しむという面でも助かります。
重要な通知は見逃さない。
そしてPixel 11 Proシリーズ限定機能として新たなLED通知機能であるHiLightに対応しました。簡単に言えば見逃したくない通知のみLEDフラッシュ部分を光らせる機能となっており現時点ではGoogle電話帳アプリから重要な人物を登録して利用可能です。
Gemini intelligenceのベースにもなっている部分としてGoogleの理想としてはユーザーがスマホをみる時間を減らすことだとしておりスマホの画面に夢中になるのではなく日常をより楽しむためにもスマホには最低限の接触で最大限の処理をしてもらうことだとしています。
その中でHiLightは重要な通知のみ確認できるようにとデジタルデトックスの部分があります。現時点では登録した人物からの着信とGemini Liveの動作中のみと使用用途は限定的です。
ただ今後サードパーティ製のメッセージアプリなど対応アプリを拡大予定ともしています。とはいえあまり増やすと本末転倒なので最低限のアプリしか対応しないのかなと思います。
価格と販促。
最後に8月20日より発売予定と昨年のように発売時期が分かれなかったのは個人的によかったです。価格に関しては前モデル対比で約1万2000円の値上げと想定ほど値上げされなかったです。
| モデル構成 | Pixel 10 シリーズ (256GBモデル) |
Pixel 11 シリーズ (256GBモデル) |
価格差 & 備考 |
|---|---|---|---|
| 標準モデル | • Pixel 10** 143,900 円** (256GB) |
• Pixel 11** 136,800 円** (256GB〜) |
-7,100 円 同容量比較で値下がり |
| Proモデル (小型) |
• Pixel 10 Pro** 174,900 円** (256GB) |
• Pixel 11 Pro** 174,800 円** (256GB〜) |
-100 円 実質価格据え置き |
| Proモデル (大型) |
• Pixel 10 Pro XL** 192,900 円** (256GB) |
• Pixel 11 Pro XL** 207,800 円** (256GB〜) |
+14,900 円 XLモデルのみ改定 |
| 折りたたみ モデル |
• Pixel 10 Pro Fold** 267,500 円** (256GB) |
• Pixel 11 Pro Fold** 279,900 円** (256GB〜) |
+12,400 円 新構造への進化分 |
ちなみにリークだと$100の値上げとの予測だったので最低でも1万5000円以上の値上げは覚悟していましたが30万円以内に余裕で収まったことを考えると割とありなのかなと思います。
またGoogle Storeにおいて9月4日までの期間限定キャンペーンとしてPixel 9 Pro Foldを下取りに出した場合最大で9万7700円の払い戻しに加え約5万円分のストアポイントが貰えます。
なので実際14万7600円分お得と実質13万円ちょっとで購入できるのはやはり安いと思います。自分は溜まっているストアポイントと下取りの利用でPixel 11 Pro Foldを購入予定です。
まだまだ中身の部分に触ることが出来ていないので手元に届いたら試したいと思います。
取材協力: Google Japan
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