【どっち買う?】Galaxy Z Fold8とUltraを使って分かった決定的な違い

Appleを強く意識した結果なのかここ数年Galaxy Zシリーズに対して消極的な印象だったSamsungは3モデル展開に強化しておりiPhone Ultraに対して選択肢で勝負するのかもです。

今回はGalaxy Z Fold8とGalaxy Z Fold8 Ultraの比較レビューを主観的にまとめたいと思います。

薄さよりも取り回し。

Galaxy Z Fold8とGalaxy Z Fold8 Ultraは同じシリーズかつ同じブック型で標準モデルと上位モデルと区分されることもありますが実際にSamsungさんからお借りして使っていると全く違う機種だと思った方がよくユーザーの使い方で大きく評価が分かれると思います。

まずデザインにおいて大きく違う部分としては取り回しで片手操作のしやすさだと思います。

キーボードの大きさを調整すればGalaxy Z Fold8でも片手操作はできるかなと思います。ちなみに自分の手の大きさであればサイズを調整しなくても文字入力は想定よりも出来ます。

ただギリギリ指が届く感じでバンカーリングなど片手操作には何かしらの工夫が必要です。正直自分の手の大きさだと落とす可能性があるので片手操作するならアクセサリー必須です。

一方でGalaxy Z Fold8 Ultraは横幅が73mmなので自分の手の大きさなら十分です。

デザイン Galaxy Z Fold8 Galaxy Z Fold8 Ultra
本体を開いた状態 123.9×161.4×4.5mm 158.4 x 143.2 x 4.1mm
本体を閉じた状態 123.9×81.9×9.7mm 158.4 x 72.8 x 8.9mm
重さ 201g 215g
耐久性(背面) Gorilla Glass Victus 2
防水・防塵 IP48

またGalaxy Z Fold8 Ultraはブック型の折畳式機種の中では215gなので軽い方ですがGalaxy Z Fold8が201gということもあり相対的に持ちやすい上に重いのでずっしり感強めです。

あくまでも自分の使い方でみると電車など移動中は基本サブディスプレイしか使わないです。一方で屋内だと基本メインディスプレイしか使わない感じで自分は屋内にいることが多いです。

なのでGalaxy Z Fold8の取り回しの悪さは自分の日常ではほぼデメリットにならない感じです。

薄いけど分厚いという矛盾。

そして本体の厚みに関してはGalaxy Z Fold8 Ultraの方が薄いですがポケットに入れて持ち運ぶ時はカメラバンプ込みの厚みが重要でGalaxy Z Fold8はざっくりと13.5mmですがGalaxy Z Fold8 Ultraは15.2mmなのでポケットに入れた時の圧が割と違います。

Galaxy Z Fold8 Ultraの方が本体が薄いことを考えるとそれだけカメラバンプがひどいということでもありテーブルにおいた時もかなり左右にガタガタするのはマイナスです。

改めて比較してみるとGalaxy Z Fold8 Ultraは本体が薄いけど持ち運ぶ際は割と圧が強めでGalaxy Z Fold8は片手操作はしにくいけど全体的にコンパクトにまとまっている印象です。

自分のようにメインディスプレイを使う頻度が高い人はGalaxy Z Fold8の方がデメリットを打ち消しやすいのでおすすめで何よりこのサイズ感は今までなかったらこそ堪らないです。

コンテンツの表示の違い。

次にメインディスプレイを確認していきたいと思いますが一つ目に気になった部分としてはコンテンツの表示で本体の向きを変えないのであればGalaxy Z Fold8の方が見やすいです。

ただGalaxy Z Fold8 Ultraを横向きにした場合だとGalaxy Z Fold8の横幅とほぼ一緒になることからもコンテンツの大きさはそこまで変わらないのが意外だった印象を受けます。

一方でGalaxy Z Fold8 Ultraは横向きにするとパンチホールがどうしても干渉してきます。またGalaxy Z Fold8のアスペクト比4:3は漫画の方がより分かりやすいかなと思っておりKindleでみると本体の向きを変えずとも見開き表示になる上で余白もほぼないので見やすいです。

一方でGalaxy Z Fold8 Ultraでみると本体縦向きのままでは拡大表示になってしまいます。なので本体横向きにする必要がありますがそれでも上下に余白が出来るので小さくなりがちです。

ちなみにGalaxy Z Fold8は横向きにして拡大表示にしてみるとほとんど変わらない印象です。

もちろん表示するアプリによって挙動が変わる可能性もありますが個人的には動画よりも漫画の方がより快適だと思っており本体が軽いからこそ片手でも十分に快適に読めます。

反射防止と明るさ。

そして2つ目としてはディスプレイ輝度でピーク輝度でみれば同じく3000nitsに対応しています。また同じく反射防止コーティングが施されたフィルムを採用していますがGalaxy Z Fold8はちょっと控え目でGalaxy Z Fold8 Ultraの方が明らかに反射しにくい印象を受けます。

一方でGalaxy Z Fold8 Ultraは反射しにくいのを実感できますがディスプレイ自体が暗いと感じることが地味に多くGalaxy Z Fold8の方が分かりやすく明るいディスプレイという印象です。

自分は屋内で使うことが多くその場合だとGalaxy Z Fold8の方が僅かに反射するとはいえ単純に明るいと感じることが多いのでGalaxy Z Fold8の方が結果見やすいと感じます。

あくまでも自分の使い方でみると想定以上にGalaxy Z Fold8の方が快適に感じることが多いです。

日常使う上で気になること。

そして基礎スペック部分について確認したいと思いますが一つ目としてはソフト面です。まず自分の中で割と致命的な部分としてGalaxy Z Fold8はフレックスモードに非対応です。

 

少なくとも非対応にしたことを考えるとSamsungとしては本体横向きで固定して使うことを前提にしていないと判断することが出来ますが一方で矛盾に感じる部分がスピーカーの位置です。

スピーカーの音質自体が何とも言えず。

スピーカーの搭載位置は左半分の上下に搭載していることは共通ですが本体の向きを変えないならGalaxy Z Fold8は本体側面に搭載する必要があったと思っており実質モノラルに近いです。

とりあえず音量を70%に設定した上でスピーカーテストをしてみましたが音量に音質とGalaxy Z Fold8 Ultraの方が安定していることを確認することが可能です。

厳し目に評価すれば音の広がりどうこうの前にスピーカーとして単純にあまり良くない印象です。何よりフレックスモードを使うかユーザー次第ですが自分はスタンド要らずで動画などを見れるのが便利で多用していた機能だからこそ非対応だったのは完全に想定外で残念に感じてしまいます。

アプリの最適化が微妙。

またアプリの最適化に関して主要アプリはほぼ問題ないですが全体でみれば物足りないです。

アプリが最適化されていない場合は本体横向きで強制的に表示されることが多くこの場合だと自動判定のオプションがオンになっていても向きを反対にすることはできても本体縦向きの状態で使うことは出来ずさらに画面分割なら逃げれるかなと思いましたが画面分割に非対応です。

なのでアプリによっては本体の向きを変えることが強制化されるのにフレックスモードに非対応と本体の向きを変えないことが前提になっているような部分もあるので矛盾に感じてしまいます。

修正: Galaxy Labにおいて本来は縦表示に対応していないアプリを強制的に縦表示にするオプションがありました。また本来であれば画面分割に対応していないアプリも強制的に画面分割に対応させることが可能です。

ただ表示が崩れる場合もあり、さらに動作も安定するかは微妙なので今後様子見が必要です。

Googleもワイド型にアプリが最適化しやすいようにアプリ開発者と連携を強化しているとの話ですが全てのアプリが綺麗に対応するとは思えないので過度の期待はしない方がいいです。

パフォーマンスの持続性と発熱。

そして3つ目として発熱でとりあえずベンチマークを3回連続で回して負荷をかけてみました。スコア的に見ればほとんど一緒で正直Galaxy Z Fold8の方が制御されると思っていました。

ただベンチマークで見ればパフォーマンスで特段差は生まれないのかなと思います。

発熱 Galaxy Z Fold8 Galaxy Z Fold8 Ultra
1回目終了時点 36.8度 38.1度
2回目終了時点 37.0度 38.1度
3回目終了時点 36.6度 39.2度

一方で想定外だった部分としてベンチマークで負荷をかけた場合だとGalaxy Z Fold8は発熱が比較的上手く制御されている印象でGalaxy Z Fold8 Ultraの方が発熱していることが分かりやすいです。

また3D Mark Wild Life Stress Testをしてみてもスコアも安定率もほぼ一緒です。このことからも単純に発熱を感じにくいGalaxy Z Fold8の方がユーザビリティは高いです。

本体の向きを変えるかで印象が変わる。

何より普段使っているアプリによって評価が変わってくる感じでGalaxy Z Fold8 Ultraは本体の向きを変えながら楽しめる一方でGalaxy Z Fold8はちょっと中途半端に感じます。

自分は出来るだけ本体の向きを変えたくない人間で自動判定をロックしてしまいますがアプリの一部は強制的に本体の向きを変えられてしまうので個人的にはちょっとストレスに感じます。

ただこれを回避する方法がGood Lockなどの中にオプションとしてあるのかもしれません。

カメラを確認。

次にカメラに関して分かりやすい違いとしては望遠センサーがあるかどうかだと思います。

カメラ Galaxy Z Fold8 Galaxy Z Fold8 Ultra
超広角 JN3(50MP 1/2.55インチ) JN3(50MP 1/2.55インチ)
広角 GN3(50MP 1/1.56インチ) HP2(200MP 1/1.31インチ)
望遠 3K1(10MP 1/3.94インチ)
ズーム 10倍(デジタル) 3倍(光学)/30倍(デジタル)

また広角センサーにも違いがありこの違いこそGalaxy Z Fold8が安っっぽく感じる原因です。とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

想定していたより色味がかなり違うことを確認することが出来ます。

単純にGalaxy Z Fold8の方が明るく補正されるため黒潰れはしにくいのかなと思います。

広角で撮影。

一方で広角になると色味はかなり似ています。

センサーサイズの差もありGalaxy Z Fold8の方が被写体に寄りやすい印象を受けます。

超広角ほど分かりやすい色味の違いはない印象を受けます。

ポートレートで撮影。

残念なことにHP2を採用している歴代Galaxyの共通点ですが1倍だと被写体に寄りにくいです。

一方で2倍になる同程度の距離感で撮影することが可能です。

マクロで撮影。

マクロに関してはGalaxy Z Fold8 Ultraの方が明らかにフォーカスを合わせやすいです。

望遠で撮影。

2倍だとGalaxy Z Fold8はちょっと色が抜けています。

3倍の時点でGalaxy Z Fold8の方がノイズが多いことを確認することが出来ます。

Galaxy Z Fold8にとって最大となる10倍ですが、やはりノイズが多めの印象です。

望遠でマルチに撮影。

2倍程度であれば綺麗に撮れる感じです。

次に倍率は変えず中距離撮影をしてみました。

4倍になるとGalaxy Z Fold8は背景ボケもなくノイズも多い印象です。

Galaxy Z Fold8は倍率が上がるとフレアが入りやすいです。

超広角(低照度)で撮影。

次に低照度の環境で手持ちでサンプルを撮影してきました。

Galaxy Z Fold8の方が明らかにノイズが多い印象を受けます。

広角(低照度)で撮影。

Galaxy Z Fold8はフレアが発生しています。

Galaxy Z Fold8の方がノイズは多めです。

カメラ全体的にGalaxy Z Fold8 Ultraの方が安定している印象を受けます。

まとめ。

今回はGalaxy Z Fold8とGalaxy Z Fold8 Ultraをざっくりと比較してみました。正直Galaxy Z Fold8 UltraのUltraという名称が余計にややこしくしているのかなと思います。

上下関係が存在しているという感じではなく全く別の機種として考えた方が分かりやすいです。むしろこれで上下関係が前提ならGalaxy Z Fold8 Ultraはその名称がふさわしくないです。

検証項目 Galaxy Z Fold8 Galaxy Z Fold8 Ultra 評価
📐 デザイン &
取り回し・重量
重量: 201g(軽くて持ちやすい)
厚み:** 13.5mm(カメラバンプ込)
特徴:** 全体的にコンパクト。片手操作はギリギリで工夫が必要だがポケットへの収まりが良い。
重量: 215g(幅73mmで持ちやすい)
厚み:** 15.2mm(カメラバンプ込)
特徴:** 本体は薄いがカメラ部分が出っ張っており、ポケット収納時の圧迫感や卓上でのガタつきが強め。
携帯性で
二分
📱 メイン画面 &
電子書籍・明るさ
アスペクト比 4:3: 縦向きのまま見開き漫画が余白なく表示され非常に快適。
明るさ:** 屋内利用時に素直に明るく感じられ見やすい。
表示傾向:** 縦向きだと拡大表示・横向きだと上下余白発生。パンチホールが干渉。
明るさ:** 反射防止は強力だが全体的に画面が暗く感じやすい。
Fold8
優位
⚠️ フレックスモード
& スピーカー
フレックスモード:** 非対応(スタンド無し動画視聴不可)。
スピーカー:** 左側上下配置のため縦持ち時実質モノラル感あり。音質・広がりは控えめ。
フレックスモード:** 対応(自由な角度で自立可能)。
スピーカー:** 音量・音質・音の広がりともに優れ安定している。
Ultra
優位
🔥 発熱制御 &
高負荷テスト
• 連続ベンチマーク時も熱が上手く制御されており、手で感じる発熱が少なく快適。性能スコアもUltraと同等。 • ベンチマーク高負荷時に手に伝わる発熱が比較的分かりやすい。 Fold8
優位
📷 カメラ性能
(画質・望遠)
• 望遠なし(3倍でノイズ多)。広角は被写体に寄りやすいが白飛び・フレアが出やすい。超広角は明るめ補正。 • 望遠センサー搭載。マクロフォーカスが合わせやすく、暗所での白飛び・フレア抑制も安定。 Ultra
優位
🎯 結論 &
おすすめ対象
屋内メイン画面多用・軽量コンパクト重視派
• 向きを変えず縦持ちで漫画やブラウジングを楽しみたい人(用途がハマれば唯一無二の神機)。
カメラ・動画・スタンド視聴重視派
• フレックスモードやマルチタスクをフル活用し、横向き動画視聴などをメインに行う人。
用途で
選ぶべき

何より今までの折畳式機種以上にGalaxy Z Fold8は使うイメージが必要なのかなと思います。普段自分がどのような使い方をするかイメージ出来ないと失敗に繋がる可能性があります。

逆に使用シーンをイメージできる場合はこれほど選びやすいことはないのかなと思います。

製品貸与: Samsung Japan

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