今やRAMやストレージの供給不足は深刻な状況となっておりユーザーからすればコスト増加がやばいですがメーカーからすると欲しい数量を確保出来ないことから発売にも影響します。
特にシェアが大きいメーカーほど影響が大きくSamsungも苦戦している印象を受けます。今回はGalaxy Z Fold8シリーズの国内イベントに行ってきたので実機レポをしたいと思います。
デザインを確認。
先日はGalaxy Z Fold8の実機レポを公開させて頂きましたが今回は最上位モデルとなるGalaxy Z Fold8 Ultraを確認したいと思っておりGalaxy Z Fold7の後継機種になります。
まず折り畳んだ状態で本体上部にスピーカーグリルにマイクにSIMトレイを確認出来ます。
次に本体側面には音量ボタンと指紋認証が統合された電源ボタンを確認することが出来ます。
最後に本体下部にはUSB-Cにスピーカーグリルにマイクとお馴染みの配置なのかなと思います。サイドフレームはアルミを採用しておりフラット形状かつマット仕上げで質感は高めです。

そして本体背面はフラット形状のガラスでマット仕上げを採用と安定の質感なのかなと思います。またカラバリに関してクリーム/グラファイトはGalaxy Z Fold8と一緒ですがバイオレットが新色として追加されておりSamsungオンラインショップ限定カラバリとしてグリーンがあります。
ぶっちゃけ個人的には前モデルのブルーがめっちゃ良かったので今回なくなったのは残念です。一方で実機をみる限り限定色となるグリーンは色味的にかなりかっこいいのかなと思います。
もちろんカラバリが違うので印象は変わるとはいえ本体の縦横は前モデルと一緒となっています。だからこそか余計にほとんど一緒の印象で実際に持った印象もほとんど変わらないです。
また前モデル対比で開いた時の厚みは0.1mm薄型化していますが閉じた状態は一緒です。ぱっと見薄くなったように感じますが一方でベゼルの高さが増したようにも見えます。
おそらくですがヒンジ自体の小型化が出来なかったことからもベゼルで調節したのかもです。
開閉がしやすくなった。
また前モデルの時に話題になった開閉のしにくさですがGalaxy Z Fold8 Ultraではしっかり改善しておりケースなしの状態でも十分に開閉しやすいのはポイントだと思います。
一方でディスプレイの折目を改善するためなのか開閉のしやすさを改善するためなのか不明ですが90度以上になると角度調整がしにくいのでフレックスモードに影響が出ます。
ここはユーザーの使い方次第ですが個人的には開閉のしやすさが改善したのが嬉しいです。正直デザイン自体は変わり映えがしないですが質感の高さはSamsungという印象を受けます。
ディスプレイを確認。

次にディスプレイに関して本体の縦横が一緒のためディスプレイサイズなどほとんど一緒です。だからこそかSamsungはディスプレイの視認性の改善に注力してきた印象を受けます。
正直会場ではちょっとよく分からなかったですがピーク輝度も3000nitsに底上げされています。歴代Galaxyはスペック以上には明るく感じますが他社と比較すると今では普通という感じです。
ただ今回強化されたことで実使用の部分では他社と比較していい勝負ができるかもしれません。
Flex Titaniumを新たに採用
また今世代からはFlex Titaniumを採用しており簡単に言えばディスプレイの一部にチタンを採用したことで折畳式機種のデメリットであるディスプレイの耐久性を底上げしています。
さらに次世代有機材料を組み合わせることでより高精細になった上で電力効率の改善に成功したとの話でディスプレイ全体で見ても電力効率が大幅に改善したのはポイントだと思います。
ざっくりと新しく採用されたディスプレイは電力効率に優れた上で高精細かつ耐久性も改善しつつ折目が目立ちにくくなると逆にこれを開発するのにいくらかけたのか気になります。
折目は改善された?
ちなみに会場のデモ機を鵜呑みにするわけにはいかないですが折目は目立ちにくなっている印象です。ただリークではかなり改善したとの話で実際に実機でみるとそこまでかなとは思っちゃいます。
一方で反射防止コーティングが採用されたフィルムを搭載しているので歴代Zシリーズの中でも視認性という部分は大幅に改善している感じで早く自分の日常の中で使ってみたいと思います。
前モデルからアスペクト比なども変更されていないためGalaxy Z Fold7ユーザーはイメージをしやすい感じですがそれ以前のモデルを使っているユーザーにとっては新鮮味があると思います。
それこそデザインの系統はGalaxy Z Fold6の頃から変わっていないですがアスペクト比が変更されたことで実際に使う上でだいぶ視認性が変わるので十分に買い替える価値はあります。
注意点があるとすれば薄くなっているとはいえ折り畳んだ時の横幅が増しているのでユーザーによっては取り回しが悪化したと感じるかもですが個人的には十分に許容範囲です。
基礎スペックを確認。
次に基礎スペックを確認していきたいと思いますがAndroid17をベースにしたOneUI9.0を標準搭載した初の機種となっておりGalaxy AIも強化されたのは魅力なのかなと思います。
まずGalaxy S26で実装された先回り提案をしてくれるNow Nudgeですが今回折畳式機種の大画面を活かすように進化しており提案した行動に合わせたアプリも自動で提案してくれそのアプリをタップすればマルチタスクに切り替わるのでアプリのアクセスがより楽になりました。
また推し活にぜひ使ってほしい機能としてマイファンカムを新たに実装しており撮影した動画からピックアップした被写体を選んだ上であとはAIが自動で追跡して切り取った動画を作成します。
推し活はもちろん子供の運動会など多人数で撮影した動画から自分で被写体を選ぶだけでピックアップ動画を作成してくれる機能で今までありそうでなかった機能だからこそ便利です。
Xperiaの場合は最初からフォーカスを合わせて撮影しますがGalaxyの場合は撮影した動画を後から編集して切り取る感じで結果は一緒でも汎用性はGalaxyの方が高いかなと思います。
容量構成を確認。
そしてアップデートサポート期間は最大7年となっておりここは従来通りなのかなと思います。ちなみにソフトは最大7年に対応してもメインディスプレイのスクリーンプロテクターは7年持つとは考えにくいのでサポート期間よりもメンテナンスの方を重視した方がいいと思います。
そして容量構成に関して最上位構成である1TBモデルのみRAM16GBが採用されています。何よりSDカードスロットに対応していないので自身の使用用途に合わせて選ぶべきかなと思います。
そして搭載SoCはSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyと想定通りなのかなと思います。自分の使い方だと問題なかったですが前モデルは負荷が高いゲームを長時間やると発熱がかなりヤバいとの評価もあるので高負荷のゲームをやるユーザーは要チェックなのかなと思います。
Snapdragon 8 Elite Gen 5もかなり発熱しやすいイメージなのでちょっと怖いところです。
充電周りが進化。
一方で分かりやすい進化部分の一つとしてバッテリー容量の増加で5000mAhについに到達です。もちろん中華系と比較すると物足りないですが5000mAhの大台に乗ったのはデカいと思います。
またバッテリー容量が増えたこともあり充電速度が45Wに強化されたのも嬉しいとポイントです。正直前モデルはバッテリー容量が少なかったことからも充電速度はまだ25Wで良かったかもです。
ただそれ以上に電池持ちはイマイチで正直他社の折畳式機種と比較すると遅れている印象です。
バッテリー容量が増えたことで電池持ちがどこまで改善したかは実際に使わないと分からないです。とはいえ前モデルよりも改善する要素が多く少しでも改善するだけで満足度が変わると思います。
ちなみに残念なことに本体にマグネットを内蔵しておらずQi2 Ready対応機種扱いになります。なのでマグネット対応アクセサリーを使いたい場合は別途ケースが必要になるので注意です。
ちなみにワイヤレス充電の場合は最大20Wで発熱を考慮して25Wではないのかもしれません。その他IP48に生体認証は2D顔認証に電源ボタンに統合された指紋認証とお馴染みの感じです。
カメラも進化。
そしてカメラに関して詳細は後日確認が必要ですが超広角だけ画素数が50MPに強化です。
Galaxy S26 Ultraが採用しているJN3に刷新であれば割と印象が変わるかなと思います。一方でGalaxy Z Fold8対比で望遠の搭載が大きなメリットですが正直搭載している望遠自体がそこまで強くないので最大倍率を意識するかどうかで選ぶのが分かりやすいのかなと思います。
少なくとも基礎スペックでみるとバッテリー容量の底上げによる安定性の改善がメインです。
頑張ってくれた価格。

最後に価格を確認していきたいと思いますがヨーロッパやアメリカにおける価格を見ていたので国内版の価格もかなりヤバいことになると思っていたのでちょっと拍子抜けという印象です。
もちろん高いことに違いはないですが30万円以内に抑制してくれたのは良かったと思います。ただ512GBでみると32万円を超えておりOppo Find N6の価格がかなり高いと批判されましたが今後折りたたみ式機種の価格は30万円前後が一つの目安になることに違いはないかなと思います。
※表内の「●」は、店頭(実店舗)および公式オンラインストアの双方で通常販売されるモデルです。「オンライン限定」と記載されたモデルは、各販路のオンライン専用サイトでのみ販売されます。
また7月23日より大手キャリア含めて予約開始で8月7日より発売予定となっています。販路によってカラバリや取り扱いの容量が異なり面倒な人は直販版が最も分かりやすいと思います。
また予約特典も用意されていますが個人的には下取りを頑張ってほしかったかなと思います。
まとめ。
今回はGalaxy Z Fold8 Ultraの実機を触ってきたので第一印象をまとめてみました。名称にUltraが採用されましたが個人的にはスペックが強いという意味より王道という意味で捉えた方がいいかなと思っておりあとは価格に対してどのような印象を受けるか次第だと思います。
正直Galaxy Z Fold8 Ultraは前モデルと比較して第一印象として大きな違いはないです。もちろん細部でみればブラッシュアップされていますが個人的には今までなかったデザインを採用しているGalaxy Z Fold8の方が安いことも重なり使ってみたいという気持ちが強いです。
ただGalaxy Z Fold8は会場ではアプリの最適化がどうなるのか全然確認することが出来ず仮にスマホ向けのアプリは本体の向きを変えて使うことが前提ならちょっと微妙かもしれません。
折畳式機種においてアプリの最適化はかなり重要で現時点だとGalaxy Z Fold8 Ultraは絶対的な安心感があり何よりスペックもしっかり拘りたい人におすすめなのかなと思います。
取材協力: Samsung Japan
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