Oppo Find X9 Pro 比較。最新かつ最強のiPhoneと比較した驚愕の結果に

昨年は様子見だった可能性が高いですが国内市場では約4年ぶりのフラッグシップモデルとなるOppo Find X8を発売しており購入者アンケートではラインナップ拡充に関する質問項目もあったことが判明しています。

なので売れ行き次第では今後折畳式機種含めてラインナップが強化される可能性があります。今回はOppo Find X9 ProとiPhone 17 Pro Maxの比較レビューを主観的にまとめたいと思います。

デザインを確認。

最近の中華系を見るとApple製品との連携性を強化しておりスマホを買い替えてもAppleのエコシステムを使うことも出来ればiPhoneとの2台持ちもおすすめという感じにも見えます。

まずデザインから確認していきたいと思いますが筐体サイズはスペック以上に差を感じます。Appleは発熱対策の一つにアルミのUniBodyを採用したことで言ってしまえばアルミ剥き出しの状態です。

また内部スペースをより確保するためなのか前モデル対比で本体の厚みがかなり増しています。その結果フラッグシップモデルの中でもかなり分厚いことに加え重いとユーザーを選ぶと思います。

自分は男性にしては手が小さいと言われがちでiPhone 17 Pro Maxの片手操作は地味に厳しいです。右側から左へのスワイプで戻るのジェスチャーが出来れば違うのかもしれませんが出来ないので余計に取り回しが悪いという感じでOppo Find X9 Proの方が圧倒的に持ちやすく感じます。

一方でiPhone 17 Pro Maxのサイドフレームは丸みを帯びているからこそフィットしやすいです。

あと物理ボタンに関してOppo Find X9 ProはSnap KeyにカメラコントロールとiPhoneをかなり意識した仕様となっていますが音量ボタンの位置だけはAndroid寄りという感じです。

そして本体背面に関してiPhone 17 Pro MaxはUniBodyの採用からも一部分だけガラスです。おそらくワイヤレス充電などに対応するために仕方なかったのかなと思いますが好みが分かれると思います。

技術的に可能なのか不明ですが完全にアルミのみになればまた印象が変わってくると思います。

そしてもう一つデザインの印象が違う部分としてOppo Find X9 Proはスクエア型を採用しています。Oppoによるとカメラコンポーネントの小型化によって実現できたデザインとしていますが大容量バッテリーの搭載などから内部スペースをより効率化するために変更したと思われます。

それこそ偶然なのかもしれませんがOppo Find X9 Proの方が以前のiPhoneに似たデザインを採用しているように見えます。

ちなみにカメラバンプで本体の厚みを計測してみるとiPhone 17 Pro Maxhは14.0mmに対してOppo Find X9 Proは12.7mmとより大型センサーと大容量バッテリーを搭載しつつも薄いです。

結局iPhone 17 Pro Maxはカメラの台座部分が大型化したのにカメラレンズが飛び出しています。その結果テーブルに置いた時にガタガタするのは前モデルから変わらずで安定性がないです。

ちなみに耐久性の部分に関してOppo Find X9 ProはIP69に対応しているため水中撮影が可能です。一方でバックパネルはガラスに違いはないですがスペックだと何を採用しているのか不明です。

何よりOppo Find X9 Proの方が高級感を感じやすいデザインで取り回しも優秀に感じます。

ディスプレイ比較。

次にディスプレイですが海外サイトを参考にするとOppo Find X9 Proのアスペクト比は19.61:9に対してiPhone 17 Pro Maxは19.5:9とスペックでみるとほとんど差がないです。

また両機種ともフラットディスプレイでベゼルを比較してみるとOppo Find X9 Proの方が僅かにスリムであることに違いはありませんがディスプレイサイズでみると0.2インチも違います。

ちなみにOppo Find X9 ProはGorilla Glass Victus 2に対してiPhone 17 Pro MaxはCeramic shield 2を採用していますが実際にどの程度耐久性に差があるのかは不明です。

またiPhone 17 Pro Maxは反射防止コーティングを採用していますが保護フィルムを使うと正直意味がないとはいえ画面内指紋センサーではないからこそ好きなのを選べるのはメリットです。

コンテンツの表示を比較。

そしてコンテンツの表示を確認するためにYouTubeを再生してみたところ色味はほぼ一緒見えます。むしろ自動調節にしているといえディスプレイの明るさの違いの方がめちゃくちゃ気になります。

ディスプレイ輝度を比較。

ちなみにiPhone 17 Pro Maxは海外サイトのテスト結果を参考にすると自動調節で1000nitsに対してOppo Find X9 Proは1175nitsと僅かに高くはなっている感じです。

海外サイトによるとiPhone 17 Pro Maxは反射防止コーティングを採用したことで輝度をより最適化した可能性があるとしており従来より暗くても反射がしにくい分見やすくなります。

またスペック通りの明るさが出てもかなり短い時間と評価していることからちょっと優しくはないです。

ただ屋内で実際に比較してみるとiPhone 17 Pro Maxの方が明るく感じることが多いです。また屋外においてもiPhone 17 Pro Maxの方が明るい時が多くOppo Find X9 Proは及ばずの印象を受けます。

特に屋内で使うことが多い自分の環境だとiPhone 17 Pro Maxの方が明るくて見やすいです。

動画性能に関しては両機種とも充実しておりiPhone 17 Pro MaxはフルスクリーンではなくてもHDRが機能するので動画を楽しむ比重が多い人ほどサイズの差からもiPhoneの方が分かりやすいかもしれません。

一方で自分は実感出来ませんがOppo Find X9 Proは2160HzのPWM調光に対応など目が敏感な人が選んだ方がよく車に乗っている時などの酔い防止機能などもあるので面白いです。

基礎スペックを比較。

そして基礎スペックに関してAppleはサポート期間を発表していないため詳細は不明です。ただEUの規則を考慮すれば最低5年のアップデートに対応するのでOppo Find X9 Proと同等なのかもしれません。

ちなみにiOSはAndroidのようにメジャーとセキュリティアップデートに分かれていないです。

国内展開は不明。

そしてOppo Find X9 Proの大きなマイナスとなっているのが国内版があるかどうか不明です。執筆時点でOppo Japanに動きがないことからも推測に過ぎませんがOppo Find X9をFelicaに対応させるためにグローバルモデルとタイムラグが発生しているのかなと思います。

一方でOppo Find X9の国内展開にコストをかけていればOppo Find X9 Proの展開はないのかもしれません。自分のように海外スマホを買う物好きは別として多くのユーザーからすれば国内展開がなければまず同じ土俵にも立てないことになるのでFelicaなしでも発売してほしいかなと思っています。

AIに地味に差。

そしてAIに関してSamsungやGoogleと比較してOppo AIは遅れている印象を受けます。ただApple intelligenceと比較すればまだまだ充実している印象を受けるのかなと思います。

Androidで言うかこって検索もApple intelligenceだとカメラの起動が前提なので使いにくいです。少なくともGoogleがこのまま開発を進めれば進めるほどiOSとAndroidのAIの差は広がるかなと思います。

Appleのエコシステム。

そしてColor OS16の大きな強みとしてはApple製品との連携性をより強化していることです。自分はiPhone 17 Pro Maxをアクティベートした際にSIMカードを吸われてしまったので今はサブ機に使っているからこそApple製品とデータ共有が出来るのはめっちゃ便利に感じます。

またMacやiPadも使っているからこそシナジー効果がありApple製品と仲良く出来るのがいいです。

容量構成を比較。

そして容量構成に関して国内展開されているiPhone 17 Pro Maxの方が圧倒的に充実してます。ただiPhone 17 Pro Maxの最大2Bモデルはちょっとやりすぎなのではと思っちゃいます。

一方でOppo Find X9 Proのグローバル版は512GBモデルでカラバリも2色とちょっと寂しいです。買うかは別としてもOppo Find X9 Proのヒーローカラーであるレッドがないのは残念です。

パフォーマンスの持続性と発熱を比較。

そして発熱の程度を調べるためにベンチマークを3回連続で回して負荷をかけてみました。ちなみに計測方法が違うと言われておりスコアを単純に比較してもほぼ意味がないとされています。

計測終了ごとに外部温度を計測したとこOppo Find X9 Proは40.4/44.1/44.1度でiPhone 17 Pro Maxは33.0/36.5/37.2度と発熱の感じ方には大きな差があります。そして持続性を調べるために3D Mark Wild Life Stress Testをしてみました。

スコアにしろ安定率にしろOppo Find X9 Proの方が僅かに高い程度でほとんど差がないです。ちなみに計測終了後に温度を計測したところOppo Find X9 Proは38.2度に対してiPhone 17 Pro Maxは33.6度と今回ベンチマークで負荷をかけた感じでは圧倒的な差があります。

ゲームを長時間やった時はまた違うのかもしれませんがiPhone 17 Pro Maxの方が発熱含めて安定している印象を受けます。

また計測方法が一緒と言われているGeekBench 6をしてみましたがスコアは僅かに差があります。Oppo Find X9 Proはバランスモードということもあると思いますが僅かに及ばない感じです。

バッテリー関連を比較。

次にバッテリー関連を確認するとバッテリー容量はOppo Find X9 Proの方が圧倒的に多いです。またバッテリー容量の差だけではなく電池持ちにも大きな差がありiPhone 17 Pro Maxは海外サイトのバッテリーテストにおいて17時間58分に対してOppo Find X9 Proは21時間57分を記録しています。

まだOppo Find X9 Proを全然使えていないので今後様子見が必要ですが圧倒的な差があります。ただこれはiPhone 17 Pro Maxが悪いというよりはOppo Find X9 Proが良すぎる感じです。

ちなみに自分の使い方だとiPhone 17 Pro Maxとそこまでの差はないのかなという印象です。

一方で長く使うことを想定している人にとって気にすべき部分としてはバッテリーの品質です。シリコンカーボンバッテリーは劣化が早いと言われておりOppo Find X9 Proは1300回の充電サイクルでも80%の容量を維持することを明らかにしていますがiPhone 17 Pro Maxの詳細は不明です。

ただEUの規則からも800回の充電サイクルで80%以上が守る必要があるのでそれ以上だと思います。正直これで充電サイクルがあまり変わらないのであれば容量の差がある分Oppoの方がユーザビリティが高いです。

そして充電速度に関してiPhone 17 Pro Maxは充電開始30分で65%でフル充電に72分です。一方でOppo Find X9 Proは充電開始30分で54%に対してフル充電に要した時間は67分です。

バッテリー容量でみれば2400mAh近くの差があるのにOppo Find X9 Proの方が速いのはすごいところです。またワイヤレス充電に関してiPhone 17 Pro MaxはQi2対応で最大25WでOppo Find X9 ProはQi2の認証をとっているのか不明ですが独自規格により最大50Wで充電出来るのは大きな強みです。

またOppo Find X9 Proはカメラデザインからもマグネット対応アクセサリーが使いやすいかもです。

その他を比較。

そして生体認証はOppo Find X9 Proは超音波式画面内指紋センサーと2D顔認証に対応しています。一方で指紋認証があった方が便利とも言えますがiPhone 17 Pro Maxの良さとしては全ての認証をFace IDで完結できることでAndroidの2D顔認証は基本本体のロック解除のみ対応です。

そして音量を70%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。やはりスピーカー全体で見た時にiPhone 17 Pro Maxの方がまだまだ安定している印象です。

カメラを比較。

最後にカメラを確認していきたいと思いますが一番分かりやすい差があるとすればここだと思います。iPhone 17 Pro Maxでは望遠を強化してきましたがOppo Find X9 Proはそれ以上に強化されています。

またOppo Find X9 Proはテレマクロにも対応しているので個人的には汎用性が高いです。

そして両機種ともカメラ用のシャッターボタンを搭載していますが搭載位置は正直微妙です。本体横持ちで撮影する場合は単純に押しにくいので特にOppoはカメラ用に割り切ってほしかったかなと思います。

またOppo Find X9 Proは完全な感圧式ですがiPhone 17 Pro Maxは感圧式+物理ボタンです。そのためできることは多くてもiPhone 17 Pro Maxの方が直感的に使える感じではないです。

あとOppo Find X9 Proは光学10倍を強化するための望遠キットも市場によっては取扱があります。とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

今回のサンプルはiPhone 17 Pro Max/Oppo Find X9 Proの順番になっているので予めご了承下さい。

Oppo Find X9 Proの方が全体的に派手で、まだiPhone 17 Pro Maxの方が現実寄りの色味を採用しています。

広角で撮影。

超広角と同じくiPhone 17 Pro Maxの方が現実寄りの色味ですが実際に目で見えている景色よりは暗めです。

やはり最短撮影距離はiPhone 17 Pro Maxの方が長めです。

一時期SmartHDRの影響かだいぶ色味が濃くなりましたが、中華系と比較すると現実寄りであることを実感します。

ポートレートで撮影。

やはりiPhone 17 Pro Maxの方が被写体に寄りにくいです。

また同じような距離感にしてみると背景処理に違いがあることを確認することが出来ます。

次に2倍で撮影してみました。

被写体が小さいこともありますが、iPhone 17 Pro Maxはさらに被写体に寄れなくなります。

そしてiPhone 17 Pro Maxは4倍でOppo Find X9 Proは3倍と光学ズームで撮影してみました。

今回のように被写体が小さいとポートレートモードにおいて圧倒的な取り回しの差があります。

マクロで撮影。

次に超広角を利用したマクロモードで撮影してみました。

圧倒的にiPhone 17 Pro Maxの方が被写体に寄りやすいです。

次にOppo Find X9 Proは望遠を利用したテレマクロで撮影してみました。

何より超広角とテレマクロの両方に対応していた方が撮りたいシーンに合わせて使い分けが出来るのが魅力です。

望遠で撮影。

最初にiPhone 17 Pro Maxは4倍でOppo Find X9 Proは3倍と光学ズームで撮影してみました

次に10倍で撮影してみましたが、iPhone 17 Pro Maxはノイズがかなり増えた印象を受けます。

次に20倍で撮影してみました。

そして30倍で撮影してみましたが雲泥の差という感じです。

最後にiPhone 17 Pro Maxにとって最大となる40倍で撮影してみましたがOppo Find X9 Proの補正感強めの部分をどう評価するかで変わってくるのかなと思います。

ズームで撮影。

まずiPhone 17 Pro Maxは4倍でOppo Find X9 Proは3倍と光学ズームで撮影してみました

iPhone 17 Pro Maxもかなりいい感じで撮れており、あとは背景処理で好みが分かれるかもしれません。

次に倍率はそのままで中距離撮影をしてみました。

新たに採用された光学4倍の望遠はかなりいい勝負になっているのかなと思います。

次にiPhone 17 Pro Maxは8倍にOppo Find X9 Proは6倍とインセンサーズームとなる実質光学相当の倍率で撮影してみました。

接写になるとiPhone 17 Pro Maxはただのデジタルズームに切り替わるのはマイナスです。

次に倍率はそのままで中距離撮影をしてみました。

倍率が違うこともありますがiPhone 17 Pro Maxの方がノイズがちょっと多い印象を受けます。

超広角(低照度)で撮影。

次に低照度の環境で手持ちでサンプルを撮影してきました。

iPhone 17 Pro Maxの方が白飛びがしやすい印象を受けます。

広角(低照度)で撮影。

Oppo Find X9 Proの方が派手なフレアが入っていることを確認することが出来ます。

ただ広角でもiPhone 17 Pro Maxの方が白飛びはしやすい印象です。

望遠(低照度)で撮影。

まずは2倍で撮影してみました。

次にiPhone 17 Pro Maxは4倍でOppo Find X9 Proは3倍と光学ズームで撮影してみました

そして両機種とも実質光学相当となる、iPhone 17 Pro Maxは8倍でOppo Find X9 Proは6倍で撮影してみました。

最後に10倍で撮影してみましたが望遠に切り替わるとOppo Find X9 Proの方が安定しています。

まとめ。

今回はOppo Find X9 ProとiPhone 17 Pro Maxの比較レビューをまとめてみました。ちなみにフランスにおける価格でみるとiPhone 17 Pro Maxの512GBモデルは1729ユーロでOppo Find X9 Proは1299ユーロと日本円でみれば7万7000円くらいの価格差があることになります。

こう考えるとOppo Find X9 Proは少なくともヨーロッパでみればかなり安く見えると思います。一方で国内で仮に発売されるとしたらここまでの価格差は考えにくく良くて2〜3万円程度なのかなと思います。

何よりAndroidの中でも比較的使いやすさを重視つつカメラに拘りたい人におすすめという感じです。

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