半導体メーカーもAppleを意識しているのか年々最新SoCの発表時期が前倒しとなっています。この感じだと来年はAppleより前に最新SoCが発表され新型iPhoneの登場時期に中華系が新製品を多数発表とまさに新製品ラッシュでやばいことになる可能性もあるかなと思います。
今回はiPhone 17 Pro Maxとvivo X300 Proの比較レビューを主観的にまとめたいと思います。
デザインを比較。
まずデザインから確認していきたいと思いますがvivo X300 Proの方が一回り近く小さいです。
大きな違いとしてvivo X300 Proはディスプレイとバックパネルでフレームを挟む構造ですがiPhone 17 Pro Maxは放熱効率を改善するために新たなUnibodyを採用しておりフレームからカメラの台座部分まで一体化しており背面の一部にガラスを採用と独特なデザインを採用しています。

デュアルトーンデザインを採用しているiPhone 17 Pro Maxと比較するとvivo X300 Proは非常にシンプルなデザインを採用しているように感じますが高級感はかなり強めかなと思います。
またiPhone 17 Pro Maxのサイドフレームは丸みを帯びているのに対してvivo X300 Proはほぼフラット形状を採用していることからも持った時のフィット感はかなり違う印象を受けます。
またvivo X300 Proの方が軽いとはいえ持ちやすい部分ずっしり感は強めで重心は上寄りです。あと物理ボタンに関してAndroidユーザーからみれば音量ボタンが左側にあるのは違和感かなと思います。
また一時期Appleはボタンレスデザインを採用すると予測されていましたが実際には真逆の動きとなっています。そして名称は違どvivo X300 Proはショートカットボタンを搭載しておりUIもiPhoneに似ています。
カメラデザインを確認。
そしてデザインの印象を大きく変える部分としてiPhone 17 Pro Maxは台座部分が拡大されました。内部スペースをより合理的に使うことを考えると仕方ないですがカメラの台座部分がでかいのにカメラレンズ部分はさらに飛び出したデザインでテーブルに置いた時に結局ガタガタします。
一方でvivo X300 Proは巨大なサークル型を採用していることもありかなり安定しています。
ちなみにフィルム込みで計測するとiPhone 17 Pro Maxは14.2mmでvivo X300 Proは14.4mmなのでついにiPhoneも中華系のカメラスマホと同程度の厚みになったと考えるとなんか感慨深いです。
デザイン自体は完全に好みですがiPhone 17 Pro Maxはカメラバンプにカメラリングと全体的に派手になった印象です。
iPhone 17 Pro Maxに対して元々派手だったカメラデザインを控えめにしたvivo X300 Proと真逆の方向性となっており個人的にはvivo X300 Proのサークル型のカメラデザインの方が好きです。
それこそこの先どうなるのか不明ですがiPhoneはカメラを大型化するとなった時に不安しかないです。質感が高いことに違いはありませんがiPhone 17 Pro Maxは高級感がちょっとなくなった印象を受けます。
なので良くも悪くも中華メーカーやSamsungが真似しにくいデザインで今後どうなるのか楽しみでもあります。
ディスプレイを比較。
次にディスプレイを確認していきたいと思いますが個人的に嬉しいのはフラット化したことです。Samsungが始めたEdgeディスプレイは今年でほとんどのメーカーが不採用で終焉の流れかなと思います。
一方でフラットディスプレイを採用したからこそか今まで以上にベゼルに拘っている感じです。ちなみにvivoの発表によるとvivo X300 Proのベゼル幅は1.1mmなので僅かにスリムです。
とはいってもiPhone 17 Pro Maxも十分にスリムでベゼルレスの時代がまもなくくるのかもしれません。
そして筐体サイズの差に繋がっていますがiPhone 17 Pro Maxの方が僅かに大きい印象です。またアスペクト比の違いからもvivo X300 Proの方が縦長の印象で表示解像度はほぼ一緒です。
そして以前vivoの機種はSamsungのディスプレイを採用していましたがvivo X300 ProはBOEのQ10 Plusを採用したことでィスプレイの視野角が広がりつつ色ズレの問題を改善しています。
一方でiPhone 17 Pro Maxに関してはSamsungの最高級ディスプレイであるM14との話です。
コンテンツの表示を比較。
とりあえずコンテンツの表示を確認するためにYouTubeを再生してみるとvivo X300 Proはちょっと寒色寄りに感じますがそれ以上に気になった部分としてはディスプレイの明るさの違いです。
ディスプレイ輝度を比較。
海外サイトを参考にするとiPhone 17 Pro Maxは自動調節で1000nitsと正直かなり低いです。一方でvivo X300 Proは前モデルと比較して4500nitsと変更がなく海外サイトのテスト結果を参考にすると前モデルは自動調節で1881nitsとトップクラスの明るさであることに違いはないです。
ちなみに屋内で実際に比較してみるとiPhone 17 Pro Maxの方が明るく感じることが多いです。一方で屋外で比較すると雨の日ですらvivo X300 Proの方が明らかに明るいことを確認することが出来ます。
これはユーザーのライフスタイル次第で屋外と屋内では正直真逆の印象を受けるかなと思います。少なくとも屋内においてiPhone 17 Pro Maxはかなり明るめで平均輝度がかなり高めなのかなと思います。
ちなみにvivoはAIを組み合わせることで眼精疲労を軽減するためにより最適な輝度に自動調節してくれます。さらに最低1nitまで輝度を抑制できることからも暗い場所で使う場合の疲労軽減の効果にも期待することが出来ます。
何よりここまでくるとシンプルにディスプレイサイズで色味の好みで選ぶのがいいのかもです。
基礎スペックを比較。
そして基礎スペックを確認するとアップデートサポート期間の詳細は両機種とも不明です。ただおそらくですがiPhone 17 Pro Maxは最低でも5年は保証されていると思うのでそれ以上に長いかなと思います。
Appleを意識したデザイン。
一方でvivo X300 Proが搭載しているOriginOS 6はリキッドグラスをかなり意識しています。またiPhoneのDynamic Islandと同様のUIも実装しているので本当に似ていると思います。
ちなみにOriginOS 6はBlue River Smooth Engineを使用してAndroidを再構築したとしています。その結果非常にスムーズなモーション効果を実現し5年にわたって動作性を保証するとの話です。
またvivo X Fold 5で実装された機能の一つですがApple製品との相互接続を実現しています。
中国で設定されたApple IDが必要な上に専用アプリをiPhone側にインストールする必要があります。
とはいえ設定すると例えば相互接続されたvivo X300 ProとiPhoneのどちらもでも通知を確認したりiPhoneで受けた電話をvivo X300 Proで折り返すかとユーザーが好きなOSを行き来することが可能でApple WatchやAirPodsとのペアリングも可能となっています。
ただivo X Fold 5のグローバル版で使えなかったことを考えるとvivo X300 Proもおそらく今後グローバル版が出たとしてもApple製品との連携性は封鎖されたままの可能性があります。
何よりAppleからシェアを奪うというよりはむしろ一緒に使って下さいという感じの機能です。
容量構成を確認。
そして容量構成に関してOSが異なるためRAMの容量を単純に比較したとしても意味がないです。ただ感覚的にiOSの12GBはAndroidの16GBに匹敵する感じになるのかなとは思います。
そしてストレージオプションに関してはiPhone 17 Pro Maxは最大2TBに対応しています。とはいえそこまでの容量が必要だと思う人は限定的で中華メーカーすらまだ真似していないです。
ちなみにvivo X300 Proはスマホとしては初めてデュアルUFS4.1に対応しており、まさに名称の通りです。2つのUFSチップを利用した並列構造で前モデル対比で転送速度が最大70%改善との話です。
発熱とパフォーマンスの持続性を比較。
そして大きな特徴ともいえるのがMediaTekと共同開発したDimensity9500を搭載したことです。その結果vivo専用のNPUエリアが設けられておりオートフォーカスモーショントラッキングのパフォーマンスが改善しておりvivoによると追跡安定性は前モデル対比で200%以上改善したことを明らかにしています。
さらにシャッターの応答速度も改善されていることからも動体の撮影にもかなり強くなっているとしています。またvivo独自の画像処理チップであるV3+をDimensity9500に直接統合しているとの話です。
AppleのA19 Proのように独自SoCではありませんが必要に応じたカスタマイズは強いです。とりあえず発熱の程度を調べるためにベンチマークを3回回して負荷をかけてみました。
計測の方法が違うとも言われており単純にスコアを比較することにほとんど意味がないとの話です。
一方で計測終了ごとに外部温度を計測したところvivo X300 Proは39.4/42.0/40.5度でiPhone 17 Pro Maxは33.7/35.4/36.1度と同じ負荷をかけた際の発熱の程度が全然違います。
またパフォーマンスの持続性を調べるために3D Mark Wild Life Stress Testをしてみました。

安定率に関してiPhone 17 Pro Maxはスコアも低いですが70%を超えているのに対してVivo X300 Proは30%ちょいとかなり低く発熱も感じやすいと長時間の負荷は不安です。
またGeekBench 6を計測してみたところAndroidがついにiPhoneを抜く時代になったのかなと思います。とはいえ現時点でみる限りvivo X300 Proはパフォーマンスが高いとはいえ不安定です。
これだと発熱に不安を感じるユーザーが増える可能性がありそれこそスコアに意味がないです。
バッテリー関連を比較。
そしてバッテリー関連を確認するとvivo X300 Proは第4世代シリコンアノード技術を採用しています。そのためセル密度は改善しており本体が薄型化したにも関わらずバッテリー容量は増加しています。
電池持ちに関しては今後様子見が必要ですが海外サイトのバッテリーテストを参考にするとvivo X200 Proは15時間9分なのでバッテリー容量が増えた分スコアは改善していてほしいところです。
ちなみに本当短期間使っている限りだとvivo X300 Proの方が僅かに優れているのかなという印象を受けます。
そして充電速度に関してvivo X200 Proは充電開始30分で68%でフル充電に要した時間は49分です。平均充電速度が変更されていない限りバッテリー容量が増えた分vivo X300 Proは所用時間が長くなっている可能性がありiPhone 17 Pro Maxは充電開始30分で65%でフル充電に72分です。
それでもおそらくですがvivo X300 Proの方がワイヤレス含めて充電速度は速いかなと思います。
その他を比較。
その他vivo X300 ProはIP68に加えIP69にも対応しているため水中撮影も可能となっています。生体認証に関してはインカメラを利用した2D顔認証に加え超音波式画面内指紋センサーを採用しています。
一方でiPhone 17 Pro Maxは3D顔認証となるFace IDのみで好みが分かれると思います。ちなみにvivo X300 Pro含めた2D顔認証はセキュリティの問題から本体のロック解除のみです。
そして音量を70%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。やはりスピーカーに関しては圧倒的にiPhone 17 Pro Maxの方が安定している印象を受けます。
カメラを比較。
最後にカメラを確認していきたいと思いますが意外とセンサーサイズでみればいい勝負だと思います。超広角に関してはiPhone 17 Pro Maxの方が大きく広角に関してはセンサーサイズが一緒です。
ちなみにiPhone 17 Pro Maxは超広角を利用したマクロに対してvivo X300 Proはテレマクロにも対応しています。そして一番の差があるのは望遠でvivo X300 Proは1/1.4インチと現状トップクラスのセンサーサイズで、とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。
超広角で撮影。

今回のサンプルはiPhone 17 Pro Max/vivo X300 Proの順番になっているので予めご了承下さい。

vivo X300 Proの方が全体的に明るく補正されている印象を受けます。
広角で撮影。


センサーサイズは一緒ですがiPhone 17 Pro Maxは最短撮影距離が長めで接写がしにくいです。

vivo X300 Proの方がより描写力が優れている印象でiPhone 17 Pro Maxはベンチ部分など色が潰れているように見えます。

高照度の環境だとまた印象が変わる可能性がありますが、vivo X300 Proの方が単純に分かりやすいです。
ポートレートで撮影。

相変わらずですがiPhone 17 Pro Maxの方が被写体に寄りにくいです。

またデフォルトだとvivo X300 Proの方が背景のボケ感も強めです。

次に2倍で撮影してみましたが、vivo X300 Proは厳密には2.1倍になります。

ズームかつ被写体がある程度の大きさがあるとiPhone 17 Pro Maxもしっかり撮れます。

そして望遠画角となりますがiPhone 17 Pro Maxは4倍でvivo X300 Proは3.5倍で撮影してみました。

望遠に切り替わるとiPhone 17 Pro Maxはフォーカスを合わせるのが困難という感じでした。
望遠で撮影。

最初に光学倍率となるiPhone 17 Pro Maxは4倍でvivo X300 Proは3.5倍で撮影してみました

次に光学相当となるiPhone 17 Pro Maxは8倍でvivo X300 Proは10倍で撮影してみました。

次に20倍で撮影してみましたがiPhone 17 Pro Maxの方が圧倒的にノイズが多いです。

そして30倍で撮影してみました。

最後にiPhone 17 Pro Maxで最大となる40倍で撮影してみましたが雲泥の差です。ただvivo X300 Proはかなり加工感が強くみえるので好みが分かれるのかなと思います。
ズームで中距離撮影。

まずiPhone 17 Pro Maxは4倍でvivo X300 Proは3.5倍で撮影してみました

僅かにiPhone 17 Pro Maxの方がノイズが多い印象を受けます。

次に光学相当になりますがiPhone 17 Pro Maxは8倍でvivo X300 Proは10倍で撮影してみました。

iPhone 17 Pro Maxは色が少し抜けているように見えます。
ズームで接写。

まず光学相当となるiPhone 17 Pro Maxは4倍でvivo X300 Proは3.5倍で撮影してみました。

何よりiPhone 17 Pro Maxは被写体に寄れないです。

そして実質光学相当になりますがiPhone 17 Pro Maxは8倍でvivo X300 Proは10倍で撮影してみました。

iPhone 17 Pro Maxは接写になると8倍でもデジタルズームになるのはデメリットだと思います。
マクロ(超広角)で撮影。

次に両機種とも超広角を利用したマクロで撮影してみました。

超広角だとiPhone 17 Pro Maxの方が被写体に寄りやすい印象です。
一方でvivo X300 Proは最大20倍のテレマクロにも対応しており、この手の写真を素人が手持ちで簡単に撮れるのは大きな強みです。
超広角(低照度)で撮影。

次に低照度の環境で手持ちでサンプルを撮影してきました。

全体的にvivo X300 Proの方が明るく撮れている印象ですが、ちょっとフレアが気になります。
広角(低照度)で撮影。

iPhone 17 Pro Maxのナイトモードは自動判定で固定することが出来ないです。

広角になるとそれなりにいい勝負です。
望遠(低照度)で撮影。

最初に2倍で撮影してみました。

次にiPhone 17 Pro Maxは4倍でvivo X300 Proは3.5倍で撮影してみました。

そして5倍で撮影してみましたがノイズに大きな差があります。

最後にiPhone 17 Pro Maxは8倍でvivo X300 Proは10倍で撮影してみましたが明確な差があります。
まとめ。
今回はvivo X300 ProとiPhone 17 Pro Maxの比較レビューを主観的にまとめてみました。グローバル版はそこまで安くはないと思いますがvivo X300 Proの大陸版の256GBモデルは14万円くらいです。
こう考えるとローカライズが全くされていないとはめっちゃ安いという印象を受けます。そして一番評価が分かれる部分としてはカメラでvivo X300 Proは特化型に近いです。
国内で日常使いならiPhone 17 Pro Maxですがカメラだけのためにvivo X300 Proはありかもしれません。ちなみにvivo X300 Proは11月にもグローバル版が発表される可能性があるので今から楽しみです。
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