Pixel 7シリーズの頃と比較すると為替の影響もあると思いますがPixel 9シリーズの価格は決して安いとは言えない状況に。少なくともアメリカの現地価格が同じiPhone 16やPixel 9の価格を見るとiPhone 16の方が安いことからAppleの方が為替に対して頑張ってくれている印象を受けます。
今回は大手キャリアのdocomoにおいてPixel 9シリーズの売れ行きはあまり良くないのか主観的にまとめたいと思います。
廉価版しか売れない。
docomoでみると国内では初の展開だったPixel 3シリーズをSoftBankと合わせて発売。ただdocomoモデルは全く売れなかったと言われており、その結果過剰在庫になったPixel 3シリーズの在庫処分にかなり苦労したとも言われています。
そのためかPixel 3aでPixelの取り扱いを中止。一方で国内においてPixelの人気が急激に高まってきたこともあるのかPixel 7aで約4年ぶりに取り扱いを再開しています。
とはいえdocomo単体でみるとPixelはそこまで売れている印象を受けません。例えば執筆時点の話になりますがBCN+RにおいてauとSoftBankの「Pixel 9」はトップ50にランクインしていますがdocomo版は圏外となっています。
一方でドコモオンラインショップにおける売れ筋ランキングをみるとPixel 8aが辛うじて9位にランクインしている感じです。このことからもdocomoだとPixel aシリーズしか売れない可能性があります。
他社に流れた可能性。
結局のところPixel 3aで取り扱いをやめたこともありPixelが好きなdocomoユーザーは他社に流れた可能性があります。もしくはdocomoを継続しつつもGoogle Storeで直販版を購入するようになった可能性があります。
そのためフラッグシップを購入するユーザーはdocomoで見れば限定的な可能性もあり、さらに他社と比較してPixel 9シリーズでみるとラインナップが限定的です。
機種によりますがストレージオプションにしろカラバリにしろ制限されているため最低限のニーズしか満たすことは出来ない。さらに他社と比較してもプログラム利用時の実質負担金も高く、auやSoftBankのように実質毎月1円のような購入も出来ません。
こうなってくるとPixelを購入するなら他社で購入した方がいいと考えるユーザーも増えます。docomoにとってPixel自体がまだトラウマになっているのか不明ですがPixel 8シリーズと比較してPixel 9シリーズの方がより制限された印象を受けます。
そのためPixel 7aは売れたけどPixel 8シリーズは大して売れなかった。だからPixel 9シリーズも最低限の取り扱いになっていると考えた方がいいかもしれません。少なくとも現状だとdocomo自体がPixelの取り扱いに消極的であることは目に見えて分かります。
またdocomo自体もあまり積極的に売る気を感じられないからこそユーザーもdocomoであまりPixelを買おうと思わないと負の連鎖になっているのかもしれません。
総務省の横槍問題もあるかもしれませんが、docomo自体が以前ほど端末をしっかり売っていこうという気概を感じにくくなった。ただその結果なのかXperiaやGalaxyの直販版は購入しやすくなったのでdocomoが本気で売るとなった時に直販版とのバランスは難しいのかもしれません。
