GoogleはPixelにAIをブレイクスルーするために独自SoCを約4年かけて開発したことを明らかにしており、2021年に正式発表されたGoogle Pixel 6シリーズで初のお披露目になったという感じです。
ただGoogleのチューニングの問題だったのか、Pixel自体の発熱対策に問題があったのか、それともGoogle Tensor自体に問題があったのか定かではありませんがGoogle Tensorに移行してから発熱が大きな問題の一つとなっています。
今回Android AuthorityがGoogle Tensorの発熱テスト結果を共有していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
外部温度を計測。
まずストレステストを行うにあたって内部温度やバッテリーの温度を計測するのではなく、実際に手に持った時にどの程度発熱しているのか「外部温度」を計測したとしており、上記の画像が結果になります。
約20分間のテストになりますが、散々発熱がひどいと言われたPixel 6 Proの最高温度が40.1度に対してPixel 9 Pro XLは43.2度になったとしています。また平均温度に関してもPixel 6 ProよりPixel 9 Pro XLの方が高いことを確認することが出来ます。
少なくともPixel 8 ProとPixel 9 Pro XLを比較した場合、僅かに外部温度が上昇している程度ですが、Pixel 6 Proと比較するとPixel 9 Pro XLの方がパフォーマンスが高い影響もあるのか、ユーザーが不快に感じる発熱をしやすくなっていると判断することが出来ます。
一方で発熱対策としては最新世代の方が優秀だとしており、Pixel 9 Pro XLの方が本体全体で放熱するためユーザーが不快に感じる可能性がある一方でSoC自体は安定してパフォーマンスを発揮しやすくなっているとしています。
電力効率と電池持ち。
少なくとも電力効率が改善しているので発熱抑制に無駄な電力を使う必要もなく、何より電池持ちの改善に繋がる可能性があります。その上で同サイトが行ったバッテリーテストの結果が上記の画像になります。
大きく5つの項目でバッテリーテストを行なっていますがゲーム以外に関してPixel 9 Pro XLは電池持ちが改善傾向にあることを確認できます。特にウェブブラウジングとズームに関しては他の機種と大きな差があります。
一方でゲームだけでみると今回比較した機種の中では最も燃費が悪いことに。逆に言えばGoogleがいかにゲームパフォーマンスを強化していないかはっきりわるうという感じです。
同サイトによると今回のテスト結果から、Pixel 7 ProはPixel 6 Proより電力効率が35%改善したとしていますが、Pixel 8 Proではほぼ変わっていない。ただPixel 9 Pro XLはPixel 8 Pro対比で11%改善したとの結果。
つまりPixel 6 Proと比較してPixel 9 Proは48%も効率が改善したことになります。何より今回のテスト結果を見ると同じ負荷をかけた場合Pixel 9 Pro XLはPixel 6 Proより外部温度は上がりやすくなったけどパフォーマンスは高く安定しやすくなった。
その上でゲーム以外の電池持ちが改善していることになります。少なくとも直近の情報によるとGoogle Tensor G5はさらに電池持ちと発熱を改善するようにチューニングしている可能性が高いです。
何より改めてみるとGoogleがユーザビリティの改善に努めていることをはっきり確認できるので面白いです。
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