ちょっと期待ハズレ?Galaxy Z Fold 6 Slimは想定ほどの競争力なし?

いよいよ国内でもGalaxy Z Fold 6やGalaxy Z Flip 6など多数の新製品が発売に。一方で海外からの報告を見ているとGalaxy WatchシリーズやGalaxy Budsシリーズで不具合報告が地味にあります。

ただ初期ロット特有の不具合という感じで今後品質は安定していくのかなと思います。今回はGalaxy Z Foldシリーズで初の派生モデルであるGalaxy Z Fold 6 Slimについてまとめたいと思います。

本体は一気に大型化される可能性。

実際にGalaxy Z Fold 6を今まで使ってきましたが前モデル対比で満足度は大幅改善。特にサブディスプレイのアスペクト比が僅かとはいえ変更されたことで操作性が全然違います。

少なくとも歴代Galaxy Z Foldシリーズの中でトップクラスの完成度を誇りますがGalaxy Z Fold 6に不満がないわけではなくだからこそ期待しているのが初の派生モデルです。

直近の情報からもSamsungは今年の第4四半期にGalaxy Z Fold 6 Slimを一部市場で発売する可能性が高いと予測されており直近の情報を元に確認していきたいと思います。

まずGalaxy Z Fold 6 SlimはGalaxy Z Fold 6と比較すると大型化した上で薄型化との予測。

その上でメインディスプレイは7.6インチから8.0インチに大型化すると予測されています。さらにサブディスプレイに関しても6.3インチから6.5インチに大型化すると予測されておりサブディスプレイのアスペクト比は22:9から19.5:9に大きく変更される可能性が高いとの予測。

サブディスプレイのアスペクト比がこれだけ変更されることを考えるとメインディスプレイのアスペクト比も変更されている可能性がありGalaxy Z Fold 6よりも横長になる可能性。

少なくともディスプレイサイズとアスペクト比だけで見ればXperia 1Ⅵと一緒になります。

そうなるとGalaxy Z Fold 6と比較してデザイン全体のイメージはかなり変わるかもしれません。実際に予測通りのスペックであれば本体サイズは縦幅が160mm以上で横幅150mm近くになる可能性。

ちなみにGalaxy Z Fold 6は154x133x5.6mmなので取り回しに大きな差がある可能性大。また本体を閉じた状態においてもGalaxy Z Fold 6は68.1mmに対して75mm前後になる可能性。

取り回しは明らかに悪化する可能性が高いとですがサブディスプレイの操作性は大幅に改善。むしろアスペクト比でみるとGalaxy S24 Ultraと一緒なのでSamsungも調整しやすいのかもしれません。

あまり薄型化されない可能性。

一方で事前情報通りであればGalaxy Z Fold 6 Slimとなることからも薄型化が特徴になる。実際にどの程度の厚みになるのか気になるところで今回韓国からの情報としてSamsungは折り畳んだ状態で11.5mmからどれだけ薄型化できるか最終的な検討中であると予測されています。

ちなみにGalaxy Z Fold 6の厚みは12.1mmなので0.6mm薄型化する可能性があることに。今回の情報によるとGalaxy Z Fold 6 Slimで薄型化に大きく寄与しているのはS-pen用のデジタイザーをカットすることでメインディスプレイにおいて左側に右側とそれぞれに搭載。

両面に搭載しているからこそS-Penがメインディスプレイで使えることになりサブディスプレイは搭載していないからこそ使用不可で逆に搭載すれば本体の厚みがもっと増す可能性があることに。

ちなみにデジタイザーは片面で0.3mmの厚みとしており両面で合計0.6mmの薄型化が可能に。ただ当たり前の話ですがデジタイザーをカットすることからもS-Penは使用不可になります。

個人的には外付けしてまでS-Penを使いたいと思わないのでカットされても全く問題ないです。

ただ今回の情報によるとデジタイザーのカット以外で大きな変更点がない可能性が高いです。少なくともSamsungは薄型化するためにコンポーネントの見直しを行っているとの話ですが今まで量産したことがないコンポーネントを使用するとなればハードの不具合に繋がる可能性。

またSamsungとしてかなり気にしている部分としてはディスプレイ含めた本体の耐久性です。中華メーカーを中心に薄型化/軽量化の競争が激化していますがSamsungによれば耐久性をある程度妥協しているからこそであって耐久性を担保するとなるとなかなか難しいとの判断。

とはいえ折畳式機種の耐久性をどのようにベンチマークするのか難しいところで分かりやすい指標は何回折りたたむことができるかでGalaxy Zシリーズは直近で見れば20万回とアピールしています。

一方で中華メーカーは50万回の開閉ができるとアピールしているので折りたためる回数でみればGalaxy Zシリーズは中華メーカーの半分以下なのでこの時点で耐久性があるのか不明です。

何より薄型化のために大量生産含めた検証が十分に進んでいないコンポーネントの採用と本体の耐久性が劣化することからも薄型化にそこまで積極的になれていない可能性があると指摘。

そのため分かりやすい部分だけカットすることによって可能な限り薄型化したいのかも。とはいえHonor Magic V3が9.3mm前後でXiaomi Mix Fold 4は9.47mmと遠く及ばない。

さらにスペック強化型でデザイン性をそこまで重視していないvivo X Fold 3 Proですら11.2mmなので今回の情報通りであれば11.5mmはSlimという名称を使うには分厚すぎます。

あくまでもGalaxy Z Foldシリーズの中では最もスリムですが他社との競争力はないです。

当面は薄型化が目標。

直近の情報からもGalaxy S25 Ultraは現行モデル対比で四隅がより丸みを帯びたデザインに。さらに薄型化すると予測されておりGalaxy S25シリーズで共通の進化項目なのかもしれません。

少なくともSamsungとしてはGalaxy S25シリーズで薄型化したコンポーネントを先に使用。その上で生産上の問題がないかなどを検証した上でGalaxy Z Fold 7で採用したいのかも。

また今回の情報によるとSamsungとしてはGalaxy Z Fold 7での進化の余地も残したいとの話。つまりGalaxy Z Fold 6 Slimで一気に薄型化するとGalaxy Z Fold 7では印象的なデザインに仕上げることが難しくなる可能性もあるのである意味狭間に立たされているかも。

少なくともSamsungのモバイル部門のトップは開発チームに対してGalaxy S24シリーズと同程度の厚みになるように指示したことを明らかにしておりGalaxy Z Fold 7でさらに薄型化。

とはいえGalaxy S24 Ultraの本体の厚みは8.6mmなので仮に実現できたら世界トップになる。ただ今回のGalaxy Z Fold 6 Slimの開発状況を見ると到底実現出来る感じがしないです。

少なくともGalaxy Z Fold 6とGalaxy S24 Ultraでは本体の厚みに3mm近くの差がある。3mm薄型化するとなれば現行モデルのデザインの延長で実現するのはほぼ不可能に近いです。

なので一からデザインを再設計する必要がありますが保守的なSamsungに出来るのか不明です。

また中華メーカーをみるとカメラを中心にハードを強化しつつ薄型化/軽量化していますがGalaxy Z Fold 6の場合はほとんどのスペックを変えずに薄型化/軽量化した感じになります。

SoCを刷新されたとはいえディスプレイ輝度の改善などはソフトのチューニングの可能性もある。仮にGalaxy Z Fold 7でそこまで薄型化すればスペックはかなり犠牲になるかもしれません。

少なくともスペックだけで見ればGalaxy Z Fold 6よりさらにつまらないものになる可能性も。個人的には薄型化/軽量化に固執するよりも本体サイズを維持した上でスペックを底上すべき。

バッテリー容量が4400mAhというのは少ないことに違いはなくカメラに関しては今や折畳式機種だから弱くて当たり前という概念は通用しなくなっているので妥協するべきではない。

何よりGalaxy Z Fold 6 Slimでどのように仕上げてくるのか非常に気になるところです。

本体サイズが大きくなれば内部スペースは確保しやすくなるのでバッテリー容量は増やせる可能性。ただ薄型化によってコンポーネントは高価格化する可能性があるのでカメラなどは変わらずかも。

また登場時期を考えるとSnapdragon 8 Gen 4を搭載してほしいと思っちゃうところですがSoCが変わってしまうと派生モデル扱いしにくくコストを考えるとあまり期待出来ない状況です。

少なくとも直近の情報通りであればGalaxy Z Fold 6 Slimは中華メーカーの機種と比較してでかいけど本体はそこまで薄くはなくGalaxy Z Fold 6対比で重くなる可能性が高いです。

その中でスペックとのバランスをどうとってくるのか非常に気になるところで楽しみです。

まとめ。

事前情報通りであればGalaxy Z Fold 6 Slimは中国専用のGalaxy W25を違うみたいです。ただ販売地域は中国と韓国のみと言われておりSamsungとしても市場の反応を見るために多少の妥協をしながらもとりあえず発表/発売という流れになるのかもしれません。

何より日本で発売される可能性は低いですが韓国版が出るのであれば購入したいと思います。

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