GoogleがPixel 9 ProとPixel 9 Pro Foldのティザー動画を公開したことを考えるとラインナップの中心はこの2機種であると捉えることができ特にPixel 9 Pro起点にするとわかりやすいのかもしれません。
一方で本体価格が高いPixel 9 Pro Foldの露出をあげたことを考えると他に何か狙いがあるのかもしれません。今回はGoogle Pixel 9 Pro Foldが欲しすぎる理由について主観的にまとめたいと思います。
注目度はかなり高い。
先日にコミュニティの方でアンケートにご協力して頂きましたが個人的には想定外の結果です。以前デザインくらいしかリークしてなかった時のアンケート結果だとPixel 9 Proが一番人気でPixel 9 Pro XLが2番人気とユーザー層を考慮すると上位モデルに人気が集中するのは妥当な流れ。
ただ意外だったのがシリーズの中で最も安い可能性が高いPixel 9と逆に高いPixel 9 Pro Foldがほぼ同じ注目度だったことでこの手のアンケートをやると折畳式機種は圧倒的に人気がないことが多い。
そしてリーク情報がある程度揃ってきたことからも同様のアンケートを行なってみましたがPixel 9 Proが一番人気なのは順当に対してまさかのPixel 9 Pro Foldが2番人気となっています。
現時点では全てのスペックが分かっているわけでもなくかなり重要な価格も判明していないです。ただ高いことに違いはない状態でPixel 9 Pro Foldがここまで健闘するとは思いませんでした。
コンテンツより楽しめるサイズ感。
個人的には最もおすすめしにくいけど最も気になるのがPixel 9 Pro Foldで一つ目はサイズ感です。自分が折畳式機種に求めることの一つとしてはコンテンツをいかに最大限楽しめるかだと思います。
気軽に外でも大画面でコンテンツを楽しめることが折畳式機種の大きな魅力の一つだと思います。逆に言えば折畳式機種に取り回しの良さなどをそこまで求めておらずデザインが優先されることでコンテンツが小さくなったりディスプレイ輝度が微妙で視認性が悪かったら元も子もないという感じ。
先日までGalaxy Z Fold 6をメイン機種にしていましたが今はPixel Foldに戻しています。
今年になってからも色々な折畳式機種を使ってきた上でPixel Foldの物足りないことの一つはアプリの最適化でアプリごとにアスペクト比が設定できるようになったとはいえアプリによっては余白がひどくメインディスプレイとサブディスプレイの視認性が同程度とちょっと微妙な感じに。
開いた状態 | Fold | 9 Pro Fold |
本体サイズ | 139.7×158.7×5.8mm | 155.2 x 150.2 x 5.27 mm |
メインディスプレイ | 7.6インチ | 8.0インチ |
ただPixel 9 Pro FoldはPixel Foldより横幅を僅かにスリム化した上で縦長にしています。もちろん今までの横長のデザインが好きな人もいると思いますがコンテンツをより大きく表示するなら最適化されていないアプリが多いからこそディスプレイのアスペクト比は縦長になった方がいいです。
少なくともリークしている本体サイズや公式プレス画像をみる限りではかなり縦長になったことでPixel Foldでは余白だらけだったアプリもPixel 9 Pro Foldではより大きく表示されると思う。
結局どのような使い方をしたいかにもよりますがYouTubeなど動画関連は問題なく表示されます。またKindleなど漫画は横長であるからこそ見開き表示になるため視認性がかなり優れています。
ただスマホ向けのゲームアプリになるとモノによりますが壮絶な余白が発生するという感じで極端。逆にゲームはサブディスプレイでやった方がいいというくらいで使い方によって評価が極端に分かれる。
一方で他社の折畳式機種はここまで極端ではなくメインディスプレイを活かして楽しむことが出来ます。Pixel 9 Pro Foldではアスペクト比を変更するにあたって本体サイズを小さくするのではなく単純に縦に伸ばして大型化しているからこそ大画面がアスペクト比的にもより強みになると思う。
2世代分の進化。
次に2つ目の理由としてPixel Foldが抱えているデメリットの多くが改善される可能性があること。Googleとしても予定外だったのかもしれませんがPixel FoldはPixel 7シリーズの世代でPixel 7シリーズをベースにしながらも2023年7月に発売とPixel 8の少し前に発表しました。
そのためすぐに型落ちした感が否めなくGoogleが力をいれているAIは既存モデルに遡求しないです。それこそかこって検索くらいで最新のAIは使えないしスペックは古いとちょっと物足りない感じに。
ただPixel 9 Pro Foldはその名称からもPixel 9 Proシリーズがベースになっている可能性。となると後継機種でありながらもPixel全体で見ると2世代分一気に進化していることになります。
デザインの話とも重複しますがPixel 9 Pro Foldは背面を開いた時にヒンジの背中が見えないです。
これは初代と大きく違うところで単純に考えればヒンジ構造が大刷新されている可能性があることに。ヒンジ構造が刷新されているのであればディスプレイの折目がより目立ちにくくなっている可能性。
さらに現行モデルでは散々批判された耐久性に関してもそれなりに改善している可能性があります。またヒンジ構造を見直したからこそかメインディスプレのベゼルも均等かつ一気にスリム化しています。
現時点では開閉時のヒンジの硬さやフレックスモードにおける角度調整など分からないことが多い。Pixel Foldで見るとヒンジは流体摩擦技術の採用で180度に開きにくい状態になっていますが他社と比較するとヒンジがそこまで固いわけではないのでフレックスモードの角度調整はしやすい。
この良さを継承しつつデザインがより洗練されているのであればユーザーからの印象も大きく変わる。またPixel Fold対比でPixel 9 Pro Foldは大型化していることに加え閉じた状態における横幅は77mmと通常のフラッグシップはもちろん折畳式機種の中でもトップクラスの幅広いデザインです。
閉じた状態 | Fold | 9 Pro Fold |
本体サイズ | 139.7×79.5×12.1mm | 155.2 x 77.1 x 10.54 mm |
メインディスプレイ | 5.8インチ | 6.4インチ |
そのため取り回しの良さに過度に期待しているわけではありませんが本体自体が薄型化していること。さらに他社が薄型化/軽量化に拘っていることを考えるとPixel 9 Pro Foldの軽量化に期待です。
正直本体サイズを考えるとどんなに軽量化されたとしても250g以下は厳しいかなと思います。そうなると他社の折畳式機種が240g以下が普通となってきる中では圧倒的に重い存在になるかも。
ただ折畳式機種はメインディスプレイを使う時は両手で使うことが多いからそこまで気にならないです。とはいえ280gオーバーだと他社の機種と比較すると重く感じるのが250g前後くらいに期待したい。
メインディスプレイ | Pixel Fold | Pixel 9 Pro Fold |
サイズ | 7.6インチ | 8.0インチ |
表示解像度 | 2208×1840 | 2152×2076 |
画素密度 | 380ppi | 374ppi |
アスペクト比 | 6:5 | ? |
輝度(HDR) | 1000nits | 1600nits |
輝度(ピーク) | 1450nits | ? |
他社と比較すれば250gだとしても重いと感じるかもしれませんが初代からすればめちゃくちゃ軽量化。
また自分が気になっていた部分として昨年の今頃の話ですが娘を外で水遊びをさせている時にPixel Foldのディスプレイは他社と比較して暗くて見にくい感じでしたがリーク情報通りであればHDR表示で1600nits程度に底上げされるのでPixel 8 Proと同じと考えればわかりやすいです。
少なくともPixel 8 Proと同じ明るさがあるのであれば視認性に困ることはないかなと思います。電池持ちなど不透明な部分もありますが全てを一気に改善するのは無理だと思っており何より1年の進化幅で考えると異常なほど進化することに違いはないので非常に期待している感じです。
国内では結局2択に。
少なくともデザイン的にもディスプレイ的にも楽しみにしている部分が非常に多いです。一方でPixel Foldで残念だった部分としてGoogle Storeにおいてメーカー保証のみだったこと。
つまり落としたりするなどユーザーに過失があった場合にはメーカー保証が全く機能しないこと。昨年妻がPixel Foldを壊した時に結局保証が使えないので修理代だけでも最低14万円。
また故障しているヒンジはディスプレイごと交換になるとの話ですが他のコンポーネントに関しても故障しているのであればさらに修理費用が嵩む可能性があるのでお店の人からは修理より新品を購入する方がおすすめとアドバイスを受けたので結局はGoogle Storeでもう一台購入しました。
ただ今年は有料の保証プランがすでに用意されていることを考えるとPixel 9 Pro Foldも加入できる可能性があり万が一があっても全額自己負担にならないなら気兼ねなく使えるようになる。
レビュー用に購入する端末であれば正直そこまで使わないので保証はあまり気にしないです。ただPixel 9 Pro Foldはがっつり使いたいと思っているからこそ保証はしっかりしている方がいい。
今年はGoogle Storeにおいてより購入しやすい環境が整っているからこそ高い端末も購入しやすい。正直保証がないならPixel 9 Pro Foldはキャリアモデルを購入しようかなと思っていましたが直近の動きをみる限りはしっかりGoogle Storedeでも用意されそうなので安心して買えそうです。
自分は今まで多数の折畳式機種を購入してきましたがアクセサリーが割と豊富で国内でもしっかりと使えるブック型の機種となると結局のところGaalxy Z Fold 6かPixel 9 Pro Foldになります。
現時点でPixel 9 Pro Foldのソフト面がどこまで強化されているのか不明ですがほぼ間違いなくGalaxy Z Fold 6を上回ることはないと思うので使いやすさを求めるならGalaxy Z Fold 6です。
多くのユーザーは高い買い物をするなら失敗したくないと思うのでGalay Z Fold 6の方がおすすめ。ただ個人的に折畳式機種には全体的な安定性や使いやすさよりも何か特徴があった方がいいです。
そうなった時にPixel 9 Pro Foldは折畳式機種の中でもかなり大きめのサイズ感に加えカメラスペックは不安しかありませんがGalaxy Z Fold 6よりは使いやすいのかなと思っています。
自分自身がPixelのカメラの方が好きだからこそよりPixel 9 Pro Foldの方が気になります。
まとめ。
今回は正式発表が近づいてきたのでPixel 9 Pro Foldが欲しい理由についてまとめてみました。ストアクレジットに下取りを使えば実質負担金をかなり抑制することが出来るので絶対買います。
また正式発表されたらアクセサリーも早めに手配してしっかり準備した上で迎え入れたいです。
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