Xperia 1Ⅵなど。2024年上半期に購入して良かった機種5選

昨年と比較すると今年はミドルレンジ市場の動きが活発でNothing Phone (2a)などPixelのaシリーズよりも魅力的な機種が登場した一方で個人的にはハイエンドも面白かったと思います。

今年の後半は後半で楽しみな機種が多く特に自分が好きな折畳式機種が活発になりそうです。今回はXperia 1Ⅵなど今年の上半期に購入した機種の中から購入して良かった機種について主観的にまとめたいと思います。

HUAWEI Pura70 Ultra

年々世代を重ねるごとにスマホの完成度は高くなっており使いやすく安定した機種は増えたと思います。ただ個人的には折角20万円とか出すなら使いやすさよりも何か面白い機能があった方がいいです。

なので何か特化している機種の方が惹かれやすいですが上半期はかなり充実していた印象です。まず一つ目の機種としてHUAWEI Pura70 Ultraで動体撮影のスペシャリストだと思います。

公式PVを見ると時速300kmで走るレーシングカーでも撮影できるとアピールしており個人的にはちょっと現実離れしているように感じましたが子供を撮影する際にかなり重宝している機種です。

ポートレートモードでもそれなりに撮れますが何より通常の撮影モードなら子供がボールを投げるシーンや鉄棒がから手を離すシーンなど他の機種では撮りにくい写真を簡単に撮れます。

シャッタースピードが速く画像処理が速いということもあるのかもしれませんがHUAWEIの説明によるとAIを使って補正しているみたいでユーザーにとっても分かりやすい使われ方です。

今まで子供を撮る時はXperiaのバースト撮影やPixelで撮ることが多かったですがHUAWEI Pura70 Ultraの存在を知ってしまうと動体撮影の面では他の機種を使う気にならないくらい優秀です。

それくらい動体撮影という部分では頭ひとつ抜けた機種だと思っており個人的にはありがたいです。

GMS非搭載ですがちょっと弄ってあげると割とGoogle系のアプリでもそれなりに動作する印象で通知も下手な大陸版よりくる感じなので思っていたよりも普通にスマホとして使える印象です。

中華メーカーは近年動体の撮影を強化したとアピールしていることが増えてきましたが結局のところ自分が満足できる機種がなかかな見つからなかった中でHUAWEIは振り切った感じです。

メインカメラセンサーがIMX989と大型センサーを搭載しているとはいえ通常の写真やポートレートに動画などであれば他にもっとベストな選択肢があると思っていますが動体撮影は別格で自分のように子供をしっかり撮りたいと思う人はカメラ用としてもありかもしれません。

ちなみにグローバル展開されていますがGMSは非搭載なので何方かと言えば玄人向けの機種です。

Xperia 1Ⅵ

次に2つ目の機種としてはXperia 1Ⅵで一般向けの進化を遂げたことで面白みは減りました。また使いやすさや安定性を求めるのであればGalaxyやiPhoneを選んだ方がいいと思います。

さらに個人的に愛用していたバースト撮影もプロモード限定になり汎用がかなり悪化しました。カメラに関してもテレマクロなど面白い機能が追加されたとはいえベースはほとんど変わらずです。

そのためズーム性能はそこまで強いという印象でもなく白飛びもしやすいと物足りない部分もあります。ただそんなデメリットがどうでもよくなるくらいスピーカーの音質は個人的には優秀だと思います。

ユーザーのライフスタイル次第ですが自分は屋内にいることが圧倒的に多いことに加え子供が保育園から帰ってきてからは面倒を見ながら仕事をしている時が多々あります。

その状況で耳を完全に塞いで作業するのは個人的にありえないと思っておりスピーカーが主軸になります。ただ市場のニーズで見ればワイヤレスイヤホンなどの人気の方が圧倒的に高い印象を受けます。

そのためスピーカーをガチで強化してくるメーカーは限定的の中でSonyが本気で強化しています。HUAWEI Pura70 Ultraのようにステレオ感MAXのスピーカーの方が多くのユーザーにとって分かりやすいのかもしれませんが個人的にはXperia 1Ⅵのサラウンド感の方が好きです。

スマホを正面に置いて使っている時に自分自身が音に包まれる印象があるので臨場感があります。

またイヤホンジャックがあるだけでも珍しいのにXperia 1Ⅵではしっかり音質が改善しています。作業中に音楽を聴く時や動画を楽しみ時など個人的にはスピーカーを使う機会がかなり多いです。

だからこそ自分の用途にXperia 1Ⅵはエンタメデバイスとしてかなりマッチしている印象です。一般向けの進化をしたことでマイナスの部分もあると思いますが多くのユーザーにとっては分かりやすい進化をした一方でオーディオ関連など拘るところはしっかり拘っています。

今年の後半にXperia 5Ⅵが出てこない可能性がある以上スピーカーで見れば今年トップかもしれません。

vivo X100 Ultra

そして3つ目の機種としてはvivo X100 Ultraで個人的には動体撮影以外において王者だと思います。スペックだけで見ても化け物なのにV3+チップにSnapdragon 8 Gen 3の搭載で画像処理をしっかり底上げしてきており特に最大の特徴である望遠はやはりかなり強いと思います。

子供を中距離で撮影する際に今までは3倍以上になると画質が気になって2倍程度に抑えることが多かったですがvivo X100 Ultraであれば光学3.7倍でも十分に撮影することができます。

最大ズーム倍率である100倍で見れば他社の機種に劣ることもありますが30倍程度までであれば圧倒的で50倍になってもほとんど崩れないというのが今までの機種ではなかったのですごいです。

また最大30倍のテレマクロに対応していることからも遠くの被写体でもしっかり接写が出来ます。

望遠が1/1.4インチと大型で他社の下手なフラッグシップモデルよりも大型センサーなのであえて望遠画角にして撮影した方が表現の幅が広がると個人的にはかなり面白い機種に感じます。

また子供の行事ごとのタイミングでは何かとズーム撮影を使うことが多いという印象です。自分がよく使うズーム倍率としては15〜30倍の間なので手ぶれ補正もしっかり強化されてpとカメラ用途としてはvivo X100 Ultra一台があればほとんどのニーズを満たすことができます。

ただ走り回る子供を撮影したい時はピンポイントでHUAWEI Pura70 Ultraを使う感じです。

スマホとして見ればカメラ部分がデカすぎなことに加え本体も230gとそれなりに重いです。また大陸版しか存在していないことからも通知はやはりグローバルモデルと比較すると不安定なので癖が強い部分も多いですが絶対的なカメラがあるからこそ他のデメリットは気にならないです。

前モデルが登場してから約1年半待った甲斐があったなという感じでカメラ部門では個人的に1位だと思っています。

Xiaomi 14 Ultra

そして4つ目としてXiaomi 14 Ultraで機種自体がめちゃくちゃ気に入っているというよりはXiaomiが国内で様々な問題をクリアした上でフラッグシップを発売してくれたことに意味があると思っています。

好みの問題も強いと思いますがHyperOSは中華系の独自UIの中でかなり癖が強めの印象で電池持ちはあまり良くなくカメラに関してスペックは激強ですが色味や撮りやすさに関しては個人的にvivoの方が好きなのでちょっと見掛け倒しになっている部分も多く感じてしまいます。

とはいえキャリアの近年のラインナップを見ると企業だから当たり前かもしれませんが売れ筋かつ日本人の気質に合わせたのか保守的な機種が非常に多いという印象でした。

なので個人的には国内でなかなか面白い端末が増えないと思っていたところにXiaomiが頑張ってくれました。

Xiaomiとしてもおそらく試しにという側面が強くグローバルモデルに技適を取得しただけでFelicaなどもなくローカライズは不十分でもちろんキャリアモデルも存在していません。

ただXiaomiの動きは大きな意味があると思っており日本進出は考えているけどローカライズの問題から躊躇しているメーカーもとりあえず技適をとって日本で発売との流れになるかもしれません。

もちろんキャリアに扱ってもらえないと国内での販売台数はかなり制限されると思います。ただそもそも論として発売しないと何も始まらないのでXiaomiの動きを見習って他のメーカーも今まで国内で発売してこなかった機種などを日本で試してみようとの流れになってほしいです。

この流れに今後なるのであればXiaomi 14 Ultraの価値はめちゃくちゃ高いかなと思います。

vivo X Fold 3 Pro

最後に上半期のベストバイを決めるとするなら個人的にはvivo X Fold 3 Proです。個人的に折畳式機種に求めていることのほぼ全てを実現しているのがvivo X Fold 3 Proです。

通常の大型モデルに近いサイズ感で重さも236gと決して軽くはないですが取り回しはしやすいです。さらに5700mAhのバッテリーを搭載していることもあるのか折畳式機種の中で電池持ちは良い。

そして折畳式機種では比較的カットされやすいワイヤレス充電やIPX8にもしっかり対応しています。

ディスプレイに関しては十分に見やすくフレックスモードやタスクバーなどソフト面も中華メーカーでありながらしっかり強化してくれているからこそ個人的には満足度が高いです。

Galaxy Z Fold 5はソフトの完成度が高いけどカメラ含めてハードはそこまで強くないです。Pixel Foldに関しては他社と比較するとちょっと中途半端に見えてしまう部分が多い印象です。

そして昨年購入した折畳式機種の中で最もお気に入りだったOnePlus Openよりもソフトが充実した上でカメラがしっかりと強化されているからこそvivo X Fold 3 Proはお気に入りです。

さらにグローバルモデルが出たことからも個人的には死角がほぼなくなったと思っています。現時点での折畳式機種の中で見れば最もソフトとハードのバランスがとれた機種だと思います。

まとめ。

今回は今年の上半期に買った機種の中から買って良かった機種についてまとめてみました。下半期にはGalaxy ZやPixel 9にiPhone 16など多数の端末が登場すると思いますがもしかしたら上半期に登場した機種の方が全体的に尖っている流れになるのかもしれません。

何より上半期はかなり楽しかったで下半期についても期待しながら待ちたいと思います。

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