Tensor G5はTSMC製で確定。Pixel 10でようやく品質が安定化するかも

先日には海外サイトがPixel 8aのバッテリーテストの結果を公開しておりPixel 8シリーズの中ではまだ電池持ちが僅かに優秀とはいえ他社と比較すると大きく見劣りする電池持ちに。

やはりPixel 6シリーズからGoogle Tensorに移行してから不安定な状況が続いています。今回Android AuthorityによるとGoogle Tensor G5はTSMC製で確定したと報告しているので簡単にまとめたいと思います。

取引データベースからマニュフェストが判明。

事前情報からもGoogleはGoogle TensorをTSMC製に切り替えるための準備を進めてきたとの話。

ただ残念なことに開発進捗が芳しくないことからもGoogle Tensor G4での切り替えは間に合わなかったみたいですが先日の情報からもGoogleは台湾の企業に対してTensor G5のサンプルを提出したと言われており今年の中頃から各種テストが開始すると予測されていました。

一方で今回の情報によると公開されている取引データベースからGoogle Tensor G5はTSMC製に切り替わることが確定したと報告しており多くのユーザーにとって待望の流れとなる可能性あり。

個人的にはちょっとよく分からないですが取引データベースにおいて企業が輸入または輸出をする場合に取引されている商品の内容や価値に種類などを明らかにする必要があります。

また適切な税額を支払うためにも輸入されるアイテムの内容や価値を明確にする必要があります。そして一部の国ではこの取引内容をデータベースでも確認できるようになっているとしています。

その上で今回海外サイトが発見したGoogle Tensor G5の出荷マニュフェストを確認するとLGAという記述がありますがこれはGoogle Tensor G5のコードネームであるLaguna Beachの省略名称としており今回のマニュフェストがGoogle Tensor G5のものであると見つけられた。

ちなみにGoogle Tensor G4のコードネームはZuma Proですが略称はZPRとしています。また今回のマニュフェストからもTSMC専用のパッケージング技術である記載も確認できます。

少なくともGoogle Tensor G5はこの時点でTSMC製であることが確定したと言える状況に。ちなみにOTP V1となっている部分はリビジョンを表しており簡単に言えば最初のバージョンです。

Google Tensor G3は最終的にV5まであったとの話なので5つ目のバージョンまで更新された。さらにNPI OPENとなっている部分は初期のサンプルを示唆しているとの話です。

またSoCの開発は16ヶ月周期であることを考えるとこの時期にテストを開始したということは事前情報通り来年の10月に登場するPixel 10シリーズの搭載が目標だと思われます。

ちょっと細かいことはよく分からないですがGoogleはGoogle Tensor G5でTSMC製に切り替え。逆に言えばGoogle Tensor G4は最後のSamsung製になる可能性が非常に高いと思います。

AI関連機能の強化がメイン。

またGoogle Tensor G5はSamsung製の16GBのパッケージオンパッケージRAMを持っている。つまりGoogle Tensor G5を搭載するPixel 10シリーズは基本共通してRAM16GBになります。

ちなみに事前情報通りであればPixel 9はRAM12GBでPixel 9 ProシリーズはRAM16GBです。なのでPixel 10シリーズで共通してRAM16GBに対応したとしても正直おかしくないです。

また実際に出るか不明ですがPixel 10aもRAM16GBに対応している可能性があることになる。やはりRAMを強化していることからもGoogle Tensor G5でTSMC製に切り替える理由はAI関連のパフォーマンスを底上げするためであってベンチマークスコアを改善するためではない。

Google Tensor G3で見ても120万点前後しかいかないことからミドルレンジ向けのSoCと批判されることがよくありますがGoogle Tensor G3の大きな強みはGoogleが実装しているAI関連機能のほとんどオフラインで処理していることでSamsungのGalaxy AIとかなり違う。

Samsungとして既存機種への拡大や将来的な有料化を優先してオンライン処理がメインかも。ただ一方で単純に全てのAI機能をオフラインで処理出来ないという可能性も十分にあります。

ちなみにSamsungは同社にとってモバイル向けとして初の3nmを採用したExynos2500の開発を進めているみたいですがAI関連部分を強化するためにGoogleから技術提供してもらう可能性もあります。

逆に言えばそれだけGoogleのAI技術は半導体部門でも進んでいる可能性があります。おそらくですがSamsungのプロセスノードや製造では消費電力や発熱の問題に加えパフォーマンス不足からもGoogleが理想としている十分なAI処理が出来ない可能性があります。

だからこそGoogleはTSMC製に切り替えることで今までのGoogle Tensorのデメリット部分をしっかり払拭した上でGoogle Tensor G5でAI機能をさらに強化したという考えているかも。

ちなみにGoogleの幹部によると2025年にはより大言語モデルをAndroidに統合することに期待していることを明らかにしておりPixel 10シリーズではGemini Nanoではなく今はオンライン処理となっているGemini Proを統合したいという狙いがあるのかもしれません。

何よりTSMC製に切り替えることでSoC自体の品質が良くなる可能性が高いので電池持ちなどスマホとしてのスペックが底上げされる可能性がありますがこれはゲームを快適にやるためではない。

少なくともAIをオフライン処理するにあたってもすぐに発熱して電池持ちが悪化するのであればGoogleとしてもなかなかアピールをしにくくなると思うのでSoCの底上げとAI強化が目的かも。

値上げされる可能性は十分にある。

まただいぶ先の話のため何とも言えませんが単純に考えれば値上げされる可能性は十分にある。おそらくGoogleは独自SoCに切り替えるにあたって少しでもコストを抑えるためにSamsungと提携した可能性がありコストの問題なのか結局のところはExynosのセミカスタマイズSoCです。

また初代から長らく問題になっている通信関連もGoogleとしてはあまりコストをかけられないのかSamsung製の5Gモデムを継続採用しており研究開発費を出来るだけカットしている可能性。

またGoogle Tensorの開発費が莫大でPixelの価格に大きく影響する可能性があることからもSamsung製のコンポーネントをより積極的に採用することで全体的にコストカットしているかも。

逆に言えばここまでしてコストカットしてきた感じですがTSMC製に切り替えることでSoCだけのコストが増加する可能性が高く主要コンポーネントのコストカットもしにくくなる可能性あり。

また5Gモデム一つとっても従来通りSamsung製を採用するのかQualcomm製に切り替えるのか不明。

仮にQualcomm製に依存していくようになるのであればコストはどんどん増加する可能性もある。何より表面的な情報だけで見ればPixel 10シリーズは現行モデルよりさらに高い可能性がある。

ましてベンチマークでそこまでのハイスコアが出ないのであれば余計に叩かれる可能性もある。ただ個人的にはGoogle Tensorに移行してから長らくネックとなっている安定性の部分が改善してくれるのであれば例え高くなったとしても問題ないと思っておりハードの品質は重要です。

また直近の情報をみるとGoogleはすでにインドでPixel 8シリーズの生産を開始した可能性。少なくとも今年の9月には初期在庫が出荷されると言われておりインド向けのみをインドで製造する流れになるのか不明ですが生産拠点が変われば懸念事項が増えることに違いはない。

その中でSoCがいつになっても不安のままではユーザはさらにPixelを嫌悪する可能性もあります。実際にどのような仕上がりになるのか不明ですがGoogle Tensor G5はかなり楽しみです。

まとめ。

今回はGoogle Tensor G5がTSMC製であることが確定したので簡単にまとめてみました。ちなみにGoogle Tensor G5のサンプルはGoogleの台湾支社が輸出していることが判明しており輸出先としては半導体ソリューションを専門とするインド企業になっていることが判明。

なので今後Googleが明らかにしているようにインド市場が重要になってくる可能性があります。

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