SonyによるとXperia Xシリーズでは市場のニーズを読み違えたことを認めており2019年に登場したXperia 1からはSony自身が作りたいものを作るとニッチ向け戦略に大きく方針転換。
ただ今年は生誕15周年記念ということもありSonyは大きく勝負をしかけてきた感じに見えます。今回はSonyがXperia 1ⅥとXperia 10Ⅵを正式発表したのでデザインやスペックについてまとめたいと思います。
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Xperia 10Ⅵを正式発表。
カラバリは3色展開となっていますがカメラがXperia 5Ⅴと似たデザインへ刷新されています。
望遠レンズがカットされたと考えれば退化ですがXperia 10Ⅴは最低限のズーム性能だった。これがメインカメラセンサーに吸収された上で画質を担保できるのであれば問題ないように感じる。
一方で気になる部分としてはコストカットのためか60Hzから改善しなかったのはかなり残念。
また5000mAhのバッテリーを搭載しており電池持ちの良さは実際に試す必要がありますが健在かも。めちゃくちゃ変わったわけではありませんがカメラデザインが変わっただけでも雰囲気が結構違う。
Xperia 1Ⅵを正式発表。
デザインを確認。
縦幅が3mmスリム化した一方で横幅が3mm程度増すと持ちやすさは大きく変わっていると思います。何より持ちやすさを決めるのは本体の厚みに重さと横幅で横幅が75mm近くになると印象が違う。
個人的には73mm程度までがギリギリ片手操作で快適に使える横幅なのでXperia 1Ⅵは厳しい。
一方で重さがほぼ変わらなかったので持ちにくくなった分Xperia 1Ⅴよりは軽く感じる可能性あり。
またXperia 1Ⅴと同じくサイドフレームにスリットを採用しており本体背面に独自コーティングが継続採用されておりXperia 1Ⅴからのデザインの拘りはとりあえず継承されている感じになります。
デザイン自体の大きな変更としてはアスペクト比の変更という感じで散々言われた縦長が終了に。
また前モデルの時と同じですがキャリアはブラックとプラチナシルバーのみの取り扱いで合計4色展開。
ディスプレイを確認。
ざっくり言えばディスプレイサイズを変えずアスペクト比だけを変更した結果デザイン刷新に。今回の発表では確認出来ませんでしたが一部噂によると4Kにアスペクト比21:9と特注のディスプレイだったためコストが非常に高く結果コストカットのために変更した可能性があります。
またXperia 1シリーズの2つ目の特徴だった表示解像度に関しても従来の4KからFHDに変更。FHDを採用するメリットとしては表示解像度が落ちるのでディスプレイの消費電力が下がる。
またアスペクト比21:9が弊害だった可能性がありますXperia 1Ⅵではディスプレイ輝度の改善。
なので単純に計算すると自動表示で1300nits前後になる可能性があり視認性は大幅に改善。またBRAVIA譲りのHDRリマスター技術を活かして新たにサンライトビジョンモードに対応。
他社で言う高輝度モードという感じだと思いますが視覚体験が特に優れていると思います。さらに可変式120Hz表示に対応しており今まで非対応だったのは表示解像度の影響だったのかも。
またスマホサイズのディスプレイで見ればFHD+で十分だと感じる人も非常に多いと思います。実用性で見れば正しい選択なのかもしれませんが今までSonyがやってきたことを否定した感じに。
またデメリットとしてはアスペクト比19.5:9になるので全てのコンテンツで余白が出来る。さらに従来は4Kで撮影した動画をそのまま本体で再生できるのもメリットでしたが不可に。
なのでアスペクト比の変更はコンテンツを最適化するという部分で見れば全てが中途半端になる。正直なところ実用性は改善したとはいえXperiaらしさという部分は全くなくなった印象です。
基礎スペックを確認。
そして搭載SOCはSnapdragon 8 Gen 3でやはり気になる部分として発熱対策です。Xperia 1Ⅵではベイパーチャンバーを搭載することでハード面で見れば大幅に強化される。
何より海外サイトのテスト結果を見るとSnapdragon 8 Gen 3はSnapdragon 8 Gen 2対比で消費電力が増加していることが判明しており結果内部温度も上昇しやすいことが判明しています。
おそらくですがXperia 1Ⅵでも従来と同じく熱制御のアルゴリズムを強化することで発熱の原因となる消費電力を抑制することが主軸ですがベイパーチャンバーを搭載することはそれだけ暴れん坊の可能性があり逆に搭載しないとパフォーマンスの持続性を維持できなかった。
ちなみにベイパーチャンバーは放熱性能を強化することで結果本体の内部を冷却する流れです。つまり放熱性能を強化するということは現行モデル対比でさらに本体を熱く感じやすい可能性。
ベイパーチャンバーの搭載=発熱しにくくなると勘違いしている人が多いので注意が必要です。
ちなみに海外サイトがバッテリーテストの結果を公開しており現行モデルに対して大幅に改善。ここまでディスプレイスペックを落とせば当たり前なのかフラッグシップの中でトップクラスに。
少なくとも電池持ちだけで見ればめちゃくちゃ進化していると判断することができます。その他IP68で生体認証は指紋認証のみで顔認証の記載がないことからもおそらく非対応の可能性。
またスピーカーは改善されているみたいなので早く実機で試してみたいかなと思っています。
カメラを確認。
最後にカメラですがカメラ部分が大きくなったとはいえ残念なことにハードの進化はない可能性。海外サイトによるとメインカメラセンサーはIMX888を継続採用しておりアピールしていた望遠はIMX650の可能性。
ただXperia 5Ⅴと同じくクロップすることで実質光学2倍のズーム撮影に新たに対応しています。また望遠も強化されており85mmは変わらずですが最大170mmと光学7.1倍のズームに対応。
現行モデルは24mmから85mmと画角差がありすぎて使いにくい部分がありましたが大幅改善。ただ一方で望遠センサーが大型化していないのであれば画質はちょっと期待出来ないかも。
また想定外だったのがテレマクロ撮影に対応したことで望遠周りを最低限進化させてきた。
少なくともズーム倍率は5つの画角をワンタップで切り替えることが可能で項目部分で写真や動画の切り替えがシンプルな上に今までつかいにくかったポートレートが新たに独立。
カメラアプリを統合した上でUIをシンプルにしたのは多くのユーザーにとって嬉しい部分。とはいえ今までやってきたことを否定している感じでiPhoneのようなカメラUIに。
さらにニーズがほぼないとも言えるCinema Proが残っているみたいでよく分からないです。一部話によると岸田体制の下で開発されたのがXperia 1Ⅴで今回からは現行体制の下で開発。
トップがαシリーズと兼任していることからもカメラをより強化した上で専門性を強化する可能性がありましたが実際には一般向けになり今までのノウハウが崩れた感じです。
むしろカメラが一番中途半端になった可能性があり他社と比較して最も見劣りする可能性。
価格と発売日
そして最後に価格を確認していきたいと思いますがdocomo/au/Softbankから発売。ただRAM12GB/ROM256GBモデルのみでauに関しては一括価格が21万4800円からです。
そしてdocomoとSoftbankに関しては執筆時点で本体価格は明らかにされていません。また直販版を確認すると執筆時点で公式ホームページにおいて価格は確認できません。
RAM16GBモデルのみカラバリはブラックとグリーンに限定されているのが注意点です。またキャリアモデルに関しては6月上旬より発売予定で直販版は5月22日より予約開始に。
そして直販版に関してはベースモデルとRAM12GB/ROM512GBモデルは6月21日より発売。ただ最上位モデルに関しては8月23日とだいぶ先の話でキャリアに忖度している可能性も。
まとめ。
もちろん実際に使ってみないと分からない良さもあると思いますがスペックだけでみればXperiaよよりもっと尖った存在が数多く存在しており全てが中途半端になったという印象。
ニッチ向けで売れないから一般向けにした感じに見え今更感が正直半端ないという感じです。何より現行シリーズが好きなユーザーと嫌いなユーザーで評価が大きく分かれると思います。
自分は前者なのでXperia 1Ⅵは今までのXperiaらしさがほぼなくなったので残念です。とりあえず色々考えても仕方ないのでまずは実機を購入してしっかりと使ってみたいと思います。
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