先日には香港版のXperia 1Ⅴを購入して開封レビューをしてみましたが、Xperiaが好きなユーザーにとっては堪らない一台になっていると思います。詳細は「Xperia 1Ⅴ 開封レビュー。ずっとこんなXperiaを待ってました」をご参照下さい。
一方で先日にはXperia 5Ⅴの香港版を購入してみましたがネットで言われている人ほど悪くない印象で、Xperiaらしさがコンパクトな筐体に上手くハマった良機種という感じです。
詳細は「Xperia 5Ⅴ 開封レビュー。シンプルで分かりやすい進化を遂げた良機種」をご参照下さい。さて今回海外の投稿フォーラムであるESATOにおいてSonyが折畳式機種に消極的な理由について投稿されていることが判明したのでまとめたいと思います。
折畳式機種に消極的な理由。
以前よりSonyは折畳式機種を開発しているとの噂がでれど実際に製品化はされていません。モバイル部門の存続は5G含めた通信関連技術の開発継続のためと言われておりモバイル部門がこれ以上冒険しない可能性があるのは仕方ないですがユーザーとしてみれば寂しくも感じるところ。
実質日本メーカーとして頑張っているSHARPにしろSonyにしろスマホこそは毎年発表しています。とはいえ純正のイヤホンやタブレットにスマートウォッチすら出す気配が全くないです。
この現状を考えると開発に莫大なコストがかかる折畳式機種にはあまり期待できない状況です。そして今回海外の投稿フォーラムに投稿されていた内容が非常に興味深いので確認しています。
前提として今回の投稿はSonyの関係者と話をした内容ですがSony全体の統一された意思ではない。あくまでも会話をした人物の個人的な意見としているので注意が必要なのでご了承下さい。
今回の投稿によると現在折りたたみ式機種を使用している70%のユーザーは次の機種を買う時に折畳式機種を選ぶことはないとしています。つまり折畳式機種のユーザーが買い替えの時にまた折畳式機種を選ぶ可能性はかなり低いとの話。
ただ一方で各社折畳式機種に力を入れており昨年でみればHonorにOppoにOnePlusなど今まで中国市場のみで販売していたメーカーがグローバルで展開するようにもなっており折畳式機種の販売台数が増えることに違いはない。
その結果従来のスマートフォンの販売台数は減少するとしていますがリピーターが増えにくい。このことからもSonyは折畳式機種にあまり積極的ではない可能性があるとされています。
今回の投稿を見ると興味深いと思う一方で一部情報によると折畳式機種を選んだユーザーは次も折畳式機種を選ぶ確率が高いとの調査結果もあり真逆の情報もあるので注意が必要です。
結局折畳式機種どうこう関係なくハマった人は次回も同系統や後継機種を選ぶ可能性が高い。安売りされていて興味本位で購入した人は次回選ばらない可能性がありますが価格関係なく自分で吟味して購入したユーザーは次回も購入する可能性があるのではと個人的には思います。
Sony内部で実際にはどのような意見が多いのか不明で開発しているかどうかも不明です。一方悪く言えば市場データを元に開発しない理由を探しているだけのようにも見えてしまいます。
Appleも消極的。
ちなみにAppleも市場データから折畳式機種の導入に消極的になっているとも言われています。何より品質を求めるAppleが新しいカテゴリーの製品を出す場合に開発期間はかなり長めです。
事前情報からも早くて2026年以降になると言われている中でそれまでに市場がどうなっているのか。またAppleは先日にVision Proをアメリカで発売しており流れが変わる可能性があります。
現状だとMacやiPadと競合するような製品ですがいずれiPhoneの機能も取り込むなら話が違う。Appleの場合は折畳式機種どうこうの前にVision ProがiPhoneに取って代わる可能性もある。
ちなみにだいぶ前からAppleは折畳式機種用のヒンジの開発に着手しているとの噂があります。またその時の情報で見ればサプライヤーはMacBookのヒンジを開発/製造しているメーカーとの話。
そして直近の情報によると韓国からの情報としてApple初の折畳式機種は2026年もしくは2027年になる可能性がありメインディスプレイは7インチから8インチ程度になるとの予測。
ただスペックや特徴は確定していませんがiPad miniの代わりになる可能性があるとの予測。ここで注意点としてAppleが開発している折畳式機種はスマホではない可能性が高いです。
少なくともSamsungとLGが6インチと7インチのフレキシブルディスプレイをAppleに提供。ただAppleとしてはもっと大きなディスプレイサイズにしたいと計画しているみたいです。
ちなみに今回の情報とは別にSamsung Displayは以前Appleよりフレキシブルディスプレイの開発依頼を受けていることを明らかにしていますがSamsungがAppleの求める品質に及ばない。
なので開発にかなり苦労していることを明らかにしており逆に言えばSamsungの開発次第です。あくまでも今回の情報によるとSamsungとLGに試作品の製造を依頼したみたいですが通常のディスプレイならまだしもフレキシブルディスプレイとなればLGはノウハウが足りない。
一方でSamsungはUTG含めて圧倒的なノウハウを所持しておりシェアも圧倒的1位の状態です。ある意味失敗が許されないという状況で見ればSamsungがサプライヤーに選ばれる可能性。
そしてiPhoneと同じようにいずれLGやBOEに一部ディスプレイの製造を委託するのかも。何よりAppleはSamsungに対して折り目がつかないディスプレイを要求しているとの話です。
ただ折畳式機種のディスプレイのシワや折り目はディスプレイだけの問題ではなくヒンジも重要。Galaxy Zシリーズを見ると中華系より折り目がはっきりしているのでヒンジが不十分の可能性。
Oppo Find N3などは現状世界で最も折り目が目立ちにくい機種と言われておりUTGを採用。つまりディスプレイの品質に大きな差がないと考えた場合に差があるのはヒンジです。
結局は今後Appleが折り目がつきにくいヒンジを開発しつつSamsungが合わせてディスプレイを開発できるかが重要でAppleとしても手探りだからこそiPadから始めるのかもしれません。
最初にiPhoneではないことを考えると品質を担保した状態で折畳式機種にするのは難しいのかも。
一定ラインを超えるべき。
Appleは折畳式機種にあまり積極的ではないとされながらも開発中の噂は出てきます。現状の流れを見ているとiPad mini程度の小型ディスプレイをまず折畳式機種に変更。
それが上手くいけば今度はMacBookを折畳式機種仕様に変更するとの噂もあり直近の情報では20インチ前後の折畳式機種になり折り畳んだ時には10インチ程度の小型MacBookに。
おそらくその次にiPhoneの折畳式機種版が出てくるかという感じでまだまだ先の話です。逆に言えばAppleが今後折畳式機種市場に参入してくるのか定かではないにしろ市場参入までまだ猶予期間があるため今のうちにどれだけ折畳式機種を成熟させることができるかが重要です。
ただ今回の投稿にあったようにSonyは折畳式機種にあまり積極的ではない可能性が高い。現行シリーズは好きな人にとことん好きになってもらえるようにというコンセプトを採用。
カメラにしろディスプレイにしろオーディオにしろ拘りを持った人をターゲットにしています。つまり拘りの部分が分かりにくく一般層からすればただ高いスマホにしか見えないかも。
またXperia 5シリーズに関しては20代など若年層を意識したマーケティングに見えます。ただ言い方が悪いですがカメラセンサーの数=カメラの強さだと認識している層にどんなにアプローチしたところでカメラが劣化したと批判されるだけで意味がないように感じる。
なので仮に導入するのであればXperia PROシリーズから出すのが一番わかりやすいです。一般層をターゲットにしていないことをより分かりやすく明確化させた上でSonyの技術が好きな人でさらに折畳式機種に興味を持ってもらえるようにアプローチするのが分かりやすい。
また価格などは考えず台数限定でもいいので欲しい人が欲しいと思える仕様にした方がいいです。特に日本市場はその意識が強いのかもしれませんが正直すぐにコスパ視点で判断されることが多い。
ただVision Proで見るとコスパがいいとか騒いでいる人がほぼ見かけないという感じです。なので逆に言えば一定の価格を超えるとコスパ視点で判断する人がいなくなるのでそうすればいい。
そうなった時にSonyが本当に届けたいユーザーの元に製品を届けられるようになると思います。個人的には折畳式機種を出して欲しいところですが過度の期待はできず何よりXperia PROからまず何か出してほしいところでどうせ20万円を超えるなら30万円クラスを出してほしい。
まとめ。
今回はSonyが折畳式機種にあまり積極的ではない理由について出てきたのでまとめてみました。今後どうなるのか不明ですがまずはXperia PROシリーズとXperia 1シリーズを区別化するべき。
その上で高くてもユーザーが本当に欲しいと思えるXperiaを開発してほしいところです。
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